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女性の元気と若さのサポートに大豆イソフラボン♡過剰摂取にならないよう注意して!

 

味噌、醤油、豆腐、おからなど、私たち日本人にとって大豆や大豆製品はとても身近な食材ですよね。

大豆や大豆製品に含まれる栄養素の中でも、代表的なものとして知られているのが「大豆イソフラボン」ではないでしょうか?

大豆イソフラボンから女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と似た作用が得られることから、特に女性の方が優れた効果を実感することができます。

さらには、美肌効果をはじめとした様々な部位へのアンチエイジング効果が期待できますよ。

こちらでは、大豆イソフラボンとは何か?といった基本から、大豆イソフラボンから得られるアンチエイジング効果の数々を分かりやすくご紹介します。

目次

イソフラボンとは?

そもそも大豆イソフラボンとは、特に大豆の胚芽部分に多く含まれるポリフェノールの一種です。大豆イソフラボンと一言で言っても、実は「グリコシド型イソフラボン」と「アグリコン型イソフラボン」との2種類が存在します。

グリコシド型イソフラボン

まずグリコシド型イソフラボンは、糖が周りにくっついていることから分子が大きくなっています。納豆、豆腐、豆乳をはじめとした大豆製品に含まれているほとんどが、このグリコシド型イソフラボンになります。

グリコシド型イソフラボンは分子が大きく、また糖とイソフラボンとを腸内細菌の酵素で分解してはじめて体内に吸収されるため、吸収率は一般的に2割ほどと低くなっています。

また、吸収のピークを迎えるのは、腸内細菌によって分解されるタイミングである「摂取してから6~8時間後」です。

グリコシド型イソフラボンの吸収率は腸内細菌の働き次第なので、個人での腸内環境の状態によっては大きく異なります。

アグリコン型イソフラボン

糖がくっついていて分子が大きいグルコシド型イソフラボンから糖が外れた状態のものをアグリコン型イソフラボンといいます。つまり、大豆製品からイソフラボンを摂取する場合には、グリコシド型イソフラボンがアグリコン型イソフラボンへと分解された後となります。

アグリコン型イソフラボンは、体内への吸収を妨害する糖がなく分子が小さくなっているので、腸内細菌の働きとは無関係に胃や腸で早く吸収することが可能です。その吸収率はなんとグルコシド型イソフラボンの約2倍で、摂取してから約2時間で吸収のピークを迎えます。

こうした特徴から分かるように、サプリメントから大豆イソフラボンの摂取を行う場合には、吸収率が高く速やかなアグリコン型イソフラボンを使用したものを選ぶと効率良く摂取できるようになりますよ。

大豆食品の大豆イソフラボンの含有量

大豆イソフラボンの摂取目安量は、1日あたり40~50mgになります。この摂取目安量を大豆食品から得るには、様々な大豆食品の大豆イソフラボン含有量を知っておく必要がありますよ。

  • 豆腐半丁(約150g) 約30mg
  • 納豆1パック(50g) 約35mg
  • 豆乳1カップ 約50mg
  • きなこ大さじ1杯 約20mg
  • 油揚げ半分(約75g) 約50mg
  • 味噌大さじ1杯 約7mg
  • おから100g 約15mg

数多くの種類がある大豆食品は、それぞれで大豆イソフラボンの含有量が異なることが分かりますね。調味料として味噌や醤油を使ったり納豆や豆腐そして豆乳を意識して摂取したりと普段の食生活にプラスするだけで、大豆イソフラボンの補給が可能になるのも嬉しいポイントです。

また、大豆食品に含まれるほとんどが吸収率の低いグルコシド型イソフラボンですから、食事からの摂取では摂取目安量を上回るほどの過剰摂取に陥る心配はありません。しかし、効率良く手軽に大豆イソフラボンの摂取が可能となるサプリメントの場合には、簡単に過剰摂取となりますから要注意です。

大豆イソフラボンから効果を得るには、適量を毎日摂取し続けることが何よりも大切です。したがって、普段の食事から様々な種類の大豆食品を摂り入れられるように心掛けたり、時にはサプリメントを活用したりといった習慣を身につけてくださいね。

大豆イソフラボンでアンチエイジングできる?

大豆イソフラボンは組織構造が女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」とよく似ていることから、体内に吸収されたあとはエストロゲンと似た働きをします。エストロゲンは「卵胞ホルモン」という名の通り、排卵の準備に大きく関係していて規則正しい生理周期の管理や妊娠の準備といった大切な役割を担っています。

また、美肌・美髪効果、新陳代謝の促進、女性らしい体づくりなど、様々な美容効果も持つことから、エストロゲンは別名「美容ホルモン」と呼ばれています。

こうしたエストロゲンと似た作用が得られる大豆イソフラボンからは、美肌効果・骨を丈夫にする・バストアップ効果・ダイエット効果といった様々なアンチエイジング効果を得られますよ。

抗酸化作用&肌のターンオーバー促進 美肌効果

大豆イソフラボンには、活性酸素による細胞の酸化つまり老化を抑制する抗酸化作用に優れるので、老化から生じるシミやシワといったお肌の悩みに効果を発揮します。さらには、コラーゲンの生成・吸収をサポートする働きから、肌の中から潤いをもたらしてくれますよ。

また、新陳代謝の高まりから肌のターンオーバーは促進され、古くなった肌細胞や老廃物の排出も活発に行われるようになります。それに伴い、毛穴詰まりから生じるニキビや角栓の改善・予防が可能となりますし、既にできてしまったメラニン色素の排出による美白効果から肌もワントーン明るくなりますよ。

肌細胞の生成に使用されるタンパク質、コラーゲンの生成を助けるビタミンCを一緒に摂取すれば、相乗効果から大豆イソフラボンの美肌効果をより効率良く得られるようになりますよ。

骨を丈夫に!骨粗しょう症予防にもgood!

女性ホルモンのエストロゲンには骨を丈夫にする作用があります。しかし、年を重ねるごとにエストロゲンの分泌量が減少すると、次第に骨が弱まって骨折しやすくなったり骨粗しょう症のリスクが高まったりします。さらには、エストロゲンの減少から背骨が曲がることもありますから、「骨が弱くなるくらい」と軽んじではいけません。

そこで、エストロゲンと似た作用がある大豆イソフラボンを積極的に摂取して、骨を丈夫な状態に保ちましょう!骨粗しょう症の予防にも役立ちますよ。骨のもとになるカルシウムを牛乳やカルシウムなどから一緒に摂取したいですね。

いつまでも良い姿勢を維持することができれば、それだけでも凛として美しく若々しく見えるものです。艶やかで潤いのある肌を目指したりシミやシワを予防したりといったスキンケアも大切ですが、見た目年齢に大きく関係する姿勢にも気を付けていきましょう。

バストアップ効果

大豆イソフラボンはバストアップ効果から女性らしい体づくりに役立ちますよ。というのも、女性ホルモンのエストロゲンには、母乳を出す際に必要な乳腺を発達にさせる作用があります。そうした乳腺を守るために脂肪細胞が乳腺を包むように存在し、バストを形成しています。

つまり、エストロゲンと似た作用がある大豆イソフラボンを摂取して乳腺を発達させれば、それにともなって脂肪細胞の数も増えて胸も大きくなるのです。

脂肪代謝UP!ダイエット効果

大豆イソフラボンはコレステロールの代謝を活発にして、脂肪となるのを防ぐ働きからダイエットに優れた効果を発揮します。特に、女性ホルモンが急激に減少する更年期以降には、コレステロール値の上昇から太りやすくなります。

更年期の人のみならず、カロリーが高い食事からコレステロール値が高まっている女性は、大豆イソフラボンの「コレステロール値を下げる」という効果を積極的に摂り入れてみてはいかがでしょうか?

アジ、ブリ、サバなどの青魚やきのこ類そして海藻類に豊富に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった成分は、過剰なコレステロールを吸収して排出する働きがありますから同時に摂取するのをお勧めします。

まとめ

大豆イソフラボンからは女性ホルモン「エストロゲン」と似た作用が得られるからこそ、体の中からアンチエイジングできることが分かりました。年齢を重ねるごとに不足する女性ホルモンを、身近な大豆食品から摂取できるのは嬉しいですね。

しかし、体に良いから、アンチエイジング効果を得たいからとたくさん摂取すれば良いというわけではありません。

大豆イソフラボンの1日あたりの摂取目安量40~50mgを超えた過剰な量を摂取すると、かえってホルモンバランスが乱れたり生理不順や乳がん・子宮がんのリスクが高まったりと女性特有の疾患を発症する原因になるからです。

特に手軽に効率良く摂取できるサプリメントでは、過剰摂取にならないよう注意しなければなりません。それだけ大豆イソフラボンの効果が高いということですから、毎日の生活の中で適量を摂取し続けるようにしたいですね。

バランスの取れた食生活や規則正しい生活を心掛けていく中で、健康や美容をサポートする成分として適量の大豆イソフラボンを摂取していくようにしましょうね。