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「重曹」でホワイトニング?!セルフで歯を白くキレイにする方法♪

 

掃除や洗濯、お菓子作りにも使える重曹は化学物質に過敏な方にも安心と注目されています。

中にはこれ一本で家の掃除ができると言う人までいます。

しかも重曹を歯磨きに使うと、歯の殺菌だけでなくホワイトニング効果も期待できるのだそうです。

そんな、身近にあるけど実はよく知らない重曹についてご紹介します。

目次

無害なのに優秀。重曹のパワーをおさらいしよう

重曹とは

重曹は炭酸水素ナトリウムと呼ばれる物質で、人体には無害です。

私たちが最初に重曹と触れる機会と言えばお菓子作りや理科の実験でしょう。

重曹を加熱することで二酸化炭素と水が出ることからケーキやクッキーを膨らませるために使われています。

重曹は3種類に分けられる!

重曹は医療用、食用、工業用に分かれています。

重曹は無害なのにどうして?

と思われますが、工業用重曹は製造過程での生成が粗く不純物が含まれている可能性もあります。

つまり、工業用重曹は食べられないのです。

逆に医療用重曹は食用よりも純度が高いです。

ちなみに、食用重曹の摂取は1日5g以下に収めないと副作用が発生します。

重曹の特徴

重曹は、掃除や洗濯にも役立つと言われています。

その理由は重曹の粒子が溶けにくいことと、アルカリ性であることです。

重曹の粒子は溶けにくく、かつ細かくなります。

そのため、重曹の粒の力で汚れをこすり落とすことができます。

つまり、クレンザーや歯磨き粉として代用できるのです。

さらに、二酸化炭素が発生することから泡の力で焦げ付いた汚れも落とせます。

この場合は鍋に水と重曹を入れて加熱します。

次に、重曹はアルカリ性なので酸性のものと中和します。

キッチンの汚れは酸性のものが多いのでアルカリ性の物質と中和します。

この力を利用したものとして炭酸ソーダや電解水が知られていますが、重曹はアルカリ性の度合いが弱めです。

数値で言えば炭酸ソーダでPh11.2、セスキ炭酸ソーダでもpH9.8です。

それに対して重曹はpH 8.4なので洗剤の代用として使うには力不足なのです。

そのため、重曹にできることは軽い汚れ落としと消臭です。

酸性に由来する生ごみに振りかけるとにおいを消してくれます。

重曹は万能??

たまに、重曹が掃除洗濯何でも使えると紹介されていますが、残念ながら重曹で油やたんぱく質の汚れは落とせません。

また、アルカリ性であるアンモニア臭も消すことはできません。

さらに、水垢は酸性のもので落とせます。

これが、重曹が人体に無害な理由の裏返しになります。

逆に炭酸ソーダ等は肌荒れの原因になることがあります。

では、重曹洗濯の意味は何なのでしょうか?

その答えはアルカリ性を弱めるためです。

特にたんぱく質でできている天然繊維はアルカリ性に弱いので、炭酸塩入りの洗剤では傷んでしまいます。

つまり、重曹洗濯で汚れが落ちやすくなると言うのは真っ赤なウソだったわけですね。

ちなみに、医療用重曹は胃酸をおさえるために用いられます。

医療用重曹は100g100円前後と他の重曹よりも高いので、あえて医療用を買うシチュエーションはないと思います。

歯磨きにおける重曹の役割

重曹には歯の着色汚れを落とす効果があります。

これは、上記で説明した通り重曹の粒子がクレンザーと同じような効果を持つからです。

しかも、重曹はアルカリ性なので口の中の環境を中和してくれます。

これは歯のクリーニング効果ですが、ホワイトニング効果ではありません。

重曹歯磨きではホワイトニングできない

ホワイトニングは単純に歯の汚れを落とすことではありません。

ホワイトニングによって落とすのは歯の中にしみ込んだ着色汚れです。

歯磨きでは落とすことのできないものを過酸化水素などの薬剤と光によって浮き出します。

そのため、重曹による歯磨きはしすぎると歯が削れてしまうことも考えられます。

また、重曹はナトリウムが入っているので体内では塩分と同じような働きをします。

口臭対策になる?

また、重曹歯磨きは虫歯予防に良いと言われていますがどうでしょうか?

残念ながら、そこまでの効果は期待できないでしょう。

でも、口臭対策にはなります。

口の中にいる細菌は酸性の環境を好みますし、臭いのガスも酸性です。

だからアルカリ性である重曹の力で細菌が発生させる臭いをおさえることができます。

虫歯予防にはならない

しかしながら、重曹のアルカリ性は細菌を倒せるほど強くはありません。

また、虫歯菌の出す酸で解けた歯を再石灰化させるのは唾液による効果も大きいです。

つまり、重曹は虫歯を予防する力を持たないのです。

そして、歯周病は狭い詩集ポケットにいる細菌の仕業です。

こちらにも重曹が届くことは考えづらいのです。

磨きすぎはキケン?重曹歯磨きはすごいパワーを持っています。

方法

重曹歯磨きをすると表面に付いた着色汚れ・ステインが落ち、口臭対策にもなることが分かりました。

では、重曹歯磨きとはどのように行うのでしょうか?

重曹での歯磨きは、樹層に水やグリセリン(こちらも人体に無害)を加えて肺が来このようなペースト状にします。

これを歯に塗って5分ほど磨きます。

重曹歯磨き剤の使用量は1回につき1~2gで十分です。

だいたい10gで2~3日使えます。

むしろ、保存料が入っていないため早く使いきることが重要です。

重曹歯磨きをするときの重曹とグリセリンの比率は2:1です。

そこにハッカ油を入れることでミントの清涼感を味わうことができます。

そして、歯磨きのあとには重曹のうがいもおすすめです。

水100㏄に対して重曹を小さじ半分をよく混ぜて30秒ほどうがいをするだけです。

これも、長持ちするわけではないのでこまめに作ることが勧められます。

注意点

重曹うがいで注意すべきことは、歯や口の中を傷めないことです。

重曹は要するに研磨剤なので削り過ぎると歯のエナメル質を傷つけてしまいます。

これによって知覚過敏になることもあれば、表面の傷に汚れがたまりやすくなることもあります。

優しく磨くように心がけましょう。

歯ブラシに直接付けないことも大切です。

さらに、重曹の刺激は歯茎にも及びます。

口の中は粘膜でおおわれているので詩集ポケットを磨くときも小刻みに汚れだけを落とすよう意識しましょう。

もちろん、口の中に入れるので工業用重曹の使用はNGです。

重曹歯磨きの頻度は月に1~2回で十分です。

それ以外の時は通常の歯磨きで歯の汚れを防ぐこと。

どうしても落ちない汚れは色素沈着が考えられるので、歯医者さんに相談することが望ましいです。

まとめ

このように、重曹歯磨きは安価で効果的に歯の着色汚れを落としてくれます。

しかし、重曹は研磨剤としては強いためやり過ぎてはいけないし、殺菌用としては効果が弱いので、虫歯予防と過信するのもいけません。

それでも、正しく行うことで普段の歯磨きとの相乗効果が期待できますし、新たに研磨剤を買う必要もなくなります。

歯の汚れが気になるようであれば、今日のうちに重曹歯磨きを試してみましょう。