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冬だけじゃない!夏にもおすすめ!甘酒ダイエット

 

最近では飲む点滴などといわれ、甘酒が見直されています。米麹からつくられる甘酒は、家庭でも温度管理さえできれば簡単にできるため、夏にも良い健康飲料です。

この甘酒がダイエット飲料としても注目されています。

目次

甘酒のカロリーとダイエット向きの甘酒

甘酒は酒粕をお湯で溶かし、砂糖を加えて甘みをつけたものと、米麹と炊いた餅米(あるいはうるち米)をあわせて発酵させた発酵飲料とがあります。手軽にできる酒粕の方は、加熱処理によってアルコール分はとんでしまうものの、若干はアルコールが残ります。

一方、米麹から作る甘酒はノンアルコール飲料として子供でも安心して飲むことができます。

甘酒はどちらもお米から作られる飲み物なので、カロリーは高めと思われがちですが、米麹から作られる甘酒は、湯飲み一杯(約80cc)で65kcalしかありません。普通のご飯だと、茶碗7分目くらい(100g)168kcalありますから、半分以下のカロリーということになります。ですから置き換えダイエットには最適といわれるのです。

酒粕のカロリーは、100gで227kcal、20g を200ccに薄めて作るとすると、45kcalほどになります。これに甘みの砂糖などのカロリーが加わります。酒粕の場合は、原料の酒粕の状態(絞り度合いや水分含量)や添加する砂糖の量によってカロリーが変化するので注意しましょう。市販の場合は、原材料の表をよく確認する必要があります。

家庭で酒粕から作る場合は、砂糖をゼロカロリーの甘味料にするなどの工夫ができますし、米麹の甘酒も、余ったご飯があれば簡単にできるので、できれば家庭で作ってみましょう。

ダイエット方法は?

甘酒ダイエットの方法は、置き換えダイエットが一般的です。しかも、朝食に置き換えるのが一番効果的だという意見が多く聞かれます。しかし、すぐにエネルギーが必要な朝を甘酒一杯で置き換えるのは、どうも納得がいかないという人もいるでしょう。

甘酒は消化酵素など多いものの、糖の吸収を穏やかにする効果で、朝の出勤には元気のエネルギーが不足してしまいます。それに腹持ちが悪く、どうしても間食をしたくなってしまう、という声も多いのが事実。

そこで、甘酒ダイエットは次のような工夫をしてみましょう。

  • 朝の食事には野菜サラダを添えて満腹感を演出すると同時に栄養バランスをとる
  • バナナと一緒にミルクセーキのようにして飲む
  • 朝の置き換えはやめて、間食や夜の置き換えにする

バナナと一緒に飲むと、バナナのエネルギーが朝の活動を支えてくれるので、しっかりお昼まで活動ができます。

甘酒ダイエットは、湯飲み一杯くらいが目安。あまり飲み過ぎるとカロリーオーバーになってしまいます。間食が多い人は、間食の置き換えから始めるだけでも、効果が大きく出ます。

甘酒には身体を温める効果があるので、冬場は温かくして飲むと活発に活動ができます。

甘酒ダイエットの効果

ビタミンB群が豊富

甘酒ダイエットには、カロリーが少ないという効果だけでなく、やせるための成分がぎっしり詰まっています。

甘酒に豊富に含まれるビタミンB群は、エネルギー代謝に欠かせない物質です。効率的に体内の糖質をエネルギーに変換することができます。しかも、甘酒に含まれる糖類は消化に時間のかかる種類のものが多く、ビタミンBは体内に蓄積された糖質を使ってエネルギーを作り出していきます。

便秘が解消

甘酒に含まれる成分の中で、便秘を解消する成分オリゴ糖にも注目です。食物繊維とともに腸内環境を整え、体内の老廃物とともに健康な便を出すことができます。このため、肌もきれいになる美容効果も期待できます。

血圧の上昇を抑制・健忘症予防

そのほか、血圧上昇を抑える効果や健忘症を予防する効果など、中高年にもうれしい効果がある甘酒は、健康できれいにやせるためには最適な飲み物だといえます。

酒粕の甘酒であっても、砂糖を多く使わなければ同じような効果を期待できるため、お酒の好きな人は酒粕でも挑戦してみてはいかがでしょう。

お肌がつるつる♡

麹を扱う味噌屋さんや酒屋さんの杜氏の人たちは、手がつるつるなのだそうです。甘酒を手に塗ると、白くてきれいな肌に変化していくそうです。飲んでも効果があり、塗っても効果のある甘酒のパワーにびっくりです。

甘酒ダイエットの効果を上げる方法は?

手軽に甘酒ダイエットを導入するには、市販の完成した甘酒が手軽ですが、注意したいのは添加物。それに加熱殺菌されているものではせっかくの酵素がうまく機能しません。

甘酒ダイエットをするには、ぜひ自分で作ってみてください。

家庭で造る甘酒は結構簡単です。

  1. 酒屋さんなどで麹を購入する
  2. やわらかめのおかゆを作る(冷やご飯からで十分)
  3. 人肌程度(40度程度)になったおかゆに麹を混ぜ、保温ポットに入れ、一晩おく

これでできあがりです。できあがったものは冷蔵庫で保存しましょう。適度に薄めて温めていただきます。3日間くらいは日持ちします。添加物も使わないので、甘酒の効果を十分に得ることができます。

冷え性の人は、甘酒を飲むだけでも効果がありますが、ショウガを加えるとさらに新陳代謝が良くなり、冷え性の解消とダイエットの効果を増すことができます。このように、何かとブレンドすることでさらにおいしく、ダイエット効果を増すことにつながる方法があります。

  • 酒粕の甘酒と乳酸菌飲料で二日酔いにも
  • 豆乳とあわせて美肌効果も
  • ココアと合わせて便秘解消

これらの工夫で、おいしくダイエットに挑戦してみましょう。

注意点

甘酒ダイエットは、美肌効果もあり、健康的にやせたい人には最適な飲み物です。栄養的にもバランスがとれているため、置き換えダイエットが良いといわれていますが、注意すべき点もあります。

飲み過ぎない

いくらバランスの良い飲み物といっても、やはり糖質のある飲み物なので、飲み過ぎるとカロリーオーバーになってしまいます。一日に200mlまでを目安にしましょう。何回かに分けて間食を置き換える方法でも十分効果は発揮できます。

バランスの良い食事を心がける

点滴と同じくらいバランスに優れているといっても、ビタミンCなどは不足しがちになります。食事の置き換えの場合には、野菜サラダを添えるなどし、栄養バランスをさらに良くする食事を心がけましょう。

市販の甘酒は原料、酒粕の甘酒はアルコールと添加の砂糖に注意

市販の甘酒は手軽ですが、添加物や原料も気になります。酒粕のものは自宅で作っても、少しはアルコールが残るので、アルコールのだめな人は不向きです。原料には気をつけて購入時に表示をよく確認しましょう。

加熱しすぎない

甘酒は温めて飲むのが基本ですが、加熱しすぎるとせっかくの酵素の働きが半減します。お酒を燗するときの感覚で、お好みの温度でいただきましょう。

糖尿病の人は医師に相談

最後に、甘酒は糖質ゼロの飲み物ではないので、糖尿病や腎臓病など糖質制限をしなければいけない人は医師と相談しましょう。

手作りの甘酒でダイエットしながら、きれいになれる♡

甘酒は、ダイエットに最適というだけではなく、美肌効果や疲労回復効果など、健康にも良い飲み物として見直されています。

ひな祭りの頃や冬に身体を温める飲み物として知られていますが、江戸時代は夏にも行商がされるほど、昔から親しまれた年中飲める健康飲料です。

甘酒でダイエットするには麹でつくる甘酒を置き換えダイエットで使う方法が一般的です。バナナと混ぜて朝の置き換えダイエットにすると、腹持ちも良くなり、最適な食事になります。