MENU

生理中のお風呂こそ大事!しっかり浸かって生理痛を緩和させよう!

 

生理の時、例えばナプキンをこまめに取り換えたり、腹巻をしていたりなど普段の生活とは違った過ごし方をする人や、気を付けて行っているものがあるという人は少なくはありません。

また、生理中のお風呂に気を使っているという人も多くいるかと思います。

中には衛生面を考えて生理中にはお風呂に入らない、という人もいますが、実は生理中は、むしろお風呂に入った方が良いとされているのです。

その理由や注意点を紹介していきましょう。

目次

お風呂に入ったほうがいい理由は?

生理中、お風呂に入っていますか?生理中はどうしても出血があることから、お風呂ではなくシャワーで済ませてしまうという人も多くいます。

しかし、生理中に生理痛や精神的な不調など、不快な症状に悩まされている人は特に、しっかりとお風呂に入ることをおすすめします。

そもそも生理痛の原因として、骨盤内がうっ血し血行不良を起こしていることが挙げられます。

これは冷えやストレスが原因で起こるのですが、特に冷えを解消するためには温かい湯船につかることが効果的です。

温かい湯船につかることで、体が芯から温まり、血行不良を改善してくれるので、結果的に生理痛の緩和に効果があるのです。

また、生理中にイライラしたり情緒不安定になってしまったりする人は、ゆっくりお風呂に入ると気分転換にもなります。

加えて、お風呂に入ることはリラックス作用があるので、荒れがちな生理中の気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。

入るときのポイント

温度は?

生理中は38~40度の少しぬるめの温度のお風呂に入ることをおすすめします。

ぬるめの温度のお風呂に入ることで、自律神経である副交感神経の働きが活発になり、緊張がゆるみ体もほぐれやすくなります。

全身ならば10~15分程度、半身浴なら20~30分程度湯船につかることで、体の芯から温まり、血行も良くなるので生理痛の改善にも効果的です。

一方で、40度以上の熱い湯船に入ると、逆に交感神経が優位になってしまうのでリラックス効果を得るというよりはむしろ、目覚まし効果や気分転換効果などに作用していきます。

もし40度以上のお風呂に浸かる際には、3~10分程度に抑えておくようにしましょう。

どうしても熱すぎる湯船につかると、表面のみが温まるので、すぐに体は冷えてしまいます。

しかし、冷えから来る腰の痛みはすっと解消されることもあるので、腰痛がひどいという人は試してみてください。

入り方

続いては、生理中におすすめしたいお風呂の入り方を2つ紹介していきましょう。

時間をかけて半身浴をする

生理中は身体が冷えやすいので、全身浴よりも体を温める効果が高い半身浴がおすすめです。

先述したように、38~40度程度のお湯に、20~30分位を目安にみぞおちくらいまでつかるようにしましょう。

普段は全身浴をしている人は特に、最初は物足りなさを感じることもあるかと思いますが、半身浴の場合入浴後の身体の保温効果がかなり高いことが分かっています。

したがって、時間が経っても体がポカポカしている状態を保つことができるのです。

一方で、半身浴の場合はどうしても肩や首などが冷えてしまいますよね。

その際は、手桶などで随時かけ湯をするようにしましょう。

また、入浴中に読書をしたり好きな音楽をかけたりするとリラックス効果を高めることができます。

バスグッズを使用する

入浴剤やバスボムなど、お風呂をより楽しむためのアイテムは現在多く販売されています。

例えば好きな香りのものを入れて入浴することでリラックス効果も期待できますし、特にゆううつな気分になりやすい生理中は、そういった面でも工夫してあげると良いでしょう。

入浴剤を使用しなくても、アロマオイルを湯船に数滴垂らして行う「アロマバス」も生理中にはおすすめです。

例えばローズの香りは生理痛の緩和や女性ホルモンを整える効果が、そしてクラリセージは生理中に起こりやすい不調を和らげてくれる効果があると言われています。

好きな香りのものを入れても良いですし、効果を重視してアロマの香りを堪能しても良いと思いますよ。

一方で、アロマオイルは肌を刺激する作用もあるので、アロマバスをすると人によってはかゆくなることもあります。

その場合はアロマオイルの量を調整したり、アロマシャワーに切り替えたりすると良いでしょう。

アロマシャワーはあらかじめ床にアロマオイルを垂らしておき、普通のシャワーを浴びるだけというお手軽な方法です。

そうすることで、アロマの香りが蒸気とともに浴室内に広がり、肌を刺激することなく香りだけを楽しむことができます。

ただし、こんな時はシャワーがおすすめ

生理中にお風呂に入る方が良い理由やその方法を説明してきましたが、場合によっては入浴を控えた方が良いこともあります。

具体的にその状態について見ていきましょう。

経血の量が多い場合

経血の量が多い時には、無理してお風呂に入る必要はないので、シャワーで済ませても問題ありません。

しかしその際、足湯をしたり、腰回りに熱めの温度に設定したシャワーをかけたりなど、体を冷やさないように工夫をしましょう。

貧血

生理中は出血もしますし、下腹部に血液が集まりやすくなることから貧血を招きやすくなります。

貧血を起こしているときは、お風呂に入らずにシャワーで済ませるようにしましょう。

また、貧血以外にも、生理痛や腰痛がひどい場合には入浴は控えるようにしましょう。

入浴は実はかなり体力を使うので、逆に疲れてしまうこともあるのです。

ひどい頭痛

排卵期や生理が始まるころ、ひどい頭痛に悩まされるという女性は多くいます。

この時起こる頭痛は、ドクドクと脈打つような痛みであることが特徴で、女性ホルモンの一つである卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少することで血管が拡張してしまったことが原因として考えられています。

こういった頭痛が起きているときに、お風呂に入ってしまうとさらに血管の拡張を招き、頭痛が悪化してしまうこともあるので、痛みがひどいときはシャワーで済ませるようにしましょう。

銭湯や公衆浴場は避ける

生理中は銭湯や公衆浴場での入浴は控えるようにしましょう。

浴に「壺湯」という、循環式の浴場は避ける必要があります。

生理中は免疫力が低下しているため、もしかしたら感染症にかかってしまう可能性もゼロではありませんし、そうでなくても経血がお湯に交じってしまうことで、周りの人に不快な思いをさせてしまうこともあります。

洗い場や脱衣所を汚してしまうこともあり得ますので、使用は控えた方が良いと思います。

さいごに

いかがでしたか?ひどい生理痛や冷えに悩まされている人は特に、生理中はお風呂に入ることをおすすめします。

生理中は気分も落ち込みやすいので、自分なりに入浴方法や環境を工夫して、リラックスできる空間を作ることも大切です。