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カナダ留学について【生活情報】ご紹介

 

英語の発音がきれいでアメリカからも近く、留学先として人気のカナダは、実は世界で2番目に国土が広大な国です。食生活など隣接しているアメリカと似ている面もありますが、カナダ独自の文化もあります。

ここでは、医療制度やお金のことなど、留学する前に知っておきたいカナダの様々な生活情報を詳しくご紹介します。

 

目次

カナダの基本情報

カナダの基本情報を確認しましょう。

 

・人口:約3,616万人

・面積:9,985,000㎡(世界2位、日本の約27倍)

・公用語:英語とフランス語

・通貨:カナダドル

・政治:立憲君主制

・国家元首:エリザベス二世女王

・宗教:国民の約半数近くがローマン・カトリック

・電圧とプラグ:110V

プラグは日本と同じAタイプ。

・喫煙:18歳以上

・飲酒:19歳以上。アルバータ州・マニトバ州・ケベック州のみ18歳以上。

日本の約27倍で、世界で2番目に大きいカナダですが、人口は日本の1/3程度で人口密度がとても低い国です。田舎の街が多く、自然も豊かで、道やお店、全てにおいてスケールの大きさを感じる国です。

カナダの生活情報

カナダは6つのタイムエリアがあり、日本との時差は以下の通りです。

・東部標準時間(EST):-14時間

・中部標準時間(CST):-15時間

・山岳部標準時間(MST):-16時間

・太平洋標準時間(PST):-17時間

・大西洋標準時間(PST):-13時間

・ニューファンドランド標準時間(NST:-12時間30分

また、カナダではサマータイムを採用しています(サスカッチュワン州以外)

【サマータイムになる時期】

3月第2日曜日午前2時〜11月第1日曜日午前2時

カナダの祝日

1月1日: New Year’s Day

復活祭(イースター)の直前の金曜日: Good Friday

復活祭(イースター)の翌日: Easter Monday

5月25日の直前の月曜日:Victoria Day (ビクトリア女王誕生日 )

7月1日:Canada Day(建国記念日)

9月の第1月曜日:Labor Day(勤労感謝の日)

10月の第2月曜日:Thanksgiving Day(感謝祭)

11月11日:Remembrance Day(第1次世界大戦祈念日)

12月25日:Christmas

12月26日:Boxing Day (ボクシング・デー)

カナダは日本より休日は少なめですが、イースターや感謝祭などは大きくお祝いします。一年で大きなイベントはクリスマスで、日本のお正月のイメージに近く家族で集まって盛大に祝います。

食べ物

カナダは、アメリカの食事に近くハンバーガーなども多いですが、移民の国なので様々な料理を食べることができます。朝食はシリアル、トースト、卵やベーコンなどが多いです。その他に、サーモンやロブスターなどのシーフードも有名です。

全般的に、日本に比べ出てくる量が多いので、ホームステイの場合などは、無理して全て食べずに早めにホストファミリーに伝えましょう。

たばこ

日本でも喫煙者の肩身は狭くなってきていますが、それ以上にアメリカやカナダでは喫煙者は冷ややかな目で見られる傾向があります。たばこ自体の値段も、日本よりかなり高いです。

特に法律で公共施設や職場で全面的に喫煙が禁止されている州などもあります。そのような州では、販売する場所なども規制があり、喫煙はかなり厳しく制限されています。違反した場合の罰金もかなり高額なので注意が必要です。

インターネット

カナダはインターネット環境が整っています。学校、カフェ、図書館などでは無料Wi-Fiがあるところが多いです。また、シェアハウスやホームステイはインターネット料金が家賃に含まれているところがほとんどです。

カナダの治安

カナダは比較的治安のよい国です。多くの場所で日本と同じくらい治安が良く安心して過ごせます。

しかし、観光地や都市部の一部では治安が良くない場所も稀にあります。人があまり歩いていないようなあやしい地域には近付かないことや、夜間の一人歩きはしないなど最低限の対策は必要です。

重大な犯罪は少ないですが、スリや窃盗、置き引きなどの犯罪はあります。カフェやレストランなどでも、貴重品は床や後ろに置きっぱなしにしないなど注意しましょう。財布だけでなく、スマートフォンなども同じです。財布をズボンの後ろのポケットに入れるのも、狙われやすいので注意が必要です。

日本人女性を狙ったデート商法や、詐欺などもあります。カナダ人の男性から声をかけられると、英語も学べるし嬉しくなってしまいますが、特に日本人女性は狙われやすいので注意が必要です。

カナダの言語について

カナダは英語とフランス語です。特に、ケベック州などはフランス語だけが公用語で、もちろん英語も話しますが、フランス語がかなり使われています。

歴史的に、カナダはアメリカと同じように先住民が住んでいました。そこにヨーロッパの国々が入ってきて、植民地化し、大半はイギリスとフランスが支配していました。最終的には、戦争でフランスが負け、イギリスの植民地となり、その後カナダがイギリスから独立しました。この植民地時代の名残で、フランスが支配していた地域はフランス語を多く話します。

カナダの医療制度

カナダの医療制度は日本と違う部分が多くあります。留学先では、環境が変わって普段健康でも病院へ行くこともあるので基本的な制度を知っておきましょう。

病院について

基本的に歯科以外の症状の場合は、ファミリードクター(かかりつけ医)に予約を取って診てもらいます。特に短期の留学生の場合、ファミリードクターがいない場合が多いので、その場合はウォークインクリニックへ行きます。ウォークインクリニックは予約なしでも診てもらえますが、予約したほうがまち時間が少なくスムーズです。

ファミリードクターかウォークインクリニックで症状を診てもらって、必要であれば総合病院、専門病院への紹介状を作成してもらえます。

医療費はカナダの保険に入っていない場合高額になります。日本で海外旅行保険に加入しておきましょう。

救急車(Ambulance)は有料です。救急車を呼ぶ場合は911で、警察、消防、救急車全て緊急時にはこの番号で対応してくれます。万が一のために覚えておきましょう。また、他言語で対応してくれるので、英語に自信がない場合は「Japanese, please.」と伝えましょう。

薬について

カナダでも常備薬は薬局で簡単に買うことができます。しかし、カナダの薬は効き目が強い物が多いため、副作用も心配です。一般的な常備薬は日本から持って行くと安心です。カナダで薬を買う場合は、半分など少し少なめに飲んで様子を見るとよいでしょう。

カナダのお金事情

カナダのお金事情について、日本と違う点を中心に紹介します。

通貨

カナダの通貨単位はカナダドルです。補助通貨はセントで、1ドルは100セントです。円との為替相場は日々変わりますが、1ドルはおうよそ80~90円くらいです。

カナダでは高額のものはクレジットカードで購入する人が多く、50ドル札や100ドル札など高額の紙幣を受け付けていないお店もあります。受け取ってもらえても、偽札かどうか確認に時間がかかることが多いので、基本的には紙幣は20ドルまでを使います。日本では2000円札はあまり使いませんが、カナダでは20ドル札は良く使う紙幣です。

物価

移民が多く、年々物価が上がっているカナダですが、イギリスやオーストラリアなどの他の英語圏の国々と比較すると安いほうです。特に農業が盛んで、野菜などの食材は安く手に入ります。カナダの語学学校の授業料は、学校によって大きく違うので、語学学校を決める時は料金の比較もしっかり行いましょう。

消費税

カナダの消費税は、国に収める連邦税(5%)と州ごとの州税(0~10%)があります。そのため、州によって消費税の額が違います。連邦税は、牛乳、パン、野菜、穀物などの必要最低限の食料品や、薬、チャイルドケア、教育サービスなど非課税のものもあります。

銀行口座

長期留学の場合は、現地で銀行口座を開くと便利です。日本から送金したり、現金を入れたりして都度必要な分を現地ATMで下ろして使うことができます。国際キャッシュカードで日本の口座から引き出す方法もありますが、手数料が高くなりがちです。短期であれば問題がありませんが、長期になると手数料がもったいないので現地の口座を使うのがおすすめです。

クレジットカード

海外では日本よりもクレジットカードが一般的に使われています。多額の現金を持ち歩くことが危険なので、スーパーなどでもクレジットカードで購入する人が多いです。

また、写真入りのクレジットカードは、海外では身分証明書の変わり(支払い能力の証明)として使われることがあります。特にホテルやレンタカーを借りる時などは、クレジットカードがないと受付けてもらえないこともあります。

留学をする場合は、最低1枚はクレジットカードがあるとよいでしょう。カナダで使う場合は、VISAかMaster Cardがおすすめです。この2種であれば、田舎へいってもほとんどの場所で使うことができます。

まとめ

カナダは移民が多く、異文化にとても寛容な国です。アメリカに近いですが、犯罪率も低く治安がいいですし、北に位置して冬寒いことを除けば過ごしやすい国です。物価も、すごく安いというわけではありませんが、他の英語圏に比べれば安いので長期の留学でも安心です。

カナダとひとくちでいってもとても広い国で、フランス語圏など地域によって文化が違うところもあります。留学する前に、地域の生活事情や、カナダの歴史や政治のことなど、簡単でいいので調べておきましょう。簡単な基礎知識があると、会話も弾みますしカナダ人のジョークなどがより深く理解できるようになりますよ!