PMS・生理痛に効果を発揮!4つのフルーツで楽になろう♡
気持ちが安定しなかったり体の様々な不調を感じたりと、毎月の生理でPMS(月経前症候群)に悩まされている女性も少なくはありません。
また、寒く乾燥しがちな冬の季節は、精神的にも肉体的にも不調が現れやすい時期でもあります。これは寒さから全身の血の巡りが悪くなる・血行状態の悪化から生じる冷え性から引き起こされます。
そのため、生理前~生理中の不快な症状の軽減には、血の巡りの改善が非常に効果的!
そこで今回、体の節々で滞りがちな血の巡りを改善できる、手軽で美味しく楽しめられるフルーツをご紹介します。
フルーツをまるごとそのまま口にすることももちろん効果的ですが、コンビニやスーパーで展開されているジュースやゼリーといった加工品でも十分です。
美味しいものを口にするとストレスの解消にも役立ちますし、イライラしがちな生理前にはピッタリ♪PMSや生理痛に効果を発揮するフルーツで賢く嫌な諸症状を和らげましょう。
目次
PMS・生理痛に効果を発揮する4つのフルーツ
PMS(月経前症候群)では、倦怠感・生理痛・頭痛・肌荒れなどの身体的症状や、イライラ・不安感・集中力の低下・落ち着かないなどの精神的症状が引き起こされます。
どのような不調が現れるかは人によって様々ですが、不快に感じられる症状はなるべく和らげたいものですよね。
以下でご紹介します4つのフルーツは、それぞれが持つ栄養素や効果からPMSや生理痛をはじめとした不調を改善してくれますよ。
その時の気分でチョイスを変えたり、お悩みの症状によってフルーツを選んだりと、嬉しい効果を美味しく得られるフルーツを上手に取り入れて不快な症状を和らげましょう!
イチゴ
多くの女性が好きなイチゴには、「鉄分不足の解消」「食欲のコントロール&お腹の調子を整える」といった生理痛やPMSの緩和に嬉しい効果が得られます。
生理周期が乱れがち・食欲が増大するタイプのPMSの症状にお困りの方にオススメのフルーツとなっています。
1.鉄分不足の解消
まず、生理周期が一定に定まらず乱れがちなタイプの方にオススメなのがイチゴです。イチゴには造血に必要な鉄分が豊富に含まれており、生理中に経血として失われる血液を補充することができるからです。
また、鉄分・カルシウム・マグネシウムといったミネラルの吸収率を高める作用のあるビタミンCも豊富に含まれていますから、効率の良い鉄分補給にはピッタリのフルーツと言えます。
生理による失血以外に偏った食生活や無理なダイエットなど、女性は鉄分不足に陥りやすい要因が多く存在します。そのため、生理中のみならず普段の食事から積極的に鉄分を摂取し、貧血を防ぐことも大切です。
食後のデザートとしてイチゴをプラスし、不足しがちな鉄分を積極的に摂取してみてはいかがでしょうか?
2.食欲のコントロール&お腹の調子を整える
また、イチゴには胃の調子を健やかな状態に整える働きがあります。PMSの作用により食欲が増大しついつい食べ過ぎてしまう人の食欲を正常にコントロールしたり、食べすぎてしまった際には胃の消化をサポートしたりと、生理前特有の食事に嬉しい効果を発揮します。
食事に関する嬉しい効果を得られるイチゴですが、ストロベリーアイスクリームでの摂取は避けなければなりません。
生理前~生理中には体が冷えやすいのみならず、体の冷えから生じる血行不良が生理痛の悪化を引き起こすからです。
そのため、PMSや生理痛の緩和を目的としてイチゴを摂り入れる際には、極力体を冷やさないような食べ物から得ることがポイントですよ。
グレープフルーツ
ビタミンCやクエン酸といった栄養素を豊富に含むグレープフルーツには、「生理前の精神不安定の解消」「血液サラサラ効果で血行改善」「冷え性やむくみの改善」といった効果が得られます。
そのため、感情が不安定になる・むくみや倦怠感が全身に現れるタイプのPMSの症状にお悩みの方にオススメのフルーツです。
1.生理前の精神的不安定の解消に
「生理前になると無気力になる」「特に理由はないのにブルーな気分になる」といったPMSでの憂鬱感や無気力感にはグレープフルーツがオススメ!
憂鬱な気分からなかなかベッドから起き上がりにくさを感じた起床時には、グレープフルーツジュースを飲みましょう。グレープフルーツの爽やかな柑橘系の香りからアロマ効果を得られ、気分をリフレッシュできます。
市販のグレープフルーツジュースでも十分ですし、グレープフルーツを自分でカットして食べるのもOK!
生理前~生理中に朝から憂鬱な気分に悩まされる方は、冷蔵庫にグレープフルーツあるいはグレープフルーツジュースを用意しておくと良いですね。
2.PMS期に弱まる体調をサポート
グレープフルーツに含まれる栄養素の代表格として挙げられるのが、ビタミンCとクエン酸です。
先述の通りビタミンCには鉄分の吸収率を高めるほか、抵抗力の向上効果や肌を健やかな状態に保つ美肌効果が!
一方、クエン酸にも鉄分をはじめとしたミネラルの吸収率を高める効果があるほか、優れた疲労回復効果が得られます。
疲れやすい・体調を崩しやすい、また肌トラブルにも見舞われやすいPMS期には心強い栄養素がギュッと詰まっているのですね。
3.血行改善からむくみ&冷え性を予防
グレープフルーツには、血栓予防に使用されるほどの優れた血行改善効果があります。
そのため、血行を良好な状態へと改善することで、冷え性や体の冷えから生じる生理痛の悪化の予防に役立ちます。
また、脚や下半身むくみは、血行不良からうまく排出できずに蓄積された不要な水分や老廃物から生じます。
脚が太く見えたり倦怠感を感じたりするむくみですが、放っておくと冷えや冷えによる更なる血行不良が引き起こされかねません。
つまり、冷えからむくみが生じ、そのむくみが冷えを悪化させるという悪循環に陥ってしまうのです。
生理痛の悪化の原因となるこの悪循環を断ち切るためにも、血行改善効果やむくみ&冷え性予防効果が同時に得られるグレープフルーツは積極的に口にしたいフルーツと言えますね。
クランベリー
生理に伴う不快な諸症状に効果を発揮するフルーツとして意外に知られていないのがクランベリーです。
「血液循環のサポート効果」や「豊富なカルシウムからイライラを抑制」といった作用が得られます。
イライラをはじめとした精神的不調やむくみや冷え性といったPMSにお悩みの方にピッタリのフルーツですよ。
1.血液サラサラ効果で血液循環をサポート
クランベリーには、血液中の悪玉コレステロールを減らすことで、血液をサラサラにする効果が得られます。
全身の血の巡りをスムーズにし、血行不良から生じる冷え性やむくみの予防に効果を発揮できます。
血液サラサラ効果はグレープフルーツでも得られますが、以下でご紹介しますカルシウムの効果も同時に得たい方にはクランベリーがお勧めですよ。
2.豊富なカルシウムでイライラを軽減
クランベリーにはカルシウムが豊富に含まれているので、PMSによって引き起こされるイライラの抑制に適しています。
イライラやストレスはホルモンバランスの乱れや血行不良を引き起こし、生理痛を悪化させる恐れがありますから極力ストレスを溜め込まない取り組みも大切になります。
ただしクランベリーを摂取する方法として、砂糖を多く含むクランベリージュースの飲用はお勧めできません。
砂糖の過剰摂取はダイエットに適していないのはもちろんのことですが、体の冷えやホルモンバランスの乱れにも繋がってしまうからです。
生理痛緩和のためにクランベリーを生活に取り入れる際には、クランベリーをそのまま食べるか、あるいはクランベリーのサプリメントを上手に活用して補いましょう。
ブルーベリー
目の健康に効果を発揮することで知られるブルーベリーからも、生理痛の緩和に適した効果が得られます。
特に「下半身の冷えやむくみの改善」「泌尿科系の悩みの解消」に作用しますから、腰回りや脚が重くなる・トイレが近くなるタイプのPMSにオススメです。
1.冷えや下半身の怠さを改善
ブルーベリーはビタミンEに富むことから、全身の血行を改善します。
目に良いとされているのも、このビタミンEによる血行改善効果によるものだったのです。
そのため、生理前~生理中に腰回りや脚がむくんで怠く感じられたり冷え性に陥ったりといった諸症状の改善にgood!
また、ビタミンEはアンチエイジング効果が非常に高いことで知られていますから、生理痛の緩和のみならず美容や健康維持のためにも積極的に摂取したい栄養素ですよ。
2.婦人科系だけでなく泌尿科系のサポートも
腎臓や肝臓の機能を高める働きが得られるので、冷え性からトイレが近くなったり、それによって引き起こされる膀胱炎を予防したりと泌尿科系のサポートも期待できます。
泌尿科系の悩みはなかなか人に相談しづらく困ってしまいますよね。心当たりのある方は今一度ブルーベリーを取り入れる習慣を始めてみてはいかがでしょうか?
生理の日が近くなったら、鎮痛剤よりもフルーツを♡
多くの女性を悩ませる生理痛やPMSですが、症状が重くなる根本的な原因がそれぞれの諸症状にはきちんと存在します。ですから、生理痛やPMSの原因に効果的にアプローチするフルーツを積極的に口にすることで、不快な症状の軽減に役立つのですね。
ご紹介しましたフルーツはどれもとっても美味しく、楽しみながら優れた効能を得られるものばかりです。生理前~生理中のおやつのみならず普段の食生活の中でも摂り入れて見てはいかがでしょうか?
鎮痛剤に頼るのも良いですが、フルーツが持つ自然由来の体に嬉しい効能で症状の原因を根本的に解決しようという姿勢も大切ですよ。