TONEが発表した「持っているだけで健康になるスマホ」とは?

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「健康」というものは、お金だけでは手にはいらない存在です。

 

病気を治したり栄養を摂取するためにはお金が必要になりますが、そもそも病気にならないようにする、健康な状態で居続けるということはお金だけでは達成できないものです。だからこそ「健康グッズ」や「サプリメント」などのグッズが売れているわけですが。

 

さて、もしも「持っているだけで健康になれるグッズ」があるとしたら、あなたは信じるでしょうか?

 

この言葉だけだと、どこぞの安直な詐欺商品のようにしか聞こえませんが、これに「科学的な根拠」が加わり、機能的に私達の健康を維持してくれるだけの説得力のある機能が備わっているとしたら、信じる人が増加するのではないかと思います。

 

そこで、「持っているだけで健康になれるスマホ」について紹介していきたいと思います。

 

トーンモバイルの「持っているだけで健康になるスマホ」って?

 

さて、冒頭で述べた「持っているだけで健康になれるスマホ」なのですが、これは「トーンモバイル」から発表されているものです。

 

それは、トーンモバイルの代名詞であるスマートフォン「TONE(m15)」に搭載されているアプリ「ライフログ」の効果によるものなのです。

 

健康管理用のAndroidアプリ「ライフログ」とは

 

TONE(m15)に搭載されているアプリ「ライフログ」は、TONE(m15)に内蔵されている各種センサーを利用して、自動的にユーザーの活動データを取得して日常の活動量や健康状態の記録を行うことができます。

 

つまり、TONEを持ったまま日常生活を行うだけで、「活動量」「歩数」「消費カロリー」といったデータを取得することができるのです。また、内臓のカメラのフラッシュに指を当てることで心拍数の計測が可能であり、健康管理ツールとしても機能します。

 

さらに、「TONEファミリー」を利用中のユーザーの場合、自分のデータだけでなく離れて暮らしている家族の記録に関してもチェックすることができます。

 

この機能は、お年寄りの「見守り」の役割を果たす硬貨も期待されています。そうでなくとも、単純に「家族の健康管理ツール」として役立ってくれることでしょう。

 

通常、そうした健康チェックのためのツールは、医療現場で使われるような物々しい機器を全身に装着するようなイメージが有ります。しかし、TONEは5.5インチのディスプレイのスマートフォンであり、手軽に携行することができます。

 

これを持ち歩くだけで、自分の健康状態をチェックすることができる、これこそが「持っているだけで健康になれるスマホ」の正体なのです。

 

「8000歩・20分」を正確に記録する「ライフログ」アプリの進化

 

この「ライフログ」というアプリは、実は大きな進化を遂げているのです。ライフログの進化のポイントとしては、まず「運動量をこれまで以上に正確に計測することができる」という点です。

 

中でも特に「3~6METs」と呼ばれる「中程度の運動」を正確に検出することができるようになったことで、アルゴリズムを改良して20分という運動時間を実行できたかどうかを正確に検出することができるようになっています(METs=運動量の目安であり、1METsは安静にしている時の運動量に該当)。

 

運動量 該当する行動
1METs テレビを見る・日常会話や電話・乗り物に乗る
2METs 立位の料理・選択・シャワー・服の着替え・会話を伴う食事
3METs きつめの洗車や窓拭き・立位での子どもの世話・階段の登り降り・ボーリング
4METs 庭掃除・徒歩通学・時速16kmイカでの自転車運転・水中を歩く
5METs 松葉杖で歩く・野球・エアロビクス
6METs 家財道具の移動・雪かき・泳ぐ・10分以下のジョギング・ウエイトリフティング
7METs サッカー・テニス・重い荷物を背負っての歩行や山登り・競歩
8METs 重たい荷物の運搬・時速8kmでのランニング・時速20km前後の自転車運転
9METs 荷物を2階に運搬する・時速8.4kmでのランニング

 

そもそも「運動量」というものは、その人の体重や身長などによって変化が生じ、個人差が大きくなります。

 

しかし、METsは安静時の値を基準とすることで、その何倍に相当する運動量であるかを表現しています。この個人差については、アプリ内で補正することができます。

 

ライフログでは、ユーザーの年齢を知ることで1日に必要な歩数や活動量を自動的に算出し、成果として記録することができます。また、当日の不足量や日毎の傾向なども可視化することができるので、非常に使いやすいアプリであると言えます。

 

さて、3~6METsというものは、具体的には「早歩き」に該当する運動量です。この運動を20分間行うということが健康に繋がるということで、それをライフログで計測することがミソになるわけです。

 

この「20分」というものの根拠は、東京都健康長寿医療センター研究所の老化制御研究チームの医学博士である「青柳幸利博士」によって提唱されています。

 

15年間の研究によって、「1日8,000歩、早歩き20分」という運動量が、寝たきりやうつ病、認知症や心疾患、がんに脳卒中、動脈硬化や高血圧症、骨粗しょう症や糖尿病といった生活習慣病やそれに関連する様々な病気のリスクを10分の1に抑えることができるという結果が出ているのです。

 

また、歩数と中強度活動時間が増加するごとに有病率や発症率が低下するという結果も出ています。

 

ライフログでは、この理論を基にして3~6METsの運動量を1日でこなせておるかどうかを判定することができます。この判定はTONEファミリーを利用することで、遠く離れた家族の様子も知ることができます。

 

特に高齢になって前述の病気のリスクが高まっている場合には20分の運動量が発症リスクを下げることで、健康を維持するためのツールとして大きな役割を果たしてくれます。

 

中之条研究とは

 

さて、前述の「20分以上の運動量で生活習慣病のリスクが下がる」という理論は、「中之条研究」に基づくものです。これは、群馬県中之条市において2000年から行われた研究であり、65歳以上の住民5,000人を対象に行われました。

 

加速度センサー付きの身体活動量計を使用し、健康長寿と身体活動の関係について15以上継続して行われました。その結果から500名を選んで改めて身体活動計を配布し、24時間の身体活動の実態を分析しています。

 

結果、「身体活動の因子(歩数と活動強度)によってさまざまな健康要素に対する硬貨が増減する」「1日の平均歩数が2,000歩、平均中強度活動時間5~10分ごとに健康要素の硬貨のステージが変化する」ということがわかったのです。

 

加えて、1日平均8,000歩以上、中強度活動時間が20分以上含まれていると効果的であるという結果がわかっています。この「20分」という時間は、連続した20分でなくても良いこと、買い物などの日常生活での歩行も含まれることがわかっています。

 

さらに、身体活動計のように「運動量や健康状態がわかる機器」を持つだけで、日常的な歩数が増加するということもわかっています。そのデータを基にして自分の生活態度を振り返ることが歩数増加に繋がると考えられています。

 

8,000歩や20分以上の運動量は、決して難しいものではなく、だれにでも簡単に取り組むことができます。加えて、上記の研究結果に裏付けされている内容であるため、モチベーションを高めやすいというメリットも有ります。

 

Tポイントが付与される!?

 

さて、「健康になる」「健康を維持できる」ということは、健康に対する価値観の大きさによってその魅力が異なります。

 

有り体に言えば、若い人ほどその魅力は薄れてしまうものなのです。筆者も20代前半までは健康のことなんて全くと言ってよいほど気にしたことがありませんでしたが、歳を重ねるにつれて健康に対する意識というものは変わりました。

 

しかし、若い頃からの積み重ねが健康のバロメーターになるものです。つまり、若いうちから健康に対する意識の高さが必要なのです。

 

ですが、往々にしてそれはわからないものです。ならば、何か別の方法で継続に対するモチベーションを高める必要があります。その方法として、トーンモバイルはライフログの機能として「Tポイントを付与する」というステータスを持たせたのです。

 

ライフログの計測において、1日あたり8,000歩と20分の運動量を達成することによって、その時点でTポイントが1ポイント付与される仕組みになっています。1ポイントは大した魅力に感じないかもしれません。

 

しかし、これを毎日継続することを考えてください。1日1ポイントは1ヶ月30ポイント、1年間で365ポイントに相当します。継続することで、毎日Tポイントを貯めることができると考えれば決して損なことはありません。

 

なんなら、Tポイントを貯めるついでに健康も維持できると考えても悪くありません。どちらにしても、これでライフログを利用しての運動の継続のモチベーションを維持する方法が確立したことになります。

 

さらに、ライフログによるTポイントの付与は、「ポイント5倍の日」「体育の日はポイント増量」など、付与されるポイント数が増加するキャンペーンも予定しているとのことです。

 

加えて、冬場の運動量の減少を考慮したポイント付与率の変動なども視野に入れている模様です。

 

収集された健康データは研究用として

 

さて、ライフログではユーザーのデータをアプリ内に保存しています。これは基本的にユーザーしか閲覧できませんが、ユーザーが許可している場合においてはこれをクラウドサーバーへアップロードすることができます。

 

これをどうするのかといえば、前述の青柳先生の参加している共同研究に利用するということなのです。

 

15年以上の研究成果に、それに基づくライフログのデータを加えて研究をすることで、今後は運動の助言を行うという計画も練られています。

 

収集したデータは何らかのビジネス目的で利用するということはなく、あくまでも研究とTONEの付加価値を高めるためにしか利用する予定はないようです。

 

まとめ

 

TONE内蔵アプリによって、TONEを持ち歩くだけで健康を維持し、その上にTポイントまで付与されるという点は大きなポイントになります。

 

継続のモチベーションを健康にだけ委ねるのではなく、ポイントサービスという誰にとってもわかりやすい指標を用いることでユーザーのモチベーションを高め、それが健康に繋がるという結果をもたらします。

 

TONEファミリーの機能を利用することによる家族間での情報共有もまた、ライフログのメリットを高めることにつながります。

 

従来、スマートフォンの多機能さを活かした健康関連のアプリというものはいくつも登場しています。

 

それらも利便性はありますが、ライフログの場合は「医学的な根拠に基づく」「目標達成時にTポイントが付与される」という魅力がありますので、目新しさと魅力を感じるのではないかと思います。

 

今後は、TONEの機能やサービスを組み合わせた、より多くの付加価値が追加されることが期待されます。特に「特定の条件を満たすことでポイントアップ」という試みがなされれば、ライフログ、ひいてはTONE自体の魅力も高まることになります。

 

「根拠に基づいた健康効果」と「ポイント付与」という説得力とわかりやすさを兼ね備えたサービスに、今後ユーザーがどういった評価を下していくことになるのか、注目していきたいものです。

 

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