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初心者でもわかるゴルフの基本ルール【入門編】用語やスコアの数え方

 

これからゴルフを始めたい!でもルール難しそうでちょっと…。

そう思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、一見難しそうなゴルフのルールも、基本を理解すれば意外と簡単に覚えることができます。

第1回となるこの記事では、初心者でも理解できるようにゴルフに関する基本的なルールをご説明いたします。

目次

ゴルフの基本

ゴルフのルールには大きく分けて2通りあります。ひとつは全世界共通ルール。世界中のプレイヤーが守るべきルールです。もうひとつがローカルルール。これはそれぞれのゴルフ場が独自に設定したルールで、そのゴルフ場でプレーする際に守らなければならないルールとなります。

ローカルルールについてはゴルフ場によってさまざまですので、ここでは全世界共通のルールについてお話ししましょう。

基本的な考え方ですが、ゴルフのルールを守るということはマナーを守るということです。つまり、マナー=ルールといっても過言ではない程ゴルフをプレーする上でマナーが大切ということ。

そして、そのマナーの中で最も重要視されているのが「嘘をつかない」ということです。ゴルフプレーにおけるスコアは原則として自己申告制です。誰かが常に自分のプレーを監視しているわけではありません。従って、嘘やごまかしをやろうと思えばいくらでも可能です。

ゴルフは紳士のスポーツと呼ばれる所以もそこにあります。嘘やごまかしを行わず、紳士的にプレーすることがゴルフルールの基本となっているのです。

ゴルフ用語【入門編】

では、ゴルフをプレーする上で「これだけは知っておきたい」と思われる用語についてご説明します。なお、ゴルフクラブに関する用語については後述します。

ティーグラウンド

そのホールのプレーをスタートする場所です。多くの場合、ティーアップと呼ばれるゴルフボールをティーと呼ばれるグッズで地面より高くしてショットします。このティーアップが許されているのはティーグラウンドだけです。

なお、コースによっては男性用と女性用で異なるティーグラウンドが用意されているところもあります。

グリーン

そのホールの終点となるカップが設置されている場所です。短く刈られ綺麗に整備された芝生が目印です。カップには旗が立てられており、プレイヤーはグリーン上のカップを目指してプレーを進めます。

なお、グリーンは非常に繊細であるため、グリーン上を走ったり飛んだり跳ねたりするのは厳禁です。

キャディ

プレーのガイド役としてすべてのホールに付き添ってくれる人のことです。プロではプレイヤー1人にキャディ1人体制ですが、アマチュアの場合は1組(2~4人)に1人のキャディがつきます。なお、キャディがつかないセルフプレイというスタイルもあります。

OB

アウトオブバウンズの略です。プレー禁止エリアのことであり、コースでは通常白色の杭で表示されています。OBにボールが入ってしまった場合には、再度同じ場所(もしくはローカルルールで指定された場所)から1打プラスして打ち直すことになります。

バンカー

日本語的に言えば砂場です。コースのあちこちに設けられており、非常に打ちにくい場所です。スコアが伸び悩む一因にもなるので、バンカーにボールを入れることを極力避けてプレーするのが基本です。

ウォーターハザード

池や噴水といったプレー不可能な場所です。ボールが入ってしまった場合は、その手前から1打プラスして打ち直すことになります。

フェアウェイ

ティーグラウンドからグリーンへと続く、比較的平らでプレーしやすい場所のことです。芝も短く、ショットしやすい場所であるため、できるだけフェアウェイをキープしながらグリーンへと進めていくのがスコアを縮めるコツです。

ラフ

フェアウェイを取り巻くように設置されている比較的芝の長い場所です。ラフにボールが入ると長い芝がショットの妨げとなりボールが飛ばなくなったり方向性が安定しなかったりします。

オナー

ホールごとに最初にショットする人をオナーと呼びます。プレースタート時はクジで決めますが、以降は前ホールで最も良いスコアの人が自動的にオナーとなります。

クラブハウス

ゴルフ場の施設のひとつです。着替えをしたり、昼食をとったり、料金を精算したりする建物です。ゴルフ場によってはショップを併設しているのでここでゴルフ道具を購入することも可能です。

コンペ

競技会のことです。会社内で行う場合や、親しい友人同士が何組か集まって行う場合、あるいはオープンコンペとして不特定多数を集めて行う場合などがあります。

ショット/パット

ティーグラウンドから始まりグリーンに到達するまでにボールを打つ行為をショットと言います。グリーン上にボールが乗ってからはパットと呼び、パター(後述)以外でのプレーは禁止です。

スコアの数え方

ゴルフのスコアの数え方には一定の決まりがあります。

ゴルフは1ホールごとに決められたスコアでプレーすることが基本です。そのスコアはボールをカップに入れるまでの打数で設定されており、3打~5打の間でホールごとに異なります。

そのホールを何打で終了したかによって、以下のような呼び方になります。

パー

決められたスコアピッタリでプレーできた場合です。アマチュアはまずパープレイを目指して頑張ります。

バーディ

決められたスコアより1打少なくプレーできた場合です。プロでもバーディはなかなかとることができません。

イーグル

決められたスコアより2打少ない場合です。プロでも珍しい記録です。

ホールインワン

ティーショットがそのままカップインするというように、1打でプレーできた場合です。従って、パー3で設定されたホールのイーグル=ホールインワンとなります。

ボギー

決められたスコアより1打多くプレーできた場合です。初心者はボギーすら取ることは難しいと言えます。

ダブルボギー

決められたスコアより2打多い場合です。3打多い場合はトリプルボギーと呼びます。初心者はダブルボギーやトリプルボギーを連発しますが、練習を重ねてパーを目指せるように頑張りましょう。

ペナルティのカウント方法

ゴルフをプレーしていく上で、ペナルティを受けるケースは良くあります。ペナルティは〇打罰とも呼ばれ、〇に入る数字の数だけスコアに加算されます。

では、どのような場合にどのようなペナルティとなるのかを見ていきましょう。

OB(アウトオブバウンズ)…1打罰

ショットしたボールがOBゾーンに入ってしまった場合には1打罰となり、ショットした場所から打ち直します。なお、ローカルルールで異なるペナルティが課されているホールもあります。

ウォーターハザード…1打罰

いわゆる池ポチャです。1打罰でウォーターハザードの区域を最後に横切った地点とグリーン上の旗を結んだ後方線上にドロップしてプレーを続けます。

ノーマークでのピックアップ…1打罰

グリーン上のボールはマークしてピックアップ(拾い上げる)ことができます。しかし、マークをせずにピックアップした場合は1打罰となりボールのあった付近からパットします。

バンカーでのクラブ接地…1打罰

バンカー内では、ショットの時以外にゴルフクラブを地面(砂)に設置させてはいけません。仮に接地した場合1打罰となります。

こんなときはどうしたらいいの?

次に、上記ペナルティ以外に初心者がやってしまうガチなミスについて、その時どうすればよいかをご説明します。

空振りしてしまった

ボールはそのまま、空振りを1打としてカウントします。

ボールに間違って触れてしまった

1打罰となり、触れる前の状態に戻してプレーを再開します。

打順を間違ってしまった

ゴルフではホールごとにオナーを決め、その後の打順も前ホールのスコアの良い順になりますが、仮に順番を間違ってしまってもペナルティはありません。しかし、マナーに欠ける行為となるので同じ組のプレイヤーにお詫びしましょう。

障害物で打ちにくい

障害物の種類にもよりますが、多くは1クラブレングス(ゴルフクラブ1本の長さ以内)でボールを移動させ0打罰で打ち直すことができます。ローカルルールで定められていることもあるので、事前に確認しておきましょう。

ゴルフクラブの種類

最後に、ゴルフをプレーするために必要なゴルフクラブの種類について簡単に説明します。メーカーによって呼び方が異なるものもありますが、基本的な種類は以下のようになっています。

ドライバー

最も飛距離の出るクラブです。長いシャフトと大きなヘッドが特徴です。主にティーショットで使われます。

ウッド

ヘッドの材質が木であった時代に名付けられたため今でもウッドと呼びますが、現在ではチタンやカーボンで作られています。1W(ウッド)はドライバーと呼ばれていますが、それ以外のウッドも数本用意しておくとよいでしょう。多いのは3Wや5Wです。

アイアン

ロングアイアン(1~3)、ミドルアイアン(4~6)、ショートアイアン(7~9)に分類されます。飛ばす距離によって大まかな目安が設定されており、5Iで160ヤード、9Iで120ヤードあたりがひとつの目安になります。フェアウェイやラフからのショットでよく使われます。

ウェッジ

主にアプローチと呼ばれるグリーン周りでの「寄せ」に使われるクラブです。中でもサンドウェッジはバンカーからの脱出に必要不可欠です。

パター

グリーン上でボールを転がすためのクラブです。いろいろな形状をしたパターがあり、打ちやすい形状のものを選ぶと良いでしょう。

まとめ

ゴルフは非常にマナーに厳しい競技です。しかし、マナーにさえ気を付けていれば後は複雑なルールではありません。

特に自然の中でのびのびとプレーできる醍醐味は一度経験してみたら病みつきになる程。ぜひこの機会にゴルフデビューしてみてはいかがでしょうか。