何度も練習場に通い、ボールの打ち方を一通り覚えたら次はいよいよコースデビューです。「ちゃんと上手く打てるかなあ」「他の人に迷惑をかけないかなあ」と不安が先立つことと思いますが、何はともあれまずはゴルフコースにおける1日の流れをつかむことが大切。
そこで今回はコースデビューする初心者に向けて、ラウンドする前日の準備からラウンドを終了するまでの簡単な流れをご説明いたします。
何度も練習場に通い、ボールの打ち方を一通り覚えたら次はいよいよコースデビューです。「ちゃんと上手く打てるかなあ」「他の人に迷惑をかけないかなあ」と不安が先立つことと思いますが、何はともあれまずはゴルフコースにおける1日の流れをつかむことが大切。
そこで今回はコースデビューする初心者に向けて、ラウンドする前日の準備からラウンドを終了するまでの簡単な流れをご説明いたします。
ゴルフのラウンドは、その前日から始まっているといっても過言ではありません。準備を怠ると当日の朝バタバタしてしまい、スコアにも影響してしまうのです。
以下、コース前日に行うことをピックアップしてみたので参考にしてください。
ゴルフプレーに適したウェアを準備し、バッグに入れておきましょう。暑い夏などは汗を大量にかくので交換用のウェアも用意しておいた方がよいです。
なお、ウェアのマナーについてもある程度決まりがありますが、それは別の回で詳しくご説明いたします。
プレーに必要な道具や小物をチェックしましょう。忘れ物が無いか、リストを作ってチェックするのもよいでしょう。仮に忘れ物をしてもコースで借りたり買ったりすることができますが、自分にフィットするものがあるかどうかまでは分かりません。極力忘れ物をしないよう確認してください。
キャップ・グローブ・ティー・ボール(予備多め)・ボールマーカー・グリーンフォーク・ゴルフシューズ・バックタグ
プレーにはお金がかかります。ゴルフ場への交通手段は多くの場合車を利用すると思いますが、乗り合わせていく場合高速代やガソリン代を割り勘で負担することもあります。財布を忘れると肩身の狭い思いをするのでご注意ください。
現在、ほとんどのゴルフ場はホームページを開設しており、コースレイアウトなども公開されています。中には動画でコースを紹介しているところもあります。ホームページを見て、明日のプレーを頭の中でイメージしておくとよいでしょう。
さて、いよいよデビュー当日。記念すべき1日の始まりです。ラウンド当日の動きを朝から順に見ていきましょう。
当日のスタート時間の1時間前にはコースに到着するよう逆算して自宅を出ましょう。休日は高速道路が混雑することもあります。そういった不慮の事態も頭に入れ、遅刻しないようにタイムマネジメントを行うことが大切です。
なお、ゴルフは意外と体力を使うスポーツであるため、必ず朝食は食べておきましょう。
ゴルフ場に到着したら、まずクラブハウスに入りフロントで名前を告げます。フロントで予約を確認した後に、スコアカード一体型ロッカーキーが渡されます。ホテルのチェックインと似ていますね。コースによっては本日の注意事項などをその場で説明されることもあります。
ロッカールームは男女別に分かれています。受け取ったロッカーキーの番号を基に割り当てられたロッカーを探し、ゴルフウェアに着替えましょう。また、貴重品はフロント付近に設置されている貴重品BOXへ預入したほうがよいでしょう。
コースには練習用のグリーンや練習場(通称:打ちっぱなし)があります。ラウンド前のチェックとして軽く練習しておけば安心です。なお、練習グリーンでは多くの人が練習していることがあります。他人の邪魔をしないよう、譲り合って練習するよう心がけましょう。
スタート時間の10分前には、スタートホール付近へ集合するようにしましょう。なお、前の組がプレー中は物音を立てないように静かにしておくのがマナーです。順番が来たらオナーを決め、順次プレー開始です。初めてのティーショットは緊張すると思いますが、失敗を恐れず思い切ってショットしましょう!
なお、ティーグラウンドにはティーショットをする人しか入ってはいけません。他の人はティーグラウンドの外からボールの行方を見るようにしましょう。
全員がティーショットを打ち終えたら移動します。以降、グリーンから遠い人から順にショットしていきます。この際、これからショットする人の前に出ないように十分注意してください。遠い人がショットし終わってからみんなで移動を繰り返しグリーンへと進んでいきます。
1ラウンドは多くの場合9ホール→休憩→9ホール→終了という流れになります。従って、スタートから9ホールを消化したら休憩です。クラブハウスへ戻り、ハーフのスコアを振り返りながらランチタイムとなります。ランチはゴルフ場自慢の美味しいメニューがラインナップされていることが多く、ランチの美味しさでコースを決めるという人もいる程です。
なお、ランチタイムは通常1時間~1時間半程度設けられています。
ランチタイムを終えたら残りの9ホールのプレーをスタートしましょう。
全18ホールを消化したらラウンド終了です。おつかれさまでした。クラブハウスへ戻り、ゴルフクラブを確認し、飲み物などのごみを処分して終了です。この際、キャディーバッグの預かり証を渡されます。帰る際に必要となりますので紛失しないよう注意してください。
また、多くのゴルフ場ではお風呂が用意されています。ラウンドの疲れを癒し、さっぱりして帰るためにもお風呂に入ることをおススメします。風呂から上がったらロッカールームで着替え、フロントで清算です。
受け付け時に渡されたロッカーキーをフロントへ戻すと係の方が清算手続きに入ります。現金やクレジットカードでプレー料金を精算しましょう。この時、次回以降で利用できる割引券などをプレゼントされることもあります。
最後に持参してきたキャディーバッグを受け取って帰ります。指定された場所で預かり証を提示し、受け取ってください。
なお、車の方は疲労による居眠り運転などには十分に注意し、適度に休憩を取りつつ帰宅するようにしてください。
以上が1日のラウンドの基本的な流れです。
次に、ラウンドにおけるさまざまな疑問についてお応えします。
それぞれの組のスタート時間は事前に決められています。多くはプレイヤーの希望を聞き、空いている時間で設定することとなります。
なお、ゴルフは基本的に陽が昇っている明るい時間帯に行うスポーツです。従って、スタート時間は季節によって異なり、夏であれば早い組で朝6時くらいのスタート、冬であれば朝8時くらいのスタートが最初のスタート時間となるでしょう。
以降、その日の込み具合によってある程度の間隔をあけてスタート時間が決まります。
アマチュアの場合、ハーフに要する時間は大体2時間半程度です。従って、途中の休憩を挟むと1ラウンド6時間~7時間が目安でしょう。スタート時間が8時であれば14時か15時くらいには終了することになります。
最も注意しなければならないマナーは「他人に迷惑をかけないこと」です。グリーン上では芝を傷めないように跳んだり走ったりしない、他の人がプレーしているときに大声を出さないなど、注意しておかなければなりません。
また、後ろの組に迷惑をかけないようにスムーズなプレーを心がけることも大切。焦ることはありませんが、初心者のうちはボールの飛ぶ方向が安定しないため右に左にバタバタすることもあるでしょう。予備のクラブを持って走るなど、あまり後ろを待たせないような心配りは必要です。また、最初のうちは上手な人とラウンドしながらルールやマナーを教えてもらうとよいでしょう。
初心者にありがちですが、ゴルフはそれほど体力を必要としないスポーツだと思い込まないようにしましょう。確かに高齢者になっても一生涯楽しめるスポーツであることは変わりありませんが、イメージ以上に体力を消耗するのは事実です。
特に初心者の場合は斜面を登ったりコース内を走り回ったりすることが多いので、体調管理には注意しておきましょう。
ラウンド前日の準備や当日の流れについて簡単に説明しましたが、初心者の場合ベテランのプレイヤーと一緒にラウンドすることが多いと思います。一緒にラウンドするベテランのアドバイスに耳を傾け、ラウンドしながらマナーやルールなどを徐々に覚えていくというスタンスでも問題ありません。
大切なのは、「また次もやってみたいな」と思えるような楽しいラウンドにすること。しっかりとした準備をし、他人に迷惑をかけないようにプレーして、徐々にスコアを改善していけるよう頑張ってみましょう。