日本から近く、格安で英語留学ができることで人気のフィリピン。英語が公用語で、賃金が安いためマンツーマンのレッスンを受けられ、留学の費用対効果が高いといわれています。
フィリピンは、発展中の国のため日本と違うことも多くあるので、行ってから「知らなかった…」と驚かないように留学する前に、フィリピンについて知っておく必要があります。ここでは、最低限抑えておきたい、フィリピンの基本情報や、生活の情報などをご紹介します。
日本から近く、格安で英語留学ができることで人気のフィリピン。英語が公用語で、賃金が安いためマンツーマンのレッスンを受けられ、留学の費用対効果が高いといわれています。
フィリピンは、発展中の国のため日本と違うことも多くあるので、行ってから「知らなかった…」と驚かないように留学する前に、フィリピンについて知っておく必要があります。ここでは、最低限抑えておきたい、フィリピンの基本情報や、生活の情報などをご紹介します。
フィリピンの人口など基本的な情報を見てみましょう。
・首都:マニラ
・電圧:110/220V
・プラグ:日本と同じAタイプ
・人口:約1億98万人(2015年の国勢調査)、うちマニラが約1288万人
・面積:約30万㎢
・通貨:フィリピンペソ、センタボ
・民族:マレー系、中国系など
・公用語:フィリピン語と英語(国語はフィリピン語で、島が多く80以上の言語が存在する)
・政治:立憲共和制
・宗教:キリスト教国(約83%がカトリックで、10%がその他のキリスト教、5%がイスラム教)
気候や、治安、医療制度など、フィリピン留学で知っておきたい生活情報を確認しましょう。
熱帯性モンスーン気候のフィリピンは常夏で高温多湿です。バギオなど高地にある街以外は、年中温かく、平均気温が25℃程度で、30℃を超える日もあります。
服装は年中半袖に短パン、ビーチサンダルでOKです。授業も、その状態で受けられますが、建物内はクーラーがかなり強く寒く感じる場合も多いかもしれません。羽織るものを用意したほうがよいでしょう。
4~11月が雨季で雨が多い時期で、ほぼ毎日スコールがふります。スコールは級に降るのでおりたたみ傘などがあると便利です。それ以外が乾季ですが、乾季にもスコールは結構な頻度であります。
公用語はフィリピン語と英語です。フィリピンは島が多く集まった国なので、それぞれの島で言語が異なり細かく分けると170以上の言葉があります。そのため、共通に話す言語として英語が多く使われていて、ほぼ全土で英語が通じます。実は、英語で話す人口は世界第3位で、アメリカやイギリスに続いて英語が多く話されている国です。
フィリピン語は、首都のマニラ周辺で使われるタガログ語をもとにつくられた公用語です。その他にも、中国語やスペイン語を話す人々もいるので様々な言葉が使われている国です。
フィリピンは車が多く、道路の舗装がしっかりしていないため街中の空気はあまりよくありません。特に、マニラは砂埃がひどいことがあります。
どうしても気になる人は、クラークという街に留学することをおすすめします。クラークは車が少なく、他の地域に比べかなり空気が良い街です。
フィリピンの料理で多いのはBBQのような炭焼きです。肉や魚などを炭で焼いて食べます。野菜は生よりも、炒めたり蒸したりして、火を通して食べるのが多いです。全体的に味が濃いので、毎日食べるのはきついと感じるかもしれません。
学校の寮に住んでいる場合、食堂で食事を提供される場合も多いです。フィリピンでは韓国人がオーナーの語学学校が多く、その場合ビビンバ、トッポギなど韓国料理が多いです。韓国料理は、比較的日本人の好みに近いので、食べやすいと思います。
フィリピンの特産といえばマンゴーでとても安く売られています。日本では高級フルーツですが、1個200円程度で食べられます。
フィリピンでは水道水等の生水は飲めません。ペットボトルの飲料水を購入して飲みましょう。
現地の人は大丈夫でも、日本人が飲むと腹痛や下痢の原因になります。現地で提供されている氷も、生水でつくられているものもあるので注意が必要です。特に白く濁った氷は、生水を使っている可能性が高いので注意が必要です。
学校では、ウォーターサーバーが用意されているので、水の心配はありません。基本的には歯磨き程度であれば、水道水でも大丈夫ですが、お腹が弱く気になる場合はミネラルウォーターを使いましょう。
シャワーは、ホテルなどではお湯が出てこないこともよくあります。学校では、問題ないところも多いようですが、みんなが多く使う時間になるとお湯が出ない場合もあります。日本のように整った環境ではないので、多少の不便は感じるかもしれません。
フィリピンの病院は、やはり日本に比べると医療は整っていません。しかし、風邪など一般的な症状であれば、ほとんど問題ありません。マニラやセブ島にはジャパニーズヘルプデスクがあり、通訳の日本人が常勤しています。病院へ行く時は、そちらで相談しましょう。
フィリピンで留学生が移動する場合はタクシーがおすすめです。初乗りは100円程度で日本に比べればかなり安いですし、安全です。数人で使えば、一人当たりの移動費はかなり安くすみます。ただし、クラークはメーターなしの白タクしかなく、1回の移動で1000円程度かかります。
安く乗れるのはジプニーです。日本のバスのようなもので、地元の人たちが多く使います。ただ、行き先がバスに表示されていないなど、慣れるまで使うのが難しいかもしれません。また、特に夜など治安が良くない場合もあるのでできればタクシーを使ったほうがよいでしょう。
フィリピンのトイレは日本と同様、洋式トイレが多く普及しています。田舎などでは一部、和式のようなしゃがむトイレがある場合もあります。
学校やホテルなどではトイレットペーパーが用意されていますが、街へ行くとない場合も多いです。出かける際は、ティッシュを携帯しましょう。
フィリピンではトイレの水圧がそれほど強くないため、紙は便器に流すことができません。横にゴミ箱があるのでそこに入れます。
フィリピンの治安はそれほど悪くありません。マニラには治安が良くない地域もあるので、心配な人は避けたほうがよいかもしれません。
治安がとてもいい場所に留学したい場合は、クラーク経済特区内がおすすめです。経済特区内に入るためにはセキュリティーガードを通らなければならないため、誰でも簡単に入れる場所ではありません。その分、治安が他の地域よりよい場所です。
フィリピンは、全体的に治安はいいほうですが、もちろんスリや置引などはあるので注意が必要です。犯罪にあわないためには、派手な服装をしたり、高そうなものを持ち歩かないようにしたりするなど普段から気をつけることが大切です。できるだけ、現地の人の服装に近づけて目立たないようにするのが一番です。もちろん、夜の一人歩きなどもやめましょう。
フィリピンでもセブやマニラなど都市部ではWi-Fiを使える場所があります。ただし、途中で途切れたり、速度が遅いことが多いです。安定した環境で使いたい場合は、ネットカフェを使いましょう。
留学で切っても切り離せないのがお金です。フィリピンのお金について確認しておきましょう。
フィリピンの通貨単位は「ペソ」です。紙幣は20、50、100、200、500、1000ペソの6種類で、コインは25セント、1、5、10ペソの4種類です。
500ペソ、1000ペソは、できるだけ小さな紙幣に崩して持った方がよいです。大きな紙幣を出すと、お金を持っている人と思われて犯罪で狙われる可能性もありますし、タクシーなどではお釣りがないと言われることもあります。一番大きなお札は100ペソくらいにしておくのがおすすめです。
物価は日本の3分の1程度です。フィリピン人の平均給与が新卒で20,000円程度なので、日本人が行くとかなり安く感じると思います。
外食をしても、ローカルレストランであれば1回に50円~300円程度で食べられます。屋台に近いですが、おいしくお手頃です。外国人向けのレストランは、数千円くらいで、日本で見るとそれほど高くはありませんが現地ではかなり高級です。
アクティビティーなども、日本や他のリゾート地に比べるとかなり安いので、時間があったら折角なので楽しみたいですね。
フィリピンは日本のように設備が整っていない場所も多くあります。お水やインターネットなど少し不便を感じることも多くあるかも知れません。ですが、それも「異文化体験」のひとつとして楽しめるとよいですね。普段当たり前に思っていた日本の設備のありがたさを感じるかもしれません。
物価はとても安いので、美味しい物を食べたり、観光地に行ったり、アクティビティーを楽しむ等満喫できます。勉強ももちろん大切ですが、後々記憶に残るのは、現地で遊んだり人々と交流したりした経験です。そういうところから学んだ人生経験は、人生の宝物になります。是非、勉強以外もたくさん楽しんでくださいね!