『ダイエット』運動をするのに最も効果的なタイミング?!

ダイエットをするにあたり、運動をすることは避けられませんよね。そして運動をするにしても得られる効果をより高め、効率良く行っていきたいものです。

ダイエットを目的とした運動には、最も高い効果を得られるタイミングが存在することをご存知でしょうか?

同じ運動でもより高い効果を得たいという人こそ知っておくべき「より効果的にダイエットできるタイミング」についてご紹介します。

運動を始める前に知っておこう!!

運動によるダイエットを目指す際に、まず交感神経と副交感神経という2つの自律神経の働きについて知っておく必要があります。

これら2つの自律神経は何なのか、どのような働きがあるのかについて見ていきましょう。

2つの自律神経がキーポイント

自律神経とは、私たちの意思とは無関係に様々なコントロールを自動的に行なっている神経になります。

そして、自律神経には交感神経と副交感神経という2種類が存在します。この2つの自律神経は、それぞれ生命維持のために必要な体の各器官の働きをコントロールしています。

自律神経が関わるのは健康維持だけではなりません。ダイエットを成功させるためにも、自律神経の働きは非常に大きな影響を与えるのです。

ダイエットの成功を左右する交感神経と副交感神経の2つの自律神経は、一体どのような働きを担っているのでしょうか?

交感神経

まず、交感神経とは体が活発に活動している時に作用する自律神経です。

走ったり運動したりすると、ドキドキと心拍数が早くなったり体温が上昇したり、そして体から汗が出てきますよね。「体を動かせば、心拍数が上がり汗も出る」といった当たり前と感じる体の反応を促すのが、交感神経なのです。

運動時以外にも、気持ちが高揚した興奮状態になると交感神経が働きます。「交感神経が働く」つまり「交感神経が有利な状態になる」と、私たちの体内では筋肉や内臓が緊張状態になり血管が収縮します。血管が収縮すると体温が下がり、血圧が上がるという変化が生じます。

副交感神経

一方で副交感神経は、体がリラックスしている時に作用する自律神経です。「交感神経の逆の働きを担うのが副交感神経」と考えても良いです。

交感神経と逆の働きを担う副交感神経は、入浴中や睡眠中、そして食後に活発になり、負ったダメージや溜まった疲れを修復・回復するために作用します。

副交感神経が優位になると、筋肉の柔軟性が増し血管が緩んで体温が上昇し、血圧が低下します。これらの変化によって、体内の修復・回復がよりスムーズに行われるようになるのです。

ダイエットとの関係性

交感神経と副交感神経それぞれの自律神経の働きが、どのようなかたちでダイエットに関係するのでしょうか?

「交感神経がエネルギーの消費率を高める」「交感神経が優位な状態が続くと痩せにくい体になる」「自律神経の乱れから生じるホルモンバランスの崩れが脂肪をつきやすくする」の3つのポイントから、自律神経がダイエットに大きく関わっています。

1.エネルギーの消費率を高める交感神経

まず、交感神経が優位な状態にある時には、筋肉が収縮したり心拍数が高まったりと体が活発な状態にあります。こうした状態にある体では、より活発に体を動かそうとエネルギーの消費率が高まっています。

逆に、副交感神経が優位で体が休息状態にある場合には、体を動かしてダイエットをする分には適していないタイミングとなります。

つまり、交感神経が優位なときに運動をすれば、それだけ多くのエネルギーを消費できるということなのです。

2.交感神経が働き続けると痩せにくい体に

エネルギー消費率が高い交感神経が、長く続けば続くほど良いというわけではありません。交感神経が優位な状態が続けば、痩せにくい体質に陥ってしまうのです。

正常なバランス状態の自律神経では、交感神経と副交感神経が互いに作用し合います。しかし、ストレスの蓄積・長時間労働・夜更かしなど、交感神経が過剰に作用する毎日が続くと、自律神経が正常に働かなくなります。

このように、自律神経のバランスが崩れ交感神経が優位な状態が続くと、血行状態の悪化・冷え・消化不良といった体の不調が現れ、代謝も低下します。これらの不調から、脂肪が燃えにくく太りやすい体質へと変化してしまうのです。

3.自律神経の乱れがホルモンバランスの崩れに繋がる

自律神経の乱れは、インスリンというホルモンの分泌にも密接な関係にあるとされています。

インスリンとは、血糖値を調整する作用の他にも、体内に脂肪を蓄積する働きがあります。こうした作用のあるインスリンの分泌量が増えれば増えるほど、脂肪を蓄積する働きが促進されて脂肪がつきやすくなります。

自律神経が乱れるとインスリンの分泌が正常に行われず、そして正常に分泌されなくなったインスリンによって血糖値がうまく調整されません。

血糖値がうまく調整されなければ、自律神経を正常に働かせるうえでも支障をきたします。つまり、自律神経の乱れとインスリンの分泌は、血糖値を介して互いに作用しあっているのです。

インスリンの分泌が正常に行われず、過剰に分泌されればそれだけ脂肪がつきやすくなります。正常に行われないインスリン分泌もまた肥満の原因となりますし、インスリンの分泌には自律神経が関わっていることから、自律神経の乱れが脂肪の蓄積に大きな影響を与えているといえます。

いつ運動するのがいい??

ダイエットに関係する自律神経の働きをうまく利用することこそが、運動でより効率良く痩せるための近道です。

そして、自律神経の働きをいかすためには、運動するタイミングを自律神経の働く時間帯に合わせる必要があります。

朝or 昼 or 夜??

まず、朝・昼・夜の1日の中でも、運動による高いダイエット効果を得られる時間帯は「血液中に含まれる糖が少ない朝」と「体温が高い昼」です。

まず、朝の起床時には空腹状態で、血液中に含まれる糖が少ない状態(低血糖)です。運動をする際には、まず血液中の糖からエネルギーとして消費し始めます。低血糖の状態にある朝に運動をすると、不足した糖を補おうと体の脂肪からエネルギーを生み出すので早い段階で脂肪燃焼効果が得られるのです。

そして、私たちが最も活動的になる昼には、交感神経の働きがピークに達しています。高くなった体温と比例して代謝も活発になる昼の時間帯に運動をすれば、その分多くのエネルギー消費量を得られます。

一方、16時以降の夕方から夜は、1日の疲れを修復しようと副交感神経が優位になる時間帯です。交感神経と逆の働きを担う自律神経が副交感神経です。体をリラックスさせ休ませようとしているタイミングでの運動は、ダイエットには適していません。

朝と昼にダイエット運動をする際の注意点

低血糖な状態から脂肪をより早く燃やせられる朝、交感神経の働きがピークに達し代謝が高まっている昼はそれぞれダイエット運動に適している時間帯です。

ただし、それぞれの時間帯に運動をするにあたってのデメリットがいくつかありますから注意しなければなりません。

朝の運動ではリバウンドのリスクが高まることも

低血糖の状態にある朝の運動ではエネルギーが不足している分、筋肉が壊れるリスクが高いということです。脂肪を燃焼するために必要な筋肉が壊れると、当然それだけ脂肪燃焼効果が少なくなります。

つまり、せっかく運動をしても筋肉が壊れてしまったら、後に得られる燃焼効果が低下しリバウンドしやすくなるのです。

ですから、朝の運動の前にお腹が空いていたら必ず栄養を摂るようにしましょう。特に、アミノ酸を多く含んだものがオススメです。

昼間でも食後すぐの運動はNG

代謝が高い昼間だからと、食後すぐに運動をしてはいけません。この点が昼間の運動での注意点です。

たとえ昼間でも食後には副交感神経が優位な状態で血液中の糖が高くなっているので、運動をしても脂肪が燃えにくい状態です。また、食後すぐの運動は体に大きな負担となるので避けなければなりません。

昼でも食後1~2時間経った後が、ダイエット運動の効果を最も高められる時間帯だということを覚えておいてくださいね。

食前 or 食後?

ダイエット運動から最も高い効果を得るには、時間帯の他に食前と食後とのどちらのタイミングで行うかをきちんと知っておきましょう。

食前の運動のメリットとデメリット

まず、低血糖の状態にある食前に運動をすれば、脂肪がエネルギーとして消費されやすくより高い脂肪燃焼効果が得られます。

さらに、食前に運動をして筋肉を使うと、その後の食事から摂取した栄養が筋肉へと送られやすく、脂肪への変化を未然に防ぐことが可能になります。

脂肪燃焼効果が高く、摂取した栄養が脂肪になりにくいという2つのメリットがある食前の運動ですが、デメリットもいくつか挙げられます。

・貧血やめまいといった体の不調が生じるリスクが高まる

・低下した集中力から運動自体から得られる効果が減少する

・筋肉が壊れやすくなる

より高いダイエット効果が得られる食前のタイミングとは言え、体の不調や運動そのものの効果が低下するリスクがあることを覚えておきましょう。

食後の運動のメリットとデメリット

血糖値が高まる食後のタイミングで運動を行うと貧血やめまいが生じにくく、運動をより長くより早く行えて運動自体から得られる効果が高まります。

また、食後の運動では血中の糖を使用することから、急激な血糖値の上昇を抑えられます。すると、血糖値が高ければ高いほど分泌量が増えるインスリンの分泌量が減少します。

脂肪を溜め込む作用のあるインスリンの分泌量を抑えられるという点で、食後の運動はダイエットに有効となります。

しかし、食後すぐの運動は体にとって大きな負担となり、消化不良を起こしてしまう恐れもあります。さらに、血液中の糖で十分なエネルギーを得られることから、体の脂肪を燃やせられないというデメリットもあります。脂肪を減らし、体を引き締める目的で運動をする場合には、食後の運動は適していないかもしれません。

とはいえ、食後すぐの運動は控え、食後1~2時間経過した頃に行うようにしてくださいね。

まとめ

ダイエットを目的とした運動での一番の課題はなんといっても「毎日の生活の中で運動を持続させること」です。

どんなに効果的な時間帯に運動をしたとしても、それを習慣として続けなければ結果として現れてくれません。

ですから、効果が出やすいタイミングと自分のライフスタイルとをうまく合わせて運動を続けることが最も大切です。

運動から結果が目に見えてわかると、それだけモチベーションも高まって続けやすくなるはずです!

毎日続けることを前提に、今一度ライフスタイルを見直してそれに合ったタイミングでの運動習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか♡