費用は?講師は?レッスン内容など失敗しないオンライン英会話スクールの選び方!
10年ほど前から、徐々にメジャーとなり始めたオンライン英会話。それより前は、英会話といえばスクールに通って対面式で受けるのが当たり前でしたが、インターネットの普及に伴い、自宅でもパソコンを使って英会話レッスンが受けられるようになりました。
レッスンを受けるにあたり重要なのが講師の国籍。国籍については、アメリカ人やイギリス人などネイティブ講師のみとしている会社もあれば、格安でレッスンを提供できることから、ノンネイティブスピーカーとして世界第1位の実力を持ち、ネイティブスピーカーと比べても遜色のないフィリピン人講師をメインにしている会社もあり、運営する会社の方針によりさまざまです。
また、料金プランやその他の特色によっても各社に違いがあり、いざ、「オンライン英会話を始めよう!」と思っても迷われてしまう方が多いのではないでしょうか。
ここでは、オンライン英会話スクールの選び方について、「失敗した!」と後悔することのないよう、具体的な方法について詳しくご紹介したいと思います。
目次
オンライン英会話スクールの選び方
費用をcheck
「オンライン英会話を始めてみようかな?」と思われる方の理由の一つに、「料金が安いから」ということがあると思います。
現在でももちろん通学型の英会話スクールは各種ありますが、平均すると、マンツーマンレッスンで25分あたり5000円程度で行っている所が多いと思います。(プランやレッスン内容等によって異なります)
これに対し、オンライン英会話では内容によってもさまざまですが、格安の所であれば25分あたり100円台からと、大変安いコストで英会話レッスンを受けることができます。
オンライン英会話のレッスン費用の料金体系については、基本的に2通りあります。
- 月謝制:毎月決められた受講料を支払っていく
- 回数制:あらかじめ15回分などのチケットを購入し、レッスンを行う毎に消費していく
月謝制については、会社によっては週1回、週2回・・・など週あたりの受けられるレッスン数を固定しているところもあれば、「毎月5,000円の中で好きなだけ受けられる」など受け放題のプランを設定しているところもあります。
その場合月に5回レッスンを受ければ、レッスン1回あたりの単価は1,000円ですが、50回受ければレッスン1回あたりの単価は100円になり、レッスンを受ければ受けるほどレッスン単価が安くなっていきます。
そのため、時間に余裕のある方やどんどんレッスンに参加して語学力を早く伸ばしたいと考えている方には、メリットのあるプランだと思います。
受講できる時間をcheck
オンライン英会話のもう1つの大きなメリットに、「通学制のスクールのように時間に縛りがないため好きな時間に自宅でレッスンに参加でき、通学の時間もかからない」ということがあります。オンライン英会話に興味がある方の中には、忙しい社会人の方など、この点にメリットを感じている方も多いと思います。
オンライン英会話スクール選びをする時に気をつけたいことの1つが、受講可能なレッスンの時間帯です。いくらオンライン英会話だといっても、24時間いつでもレッスンを受けられる会社ばかりではないからです。
比較的大手のオンライン英会話などは講師が多く、世界中に講師が在籍しているため24時間365日 OK という所が多いと思います。一方、早朝5時から深夜1時まで等、レッスン可能な受講に限りがある会社もあります。
一般的にはこの時間帯で大丈夫だと思いますが、変則的な勤務をされている社会人の方などは自身の受けたい時間にレッスンが行われているかどうかを確認しておきましょう。
講師をcheck
オンライン英会話では通常、講師検索ページを使ってレッスンを受けたいと思う講師を選択し、予約をします。講師一人ひとりにマイページが設けられており、講師の自己紹介や得意とする分野や、趣味などを確認することができます。自分と合う趣味を持つ講師であれば話のきっかけにしてみるのも良いでしょう。
講師のマイページにはそれぞれのスケジュールが記載されており、レッスンを受けられる時間帯が一目でわかるようになっています。またスクールによっては、運営側がそれぞれの生徒に合うと思われる講師を選択するなど、アレンジを行っている所もあります。
オンライン英会話を受けるに当たっては、できればネイティブと呼ばれるイギリス人やアメリカ人からレッスンを受けるのが望ましいところですが、通常いくらオンライン英会話といっても、ネイティブ講師によるレッスンはレッスン費用が高めなことが多いです。
そこで注目されているのが、フィリピン講師です。フィリピンは、過去にアメリカの統治下にあったという歴史があり、小学校から大学まで英語の授業が行われていて、街のいたるところに英語を使った看板が使われています。そのため、フィリピン人の英語運用能力は大変高く、英語を母国語としないノンネイティブスピーカーの中では、世界で第1位の英語力を持つと言われています。
一方、目安としてですがフィリピンの物価は日本の3分の1程度と言われており、その分人件費を安く抑えることができます。オンライン英会話には、通学制と違い校舎を用意する必要がないのでコストが安く抑えられるというメリットがありますが、フィリピン人講師をメインに採用することで、さらに低価格でのレッスンを実現しています。
また、フィリピン人は第2外国語として英語を学んでいるので、英語を母国語としない生徒の気持ちをわかってもらえるというメリットもあります。ホスピタリティがあり、明るい講師が多いためシャイな方が多い日本人には、相性の良い相手とも言えるでしょう。
気になるなまりについてですが、採用段階で発音の良さなどもチェックしていることから、そこまで気になる講師はいないと思います。また通常ビジネスなどで英語を使う際も、相手は純粋なネイティブだけとは限りません。IT系などでは特に、インド英語やシンガポール英語など各国の英語訛りが飛び交う中で仕事をする必要がありますから、いろいろな国のなまりに触れておくのもメリットがあるのではないでしょうか。
レッスンスタイルをcheck
オンライン英会話のレッスンスタイルには、大きく分けてマンツーマンレッスンとグループレッスンの2つがあります。マンツーマンレッスンの良いところは、何と言っても講師を独り占めできるところです。日本人はシャイな方が多いので、一対一でレッスンを進めてもらうことでより多く発音する機会を得ることができるでしょう。ただし、相手がネイティブ講師の場合、マンツーマンレッスンはその分料金が高くなるというデメリットもあります。
グループレッスンでは通常4人~6人など複数の生徒がレッスンに参加します。グループレッスンのデメリットは1人当たりの発言回数が少なくなってしまうことですが、その分、料金が安くなるというメリットもあります。また同時に英語を勉強している仲間がいるので、その分モチベーションが高まるということもあります。
特に日本だけでなく世界にスクールを展開している会社では、グループレッスンにさまざまな国の生徒が参加しますので、生徒同士のやり取りの中で、いろいろな国の文化や考え方も学べるというメリットがあると思います。
コースをcheck
オンライン英会話では、会社によって様々なコースを設定しています。例えば TOEIC や英検などの資格対策コースを用意している会社や、ビジネスマン向けの豊富なコースを用意している所、カランメソッドなど特殊な英語教授法を取り入れている会社もあります。
また、通常生徒の英語レベルを最初にチェックして、一人一人に合ったレベルから英語学習を始められるようにしているところが多いと思います。
日常英会話だけでなく試験対策をしたいと考えている方や、旅行英会話やビジネス英会話など特定の分野の英語を学びたい方は、専用のコースが用意されているかを確認しておきましょう。
まとめ
オンライン英会話には様々なスクールがありますが、料金体系や用意されているコース、在籍している講師の国籍などは会社によって特色があります。
「とにかく安く費用を抑えたい」「ネイティブ講師から学びたい」など、オンライン英会話に求めることはそれぞれ異なると思いますので、まずは自分が重視したいことは何かをはっきりさせて、それに対応してくれる制度を整えているかを事前に確認することで、おのずと受講したい英会話スクールは絞られてくると思います。その上で、体験レッスンに参加し気に入ったスクールを選ぶようにすると良いでしょう。