社会人になって運動不足を実感しているという人、多いのではないでしょうか。
授業で体育をしていたころと比べて、運動らしい運動をする機会も減りますし、部活で蓄えた筋肉が今は影もないことも珍しいことではありません。
しかし運動不足はそのまま放っておくと、実は生理痛を悪化させる危険性があります。
今回は、運動不足と生理痛の関係についてみていくとともに、運動不足解消に最適なエクササイズをいくつか紹介していきたいと思います。
社会人になって運動不足を実感しているという人、多いのではないでしょうか。
授業で体育をしていたころと比べて、運動らしい運動をする機会も減りますし、部活で蓄えた筋肉が今は影もないことも珍しいことではありません。
しかし運動不足はそのまま放っておくと、実は生理痛を悪化させる危険性があります。
今回は、運動不足と生理痛の関係についてみていくとともに、運動不足解消に最適なエクササイズをいくつか紹介していきたいと思います。
運動不足の人の多くはひどい生理痛に悩まされていると言われています。
これは、運動不足になることで筋力の機能が低下してしまったことに原因があるようです。
そもそも筋肉は、私たちの日常生活の中で重要な役割を担っています。
例を挙げれば脂肪を燃焼してエネルギーに変えたり、内臓を動かしたりなど、意識しなくても筋肉は絶えず作用しているのです。
しかし筋肉は、使われないとどんどん衰えていきます。
運動不足になると筋肉を動かす機会が減るので、筋力は徐々に低下していき、それと同時に筋肉が作用する体の機能も段々と衰えていきます。
また、筋力が低下することで血行不良を招くので、冷えも促進されます。
体が冷えることで子宮周辺の冷えが進み、骨盤内のうっ血が引き起こされ、結果的に生理痛の症状が悪化してしまうのです。
一方で、運動することで生理痛が悪化してしまうこともあります。
例えば生理の際に出血が多い人は、生理中かどうかにかかわらず貧血を引き起こしている可能性が高いので、運動すると動悸・息切れを招きやすくなります。
心当たりがある人は、早めに病院で治療を受けるようにしましょう。
忙しいからと言って、運動不足を放っておいていませんか?
時間が無くて本格的に運動が出来なくても、自宅で毎日できるエクササイズも多くあります。
以下のチェック項目に1つでも当てはまる人がある人は、運動不足である可能性が高いので、注意が必要ですよ!
忙しい毎日の中で、「休みの日くらいは家でごろごろしていたい」という気持ちはわからなくもないですが、その生活を続けていくと運動不足は悪化する一方です。
また、通勤・通学の際にどうしてもエスカレーターやエレベーターを使ってしまうという人も多いようですが、できるだけ階段で上り下りすることで足の筋力アップにもつながります。
筋力をアップさせるためには、有酸素運動ではなく筋トレをする必要があります。
全身の筋肉の7割は下半身についているので、特に下半身を重点的に鍛えると一番効率が良いでしょう。
とはいっても、運動不足であったり運動に慣れていなかったりすると、本格的にトレーニングを始めても続けることは難しいかもしれません。
なかには、最初は10秒も持たないという人も珍しくはないようですが、たった数秒でも筋肉にきちんと作用していれば効果は現れます。
持続してできないのなら、時間をおいて何回も行ってみても良いでしょう。体が徐々に慣れてきたら、1回の持続力も伸びてきますよ。
本格的な筋トレが難しいのなら、踏み台昇降やスクワットなど、比較的簡単なエクササイズから始めても良いでしょう。
自転車で坂道を駆け上がるだけでも、下半身の筋力アップに効果がありますよ。
また、効率よく筋肉を身に着けるためには、運動直後にタンパク質を摂取すると良いでしょう。
運動直後にタンパク質を摂取することで、運動で傷ついた筋肉が回復し、新しい筋肉形成を促します。
タンパク質やアミノ酸が配合されているスポーツドリンクでも良いですし、牛乳や豆乳、黒酢でも補給は可能です。これらを運動後30分以内に飲むことが大切です。
一方で、筋力アップのための運動は生理日以外に行うようにしましょう。
特に生理痛はひどいときは、無理して運動するのではなく、しっかりと休息を摂る必要があります。
また、出血が多い人も、激しい運動をすることでさらに出血量が増え、貧血になることもあるので注意が必要です。
運動不足を解消するには、1回きりではなく継続して運動をすることが求められます。
どうしても乗り気になれないという人は、最初は好きなものから始めてみいても良いでしょう。
もし好きなものが思い当たらない場合は、たとえば通勤・通学の際に1駅分歩くようにしたり、できるだけ階段を使うようにしたりと、トレーニングというよりは毎日の習慣を変えていくだけでも良いと思います。
そこで最後に、運動不足解消の基礎編として、簡単にできる方法をいくつか紹介していきましょう。
毎日の生活の中に、ストレッチをする習慣を取り入れてみませんか?
ストレッチは激しい運動でこそありませんが、血流を改善させる効果があるエクササイズです。
1時間も2時間も行う必要はなく、1日3分程度するだけでも確実に血流は良くなっていくので、生理痛の緩和にも効果がありますよ。
ウォーキングはダイエットに効果がある有酸素運動の1つでもありますが、実は生理痛を緩和させる作用があるエクササイズでもあります。
主に下半身の筋力アップにつながるので骨盤周辺の血流を改善できるほか、正しい姿勢でウォーキングを行うことで骨盤矯正効果もあります。
骨盤が矯正されると、子宮の血流が改善されるほか正しい位置に収まることができるので、生理痛緩和効果も期待できます。
ダイエット効果も併せて手に入れたいのなら、1日20分を目安に行うと良いでしょう。
子どものころ、朝早くに起きてラジオ体操を行ったという人も多いと思います。
昔は当たり前のように行っていたであろうラジオ体操ですが、実はかなりの運動量を必要とするれっきとしたエクササイズであることをご存知でしょうか。
ラジオ体操第一、第二を続けて行うと、冬場でも汗をかくほど運動量が多いのです。
音楽に合わせて楽しくできますし、時間もそんなにかからないので、日頃の運動不足に最適と言っても過言ではありません。
また、ラジオ体操は、体の冷えやゆがみを解消してくれる効果があるとされており、実際にラジオ体操を毎日行ったところ、生理痛が緩和されたという女性もいます。
もちろん伸ばすところは伸ばすなど、しっかりと全力で行うことが必要ですが、運動不足をどうにかして解消したいという人は、朝晩のラジオ体操を習慣づけてみることをおすすめします。
仕事と同じくらい毎日行う必要がある家事は、実は意外と運動量があります。
掃除や洗濯だけでなく、炊事もカロリー消費が多いと言われていますが、さらに工夫を加えることで運動量を増やすことも可能です。
例えば家事をするとき、つま先立ちで行うようにすると、下半身の筋力アップに効果的に働きます。
そのほか普段から姿勢よく家事をこなしたり、運動量を多くする工夫を自分なりに加えたりすることで、運動不足も解消されていくことでしょう。
いかがでしたか?運動は生理痛の改善と切っても切れない関係にあります。
あなたのひどい生理痛は、もしかしたら運動不足が原因かもしれませんよ。生理痛緩和のためにも、ちょっとしたものでいいのでぜひ運動を日頃から心がけるようにしましょう。