「仕事で海外出張に行くことになった」「英語が話せるようになって、外国人の友達を作りたいな」英会話を始めようと思う理由は人それぞれですが、初心者の方が英会話を勉強するには何から始めれば良いのでしょうか。
英会話スクールや参考書など世の中にはたくさんの英語学習法がありますが、コツを抑えて勉強に取り組めば、効率的に英語力を上達させることができます。
ここでは英語学習を始める前に知っておきたい心構えや英会話力をアップさせるためのコツについて、詳しくご紹介します。
それでは、次の日本語を英語で言ってみましょう。
「今日は天気が良いね。」
「今日は」と文が始まっていますが、”Today is…”としてしまってはNGです。「天気は”It”を使って表す」という文法を使って、正しくは
“It’s sunny today.”
となります。
英語を話す時は、常に「主語は何か?」ということを意識しておくのがポイントです。
リスニングは、2つの段階に分けて勉強するのがおすすめです。英語には子音が連結するという、日本語とは異なる特徴があります。まずは単語同士がどのように連結して聞こえるのかパターンを抑えておき、次にリスニングの練習を行うようにしましょう。
音の連結について、まずは次の例文を見てみましょう。
この英文をネイティブが発音すると、「ゲラウラヒァ」となり、「ゲット アウト オブ ヒア」と日本語のように一語ずつ区切っての発音は行われません。この英文を文字で読めば意味を理解できても、音だけで聞くと「今なんて言ったの?」と聞き取れない方もいるのではないでしょうか。このような音の連結は英語特有の発音方法で、Getのt(子音)とoutのo(母音)が連結して「ト+ア」が「ラ」と発音されるため、このような読み方になります。
引き続き、子音が連結する例を見てみましょう。
この英文は、「スタップ イット」ではなく、子音のpと母音のiが連結し、tが消えて「スタッピッ」と発音されます。
このように子音と母音が連結するパターンや子音同士が連結するパターン、消音になるパターンなどありますが、音の連結する法則を押さえておくと、リスニングがとても楽になります。連結のパターンは全部で30くらいとそれほど多くないので、まずはそれらを確認しておきましょう。「英語 連結 法則」といったキーワードで検索してみてください。
英語の連結パターンを押さえたら、次にリスニングを行っていきます。リスニングに使う教材は、ある程度まとまった英文に対し必ず和文がついているものを選んでください。まずは和文を見ないで聞き取りを行ってみましょう。ここで、時間の取れる方は書き取りを行ってみるのがおすすめです。聞き取れた部分だけで構いませんので、どのように聞こえたかを書き取っていきましょう。その後、書いた英文と実際の英文とを比べてみてください。書けなかったところが聞き取れなかったところですから、どんなところが正しく聞き取れなかったか、原因を確認することができます。原因が分かったら、次のように対策していきましょう。
たくさんの英語を聞いて和訳と照らし合わせて、知らない単語に印をつけ覚えるということを繰り返し、リスニングの勉強を行っていきましょう。
英語はポイントを押さえることで、効率的に勉強することができます。まずは中学英語の文法をマスターし、音の連結パターンを確認して英語の発音に慣れていきましょう。スクールへ通うときは、それだけを軸にするのではなく、自宅で勉強したことを試す場としてとらえ上手に活用するようにしましょう。間違いを気にせず会話を楽しむことが、英会話力を上達させる近道になります。