格安SIM

家族でMVNOのデータ容量シェアプランを利用して携帯代を節約しよう!

MVNOには複数のSIMカードでデータ容量を分け合えるプランがある!

スマートフォンやタブレット端末で通話やデータ通信を行うためには「SIMカード」が必要です、小型のチップには契約者や契約内容の情報が記載されており、これを端末に挿入することでその端末でのデータ通信等が利用できるようになります。

利用できるSIMカードを入手することが、通信契約のおおまかな内容になるわけですが、最近では「格安SIM」というものが流行しています。

SIMカードは、イコール通信契約のことでもあり、毎月のスマートフォンの利用料はつまりSIMカードの利用料と言っても過言ではありません。さて、通信量は毎月発生するので、年間で換算すると相当な金額になります。

しかも、その通信契約を解約するまではずっと発生し続けるため、毎月の利用料が少ないSIMカードを契約することが通信量節約につながります。これが格安SIMです。

SIMカードは、通常1枚の契約につき1契約となります。つまり、SIMカードを契約する際に「どこのMVNOの、どのプランで契約する」ということを、一人一人が決めることになります。

家族であっても同様で、例えば父親はOCNモバイルONEの◯GBの契約を、母親は楽天モバイルの◯GB、娘はDMM mobileの◯GBのプランを、というように、それぞれが格安SIMを契約することになり、契約は個別のものとなります。

しかし、格安SIMの中には「1契約で複数のSIMカードを入手できる」というプランもあるのです。

この場合、1つの契約で複数枚(2枚~10枚のSIMカードを1契約で入手できるMVNOも存在する)のSIMカードを入手し、全てのSIMカードで同じ契約内容を共有することになります。

主な特徴としては、各プランのデータ通信用量(プランごとの◯GBと書かれている部分)を共有するところです。

例えば10GBのプランを3人で共有する場合、1ヶ月で2GB・3GB・5GBと使えば10GBに収まりますが、誰か一人が一気にデータ通信を行ってしまい、通信速度の制限を受けると残り2人のSIMカードにも制限がかかってしまうということです。

家族2人以上で格安SIMを契約するならシェアプランを利用しよう!

さて、「データ通信用料を共有する=誰かの責任が全体の連帯責任になる」という風に解説し、これだけではデメリットしかないように見えてしまいます。

しかし、家族2人以上で格安SIMのシェアプランを利用することには大きなメリットが有るのです。それは「利用料の節約」です。

通常は。一人一人が個別の契約となります。もちろん、契約事に利用料が発生するので、その家庭での毎月の利用料は家族の合計金額に相当します。契約するMVNOやプランごとに異なりますが、それなりの金額になります。

しかし、シェアプランの場合は1契約で複数のSIMカードを入手することができ、この契約はデータ通信用料の合計が一致する個別の契約(例えば10GBのシェアプランの場合、個別に2GB・3GB・5GBで契約するといった感じ)に比べて料金が安くなるのです。

家族で利用する場合、家計が同一なので個別の契約しても利用料の支払いはその家計からであることに変わりません。

なので、シェアプランで契約することで個別の契約のケースとシェアプランでの同一データ通信容量のケースとの差額がそのまま毎月の出費から節約することができるのです。10GBともなれば、毎月1,000円ほど節約できるケースが多くなります。

特に、家族揃って大手キャリアのSIMカードを契約している場合だと、格安SIMに乗り換えるだけでも節約できるところが、シェアプランでの契約によってさらに節約効果を発揮することができるのです。

もし、毎月の利用料を少しでも節約したいという希望があるのであれば、シェアプランを検討してみると良いでしょう。

もちろん、それだけではありません。例えば父親が複数の端末を使い分ける場合であれば、父親が3枚、母親と娘が1枚ずつという組み合わせにもすることができます。

当然ながら使用するデータ通信に関しては気をつける必要がありますが、1契約で入手できるSIMカードの枚数が多いプランであるほどこうした柔軟な活用法にも活かすことができます。もちろん、節約効果は折り紙つきです。

データ通信量を分け合えるプランを家族で利用する際の注意点

では、先ほども少し触れましたがデータ通信量を分け与えることができるシェアプランを家族で利用するという場合、いくつか注意しなければならないポイントが有ります。

これをきちんと理解していないと、後になって後悔することになる可能性もありますので、しっかりと理解しておきましょう。

データ通信の利用容量と制限容量が共有される

まず、データ通信の利用容量が共有されるということです。格安SIMの料金プランを見てみると、3GBとか5GBという、数字+GBという表記を見かけると思います。

これは簡単にいえば「毎月この量のデータ通信までなら高速通信できる」ということです。同時に「毎月このデータ通信量を超えた場合は、翌月まで通信速度が遅くなる」ということになります。

シェアプランの場合、この「毎月のデータ通信の利用上限」も共有することになります。

例えば10GBのプランを3人家族で共有することになるとしましょう。10GBを3人で割ると、一人あたり3.3GBほどの容量まで使うことができるということになります。

もちろん、シェアプランなので単純に3等分することなく、例えば一人が7GB使ってしまうとしても、他の家族が合計で3GBまでであれば合計が10GBになり、通信速度の制限は受けません。

しかし、例えば月の途中で2人の家族が合計で2GB使っていた状態で、残りの一人が既に8GB使ってしまったとしましょう。これで合計は10GBとなり、これ以上のデータ通信で速度制限を受けてしまうことになります。

問題となるのは「誰が通信速度の制限を受けてしまうのか」ということです。先ほどの例で言えば「8GB使った人」が責任を負うべきなのでしょうが、シェアプランの場合は「その契約によって入手した全てのSIMカード」が対象となります。

つまり、あまりデータ通信を使用していないはずの他の家族も、通信速度制限の影響を受けてしまうということになります。

SIMカードを4枚以上発行してくれるMVNO業者は少ない

次に、SIMカードを一つの契約で4枚以上発行できる格安SIMはそこまで多くないということです。

そもそも、1契約で複数枚のSIMカードを入手できるところ自体がそれなりに限られるのに、枚数が4枚以上となると相当に選択肢が限られることになります。

もし、シェアプランを提供しているMVNOを見つけてそこを気に入ったとして、いざ契約しようと思ったら家族の人数分のSIMカードを入手できなかったとしましょう。

例えば4人家族で、対象のプランが2枚までのSIMカードしか発行できないとすると、その契約を2つ分契約する必要があります。

これでも個別の契約に比べれば節約できる事が多いのですが、「家族の分を1つの契約で」ということはできなくなってしまいます。

家族3人(SIMカード3枚)での通常契約とシェアプランを比較

それでは、実際にシェアプランを提供しているMVNOをピックアップしてみて、「5GB×3枚」の合計15GBで契約する場合にこれを個別(5GBの契約×3人分)で契約する場合と比較するとどうなるのか解説していきます。

『参考MVNO:DMM mobile』

シングルコースの通話SIMプラン(5GB)を一人ひとりが契約した場合

DMM mobileの通話SIMの5GBのプランは、1契約あたり1,910円(2016年8月現在)です。これを3人分契約するとなると、3倍の5,730円かかることになります。

シェアコースの通話SIM3枚プラン(15GB)を契約した場合

5GBが3人分なので、15GBのプランをシェアコースで契約する場合の料金は5,700円です。先ほどの計算と照らしあわせてみると、シェアプランを契約することで30円の節約になる計算になります。

これだと、あまり節約効果が無いようにも思えますね。ですが、同じ15GBの合計になる組み合わせが「3GB・5GB・7GB」だと仮定しましょう。

この場合、個別契約では3GBが1,500円、5GBが1,910円、7GBが2,560円になり、その合計は5,970円です。

この場合だと、シェアプランの5,700円に比べて270円も違います。シェアプランの場合、年間で換算すれば3,240円の節約になるのです。

父・母・子1人の料金モデルを作って大手キャリアと比べてみよう

では、もう少しデータを厳密なものに変えて、もう一つのモデルケースとして解説してみましょう。今回のケースは親子3人家族で10GBのシェアプランで契約するというケースで解説します。

また、SIMカードに関しては「音声通話SIM」を2枚と、「データ通信専用SIM」を1枚という設定で話をしていきましょう

『参考MVNO:DMM mobile』

シェアコースの通話SIM2枚とデータSIM1枚プラン(10GB)

このケースの場合だと、DMM mobileの10GBのシェアプランの中から「通話SIM2枚+データSIM1枚」のプランを選択することになります(通話SIMの枚数が多くなるほど料金も高くなる)。これに該当する金額は3,590円です。

『比較キャリア:docomo』

カケホーダイ×2とカケホーダイライト×1でシェアパック(10GB)

比較対象とするのは、大手キャリアである「docomo」が提供するカケホーダイプランとシェアパック10(10GBのシェアプラン)です。

カケホーダイプランが2回線と、カケホーダイライトプランが1回線で、シェアパック10の料金とシェアオプション2台分、これに「spモード」3回線分の料金も加わると、合計で18,500円になります。

内訳は、カケホーダイプランが1回線2,700円の2回線で5,400円、カケホーダイライトプランが1回線1,700円。

シェアパック10が9,500円にシェアオプション2台分が500円×2で1,000円。これにspモードが1回線300円の3回線で900円。合計で18,500円です。

DMM mobileと比較すると5倍以上の金額になります。逆に言えば、docomoでこの契約を利用している人の場合、DMM mobileに乗り換えることで毎月のスマートフォン利用料を5分の1に抑えることができるということになります。

もちろん、全ての契約において同レベルの節約効果が期待できるというわけではありませんが、格安SIMのシェアプランで契約することでそれなりの節約効果が望めることは理解できるかと思います。

ABOUT ME
Arima
2014年からデイトレーダーやってます。 FXと株で毎日コツコツ頑張ってます。 nanairoでは主にお金・節約術に関する記事を執筆しています。