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日焼け後、即美白はNG?正しいアフターケア方法を紹介

 

夏になると海や山でのレジャーを楽しむ人も増えてきますよね。しかし楽しい時間も束の間、帰ってきたら真っ赤、もしくは真っ黒に日焼けしてしまっていたというケースも珍しくはありません。

また、なかにはしっかり日焼け対策していったにも関わらずひどく日焼けしてしまったという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、うっかり日焼けしてしまった後のアフターケアー方法やNG行為などを詳しく解説していきたいと思います。

 

目次

日焼けの症状とアフターケア!

日焼けのしやすさは肌質によって個人差があります。また、日焼け自体にも種類があり、それぞれ肌に与える影響が異なると言われています。そこでまずは、日焼けの症状別にアフターケアー方法を説明していきましょう。

日焼け後水ぶくれができる原因は?

水ぶくれとは正式名を「水疱」といい、皮膚の病変のひとつと考えられています。そして日焼けが原因で水ぶくれができる場合、UV-B(紫外線B波)を浴びすぎたことが原因となるそうです。

このUV-Bによる日焼けのことを「サンバーン」と言います。サンバーンとは別名「日光皮膚炎」と呼ばれており、皮膚を赤くしたりヒリヒリとして痛みを伴うほか、水ぶくれを引き起こしたりすることから軽い火傷に似た状態であると考えられています。

そもそもUV-Bは比較的威力が強い紫外線でもあるため、特に紫外線耐性が弱い方の場合皮膚の細胞がダメージを受け赤みや痛みが起こるそうです。さらにUV-Bが肌内部まで浸透してしまうと、シミやシワを引き起こすほか皮膚がんの原因となると言われています。

水ぶくれができたときのアフターケア

日焼けにより水ぶくれができてしまった場合、表皮から真皮までが火傷状態に陥っていることで炎症を起こしていると考えられます。

水ぶくれの痕が残るケースは少ないと言われていますが、しっかりとアフターケアーをしておかないと痕が残ってしまう可能性もあるそうです。

しっかりと冷やす

日焼けが原因で水ぶくれができてしまった場合、できるだけ早く冷やすことが大切です。

この時、体全体が日焼けしているのであれば冷水のシャワーを弱めに出して体全体にかけてあげましょう。

一方で日焼けした場所が一部分であれば水道の流水を直接患部に当てて冷やしてあげるか、水で濡らしたタオルや氷を包んだタオルなどをやさしく当てるようにします。大体10~15分ほどを目安に熱が解消されるまで冷やしてあげましょう。

これを数時間おきに繰り返します。

薬を塗る

水ぶくれが少ない場合は、市販のワセリンを塗って対処しても良いでしょう。

ワセリンの中でも、白色ワセリンやプロペト、サンホワイトが日焼けには有効ですが、日焼け後のデリケートな肌には最も安全性が高いとされるサンホワイトが一番おすすめです。

早めに病院に行く

水ぶくれができてしまった場合、基本的には早めに皮膚科で診察を受けることをおすすめします。

水ぶくれは化膿すると痕が残ってしまうことがありますが、病院で適切な処置を受けることは痕が残るリスクも減りますし、早期の回復も臨めます。

水ぶくれがあるときの注意点

特に夏場に強い紫外線を浴びてしまうと日焼けにより水ぶくれができやすく、軽ければ2~3週間で治りますがひどい場合3週間以上長引くこともあるそうです。

また以下に水ぶくれがある時の注意点をまとめてみましたので参考にしてください。

長時間冷やさない

水ぶくれができたらすぐに冷やすように先ほど説明しましたが、長時間冷やしてしまうと逆効果になることもあります。

と言いますのも、冷やし過ぎてしまうと肌の再生力が低下してしまい、回復を妨げてしまうそうです。

そのため、水風呂に長時間入ったり保冷材や氷を直接患部に当てたりといった冷やし過ぎにつながる行為は避けましょう。

熱いシャワーや入浴はNG

日焼けしている状態で熱いシャワーを浴びたりお風呂に入ってしまったりすると、水ぶくれの増殖や発生の原因になると言われています。

そのため、シャワーを浴びたりお風呂に入ったりする際は、水もしくはぬるま湯に設定したうえで日焼け部分を刺激しないようにしましょう。

また、体をタオルで拭うときは、擦らないように優しくタオルを押し当てるようにして水分をふき取ると良いでしょう。

つぶさないようにする

病院などでは治療の一環として水ぶくれをつぶすことはありますが、一般人が自己判断で水ぶくれをつぶすことはおすすめできません。

と言いますのも、知識が無い状態で水ぶくれを安易につぶしてしまうと、傷口から細菌が侵入し感染症を引き起こす恐れもあるそうです。

そのため、できるだけ水ぶくれには触らないようにしましょう。

日焼け後赤くなる原因は?

日焼け後に赤くなってしまうのは、水ぶくれと同じくUV-Bにより血管が広がり肌の細胞がダメージを受けたことが原因と考えられています。

特にもともとメラニン色素が少ない色白の人は日焼けすると赤くなってしまう傾向が強いそうです。

日焼け後赤くなったときのアフターケア

日焼け後赤くなってしまったら、水ぶくれの時と同じようにまずはしっかりと冷やしてあげましょう。

体全体に赤く日焼けしたしまった場合は冷水のシャワーを30分ほど浴びるとほてりが取れるでしょうし、一部分だけの場合は冷たく濡らしたタオルや保冷剤を包んだタオルなどで冷やしてあげると効果的です。

次に、体のほてりが取れてきたら十分に保湿していきます。

日焼け後の肌は乾燥しやすいため、こまめな保湿ケアは必須です。症状が軽ければ保湿効果がある化粧水をたっぷりつけるだけでも事足りるようですが、できれば肌への負担が少ない日焼け後専用のローションやクリームを使用することをおすすめします。

それでももし乾燥して肌がかゆくなってきたら、ローションを塗った後にワセリンなどを含むクリームで保湿するか、再度冷やしてあげると良いでしょう。

また、日焼け後の肌が乾燥すると水分不足の状態に陥りやすくなるため、積極的に水分補給をすることも大切です。

日焼け後に絶対行ってはいけないこと

日焼け後に皮をむくのはNG!

日焼け後、次第に皮がポロポロと剥がれ落ちていったことはありませんか?また今にも剥がれそうな皮を無理やり剥いでしまったことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし日焼け後の皮をむくのは絶対に避けたいNG行為のひとつ。と言いますのも、皮が剥がれた部分は皮膚が敏感になっているため、無理に剥がしてしまうと炎症を起こすほか、紫外線が当たることでシミになってしまうこともあるそうです。

そもそも皮が剥がれてしまうのは肌の水分が足りていなく、乾燥していることが原因で起こるため、しっかり保湿してあげることが大切です。

肌にうるおいが戻れば皮の剥がれも目立たなくなってくるので、無理に皮をむく必要もなくなるはずですよ。

日焼け後の美白化粧水はNG!

日焼け後に肌が黒くなってしまうことを恐れて、慌てて美白ケアを始めたという人も少なくはないはず。

しかし実は、日焼け後すぐの美白化粧水などを使った美白ケアはNG行為だと言われています。そもそも日焼け後の肌は、乾燥し炎症を起こしているため、普段使いの化粧水を使ったケアは避けた方が良いそうです。

特に美白成分であるビタミンCなどを含む美白化粧水は肌への刺激となってしまい、かえって肌へ負担をかけてしまう原因になることもあります。

そのため、美白化粧水を使い始める時期は肌のヒリヒリや赤みが解消されて1週間後を目安とし、それまでは日焼け後のアフターケアとして保湿を徹底するようにしましょう。

うっかり日焼けしてしまったときのアフターケアまとめ

基本的には、日焼け後はまず「冷やす」ことを最優先しましょう。十分に熱が取れたら日焼け後専用のローションやクリームなどでしっかり保湿し、肌の乾燥を予防します。

日焼け後の肌は保水能力が低下しているため、たっぷり保湿してもすぐに蒸発してしまうのでこまめに保湿することが大切です。

また、日焼けすぐは肌に美白ケアを施すことはできませんが、身体の内部からアプローチすることは可能です。例えばキウイやピーマン、モロヘイヤといった、美白成分であるビタミンCを含む食べ物や、肉類や魚類といった肌の調子を整える効果があるコラーゲンの原料となるたんぱく質を積極的に摂取するようにしましょう。

また、併せてアーモンドやアボカドといった新陳代謝を促進する効果があるビタミンEを多く含む食べ物を摂取することで、日焼けの回復効果もアップすると言われています。

日焼け後のアフターケアは日焼け直後の肌状態だけでなく数年後の肌にまで作用すると言われています。

また、もし自己判断での処置が心配な場合は、早めに皮膚科で診察を受けるようにしましょう。ぜひ参考にしてください。