口臭予防の食べ物はいろいろありますが、中でも話題となっているのがなた豆です。
でも、なた豆なんてスーパーでは見かけませんよね。
実は、なた豆は加工品として売られており、お茶や歯磨き粉として有名なのです。
ジャックと豆の木のモデルだったりするなた豆はどのように口臭を防いでくれるのでしょうか?
口臭予防の食べ物はいろいろありますが、中でも話題となっているのがなた豆です。
でも、なた豆なんてスーパーでは見かけませんよね。
実は、なた豆は加工品として売られており、お茶や歯磨き粉として有名なのです。
ジャックと豆の木のモデルだったりするなた豆はどのように口臭を防いでくれるのでしょうか?
なた豆は40~60センチほどのさやがなり、木の大きさはなんと5メートルを超えるそうです。
別名刀豆、帯刀とも呼ばれ、マメ科の中でも圧倒的な大きさを誇ります。
大きな豆と言えばソラマメが思い浮かびますよね。
ソラマメの豆の大きさは2センチですが、なた豆の豆の大きさは3センチです。
もちろん、さやの大きさは全然違うのでなた豆は1つのさやに10個以上の豆が入っています。
なた豆の原産地は鹿児島県。
薩摩藩と呼ばれていた時代から広く親しまれていました。
その生命力の強さから子孫繁栄や商売繁盛のお守りとして使われることもあり、大河ドラマで人気となったの篤姫ともゆかりのある植物なんです。
薩摩を離れる篤姫になた豆を持たせたことは「無事を祈る」という意味があるそうです。
なた豆が一般的に活躍するものと言えば、福神漬けです。
豆のは切った福神漬けを見たことが無いのも無理はありません。
福神漬けに入っているなた豆は未熟のさやが輪切りになっているのです。
あの、細長くて真ん中に穴の開いている具材がなた豆です。
ぜひカレーを食べる時に確認してみましょう。
ちなみに、なた豆を英語で言うとジャックビーン。
ジャックと豆の木に出てきたのもこのなた豆なのです。
短期間でどんどん伸びていく姿はまさに物語のイメージ通りです。
なた豆には色々な効果があり、口臭対策にも良いと言われています。
そんなに素晴らしいものなら全国のスーパーでも売ってほしいものですが、そうもいかない事情があります。
なた豆には毒が入っているのです。
そのため、なた豆が食べられたとしても未熟なものが、もし完熟したものを食べる場合には2日ほど水にさらし、加熱や発酵などの処理が必要になるので非常に手間がかかります。
どんなに栄養のある食材でも毒にあたってしまえば元も子もありません。
そこで、注目されているのがなた豆茶なのです。
なた豆茶は、製造の過程でしっかり毒抜きがされているのでなた豆の良い成分だけを摂取することができます。
日本への伝来は中国からでしたが、中国でも薬効のある豆として親しまれていました。
健康に良い飲み物のイメージはやはり「まずい」というものだと思います。
青汁、マテ茶、ノニジュースなど、体に良いことが分かっていても飲み続けられないものが多いので、なた豆茶もやはり味が気になりますよね。
そんなあなたに朗報です。
なた豆茶の味は、麦茶のように飲みやすいので、美味しく飲みたいあなたはもちろん、子どもでも抵抗なく飲み続けることができます。
しかも、なた豆茶の適量は1~2日に1杯です。
ティーパック1~2袋で1リットルを煮出すことができるので家族みんなでなた豆茶を飲んでも経済的です。
なた豆茶を煮出すときは沸騰したお湯に弱火で5分。
水出しの時は3時間で飲めます。
もっと手軽に一人分を飲みたいときは急須で2~3分蒸らせばOKです。
そして、なた豆茶はなんとカフェインレス。
コーヒーやお茶を飲むときに気になるカフェインが入っていないのです。
こちらもお子様と一緒に飲むうえで安心ですね。
健康に良いお茶はよく聞きますが、「口臭に良いお茶」ってなかなか聞きませんよね。
実は、なた豆も健康効果の嬉しい副作用として口臭対策になるのです。
なた豆が口臭に良いのはデトックス効果のあるカナバニンのお蔭です。
カナバニンは炎症を抑え、膿を排出してくれます。
そのため、蓄膿症や痔ろう、そして歯周病に効果を発揮します。
口臭のもとは、口内の汚れが腐敗した硫化水素であることが多いものの、歯周病はその腐敗臭をはるかに上回る悪臭を発します。
だから、歯周病を改善する効果のあるなた豆茶を飲むことで口臭も解決してくれるのです。
ちなみに硫化水素の臭いは腐った卵の臭いと形容されます。
歯周病は軽いものであれば歯肉炎、重いものであれば歯槽膿漏と呼ばれます。
この歯槽膿漏から出てくる膿はメチルカプタンと呼ばれる物質を出し、腐った玉ねぎと形容されるほどの臭いです。
メチルカプタンは硫化水素の20倍の刺激を誇ります。
さらに、歯周病菌は他の細菌と一緒に口内の汚れを腐敗させるので硫化水素の出る量も増えます。
とくに汚れを見逃しやすいのは舌。
歯は磨いても舌を磨くことが無いためか、舌に舌苔(ぜったい)と呼ばれる汚れのかたまりが見られます。
これは専用のタンクリーナーで掃除することができます。
ところで、歯周病と言えば一部の人がかかる病気、歯を磨かない人にとっての病気と言うイメージがありませんか?
実は、歯周病にかかっている人は20代だと5人に1人、30代だと4人に1人、そして高齢者になると半分を超えてしまいます。
日本人の8割が歯周病と言うのは真っ赤なウソですが、歯を残せるうちに治療することが大切ですね。
なた豆茶の成分は直接歯周病菌をやっつけてくれるので、残ったお茶でうがいをすることも効果的です。
さらにはなた豆を原料に使った歯磨き粉も売られています。
なた豆茶を飲むとむくみが改善され、すっきりとした見た目が戻ってくるでしょう。
なた豆に含まれるウレアーゼという成分によるものです。
ウレアーゼは腎臓の機能を修復し、むくみや高血圧にも。
そもそも、むくみは水分の排泄がうまくいかないことで血管から水が押し出された状態です。
腎臓がしっかり活動すれば、余計な水分も流れていきます。
さらに、血圧が適正化することで、血液の水分量も減らせます。
なた豆の抗炎症効果で肌荒れもきれいに。
膿と関係のある症状と言えばニキビですよね。
ニキビは放置していると肌が膿で傷つけられてしまうので、なた豆茶の力で膿を出してしまうのです。
他の炎症にも効果があるので湿疹やアトピーでお悩みの方にもおすすめです。
身体を巡るよりも早く肌に栄養を与えたいときはなた豆茶パックもおすすめです。
煮出した後の出がらしにも、有効成分は入っているのでいろいろな再利用ができてしまいます。
他には、鼻うがいをすることで蓄膿症にも期待できます。
なた豆は腸内細菌のバランスを整える作用もあります。
便秘が緩和されることで、毎日の苦しさから解放されることはもちろん、美肌や口臭にも期待できます。
腸は腸内細菌が出した物質も吸収するため、腸内環境が乱れているとそれを原因とする有害物質を体中に運んでしまいます。
有害物質が肌に行きわたると肌荒れになりますし、肺で分泌されると便のような臭いの口臭を引き起こしてしまいます。
便秘が緩和するだけでこのような良い影響が考えられます。
きつい口臭を出す歯周病にはなた豆がおすすめ。
しかも、口臭以外の病気にも良い効果を発揮してくれます。
カフェインなし、副作用なし、そして雑味なしのなた豆茶は美味しく飲めて子どもにも安心です。
今日からなた豆生活を始めて体中の毒素を出しきってみてはいかがですか?