背中ニキビが治らない原因とケア方法を紹介!ニキビ跡は対策できる?
ある日鏡を見て気づくことも多い背中ニキビ。あせもだと思っていたら、ニキビだった!ということも多くあるようです。
赤くてポツポツしていて、痒みや痛みを伴うことも多く、すごく不快ですよね。
知らない間に範囲が広がっていることもあり、そんな状態だと温泉やプールなど人に見られる場所にも行きづらいです。
また、ニキビが治っても赤みのあるニキビ跡や色素沈着になりやすく、なかなか治らないので、長期間悩まされてしまいます。
そんな、一度できると治りにくい背中ニキビについて、その原因と対処法について調べてみました。
目次
背中ニキビの原因とは?
背中ニキビの主な原因としては、
- 過剰な皮脂分泌
- シャンプーやコンディショナーの洗い残し
が挙げられます。それでは、具体的な原因についてみていきましょう。
過剰な皮脂分泌
背中ニキビの主な原因の一つが、皮脂の過剰分泌です。
もともと皮脂分泌の多い背中ですが、ホルモンバランスが乱れることで過剰に皮脂が分泌され、ニキビができることがあります。
その引き金となるのは、ストレスや睡眠不足、偏った食生活などです。
過度のストレスや睡眠不足は、緊張時に優位に働く交感神経を刺激します。そうすると男性ホルモンが活発化します。
男性ホルモンには、皮脂腺を刺激したり、角質層の柔軟性を低下させて角栓を引き起こす作用、毛穴を縮小させる性質などを持っています。
それによって分泌された皮脂が古い角質と混ざって毛穴がつまり、炎症が起こります。
また食生活においても、炭水化物や糖分を多く含む食品を大量に食べると皮脂の過剰分泌を招きます。
シャンプーやコンディショナーの洗い残し
背中ニキビの原因は皮脂の過剰分泌以外にも、シャンプーやコンディショナーが関係していることがあります。
背中はなかなか自分で見ることができないため、そのせいで意外と洗い残しが多いんです。
特に多いのが、髪の毛を洗った際に流れ落ちたシャンプーやコンディショナー、あるいは流しそびれたヘアケア用品などです。
シャンプーやコンディショナーなどには界面活性剤が含まれていることが多く、洗い残しがあるとそれが肌を刺激し過角化が起こりやすくなります。
それによって毛穴が詰まると、ぶつぶつとしたニキビの原因となってしまいます。
また、石鹸やボディーソープで体を洗う際も洗い方が不十分になることがあり、それが元で古い角質や皮脂がたまりがちなのもニキビに影響します。
背中ニキビのケア方法
背中にニキビや吹き出物が出来たときは、一体どのようにケアしていけばいいのでしょうか?
「一刻も早く、背中ニキビを治したい!」と思っている人が多いと思いますが、焦りは禁物です。
背中ニキビは繰り返しできやすいため、早く治すには背中ニキビができる要因をなくしていくしかありません。
それでは、背中ニキビの予防法について詳しくみていきましょう。
優しいスキンケアで肌を清潔にする
背中ニキビをケアするには、まずはスキンケアからです。特に気を付けたいのが洗い方です。
皮脂や洗い残しが原因だと思うと、ゴシゴシとしっかり洗ってきれいにしたくなりますが、それはタブーです。
肌を強くこすると刺激となり、ニキビの表面を傷つけたり必要な皮脂まで落としてしまい、バリア機能を弱めてしまうため、背中を洗うときは強くこすらないことが鉄則です。
しっかりと泡立てた泡で、優しく肌を包み込むように洗いましょう。
また石鹸やボディソープはニキビ用のものを選ぶと、ニキビケアにも効果があるのでおすすめです。
背中ニキビにおすすめの石鹸とボディソープを紹介!正しい洗い方は?
こまめに汗を拭き取る
汗をかいたらこまめに服を取り換えるか、それができない場合は拭き取るなどのケアを行いましょう。
少し時間はかかるかもしれませんが、長期的に取り組むことで改善するケースが多いです。
特に中学生や高校生は、部活や授業で汗をかいたまま放置をすると、雑菌が増殖し、背中ニキビができやすくなります。
汗をかいた後は汗ふきシートなどで清潔にし、汗がひどい場合は下着を変え、お風呂でもしっかりと汗を流してケアしましょう。
下着や寝具も清潔にする
下着や寝具なども清潔な状態を維持できるよう意識しましょう。
普段、身に着ける下着や衣類は、風通しを良くして蒸れにくくすることが大切です。そのために汗をよく吸収する綿素材のものを選んだり、通気性の良いものを身に付けましょう。
就寝時も意外と汗をかきます。だからその都度、清潔なものに取り換えたり、蒸れを軽減するような通気性のよいものを使うようにしましょう。
食生活に気を付ける
ニキビケアは外側からのケアと同時に、内側からも改善することが大切です。
ニキビ予防に必要なビタミンやミネラルを積極的に摂取できるよう、野菜や果物を中心にバランスのいい食事を心がけましょう。
例えば、カボチャや人参などに多く含まれるビタミンA、アーモンドやゴマなどに多く含まれる亜鉛、柑橘類やイチゴなどに多く含まれるビタミンCは抗酸化作用があり、肌を健康に保ち新陳代謝を高めます。
また乳製品や豚肉、レバーに豊富なビタミンB2、マグロや鶏ささみ、カツオなどに含まれるビタミンB6は皮脂分泌を抑える働きがあります。
その一方で、皮脂腺を刺激する脂肪分の多い食べ物や炭水化物、糖分、刺激物、アルコールといったものは控えるようにしましょう。
背中ニキビは市販薬でも治せるの?
顔にできるニキビは市販の薬でも治せますが、背中ニキビも市販薬で治すことは可能なのでしょうか?
薬莢やドラッグストアで購入できる市販薬には、背中ニキビに適したニキビの薬もあります。
スプレータイプや塗り薬と使い勝手が違うタイプがありますので、使い方に応じた薬を選ぶようにしましょう。
ただし、市販薬でも治らない場合もありますので、なかなか治らない場合は皮膚科で診療してもらうことをおすすめします。
背中ニキビを市販薬で治すことはできる?ひどい場合は皮膚科で治療が必要?
なかなか治らない場合はカビが原因って本当?
ニキビは一般的にアクネ菌の増殖によって引き起こされる皮膚の病気として知られています。
しかし、背中ニキビがなかなか治らない場合は、アクネ菌ではなく、マラセチア菌というカビが原因の「マラセチア毛包炎」になっている可能性があります。
マラセチア毛包炎についてとニキビとの見分け方についてみていきましょう。
カビがニキビを引き起こす?
通常、背中ニキビの場合は肩甲骨の間にできることが多いです。それがもし全体に赤くポツポツしたニキビができるようであれば、マラセチアというカビが原因のニキビかもしれません。
マラセチア菌によるニキビは、「マラセチア毛包炎」と呼ばれます。
カビは人間の皮膚に常に存在し、脂分のあるところで繁殖します。そしてアクネ菌と同じく、毛穴の中で皮脂をエサに増殖します。
背中以外には顔や胸にもできることがありますが、首から上にできるものはアクネ菌、首から下にできるものはマラセチア菌が原因ということが多いです。
マラセチア毛包炎とニキビの見分け方
普通のニキビとマラセチア毛包炎の特徴の違いとしては、以下のような特徴があります。
- ニキビには芯がある。マラセチア毛包炎には芯はなく赤く腫れ上がる
- ニキビの場合は一度にできるのは2~3個、マラセチア毛包炎の場合は10~20個
- ニキビに比べるとあまりかゆみや痛みがない
自分で完全に見分けることは難しいですが、このような特徴を手掛かりにニキビとマラセチアを見分けるようにしましょう。
もしマラセチアの可能性がある場合やどちらかわからない場合は、皮膚科での治療をおすすめします。
ニキビ跡になってしまった場合の治し方は?
背中ニキビでも炎症を起こしてしまうと、赤い斑点や色素沈着、凹みなどといったニキビ跡になってしまいます。
せっかくニキビが治っても、こんな風にニキビ跡が残ってしまったらとても憂鬱になってしまいますよね。
このニキビ跡を消すにはどうすればよいのでしょうか。
ニキビ跡は皮膚科や美容皮膚科で治療がおすすめ
やはり手っ取り早くニキビ跡を治すには、皮膚科や美容皮膚科に行くことをおすすめします。
赤みや色素沈着といったニキビ跡はセルフケアで絶対に治らないというわけではありませんが、根気よく丁寧なスキンケアを続けることになり、長い時間がかかります。
しかし、皮膚科に行けば、ニキビ跡に対するレーザー治療などをしてもらえますので、自分でケアをするよりも効果の高い方法を行ってもらえます。
ニキビ跡のレーザー治療・光治療とは?デメリットや痛みはある?
背中ニキビにおすすめのスキンケア
ニキビがひどくなってニキビ跡にならないようにするためには、しっかりとニキビ予防をして根本から見直す必要があります。
背中は自分の手が届きにくい分、スキンケアもおろそかになりがちです。
一旦ニキビ跡になってしまうと、セルフケアで治していくのは難しいので、化粧水やクリームでニキビ予防をしていきましょう。
おすすめの化粧水
メルシアン
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あいび
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初回価格 4,944円(税抜)
容量 60ml
ニキビケア成分「グリチルリチン酸ジカリウム」配合の背中ニキビ用の化粧水。
美白成分がたっぷりと含まれているので、ニキビ予防だけでなく赤みや色素沈着といったニキビ跡のケアにもおすすめ。
肌にやさしい低刺激のニキビケアローションなので、ニキビが出来ている人も安心して使えます。
また逆さまでも使用可能なスプレータイプとなっていますので、一人でも簡単に使用することができるのも嬉しいポイント。
オルビス クリアボディローション
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オルビス
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価格 1,000円(税抜)
容量 260ml
背中や胸元などニキビが出来やすい部分にシュッとひと吹きするだけで、ニキビケアができます。
有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」が背中全体にできるブツブツニキビや吹き出物を予防してくれます。
逆さにしても使える特殊ボトルが採用されているため、一人でも背中に吹きかけることができます。
100%オイルカットとメントール配合のため、お風呂上りや暑い夏には清涼感を与えてくれます。
シーボディ薬用VCボディミスト
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価格 6,480円(税込)
容量 200ml
ビタミンC誘導体を配合したニキビケアシリーズ「シーボディ」の薬用ボディミスト。
スプレータイプで逆さまでも使用できるので、背中ニキビのケアに最適!
ニキビケア成分「イソプロピルメチルフェノール」と「グリチルリチン酸ジカリウム」がニキビのできにくい肌へ導きます。
またビタミンC誘導体の抗炎症作用でニキビを予防し、美白作用でニキビ跡も予防できます。
ニキビケア「シーボディVCシリーズ」の特徴や口コミは?ニキビ跡ケアもできる?
おすすめの保湿クリーム
ジュエルレイン
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ピカイチ
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価格 4,980円(税抜)
容量 60g
繰り返す背中ニキビの原因となる、毛穴詰まりを予防するためのニキビケアジェルです。
有効成分グリチルリチン酸ジカリウムの炎症予防と、サリチル酸の抗菌作用のW効果で頑固な背中ニキビをケアしてくれます。
しっかりと潤いも与えてくれるので、お肌を守りながら整えてくれます。
ルフィーナ
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キュアメディカル
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価格 9,720円(税込)
容量 60g
ニキビケア成分「グリチルリチン酸ジカリウム」と美白成分「水溶性プラセンタエキス」配合の背中ニキビの薬用クリームです。
乾燥しがちな背中にしっかりと潤いを与えるため、シロキクラゲ、低分子コラーゲンをはじめとした8種類の保湿成分を配合。
ニキビケアから美肌までトータルケアをしてくれ、肌本来の健やかな状態へと導きます。
タカミスキンピールボディ
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タカミ
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価格:8,400円(税込)
容量:220g
背中ニキビをはじめとした、全身のあちこちのプツプツや肌のざらつきの原因となる角質をケアするオールインワンゲルです。
硬くなった肌を和らげながら、うるおいとハリを与え、健やかな肌へ導きます。
また、独自のゲルが肌へ浸透し、本格的なエステを受けたようなボディケアがご自宅でも簡単に行えます。
まとめ
背中ニキビは自分で確認しづらい部分なので、気づいたらできていたということが多いです。そして、背中は元々ニキビができやすい部分です。
だからちょっとした刺激やホルモンバランスの変化によってニキビができることがあります。
背中ニキビを防ぐには丁寧なスキンケアと、身に着けるものや寝具を清潔に保つことが一番です。
また、食生活も大きく関わってくるので、バランスのいい食事を心がけましょう。このようなケアは長期的に取り組むことが大切です。
もし一度にたくさんのニキビができたときは、マラセチア毛包炎を疑ってみてください。
その場合アクネ菌が原因ではないので、違う治療方法が必要になります。正しいケアで、誰に見られても恥ずかしくないつるつるの背中を手に入れましょう。
参考文献
相澤皮フ科クリニック 身体ニキビの原因~マラセチア菌