ダイエットや美容においてなにかと注目をされる豆乳。美に敏感な女性なら、飲む習慣を身に付けている人も多いのではないでしょうか。
そんな豆乳ですが、ニキビに悩む人が飲んでみた口コミには「ニキビにおすすめ!」という人もいる一方で「ニキビが増えた」と両極端です。
どうしてこんなにも真逆な意見になってしまうのかは、飲み方の違いがあるからかもしれません!
今回は豆乳に含まれる成分をもとに、ニキビへの作用とおすすめの飲み方についてみていきましょう。
ダイエットや美容においてなにかと注目をされる豆乳。美に敏感な女性なら、飲む習慣を身に付けている人も多いのではないでしょうか。
そんな豆乳ですが、ニキビに悩む人が飲んでみた口コミには「ニキビにおすすめ!」という人もいる一方で「ニキビが増えた」と両極端です。
どうしてこんなにも真逆な意見になってしまうのかは、飲み方の違いがあるからかもしれません!
今回は豆乳に含まれる成分をもとに、ニキビへの作用とおすすめの飲み方についてみていきましょう。
豆乳は大豆からできています。大豆は古くから「畑のお肉」と言われるほど栄養豊富な存在です。
そんな大豆をすりつぶし、絞ったときに出る液体こそが、私たちが普段豆乳と呼んでいるものになります。
豆乳は良質のたんぱく質や脂質を多く含み、消化吸収率が高いので、大豆のまま食べたり豆腐で食べるよりも効率よく栄養を摂取できます。
さらに高たんぱくで低コレステロールなことから、健康を意識する人やダイエットでも取り入れられやすいのです。
一口に豆乳といってもその種類は一つではないことをご存じでしょうか。
実は厳密に言うと、豆乳は以下の3つの種類に分類されます。
このように豆乳と名前がつくものでも、調味料で味を調えたり、飲みやすいように味を変えたりしている商品も多くあります。
素材そのものの無調整豆乳は、独特の臭みがあり苦手な人もいるとおもいますから、はじめは調整豆乳や豆乳飲料から飲み始めてみるといいかもしれません。
もちろん、調整豆乳や豆乳飲料は飲みやすいですが、その分カロリーは高く、栄養価は低くなっているということもあります。
購入する際はぜひ、自分の目的に合うかどうか、チェックしてみてください。
豆乳にはたくさんの体にいい成分が含まれています。それぞれの成分とその働きについて見ていきましょう。
たんぱく質は内蔵、皮膚、血液、骨など人間の体づくりをする上で欠かせない栄養です。
体中へ十分に栄養を行きわたらせるためには、必須アミノ酸がバランスよく含まれていることが重要です。
一般的にこの必須アミノ酸は動物性たんぱく質に豊富に含まれ、植物性たんぱく質には少ないとされています。
大豆の場合は野菜でありながら、動物性たんぱく質に近い栄養を含んでいるのが特徴です。
ここに、「畑の肉」と呼ばれる所以があるのかもしれません。
その上、大豆に含まれるたんぱく質は約30%を占めており、動物性たんぱく質に比べて低カロリーなのが特徴です。
その他にも、血流改善や基礎代謝を高めたり、体内で吸収に時間がかかる分、満腹感を得やすいという特徴があります。
このように大豆に含まれるたんぱく質は、植物性たんぱく質とも動物性たんぱく質とも少し違う働きをするため、「大豆たんぱく」と区別されて呼ばれます。
イソフラボンは大豆の胚芽に含まれている植物性化合物です。
これはポリフェノールの一種でもあり、女性ホルモンの一つ「エストロゲン」に似た構造を持っています。
さらに大豆イソフラボンは、エストロゲンが過剰な状態であれば減少させ、不足しているときは補おうとする働きがあります。
それにより、乳がんなどの予防にも効果が期待されています。
また、女性の場合、閉経後にエストロゲンが不足することで骨粗しょう症が起こりやすくなります。イソフラボンは、その予防にも役立つと言われています。
サポニンは血液中のコレステロールや中性脂肪といった余分なものを洗い流す作用があります。
これにより肥満予防の効果が期待できます。さらにサポニンには抗酸化作用も含まれています。
老化を防止するこの働きによって、加齢による動脈硬化のリスクを減らし、脂肪酸の酸化を食い止め、活性酸素の発生を抑える効果が生まれます。
通常、水と油は相いれない存在ですが、レシチンは乳化する作用を持っています。
この働きにより、血管壁に付着した悪玉コレステロールを減少させ、排出させる効果が生まれます。
そして血管を強くし、高血圧を予防します。さらに細胞膜をきれいにして、新たに細胞が生まれるように導いてくれます。
また、レシチンは「リン脂質」とも呼ばれ、その成分の中には「コリン」という記憶力や集中力を高めるものが含まれています。
これにより、脳の老化防止や認知症予防が期待できます。
豆乳に含まれる大豆由来のオリゴ糖は、ビフィズス菌や乳酸菌の栄養源になります。
これにより、腸内環境を整える作用が生まれます。
こうして善玉菌を増やすことで免疫力が高まり、腸壁が刺激されて便通がよくなります。
健康な肌作りに欠かせないビタミンB群も、豆乳には豊富に含まれています。
このビタミンB群が不足すると、イライラしたり気持ちが不安定になります。あるいは集中力不足も引き起こします。
ビタミンB群にはそうした症状を防ぎ、脳の機能を維持する働きがあります。
ビタミンEも美肌作りには欠かせません。なぜなら血行促進効果や脂肪の過酸化を防ぐ効果があるからです。
またホルモンの分泌を盛んにする働きがあり、これによってエイジングケアも期待することができます。
脂肪の過酸化防止効果は、それによって細胞膜の強化が可能となり、内臓や呼吸器を丈夫にするという効果も生まれます。
豆乳がニキビケアに有効とされるのは、豆乳に含まれるたんぱく質を始め、前述した成分が大きく関係しています。
特に、大豆イソフラボンが持つエストロゲンに似た働きをしてくれる効果は大いにあります。
女性のニキビは、ホルモンバランスが崩れることでできやすくなります。
生理前にニキビが増えてしまう原因はこのホルモンバランスの変化によるものです。
これは、ホルモンバランスが崩れることによって、肌が乾燥したり、男性ホルモンが増加して皮脂量も増えてしまいます。
また、男性ホルモンは角質を厚く、硬化させる作用があるため、毛穴が詰まりやすい状態になります。
こんな状態はニキビを引き起こす菌にとっては、格好の環境となります。
そんなとき、豆乳に含まれる大豆イソフラボンがエストロゲンに似た働きをすることで、男性ホルモンを抑え皮脂量を適度に保ち、肌にツヤを与える効果を生み出します。
それ以外にも、細胞の再生や代謝などを促進し、肌を整える効果を持つビタミンB群や、血行促進によって新陳代謝を促したり、抗酸化作用を高めるビタミンEもニキビ予防に効果的です。
その他、サポニンが持つ免疫力向上や血流改善の効果や、オリゴ糖による便通改善の働きも、それぞれニキビができにくい肌へ導くために必要な働きです。
豆乳はニキビとって効果的であると言われる一方で、豆乳を飲んだらニキビが悪化したという人もいます。
それは豆乳の飲み方が関係しているかもしれません。
豆乳の上手な飲み方についてみていきましょう。
豆乳は飲み方によってはデメリットになる、「体を冷やす」作用があります。
特に元々胃腸が弱い人や冷え性、便秘がちな人は注意が必要です。
豆乳は栄養豊富な反面、体を冷やしてしまうため、長期的に飲み続けると内蔵の働きが鈍ったり、便秘になることがあります。
当然、その状態では栄養がうまく吸収できなくなりますし、血流が悪くなって代謝も落ちます。
もし、飲み始めてから白ニキビや芯があるニキビができたら、豆乳が原因かもしれません。
これを防ぐためには、豆乳を温めて飲んだり、ショウガやシナモンなど体を温める食材を加えて飲むことをおすすめします。
いくら豆乳が肌にいいといっても、飲みすぎには注意しましょう。
大量に摂取すると、かえって女性ホルモンのバランスが悪くなり生理不順を招くことがあるからです。
調整豆乳や豆乳飲料の場合は、糖分や塩分のとりすぎなども懸念されます。
目安として豆乳の一日の摂取量は200mlほどが適量とされています。
なんでも大量にとればいいというものではありません。継続的に、適量と言われる分量を飲むことが大切です。
豆乳が苦手な人でも飲みやすい!はちみつとシナモンで美容と健康におすすめです!
身体を温め、体の中からニキビのできにくい環境を作りましょう。
【材料】
【作り方】
ジンジャー×ココアで体の芯から温める!とても飲みやすいホット豆乳!
寝る前に飲めば、美肌と睡眠効果で女性にうれしいですね。
【材料】
【作り方】
栄養豊富で体にいいと言われる豆乳は、健康維持だけでなくニキビケアの面でもいい効果がたくさん期待できます。
ただし摂取の仕方や分量には気を付けないと、せっかくの効果を台無しにする可能性があります。注意しましょう。
また、一口に豆乳と言ってもその種類はいくつかあります。飲みやすいもの、飲みにくいものもあるので、自分に合った種類を見つけ、上手に活用していきましょう。
参考サイト
農林水産消費安全技術センター 広報誌 No.43 豆乳類について
日本豆乳協会 豆乳の栄養成分
フジッコ イソフラボンのチカラ イソフラボンの上手な摂り方Q&A