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虫歯の放置はリスクが高いってホント?!痛くない虫歯、治療しないとかなり危険!

 

虫歯、痛いですよね。

でも、治療に行くのも怖いですよね。

しかし痛みがないうちならいいやと思っているうちにも虫歯は進行しています。

とくに、こんな虫歯ができている時はすぐに歯医者さんに行くようにしましょう。

放置しておくと歯を失うだけでなく、全身の病気のもとになりかねません。

目次

危険な虫歯

放置するのは危険?!

冷たいものや熱いものが滲みる

冷たいものや熱いものが滲みるのは、虫歯が進行してきたサインかもしれません。

稀に神経が過敏な人もいますが、その原因は歯の表面であるエナメル質が薄くなったことにあります。

エナメル質の下は、柔らかい象牙質があり、その中を神経が通っています。

そのため虫歯の穴が象牙質に近づくほど痛みは強く感じるようになります。

冷たいものの方が滲みやすいので熱いものが滲みてきたら、より大きな虫歯になっているでしょう。

大きな穴が開いている

目立つほど大きな穴が開いている時は、間違いなく痛みを感じます。

この状態まで行くと歯に関心がない人でさえ危機感を抱くはずです。

象牙質は柔らかいので、エナメル質を溶かしきった虫歯は加速度的に進行します。

そして、神経にも炎症を起こすのです。

このレベルになると何もしていない時でもずきずきと痛みます。

しかし、この段階をさらに超えると痛みがなくなります。

あんなに痛かったはずの歯がモノを食べても大丈夫になります。

もちろん虫歯が治ったわけではありません。

虫歯が進行しすぎて、神経をすべて溶かしてしまったのです。

神経が溶けたらもう大丈夫?

いいえ、その逆です。

虫歯菌が一通り歯を溶かしたら歯の根元からさらに前進へ侵攻します。

恐らくはその前段階に、歯茎に膿がたまることやあごの骨に炎症が出るはずです。

この状態になったらもはや抜歯しかありません。

ちなみに、最終的には歯の根っこだけが残ります。

もはや抜歯も不可能なので切開して歯根を除去します。

ところで、なぜ歯医者さんは神経を抜いてでも歯を残そうとするのでしょうか?

それは噛み合わせを保つためです。

特に下の歯が抜けてしまうと重力に負けて上の歯が舌に下がってくるのです。

歯の中が黒くなって見える

歯の中が黒くなって見える場合も虫歯です。

虫歯は歯の表面から溶けていくイメージですが、時には歯の中から攻めてくる場合もあります。

この場合は外の刺激はエナメル質で守られ、中の浸食は神経に至っていないので気付きづらいです。

タバコを吸っている人も歯が黒くなりますが、象牙質の虫歯は黒く透けて見えるのに対し、タバコのタールは表面をくすませます。

詰め所をしているのに痛い

詰め物をしているのに痛い。

これは詰め物があっていないことも考えられますが、もしかしたらその中で虫歯が発生しているかも。

詰め物の下は象牙質なのですぐに解けてしまいますし、表面を防がれているので、唾液が行きわたりづらいです。

つまり、露出しているよりも虫歯が進行しやすいのです。

最終「死」に至る・・・?

虫歯を放置するとこんなことになる可能性も

「虫歯を放置すると死亡する」という話を聞いたことありませんか?

なぜこんな恐ろしい話が出回っているのでしょうか。

実は、虫歯が根元まで進行すると、次は血管の流れに乗って全身へ侵略を始めます。

顎の炎症はもちろんのこと、心臓や肺、脳といった期間も虫歯によるダメージを受けることがあるのです。

このような症状を歯原病といいます。

細菌の出す有害物質は非常に恐ろしいもので、細菌の繁殖と共に有害物質の量も増えていきます。

虫歯死亡説は、細菌によって脳を蝕んでしまった人、心停止してしまった人、肺炎や敗血症にかかってしまった人もいるという話からきているようですね。

そうならないように

虫歯予防をしよう

歯を良く磨く

虫歯を予防するためには歯を良く磨くことです。

歯垢が付着すると酸を出し始めるので、可能な限り毎食磨くことが望ましいです。

食べない間隔が長いほど歯の再石灰化が行われるので、間食も控えた方が良いですね。

特に、磨きのこしが出やすいのは歯と歯の間や裏側、そして歯周ポケットです。普通の歯ブラシで届かない時はワンタフトブラシやデンタルフロスを使うと効率的です。

特に子供は甘いものを好むうえ、歯磨きの習慣がついていないので根気よく努力しましょう。

唾液の分泌を良くする

歯の再石灰化に関わるのが唾液です。

唾液には歯の材料となるミネラルが含まれていて、同時に細菌の活動を弱める働きもあります。

唾液の分泌を良くする方法はよく噛み、舌を動かし、口呼吸をやめることです。

ストレスも唾液を減らすのでしっかり休むことも大切です。

定期検診を受ける

そして、歯医者さんで定期検診を受けましょう。

毎日歯を磨いている人でも磨きのこしは十分にあります。

頻度は3か月に1回以上です。

歯科検診の際は歯の状態チェックだけでなく、磨き方の指導や歯石の除去もしてもらえます。

面倒でも行く時間を作ってくださいね。

歯科に行く

軽度の虫歯なら1回で治療できる

表面が茶色くなっているくらいの虫歯であれば歯の再石灰化に任せてOKですし、エナメル質が溶けているくらいなら患部を削ってプラスチックを詰めれば終わりです。

軽い虫歯は1回で治療が終わるので、早めの受診がお金や時間の節約になります。

重い虫歯は神経の除去や抜歯が必要

重い虫歯の場合は歯を削るだけでなく神経を除去することも必要です。

神経の除去は時間がかかるため、何回か通院しなければいけません。

もっとひどい場合は抜歯しか選択肢がなくなります。

歯意外に炎症が観られるときは口腔外科のお世話になるかもしれませんよ。

まとめ

ありふれた病気である虫歯ですが、重病になるまで放置する人はまずいません。

たかが虫歯と侮らずに、見つけたら・痛くなったらすぐに治療をしてくださいね。