生理痛を緩和させたいなら朝の水分補給は「白湯」で決定!
多くの女性を悩ませる「女性特有の悩み」の代表格が生理痛ではないでしょうか。
頭痛や下腹部痛など様々な部位に不快な症状として生理痛が現れるからこそ、毎月の生理を迎えるたびにブルーな気分になるものです。
そんな生理痛緩和に役立つ手段はたくさんありますが、今回ご紹介するのは白湯を上手に取り入れた方法になります。
白湯は女性にとって嬉しい効果が簡単に得られることから、近年話題を集めています。
どうして白湯が生理痛の緩和に効果的なのか、またどのような効果が得られるのかについてスポットライトを当てて分かりやすくご紹介します。
朝の新しい習慣として白湯を取り入れたくなるに違いありませんよ♪
目次
生理中に白湯がいい理由
白湯と生理中の体調は全く関係がなさそうに思われますが、実は白湯は生理痛が悪化する原因の解消にはとても適している飲み物になります。
生理中に白湯が良い理由を、生理痛が悪化する原因と共にご紹介します。
酷い生理痛の原因とは
生理痛が重くなる原因としては、大きく「ホルモンバランスの乱れ」「体の冷えからの血行不良」の2つが挙げられます。
ホルモンバランスの乱れ
まず、ホルモンバランスの乱れが生じると、生理痛の原因となるプロスタグランジンというホルモンが必要以上に分泌されます。
プロスタグランジンは、経血の排出をスムーズにさせるために子宮などの筋組織を収縮させる働きがあります。
生理をしっかりと終えるには大切な役割を担っているのです。
しかし、プロスタグランジが過剰に分泌されると子宮の周りの筋肉も収縮させることにより重い生理痛の原因となります。
したがって、プロスタグランジンの過剰分泌を引き起こさないよう、ホルモンバランスの乱れをできる限り予防することが大切になります。
体の冷えからの血行不良
普段から冷え性に悩まされている方の場合には、体の冷えから生理痛が重くなっていることが考えられます。
というのも、体の冷えは血行不良からホルモンバランスを乱れさせてしまうからです。
体が血行不良の状態になると、脳から子宮や卵巣などの基幹にホルモン分泌の司令がうまく行き届かなくなり、正常な量のホルモンが分泌されなくなるからです。
ホルモンバランスの乱れが生じると、先述の通りプロスタグランジンの過剰分泌に繋がりますから、根本的な原因となる体の冷えに対しても対策が必要となります。
また、体が冷えている状態にあると痛みに対して敏感になるということも、酷い生理痛の原因として挙げられます。
白湯は生理痛の原因を簡単に解消!
生理痛が重くなる原因は「ホルモンバランスの乱れ」と「体の冷えからの血行不良」ではありますが、この2つは様々な体の不調が組み合わさった結果として生じています。
基礎代謝の低下や便秘、冷え性といった様々な要因が関係していますから、こうした体の不調を総合的に解消する必要があります。
様々な要因が複雑に絡み合うことで生じている「ホルモンバランスの乱れ」「体の冷えからの血行不良」を総合的に改善し、自律神経やホルモンバランスを整えながら生理痛を緩和させるのに有効な手段こそ白湯なのです。
そもそも白湯とは、一度沸騰させたお湯を約40~50度ほどの「少し暑い程度のぬるま湯」になるまで冷ましたお湯のことです。
熱すぎずそれでいて暖かな白湯を飲むと中から体を温めることができ、生理痛の原因となる体の冷えとそれによる血行不良の改善に繋がります。
生理痛以外にもうれしい白湯の効果
以下でご紹介しますその他の嬉しい効果から体の不調を総合的に解消し、重い生理痛の原因である「ホルモンバランスの乱れ」や「体の冷えからの血行不良」を様々なアプローチから解消できますよ。
生理痛に関係する効果のほかにも、ダイエットや美肌などの嬉しい美容効果も得られます。
まさに白湯は、生理痛を解消しながら美しくなることのできる優れた飲み物だったのです!
便秘改善でポッコリお腹の解消
朝の起床時に白湯を飲むと、体温が上昇し胃や腸などの消化器官の働きを活発にすることができます。
すると朝から腸のぜんどう運動も正常に行われ、お通じの改善になるのです。
また、温かい白湯が腸内にある便を排泄しやすいように解すという効果もあります。
飲み始めたその日から効果を得られるということはありませんが、飲み始めてから3~7日経てば便秘解消の効果を実感できますよ。
冷え性の改善
白湯で得られる効果は、主に体を温めるというアプローチから様々な不調を改善するものです。
その最たる例として挙げられるのが、冷え性の改善です。
体温が最も低くなっているのは起床後の朝です。
体温を生み出すためのエネルギーが体内にないほか、眠りから覚めたところで体内の様々な機能が働き始めていないからです。
そこで、白湯を朝に飲むと白湯の温かさから体温が上昇し、内臓の機能を目覚めさせたり血行を促進させたりと、冷え性の改善には欠かせない効果が得られるのです。
ダイエット効果
朝に白湯を飲んで体温が上がるのと同時に、脂肪を燃やす基礎代謝も高まります。
そもそも、様々な内臓がそれぞれの機能を正常に働かせるには、40℃前後の体温が必要です。
これよりも低い体温が続くと胃や腸などの消化器官が正常に働かずに脂肪が付きやすい体質に陥ってしまいます。
そこで40~50℃ほどの白湯を朝に飲み内臓をしっかりと働かせることで、脂肪燃焼効果を朝から発揮させられるのです。
また、食事前や食事中に白湯を飲むと満腹中枢が刺激されることから、食べ過ぎを防ぐことが可能に!
優れた美容効果も
白湯から体温が上昇し、血流が促進されると肌の組織に存在する老廃物が効率良く排出されます。
そのため、ニキビや吹き出物といった嫌な肌トラブルの改善にも効果を発揮しますよ。
また、肌のターンオーバーに必要な栄養素や水分がスムーズになった血流によってしっかりと運搬されることから、健やかな肌のキープにも役立ちますよ。
白湯の飲み方
様々な嬉しい効果が得られる白湯ですが、新しい朝の習慣として取り入れるにあたっていくつかのポイントがあります。
これからご紹介しますポイントを踏まえた白湯の飲み方で、嬉しい効果を十分に得たいですね。
白湯の作り方
1.朝、やかんで150~200mlほどのお湯を沸かします。このとき、沸騰してから3分以上そのまま沸騰させましょう。ある程度沸騰させることで、水道水に含まれるカルキや不純物が取り除かれて口当たりまろやかな美味しい白湯が完成しますよ。
2.マグカップに注いで50℃くらいまで冷まします。「熱さを感じずに無理なく両手でカップを包むことができる温度」あるいは「温かさからホッとできる体温よりも少し高いくらいくらいの温度」が50℃ほどになります。
白湯に使用する水は水道水でもミネラルウォーターでも何でもOK!
大切なのは使用する水の質ではなく、50℃というお湯のです。
ミネラルウォーターを使用する場合には、日本人の体質に合っている軟水がオススメですよ。
起床後朝食前のタイミングでゆっくりと飲む
上記の方法で作った白湯を飲むベストタイミングとしては、起床後朝食前の「朝起きてすぐ」になります。
最も体温が低く、また体への吸収率が高いタイミングにあたるからです。
飲む際にはゴクゴクと勢い良く飲むのではなく、白湯の温かさを内臓に染み渡らせるイメージで5~10分ほどの時間を掛けてゆっくりと少しずつ飲みましょう。
飲んでいると次第に眠気が覚めてくるのを実感できますよ。
飲みすぎに注意
いろいろな嬉しい効果が得られる白湯ですが、飲めば飲むほど体に良いというわけではありません。
白湯はデトックス効果をはじめとした様々な効果が強いため、1回150~200ccを1日3~4杯程度までにとどめておきましょう。
生理痛の改善以外の効果を得たい場合には、朝に加えて昼夜の毎食時と就寝前の飲用がお勧めです。
最後に
白湯は「体を温める」というアプローチから、様々な不調が関連して生じる「ホルモンバランスの乱れ」「体の冷えからの血行不良」といった生理痛が重くなる原因を総合的に解消してくれるのです。
朝に白湯を作ってゆっくりと飲むだけの簡単な習慣で、辛い生理痛を和らげられるなんて夢のようですね。
さらに、便秘解消や冷え性の改善そしてダイエット効果など嬉しい効果も一緒に得られるのも、近年白湯が注目を集めている理由だったのですね。
白湯を飲む際に守りたい作り方、飲み方、そして飲むタイミングに注意して、明日の朝から早速白湯を新しい習慣に取り入れたいですね。