海外留学に行く前に入っておきたい海外留学保険。でも、「保険会社がたくさんあって、どこの留学保険にしたらいいかわからない!」という人も多いはず。ひと口に、海外留学保険といっても、会社ごとに補償範囲やサービスに違いがあります。価格も、選ぶ会社で大きく違います。
三井住友海上は多くの留学保険で対象外の緊急歯科治療や、既往症の緊急治療にも対応しています。ここでは、三井住友海上の海外留学保険を詳しくご紹介します。
【留学生専用特約】
留学生賠償責任:他人に怪我をさせたり、損害を与えたりして法律上の賠償責任を負った場合の賠償費用
留学生生活動産損害:宿泊施設または居住施設内の家財や、携行品が壊れたり、盗難の被害に遭った場合の損害費用
留学継続費用:留学費を負担する扶養者が不慮の事故で、死亡または重度後遺障害になった場合に、留学を継続するための費用
留学先でアパートや家を借りて住んで家で事故が起きた場合、旅行中の宿泊先ではなく「住居」とみなされるため、海外旅行保険の「賠償責任」「携行品損害」では補償されません。そのため、「留学生賠償責任」「留学生生活動産損害」の特約を付ける必要があります。ホームステイや寮の場合は、ホテルと同様に旅行中の宿泊先とみなされます。
三井住友海上の実際のプランと保険料の例を見てみましょう。
【エコノミープラン・MR5】
傷害死亡:100万円
傷害後遺障害:100万円
治療・救援費用:1,000万円
疾病死亡:100万円
賠償責任:5,000万円
携行品損害:50万円
6ヶ月:201,320円
9か月:315,860円
1年:430,990円
2年:861,990円
※出発時29歳以下のプラン
「MR5」はエコノミープランの中では補償額が高いプランですが、他社に比べかなり補償額が低いです。死亡や後遺障害は100万円ですし、賠償責任も5000万円です。賠償責任は、海外では高額になる可能性があるので1億円以上の補償がついているのが一般的で、無制限の補償の会社も多いです。最低限の保障はありますが、万が一のことが起きた場合に足りるか不安になる金額です。
補償金額は少ないですが、保険料は他社に比べかなり割高です。他社のプランも比較して検討してみましょう。
三井住友海上の海外留学保険は最寄りの代理店から加入できます。ネット上で受付している代理店あり、メールなどで問い合わせが可能です。見積もり後、書類作成し郵送して申込をします。
短期の「ネットde保険@とらべる」は、ネットで申し込みできます。
三井住友海上の海外留学保険は、他社に比べ補償範囲が広く、歯科治療や既往症にも対応しています。しかし、提供しているプランの補償金額がかなり低いので、注意が必要です。
また、保険料も他社に比べかなり割高です。留学はなにかと費用がかかるので、万が一しか使うことがない保険は、必要な補償を抑えつつ費用も安くしたいものです。
他社の補償や金額なども比べながら、ベストな保険を選びましょう。