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「紫外線」は家の中でも入ってくる!!室内でできるUV対策まとめ

 

暑くなってくると日傘を持っていたりサングラスをかけていたりする人をよく見かけるようになりますよね。実際に日差しが特に強い夏場のお出かけには日焼け止めを塗ったり、日傘やサングラスなどを常備したりとしっかりと紫外線対策をしているという人は多いようです。

しかし一方で、実は紫外線の脅威にさらされているのは家の外だけではないことをご存知ですか?

 

目次

家の中にも紫外線は入ってくる!!

一般的に家の中にいても結構な量の紫外線が入ってきていると考えられています。「外出する時にはしっかり紫外線対策しているのになぜかほんのり日焼けしてしまった」という場合は、もしかしたら知らないうちに室内で日焼けしてしまっている可能性もあります。

どうして室内でも日焼けするの?

窓からは日差しが差し込みますので、当然ながら太陽光の一部でもある紫外線も同じように降り注いでいることになります。しかし室内の紫外線というのは厳密に言えば直射日光ではなく、日光が反射・散乱し窓に差し込んでいるもののことを指すそうです。

また、実はUVAとUVBという2つの紫外線のうち、UVBは窓ガラスで遮断することができるので、赤く日焼けする心配は少ないそうです。

一方でUVAは窓ガラスでは遮断することができないため、室内に容赦なく降り注ぎ、私たちの肌を黒く日焼けさせることもあるとか。また、日差しが差し込む窓辺が家の中で最も紫外線が強い場所となりますが、基本的には家の中の至る所に少量ながら紫外線は存在していると言われています。

もちろん紫外線対策を施している場所であれば話は別ですが、実は窓を開けていようが閉めていようが関係なく紫外線は侵入すると考えられています。

室内で浴びる紫外線の量

窓辺では外のおよそ80%もの紫外線が入り込んでいると言われていますし、さらに日陰でも反射・散乱した紫外線がおよそ10%も侵入しているそうです。しかし窓辺といっても、窓から1m位離れてしまうと紫外線量は5%程度減少すると言われています。

また、窓の位置によっても紫外線の強さは異なるそうで、例えば南向きの窓ならば紫外線量も多くなりますが、反対に北向きの窓であれば紫外線量は比較的少なくなると考えられています。

家の中でできる紫外線対策

家の中も場所によってはかなり強い紫外線の脅威にされされていることが分かりましたね。

一方で、「家の中でも外と同じように日傘やサングラスで紫外線対策をした方が良いの?」と思う方も多いかもしれませんが、実は家の中ならば屋内ならではの紫外線対策を行うことができるので、日傘やサングラスをわざわざつける必要はないといえます。そこで最後に、具体的な紫外線対策方法をいくつか紹介していきましょう。

紫外線対策は室内でも?日焼け止めは必要?

1日家の中で過ごす予定の日でも、朝顔を洗ったら日焼け止めを塗っておくことをおすすめします。と言いますのも、先ほども紹介したように特に紫外線が強い窓辺以外でも、家の中には少量の紫外線が存在しているため、肌は知らないうちにダメージを受けることが予想されるからです。

また、弱い紫外線だからといって油断して長時間放っておいてしまうと、後から深刻なダメージを受けていたことに気づくケースも珍しくはないようです。実際に紫外線は目には見えませんし、ダメージを受けたからと言って血が出たり痛みを感じたりするわけではないので、ダメージを受けているという実感が湧きにくいと言えます。

しかし気付かないうちに肌が黒く日焼けしていたり、後からシミやそばかすができてしまったりといったこともあり得ますので、紫外線が強い時期には特に室内でも日焼け止めをしっかり塗るようにしましょう。ちなみに長く高い効果を維持するためには、数時間おきに日焼け止めを塗りなおすと良いですよ。

UVカットガラス

通常の窓の場合、紫外線の侵入を10%程度しか防ぐことができないと言われています。

しかし最近は従来の一枚のガラスを窓にはめ込んでいた「単板ガラス」ではなく、複数枚のガラスを合わせてその間に特別な素材や空間を入れるという「複層ガラス」というものが多く取り入れられてきたことで、窓ガラス自体の紫外線カット率も向上したそうです。

特にガラスとガラスの間に特殊な金属の膜を挟んだものの場合、およそ80%もの紫外線カット率が期待できるとか。また、こういった複層ガラスは断熱効果や結露予防にも役立つと言われています。

UVカットフィルム

通常の窓に「UVカットフィルム」を貼ることで、高い紫外線カット効果が期待できます。

そもそもUVカットフィルムとはガラスフィルムの一種で、ホームセンターなどで手軽に購入することができます。

ガラスフィルムには他にも断熱効果やガラスが割れたときの飛散防止効果のほか、外から中を見えないようにする目隠し効果などが期待できる商品も多数展開されていますが、その中でもUVカットフィルムはその名の通り紫外線をカットする効果が見込めます。

基本的にUVカットフィルムは一度貼っておけば1年以上は効果が期待できるという優れものです。

しかし窓ガラスによっては貼ることができないものがあるほか、フィルムによっては窓ガラスの色を濃く見せてしまうこともあるので注意しましょう。

また、自分で貼ろうとすると気泡が入ってしまったりしわが出来たりすることもあるので、できるだけホームセンターや業者の方に頼んで貼ってもらうことをおすすめします。

UVカットスプレー

UVカットスプレーとは、その名の通り窓ガラスにスプレーするだけで紫外線カット効果が見込めるアイテムのことをいいます。

UVカットフィルムと違ってフィルムをカットして貼り付けるという手間もなく、ただ必要な場所にスプレーするだけで良いので簡単・お手軽に紫外線対策ができます。しかし効果が持続する期間は少なく、平均して1か月程度と言われているのでこまめ行う必要があるようです。

UVカットカーテン

UVカットカーテンとは、光は通すが紫外線はカットするというカーテンのことを指します。

同じく紫外線カット効果が見込めるものとして「遮光カーテン」というものもありますが、遮光カーテンの場合上等なものだと紫外線を含めた光を100%通さないため、カーテンを閉めると真っ暗になってしまうというデメリットもあります。

その点UVカットカーテンの場合紫外線カット率は90%ではありますが、光は通してくれるので明かりがなくても生活はできます。また、UVカットカーテンは遮光カーテンと比べて種類も豊富で、色展開も多いので選ぶ楽しみもありますよ。

ちなみにUVカットカーテンの中には、「UVカットミラーレースカーテン」というものもあります。こちらはUVカットが見込めるレースカーテンなので、基本的には白色でレース模様の商品となっています。

UVカット素材の服

UVカットが施されている服には、「後からUV加工を施したもの」と「UVカット素材を使用しているもの」の2種類があります。

このうち後からUVカットを施した服の場合、洗濯していくとUV効果が薄れていってしまうので、効果を持続させるためには専用の洗剤で洗わなくてはいけません。一方もともとUVカット素材を使用した服の場合、基本的に洗濯などで効果が薄れる心配はないと言われています。

そもそもUVカット素材の服とは、繊維にカーボンやセラミックなどの無機物質が織り込まれている服のことを指します。

ほかにもビニロンやポリエステル、羊毛などは生地の目が細かいので、加工をしなくても紫外線が通りにくいと言われています。特にポリエステルは紫外線を吸収する効果があるので、紫外線対策としてはとても良い素材ではありますが通気性が悪いことから夏場の服には好ましくありません。

また、肌触りが良い綿素材の服の場合、紫外線を通しやすいので同じく夏場には不向きだと言われています。しかし綿素材とポリエステルの混紡素材の場合は紫外線対策として有効だそうです。

まとめ

いかがでしたか?外気温が上がってくると涼しい室内にこもりがちになる人も多いかと思いますが、室内でも紫外線の脅威は確かにあるため欠かさず紫外線対策を行うようにしましょう。ぜひ参考にしてください。