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美肌やデトックス、ダイエット効果まで得られる「岩盤浴」

 
デトックス効果やつやつやの肌を手に入れられるとウワサの岩盤浴。実はダイエット効果にも注目が集まっています。より効果を高める入り方や注意点などについてまとめてみました。
 

目次

岩盤浴ダイエットってどんなもの?

岩盤浴に行ったことのない人にとっては、名前だけ聞いてもピンと来ないかもしれませんね。なんとなくサウナと似たイメージもあるのではないでしょうか。一体岩盤浴がどういったものなのか、サウナとの違いについても調べてみました。

「石」がベースとなったデトックス風呂

岩盤浴は名前の通り、天然石や人口石がベースとなったベッドなどが、電熱や温水によって温められ、そこに横たわることで体をじわじわ温めるサウナのようなお風呂の一種です。施設によって使われる石が異なり、その種類によって得られる効果が変わってきます。

例えば「天照石」は人間の体が最もよく反射、吸収する電磁波を発しているので、細胞の活性化や免疫力向上に効果的です。また、「玉石」は女性ホルモンを整える働きがあり、「祖母鉱石」は代謝促進や冷え解消に効果があるとされています。

その他に「黒雲母石」の場合ゲルマニウムを多く含み、自律神経を整え、消化などを促進する働きがあると言われています。

マイナスイオンや遠赤外線効果でデトックス

岩盤浴の温度は一般的に40℃前後、湿度は60~80%と高い状態に設定されています。蒸し暑い部屋でベッドの上にゴザやタオルを敷いて横たわります。そうすることで、岩盤浴に使われる石から出る遠赤外線やマイナスイオンなどを受けることができます。そして、寝そべるだけで大量の汗と共に、体内の毒素や老廃物を排出するデトックス効果やダイエット効果が生まれます。

サウナとはどう違う?

蒸し暑い状態、汗をかく、デトックス石があるかないかだけで、サウナとよく似ているのでは?と思われるかもしれません。両者の決定的な違いは、「汗のかきかた」にあります。一般的にサウナは、80~100℃に温度設定されていて、体を内側より表面から温め汗をかく方法です。

このとき、汗は汗腺からかいています。汗腺からかく汗はべたべたとして乾きにくく、ニオイがあるのが特徴です。

一方で岩盤浴は、40℃から高くても60℃くらいの温度の中で、体の内側からじわじわと温めていく方法です。汗は皮脂腺からかきます。皮脂腺からかく汗の場合、酸化された老廃物や化学物質を排出することができ、デトックス効果が高いとされています。そして汗腺から出る汗と違いサラサラしているのが特徴です。

岩盤浴のダイエット効果

岩盤浴ではダイエット効果を始め、さまざまな効果が期待できます。そのいくつかをご紹介します。

デトックスで代謝アップ!痩せやすい体質へ変化しダイエット成功へ

岩盤浴にデトックス効果があるというのは前述の通りですが、体が温まり不要な老廃物などがなくなると、基礎代謝を上げることにもつながります。そうすると脂肪の燃焼スピードも上がり、結果的に痩せやすい体質へと変化しやすくなります。そうすればダイエットにもつながります。

さらにダイエット効果を高めたい場合は、カロリーを抑えた食事をとることがポイントです。通常食事制限だけを行うと筋肉まで落ちてしまい、リバウンドしたり太りやすい体質になることが多いです。しかし岩盤浴で基礎代謝を上げながら食事制限を行えば痩せやすい体のままいられる可能性が高まります。

また、岩盤浴自体の消費カロリーはそこまで高くありません。体重55kgの人が1時間岩盤浴をした場合、およそ180kcal程度の消費しかできないことが分かっています。だから短期間でパッとダイエットができるというよりは、基礎代謝を上げて長期的に痩せやすい体づくりができると考えられます。

太って見える原因!むくみの解消

岩盤浴のデトックス効果は、不要な水分や老廃物を押し流しむくみの解消にも効果的です。体重はそこまででもないのに、太って見えるという場合むくみが原因かもしれません。それも岩盤浴をすることによって、スッキリできる可能性が高いです。

辛い冷え性や神経痛の改善

じっくりじわじわと温める岩盤浴は血流を改善し、辛い冷え性や神経痛を緩和、改善する効果もあります。末端の神経まで効率的に温め、血液を届けることが可能になります。全身に血液が回ったあとは、しっかり水分補給をすることも忘れずに。

神経を落ち着かせてリラックス効果も

岩盤浴で設定される温度は、人がちょうどリラックスできる温度に近いと言われています。体が温まるとなんとなく力が抜け、リラックスするところがありますよね。一気に温まるのではなく、じわじわ時間をかけて温まる岩盤浴だからこそ、もたらされるリラックス効果も高くなります。

体が冷えていると神経も尖りがちで、眠れないこともあります。そうした不眠症状も、岩盤浴によって緩和することがあります。また、岩盤浴に漂うマイナスイオンによって、ストレス解消の効果も期待できます。

お肌つるつる!デトックスで美肌に

岩盤浴で流れる汗は皮脂腺から出るものが多く、サラサラしています。こうした汗は天然の保湿クリームとも言われ、お肌に潤いを保つ作用があります。また、基礎代謝のアップはお肌のターンオーバーも促進し、古い角質がはがれ新しい肌へと再生しやすくなります。

そしてデトックスによって余分な老廃物が排出できるので、お肌にとってはいいことずくめ。アンチエイジングの効果も期待できます。

正しい岩盤浴の入り方

岩盤浴は正しく入ることで、効果を得られやすくなります。どのくらいの入浴時間や、頻度が適しているか知っておきましょう。

入浴時間

岩盤浴に入る時間は、15~20分くらいを目安にしましょう。そのうち、はじめの5~10分はうつぶせの状態で汗をかきます。そのあと10分ほどを仰向けの態勢で過ごします。ここまでを1セットとして、5分ほど休憩をはさみます。そしてまた15~20分を同じように過ごします。

全体の時間を60~90分として、同じような流れで過ごすようにします。脱水症状を避けるためにも、途中で5分の休憩を必ず入れるようにしてください。

頻度

岩盤浴はできれば週2~3回ほど入るのが理想的とされています。それ以上は体に負担がかかるのでおすすめできません。もしそのペースが難しいということであれば、週1~2回でも構いません。自分のペースで通うことが一番大切です。

より効果の高い岩盤浴の入り方

さらに効果を高めるために、岩盤浴に入っているとき意識したいポイントについてまとめてみました。

こまめに水分補給

岩盤浴の最中は大量の汗をかきます。そのため、脱水症状を防ぐためにもこまめに水分補給をすることが大切です。目安としては500~800mlの水分は摂るようにしましょう。しっかり水分を摂ることによって、デトックス効果も高まります。また、一気に飲むよりちょっとずつ摂取するようにしましょう。

飲み物の種類は、入浴前にはミネラルウオーター、休憩時はミネラルウオーターとスポーツドリンク、入浴後はスポーツドリンクにするのがおすすめです。ミネラルウオーターだけだと、血液濃度が薄まりますます水分が失われることがあるので、スポーツドリンクなど電解質の含まれたものも摂取することが大切です。

体勢

岩盤浴の入り方でも説明した通り、最初はうつ伏せ、途中から仰向けという体制のチェンジを意識しましょう。この順番は逆でも構いませんが、コロコロ態勢を変えるのだけは避けてください。

せっかくの岩盤浴効果を上手に得られなくなる可能性があるからです。態勢を変えるのは途中の一回だけにして、じっくり両面からマイナスイオンを浴びるようにしましょう。

呼吸を意識しよう

ゆっくりした呼吸は、脳のリラックスにも繋がります。だから岩盤浴の最中は呼吸にも意識を向けてみましょう。鼻からゆっくりと吸って口から吐き出す、ということを繰り返すうちに、リラックス効果を高めることができます。

しっかり腹筋を使って呼吸すれば、ロングブレスダイエットやドローイングといった呼吸によるダイエット効果も生まれます。

イメージも大切

スポーツでもイメージが大事ですが、岩盤浴でも同じことです。ダイエットが目的なら脂肪が燃えているようなイメージを、ストレス解消が目的なら森林浴をしているようなイメージを持ちながら、入浴してみてください。それがさらに効果を高める可能性があります。

リンパマッサージ

岩盤浴のデトックス効果は、むくみの解消に効果的というのは前述した通りです。その効果を利用して、リンパマッサージをした場合通常のおよそ10倍の効果が得られるんだとか。リラックスしながら、ぜひリンパマッサージも取り入れてみてはいかがでしょうか。

岩盤浴にはダイエットを始めとしたさまざまな体質改善効果があります。週に数回取り入れるだけで、不要な老廃物や水分をデトックスすることも可能です。ただし入浴の際は水分補給などに注意してください。自分のペースで、思い思いの時間を過ごせるのも魅力の岩盤浴、あなたもぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか♡