もう半月経てばnanairo設立から1年になります。昨年に新事務所に移転してからも本格始動し、快適なオフィスで楽しく仕事をしています。昨年5月に新事務所に移転をし、新しい環境での居心地にも随分と慣れてきました。
来客される方が口を揃えて「キレイ」「オシャレ」と褒めてくれるスタッフ自慢のオフィスですが、一つ気になる点があります。それは、何か大きな災害が起こった時にnanairoのオフィスが大丈夫なのかということです。そこで今回は、nanairoのオフィスを防災の点からチェックして、改善ポイントを見直してみようと思います。
nanairoオフィスの災害対策は大丈夫?
nanairoオフィスにいる時に地震が起きたら?
普段の生活ではとても快適なオフィスですが、地震が起こった際にはどうなのでしょう?
普段と違うこと事態が起きるため、日常では想像もしないような問題点が眠っているかもしれません。
しかし、チェックをしようにも防災についての知識がないうえ、普段は快適に過ごしすぎているオフィスの問題点が想像も尽きません。
むしろ問題点なんて無いんじゃないかとも思えてしまいます。
防災のプロ「防災ガール」の田中美咲さんに依頼
素人の僕だけの判断でチェックをしても埒が明かないので、今回は防災のスペシャリストである一般財団法人 防災ガールの田中美咲さんをオフィスにお招きして、チェックを依頼してみました!
一般財団法人 防災ガール 代表理事:田中美咲さん
『「防災があたり前の世の中をつくる」
そのためにこれまでの防災の概念を覆し、
これからのフェーズへと変えてゆく。』
そんな理念のもと、世の中の防災そのものを再定義し全国へ広めようとされている団体が防災ガールです。
田中さんはそんな防災ガールの代表理事を務められています。
防災ガールは震災だけでなく様々な災害への意識を変えていくことをテーマに活動をされていますが、東日本大震災を機に立ち上がったため、特に防災についてのアドバイスはきっと貴重なものでしょう。
nanairoオフィスの防災チェック スタート
さて、それでは田中さんとともにオフィスをチェックしていきたいと思います!
この時までまだ「ひっかかる所なんて無いでしょ」と思っていました。なので、見ての通りのこの笑顔です。自信満々でした。
吊り下げ照明
机の上の照明なので頭に割れた破片が当たることも考えられますし、床に飛散した破片を踏んで足を怪我するかもしれません。
それと、オフィスでスリッパを履いておられる方が多いですが、割れた電気の破片を踏んでも足を怪我しないように、厚底のものを選ぶようにすればより安全ですね。
ガラス壁
それに加えてこういったガラス壁は、元々あった設置用のレールとは別に新しく取り付けたレールを使って固定しているので、より割れたり倒れてくる可能性が高くなりますね。
少し見た目が悪くなるし、せっかくのガラスの透明感が無くなってしまうので、採用されるかは検討してもらった方がいいですけどね。
正直「問題ないです!」って言われるんじゃないかとも思ってました。。
オフィスの防災チェックに加え、スタッフの意識チェック
まずは皆さんの意識を知っておくことが大切なんです!
スタッフ3名の震災時にとる行動
いま地震が起きたら?という質問に実際に行動で答えてもらいました。
yuriの場合
kimakoの場合
naoの場合
速攻で出口から外に逃げ出すわ!
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田中さんが教える地震が起きた時の行動
机の下に潜る
ただし、潜り方にポイントがあります。まず、頭は机の中の方へ入れること!机に潜っても頭が出てしまっていたら危険ですからね!頭は一番守らないといけない場所ですので、絶対に安全な机の中にしましょう。
それ以前の建物でも、耐震補強がされていれば安心できますね。
避難経路となる出口の確保
非常階段を通って避難
日頃から避難経路になる非常階段の位置は意識しておきましょう。できれば、一度降りてみてどこに出てくるのかも確認しておくと、より安心ですね。
被災時に向けた備蓄も大切
インフラ回復まで3日かかったという事例
そういえば、水ならオフィスにはウォーターサーバーがあるので備蓄はあるかな!
開封しているタンクの衛生面だけは気をつけてください。
トイレや女性向けのアイテム
生理用品やメイク落としなども備わっていると、女性のストレスが軽減されます。
女性だと肌荒れも起こしやすいので汗拭きシートもあるといですね。夏場だと汗ばむことが多いので、なおさら必要になります。
防災グッズを取り揃える
一つ一つの準備が大変という人は、防災グッズセットを導入するのもオススメですよ。
もちろん、ちゃんと中身を確認して、使い方などを理解していないと意味がないけれど。
田中さん、いろいろなアドバイスありがとうございました!
さいごに
被災時に危険となる場所や避難経路の確認など、普段からの意識付けが身の安全を守る重要なポイントです。
加えて、オフィス数日避難をすることになった場合の備蓄をしておけばより安全性を高めることができます!改めてオフィスを見直してみませんか?
防災グッズセットを調べてみた
田中さんのアドバイスを元に、後日防災グッズセットを調べてみました。
調べるとたくさんありますね。どれを備えておけば安心なんでしょう?
田中さんからのアドバイスをもとに防災グッズセットを探していると、防災専門ショップ「Defend」の39点セットが目につきました。被災時に最低限必要になるものがこれ一つで一通り揃っています。
ケースがリュックサックになってまとまっているので、いざという時の持ち運びも簡単!被災時に持ち出せないと、せっかく防災グッズを用意した意味がないですもんね。
- 飲食物、防寒具、衛生管理など、生命維持に必要なアイテムが揃っていること
- 「ライフラインが止まっても3日間生きるために必要なものが揃っている」という点をコンセプトにされている
こういった点がアドバイスにしっかりと当てはまっていました。
加えて、いまや連絡手段に欠かせないスマートフォンの充電器・発電機もセットになっていることも選んだポイントです。
今回のインタビューで、僕自身、本当に防災への意識が低かったことを実感することができました。
同じように、防災の意識が持てていない方は、たくさんおられると思います。
実際に災害に遭った場合を想定して、どう行動するのか、どういった備えが必要なのかを考えてみることが大切ですね。