留学をしたいけれど、資金があまりない!という人におすすめなのがフィジー留学です。オーストラリアやニュージーランドの近くにある南国の島国ですが、留学費用は欧米の3分の1。英語が公用語で治安もよいので、ひそかな人気です。
フィジーという名前はきいたことがあるけど、国についてよく知らないという人が多いのではないでしょうか?そこで、フィジーの留学情報を詳しくご紹介します。留学費用、ビザ、生活情報についても解説します。
留学をしたいけれど、資金があまりない!という人におすすめなのがフィジー留学です。オーストラリアやニュージーランドの近くにある南国の島国ですが、留学費用は欧米の3分の1。英語が公用語で治安もよいので、ひそかな人気です。
フィジーという名前はきいたことがあるけど、国についてよく知らないという人が多いのではないでしょうか?そこで、フィジーの留学情報を詳しくご紹介します。留学費用、ビザ、生活情報についても解説します。
フィジーって聞いたことがあるけど、そもそもどこにあるの?どんな国?という人が多いのではないでしょうか。そこで、まずフィジーの国について基本情報や、その魅力などを見てみましょう。
フィジーは南半球のオセアニアにある小さな島国です。オーストラリアの東にあり、ニュージーランドから見ると北にあります。日本からは7,000kmほど離れています。日本との時差は3時間で、日本より3時間すすんでいます。
フィジーの総面積は約18,000平方キロメートル。日本でいうと四国くらいの大きさです。四国の大きさに島が約330個!と考えると、それぞれの島がかなり小さいのがわかりますよね。
人口は約88万人(2013年)。日本でいうと熊本県の熊本市や、静岡県の浜松市より少し多いくらいです。国全体で、日本の都市より人口が少ない本当に小さな国です。
一番有名な島は、首都のスバとナンディ国際空港があるビチレブ島です。オセアニアなどから多くの観光客が訪れるためリゾート地になっています。ビチレブ島の人口は約13万人で、2日間あれば車で一周できてしまうくらいの島です。
もともとはオーストラリアやニュージーランドと同じくイギリスの植民地で、イギリス連邦に加盟しています。そのため、公用語は英語で、新聞や標識など公的なものは基本的に英語で、どこでも英語が通じます。地元の人は、フィジー系の人同士がフィジー語、インド系の人同士はヒンドゥ語などそれぞれの言葉を話します。
フィジーの国民の約半数がもともとフィジーにいたフィジー系住民で、残りの半数弱がインド系移民の子孫たちです。それ以外で約5%程度、ヨーロッパ系や華人などインド以外のアジア系住民も暮しています。
インド系移民はイギリス統治時代に、サトウキビのプランテーションの働き手として連れてこられました。イギリス統治が終わってからも、フィジーの住みやすさに多くのインド系住民がフィジーに残ったそうです。今も、サトウキビのプランテーションは盛んでフィジーの主要産業のひとつです。
フィジー留学の最大の魅力は物価の安さです。物価が安いため、学費や生活費など留学の費用を大幅に抑えることができます。
費用はアメリカやイギリスなどに留学した場合の3分の1程度です。費用が安く抑えられる分、留学期間を長くすることもできますし、費用が高くて諦めていた人も留学することができます。オーストラリアやニュージーランドからも近いので、フィジーで英語を学んでからワーキングホリデーをする2カ国留学をする人も多くいます。
費用は安いけれど、環境は最高です。青い海、白い砂浜と美しい自然があるフィジーは、多くの観光客が訪れる人気のリゾート地です。旅行がてらフィジーへ行って、自然を楽しみながら英語を学ぶということもおすすめです。
フィジーの人はフレンドリーな人が多く、気軽に現地の人と交流できるのもフィジー留学の魅力です。日本とは時間感覚が違い、仕事もゆっくりする人が多いです。カルチャーショックを受けるかもしれませんが、異文化に触れて国際感覚を身につける機会になります。
留学の準備で気になるのが費用ですよね。フィジー留学の費用はどれくらいかかるのでしょうか?相場を見てみましょう。あわせて、必要なビザについても解説します。
フィジーに1ヶ月留学した場合の費用は25~40万円くらいです。長期になればなるほど、1ヶ月あたりの費用は安く抑えられます。3ヶ月で、40~60万円、半年で70~100万円、1年間で120~250万円程度が留学費用の目安です。
費用のなかで割合が高いのが渡航費で、10~15万円程度です。学費は、滞在費込で1ヶ月12~18万円程度です。留学の期間や滞在方法によって多少費用が変わります。複数人で使う部屋より1人部屋が高く、ホームステイだとさらに少し費用がかかります。
生活費は1ヶ月2~4万円程度です。物価が安いことと、語学学校の費用に朝食と夕食が含まれていることが多いことでかなり生活費もかなり安く抑えることができます。
これくらいの金額があれば昼は毎日外食できますし、映画を見に行ったり、ビーチで遊んだりなど楽しみながら暮らすことができます。費用を気にせず、現地を満喫して思い出をたくさん作ることができるのも、フィジー留学の魅力です。
フィジー留学に必要なビザは滞在期間で違います。
・14泊以内:ビザ不要
・15~83泊:短期学生ビザ
・84泊以上:長期学生ビザ
14泊以内の短期留学であればビザは不要です。15泊以上は、期間に応じてビザが必要です。
ビザの申請料は入国1度限り有効の「シングルビザ」か、期間中何度でも出入国できる「マルチプルビザ」かで、金額が変わります。
・シングルビザ:96フィジードル(約5,100円)
・マルチビザ:190フィジードル(約10,300円)
途中で日本に帰国予定がある人や、近隣諸国へ観光に行く予定がある場合はマルチビザを申請します。
短期学生ビザはフィジー入国後に申請します。短期学生ビザの申請に必要な書類は、パスポートのコピーと帰国便のEチケットのコピーが必要です。短期ビザから長期ビザへの変更は、認められる場合もあります。可能性がある場合は、事前に学校や留学エージェントなどに相談しましょう。
長期学生ビザは事前の申請が必要で、取得までに1ヶ月以上かかります。早めに申請しましょう。必要な書類も短期より多くなります。
申請に必要な書類
・パスポートのコピー(滞在期間+6ヶ月以上の有効期間があるもの)
・申請用紙
・健康診断書(申請用紙にあるもの)
・犯罪経歴証明書
・戸籍謄本(原本と英訳)
・航空券(Eチケット)のコピー
・証明写真2枚(パスポートサイズ)
・入学許可書(または、現地保証人のレター)
・申請料
尚、ビザに関する情報は予告なく変更になることもあります。ご自身で最新の情報を確認するようにしましょう。
「フィジー留学は安いけど現地での生活はどうなの?」と、「治安は大丈夫?」と不安を感じている人も少なくないと思います。現地の治安など生活情報も確認してみましょう。
フィジーは常夏の島で、年間平均気温が30℃前後です。1日の気温差も10℃程度で快適に過ごすことができます。
季節は雨季と乾季があり、雨季は12~4月、乾季は5月から11月です。雨季も1日中雨というわけではありません。乾季は魚が少し少なくなるため、ダイビングには不向きです。
フィジーの生活で何と言っても気になるのが治安ですよね。実は、フィジーの治安は比較的良いといわれています。
銃やドラッグも禁止されていることや、反社会的勢力がいないため凶悪事件が起こりにくい環境です。また、小さな島が多く周囲に知り合いが多いため、昔の日本の村のような環境で助け合って生きています。さらに、温暖な気候で、自然が豊かなので食べ物に困ることがないため、貧困で犯罪をしてしまうということもありません。
とはいえ、犯罪が全くないというわけではありません。夜道を女性が一人で歩くのは危険ですし、観光客を狙ったスリなど軽微な犯罪はあります。現金は必要最低限しか持たず、財布もとられにくいところに入れるなど自己防衛は必要です。パスポートも、街を歩く時はコピーしか持ち歩かないなどトラブルに巻き込まれないよう対策をしましょう。
フィジーの物価は全体的に日本より安いため、食費や生活費は安く抑えることができます。特に、地元で採れた野菜や魚などは安く手に入ります。飲み物も安く、コーラは1缶40円程度、ビールはスーパーで買うと1本75円程度です。
外食しても1食250~500円程度です。パスタは少し高いですがそれでも1,000~1,500円程度と日本と変わらない値段で食べることができます。このため、昼食は毎回外食ですませてしまう人も多いです。
交通費も、日本に比べかなり格安です。バスは数十円程度からですし、タクシーは初乗り100円以下です。
全体的に物価が安いですが、フィジーは島国なので、一部輸入品は高くなる傾向があります。魚なども周辺で採れた物と、輸入品ではかなり価格の差があります。
フィジーの水道水は基本的には飲めます。ただし、日本ほど高品質ではないので、体調がすぐれない場合はミネラルウォーターを飲んだ方が無難です。ミネラルウォーターは、世界的に有名なFIJI WATERがあります。アメリカなどを中心に輸出され、フィジーの輸出品の約2割を占める名産品です。
シャワーは基本的に水を使います。普段温かいので慣れれば水でも問題ありません。寒い日はお湯を沸かして使います。トイレも、ほとんどが水洗です。
フィジーの人気のアクティビティーはなんといってもマリーンスポーツです。ダイビングやシュノーケリング、サーフィンなどが人気です。海が苦手な人はゴルフや乗馬、釣りなどもおすすめです!また、日本のテレビなどでも紹介されて人気の泥温泉などもあります。
海外に行く際に気を付けたいのが、コンセントと電圧です。フィジーの電気は240V、50Hzで、コンセントはO型です。日本のコンセントは直接さすことができないので、ハの字型の変換プラグを用意しましょう。
変圧器もフィジーで購入することができません。日本から持ち込む家電の対応電圧を確認して、必要であれば変圧器も持参しましょう。
格安で英語留学をしたいなら、フィジーがおすすめです。気さくでフレンドリーな人が多く、地元の人たちとの交流ができるのもフィジーの魅力です。特に、常夏できれいな海があるので、マリーンスポーツが好きな人は、リゾート気分が味わえて英語も学べるのでおすすめです。
一度来ると、帰りたくなくなってしまうひとも多いのがフィジーです。もちろん、日本ほど設備が整っていないなど不便な部分もありますが、それも異文化体験だと思って楽しめたらいいですね。
長期留学の場合は、ビザの申請に時間がかかるので、最低でも3~4か月前から準備を始めましょう。