ツボ押しと聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
肩コリや頭痛などにツボ押しを連想する人が多いかと思います。
しかし実は、あるツボを押すことで、バストアップにつながるともいわれています。
今回は、そんなツボとバストアップの関係について詳しく紹介していきたいと思います。
ツボ押しと聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
肩コリや頭痛などにツボ押しを連想する人が多いかと思います。
しかし実は、あるツボを押すことで、バストアップにつながるともいわれています。
今回は、そんなツボとバストアップの関係について詳しく紹介していきたいと思います。
まずは、ツボ押しとはどういった仕組みなのか、その詳細について見ていきましょう。
ツボとは、東洋医学で「経穴」と呼ばれる場所のことを言います。
東洋医学では、人間が生きていくうえで必要なエネルギーが常時循環していると考えられており、その道となっているのが「経絡」と呼ばれるものになります。
これが滞るとさまざまな病気にかかってしまうので、経絡の流れをスムーズにしておく必要があるのです。
代表的な経絡は体内に12個あるといわれています。
具体的には肺経、大腸経、胃経、脾経、心経、小腸経、膀胱経、腎経、心包経、三焦経、胆経、肝経というもので、それぞれ主要な臓器につながっていると考えられています。
そんな経路にある気、またの名をエネルギーと呼ぶものの出入り口となる場所のことを、経穴、つまりはツボと呼びます。
先述したような12個の経絡にはそれぞれ経穴が存在しており、その経穴を刺激することで経絡の流れを正常化することができると考えられており、また、経絡はさまざまな臓器につながっているため、経穴を一つ刺激することで全く違う場所の臓器の不調を改善することができると考えられています。
ツボ押しの聖地・中国では、経穴はおよそ361個あるとされています。
しかし私たちが日常生活に置いて、ストレスにさらされたり、辛いことを体験すると、気の巡りが悪くなり、自律神経が乱れます。
そうすると体調不良だけでなく気分の落ち込みやいらいらなどを引き起こしてしまうのです。
ツボに関しては、神秘的なイメージが強いかもしれませんが、きちんと医学的な根拠を備えたものでもあります。
日本でも鍼灸やマッサージとして馴染みが深いものですし、治療法の1種として親しまれています。
ツボが主に臓器の体調不良を改善してくれることは知っていても、バストアップにどうつながるのかは知らないという人も多いかと思います。
そもそもバストアップには、乳腺という器官を発達させる必要があります。
そして乳腺を発達させるためには、女性ホルモンの分泌を活性化する必要があるのですが、その女性ホルモンに影響を与えるツボというのが体にあるのです。
このツボを押すと、女性ホルモンの分泌が活発になるだけでなく、なおかつリンパの流れを良くすることができるので、間接的ではありますがバストアップにつながります。
実際に、鍼灸師にバストアップのツボを刺激してもらうことで、バストが1カップアップしたといううれしい声も上がってきています。
それでは実際に、バストアップのツボをいくつか紹介していきましょう。
「豊胸のツボ」と呼ばれる、バストアップのツボは1つではありません。
ここでは、その中から5つ厳選してそれぞれ紹介していきましょう。
バストアップのツボとして一番有名なのが、「壇中(だんちゅう)」です。
これは位置としては、左右の乳頭をつないだ線の真ん中の点より少し上あたりとなります。
ちなみにストレス溜まっている場合、指で押してみると少し痛く感じる場所です。
壇中はホルモンバランスを整えてバストアップを促すだけでなく、美肌につながることも期待されているので、女性にとってはうれしいツボでもあります。
壇中を刺激する方法を見ていきましょう。
まず、壇中に中指を当てて、3秒ほど強く押して、その後指を外します。
これを5回セットで、毎日継続して行いましょう。
天渓(てんけい)は女性ホルモン分泌のほか、乳腺を発達させるツボといわれています。
乳腺が発達すると、乳腺を守るためにバストに脂肪がつくので、バストアップが期待できます。
位置としては、乳頭と同じ高さのところで、脇側の身体とバストの境目にあります。
左右両側にあります。
骨と骨の間にあることが多く、押すと少し痛みを感じます。
刺激する方法としては、まず親指で左右両側のバストを持ち上げ、外側から内側に向けて刺激を加えていきます。
だんだん力を入れながら、左右のツボを同時に刺激してあげましょう。
3回ほど刺激したら、一旦休みを入れてください。
乳根(乳根)は女性ホルモンの分泌のほか、リンパの流れを良くしてくれるツボといわれています。
位置としては乳頭から、指2本くらい下の場所を指します。
こちらはどの指でも構いませんので、好きな指で3秒ほど押した後、ゆっくり離すという動作を数回繰り返してあげてください。
渕腋(えんえき)は、バストのハリを出すほか、血行改善のツボといわれています。
位置としては左右それぞれ乳頭から10センチほど外側の、脇の下付近にあります。
こちらを親指を使ってゆっくりと左右同時に押してあげましょう。
神封(しんぷう)は女性ホルモンの分泌を促してくれるツボといわれています。
位置としては胸の真ん中から指3本ほど外側に移したくらいの場所にあります。
こちらを親指でゆっくりと3秒くらい強く押してあげましょう。
1日の中で朝晩の2回行うと効果的です。
まず、ツボ押しを行う際は、何かしながらではなく、リラックスした状態でそれだけを集中して行う必要があります。
例えばお酒を飲んでいる時や体調不良の時はツボ押しは行わないほうが良いです。
ツボ押しだけでは物足りない、という方は、効果を高めるためにほかのマッサージやエクササイズを行うことをおすすめします。
例えばツボを押しても、リンパの流れが滞っていたら栄養が届かなくなり、効果は半減してしまうので、併せてリンパマッサージを行っても良いかと思います。
また、乳腺のマッサージも、ツボ押しと合わせて行うことで相乗効果が見込めます。
バストアップのツボを押す際は、注意すべきこともあります。
また、ツボは強く押したからといってそれだけ効果が出るという訳ではありません。
無理な痛みに耐えるのではなく、自分のペースで、押していると気持ちよくなる程度に力はとどめておきましょう。
バストアップのツボを押したからといって、豊胸手術のように劇的にバストアップが図れるという訳ではありません。
あくまでツボは、押すことで体内の気の流れを改善し、内側からバストアップにアプローチするということなので、長期戦が見込まれます。
いかがでしたか?
ツボを押すことでバストアップは図れますが、それには毎日継続して行うことが必要不可欠になります。
また、今回紹介したツボはバストアップだけでなく、他もさまざまな効果が見込める場所でもありますので、ぜひ体質改善としても実践してみてください。