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海外留学保険のおすすめは?【三井住友海上の海外留学保険】

海外留学に行く前に入っておきたい海外留学保険。でも、「保険会社がたくさんあって、どこの留学保険にしたらいいかわからない!」という人も多いはず。ひと口に、海外留学保険といっても、会社ごとに補償範囲やサービスに違いがあります。価格も、選ぶ会社で大きく違います。

三井住友海上は多くの留学保険で対象外の緊急歯科治療や、既往症の緊急治療にも対応しています。ここでは、三井住友海上の海外留学保険を詳しくご紹介します。

目次

三井住友海上の海外留学保険

三井住友海上の留学保険「STUDY ABROAD」は、保険期間が3ヶ月以上、最長2年までの保険です。エコノミープランと、必要な補償を組み合わせることができるオーダーメイドプランがあります。

申込期間は2年までですが、当初の保険期間の最大2倍まで延長が可能です。ただし、保険会社の判断で延長ができない場合もあるので注意が必要です。

3ヶ月以内(92日まで)の短期留学は、海外旅行保険に加入します。短期でも書類で申しこむタイプの従来の海外旅行保険もありますが、オンラインで申し込む「ネットde保険@とらべる」が、安くてサービスが手厚いためおすすめです。ただし、この保険は、留学生向けの特約は付けることができません。

ここでは、主に長期向けの海外留学保険「STUDY ABROAD」についておすすめポイントや、補償内容、保険料など項目ごとに詳しく解説します。

三井住友海上のおすすめポイント

三井住友海上の留学保険のおすすめポイントは、補償内容の幅広さです。

多くの留学保険では歯科治療が保障対象外ですが、三井住友海上は緊急の歯科治療の治療費の補償も付けることができます。海外では医療費と同様、歯科治療の費用も高額になることがあるため、補償があると安心です。

また、既往症の応急処置が必要になった場合の治療費や救援費用の補償も特約で付けることができます。多くの留学保険では、既往症は補償対象外すし、既往症がある場合保険に入れない会社もあるため、この点はおすすめです。

その他にも、テロ等で飛行機に乗れなかった場合等の補償や、被害事故の弁護士費用なども付けることができます。特にヨーロッパでテロが頻発しているので、イギリスなどヨーロッパ留学を考えている方におすすめです。

充実したサポート

三井住友海上は、あいおいニッセイ同和と同じ大手のMS&ADインシュアランスグループの一員です。MS&ADインシュアランスグループは、「三大メガ損保」のひとつです。大手のネットワークを生かして、充実したサポートを受けることができます。

三井住友海上ライン

万が一のトラブルの際の電話対応は、24時間年中無休です。もちろん日本語で、最寄りの病院なども紹介してくれます。

キャッシュレス・メディカルサービス

提携病院で怪我や病気の治療を受けた場合に、病院の窓口での支払いが不要になるサービスです。三井住友海上が直接病院に保険金から治療費を支払います。

海外では、医療費が高額で、後で保険金が出ることがわかっていても高額の費用を用意することが難しい場合もあります。そのような場合に助かるサービスです。

スーツケース修理・回収お届けサービス

保険事故でスーツケースが破損した場合、修理代金を三井住友海上が直接業者に支払ってくれるサービスです。電話一本で、スーツケースの回収から修理までを手配してくれます。ただし、このサービスは帰国後に日本国内のみで受けられるサービスです。

緊急医療アシスタンスサービス

怪我や病気などで、病院や日本への緊急搬送が必要な場合に、提携先のアシスタンス会社がサポートしてくれます。

5カ国語対応の付保証明書発行サービス

付保証明書(保険加入証明書)は、5カ国語で発行可能です。対応している言語は、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語です。

三井住友海上のデメリット

三井住友海上のデメリットは、全体的に補償金額が低く、かつ保険料がかなり割高だということです。

エコノミープランにむくまれる補償金額は、他社と比べるとかなり低いです。万が一の場合に、必要な費用をカバーしきれない可能性があります。

保険料も他社に比べ年間で10~20万円程度高いです。大手でサポートがしっかりしていることを考えても、高すぎるのでは?と思ってしまう金額です。

ただし、短期向けの「ネットde保険@とらべる」は、ネット専用のため他社とくらべても同じか安いくらいです。

補償内容

三井住友海上の海外留学保険で補償される内容は以下の項目です。

【基本補償】

死亡(傷害・疾病):旅行中の病気や怪我で死亡した場合の補償

傷害後遺障害:旅行中の怪我で後遺障害になってしまった場合の補償

治療費用(傷害・疾病):旅行中の怪我や病気でかかった費用

※特約をつければ旅行前にかかった病気でも、症状が急に悪化した場合の緊急処置は補償されます。

緊急歯科治療費用:急に歯が痛むなど、緊急で歯科治療が必要になった場合の費用

救援費用:旅行中の怪我や病気で3日以上入院して、家族がかけつけた場合の交通費や宿泊費等の費用

賠償責任:他人の物を壊したり、怪我をさせてしまったりして法律上の賠償責任を負った場合の賠償費用

携行品損害:旅行中に携行品を盗まれた場合の損害費用

航空機寄託手荷物遅延費用:航空会社に預けた荷物が到着せず、日用品などを購入した場合の費用

弁護士費用等:被害事故に遭って弁護士に訴訟を依頼した場合の費用等

テロ等対応費用:テロが原因で飛行機が欠航して別途交通費や宿泊費などがかかった場合の費用

航空機遅延費用:飛行機が欠航または遅延(6時間以上)した場合の宿泊などの費用

航空機寄託手荷物遅延等費用:航空会社に預けた手荷物が届かず、衣料品や日用品などを購入した場合の費用

【オプション補償】

自動車運転者損害責任:レンタカー使用中の事故で損害賠償責任を負った場合の費用

※自己所有の車は対象外です。

緊急一時帰国費用:近い親族が死亡、または危篤で一時帰国した場合の費用

旅行変更費用:怪我や病気で旅行をキャンセルまたは、途中帰国することになった場合の費用

※3ヶ月以内のみ適用可能。

【留学生専用特約】

留学生賠償責任:他人に怪我をさせたり、損害を与えたりして法律上の賠償責任を負った場合の賠償費用

留学生生活動産損害:宿泊施設または居住施設内の家財や、携行品が壊れたり、盗難の被害に遭った場合の損害費用

留学継続費用:留学費を負担する扶養者が不慮の事故で、死亡または重度後遺障害になった場合に、留学を継続するための費用

留学先でアパートや家を借りて住んで家で事故が起きた場合、旅行中の宿泊先ではなく「住居」とみなされるため、海外旅行保険の「賠償責任」「携行品損害」では補償されません。そのため、「留学生賠償責任」「留学生生活動産損害」の特約を付ける必要があります。ホームステイや寮の場合は、ホテルと同様に旅行中の宿泊先とみなされます。

保険プランと保険料

三井住友海上の実際のプランと保険料の例を見てみましょう。

【エコノミープラン・MR5】

傷害死亡:100万円

傷害後遺障害:100万円

治療・救援費用:1,000万円

疾病死亡:100万円

賠償責任:5,000万円

携行品損害:50万円

6ヶ月:201,320円

9か月:315,860円

1年:430,990円

2年:861,990円

※出発時29歳以下のプラン

「MR5」はエコノミープランの中では補償額が高いプランですが、他社に比べかなり補償額が低いです。死亡や後遺障害は100万円ですし、賠償責任も5000万円です。賠償責任は、海外では高額になる可能性があるので1億円以上の補償がついているのが一般的で、無制限の補償の会社も多いです。最低限の保障はありますが、万が一のことが起きた場合に足りるか不安になる金額です。

補償金額は少ないですが、保険料は他社に比べかなり割高です。他社のプランも比較して検討してみましょう。

申し込み方法

三井住友海上の海外留学保険は最寄りの代理店から加入できます。ネット上で受付している代理店あり、メールなどで問い合わせが可能です。見積もり後、書類作成し郵送して申込をします。

短期の「ネットde保険@とらべる」は、ネットで申し込みできます。

まとめ

三井住友海上の海外留学保険は、他社に比べ補償範囲が広く、歯科治療や既往症にも対応しています。しかし、提供しているプランの補償金額がかなり低いので、注意が必要です。

また、保険料も他社に比べかなり割高です。留学はなにかと費用がかかるので、万が一しか使うことがない保険は、必要な補償を抑えつつ費用も安くしたいものです。

他社の補償や金額なども比べながら、ベストな保険を選びましょう。

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