TONE(m15)を家族で使ってみた感想まとめ!気になる機能や注意点は?

目次 ※クリックで開閉します

格安スマホを利用するにあたっては、そのスペックや外観だけではなく、「実際に使用してみないと分からない部分」について理解しておくことで、その実質的な価値を理解することができます。

「通信速度が〇〇だから~」とか「こんな機能が使えるから~」という文章だけでは、実際に使ってみた際の使い勝手が分からないものです。

そこで、自分の家族に、家族向けのSIMフリーの端末として知名度の高い「TONE(m15)」を使ってみてもらうことにしました。

私自身はそれなりに格安SIMに詳しいので、格安SIMに詳しくない家族に実験台になってもらうことにしました。

自分の両親と妹夫婦に、約2週間ほどTONE(m15)を使ってもらった感想などをまとめましたので、どうぞご覧下さい。

TONE(m15)を触ってみての印象

まず、「TONE(m15)」という端末について簡単に解説しておきます。

通常、格安SIMを利用するには「格安SIM」と「スマートフォン」が必要になります。

スマートフォンに格安SIMカードを挿入することで、初めて機能します。

MVNOごとに「SIMカードのみ販売」という場合と「端末の同時購入も可能」という場合がありますが、TONEモバイルの場合はその点で少し異色な内容となっています。

TONEの場合は、モバイルでの契約の場合、SIMカードとスマートフォンが一括での契約となります。

つまり、TONEモバイルを利用したいという場合には、TONEで提供されている端末しか使えないということになります。

現在、TONEでモバイルで提供されている端末は「TONE(m15)」と「TONE(m14)」の2種類だけとなっています(m14の方は店頭での取り扱いはなく、WEBか電話での販売のみとなっています)。

TONE(m15)TONE(m14)
寸法高さ:147.9mm
幅:74.5mm
厚さ:8.6mm
高さ:151mm
幅:77.5mm
厚さ:9.5mm
重さ165g189g
ディスプレイ1280×720ピクセル
5.5インチ液晶
960×540ピクセル
5.5インチ液晶
カメラ背面:1300万画素
前面:500万画素
1080p動画撮影対応
背面800万画素
前面200万画素
1080p動画撮影対応
OSAndroid5.1Android4.2.2
CPUMediaTek MT6735クアッドコア1.3GHz
メモリ2GB1GB
記憶領域内蔵16GB
外部最大32GB
内蔵4GB
外部最大32GB
電源USB充電USB充電
バッテリー3,000mAh2,500mAh
SIMカードnanoSIMmicroSIM

さて、5.5インチというディスプレイの大きさは、家族にとって「大きい」という印象が強いようです。

両親はガラケーしか使用したことがなく、妹夫婦はiPhone5sとiPhone5cを普段使いとしているので、5.5インチという大きさには違和感を覚えるようです。

なので、ガラケーや小型のスマートフォンとは違って「両手で持って操作する」ということも必要になる端末であると言えます。

表面はマット仕上げとなっていますので、滑りにくく、端末を落としにくいという点は誰もが好評でした。

ただでさえ大きめであることから、その点に不満があれば即座に感じ取ることでしょう。

また、「165g」という重さに関しては、両手持ちを前提とすることもあって適度な重量であると言えます。

TONE(m15)は、docomoが提供するBand1/3/19/21の全ての周波数帯をカバーしているのに加えて、LTEにも対応しています。

しかし、通常プランでは通信速度が500Kbps~600Kbpsとなっており、動画やアプリのダウンロードのようにデータ通信量が多い利用法が多い場合だと「高速チケット」を購入して高速通信に切り替え(1Gで300円、31日で2回までチャージ可能)する必要があります。

SIMフリー端末としては珍しいと言える「DTS音響エンジン」や「ハイレゾ音源」にも対応している点は評価することができます。

ひとまず、TONE(m15)を触ってみてのおおまかな感想は以上になります。

SIMフリー端末なのでLINEの「ID検索」はできない

次に家族が気になった点としては「LINEのID検索」です。

妹がLINEを利用しようとして気になったポイントとなります。

この点は「TONEだから」というのは少し異なっており、厳密には「格安SIMだから」と言ったほうが正しいと言えます。

詳しくは別記事にて解説しておりますが、LINEのID検索機能を利用する際には「年齢認証」が必要になります。

そしてこの「年齢認証」が問題となります。

通常、キャリア契約の場合には、大手キャリアが契約者情報を参照することでユーザーの年齢を証明することができます。

ですが、格安SIMの場合はMVNOとの契約であり、大手キャリアの顧客情報を媒介とした認証システムは利用することができないのです。

年齢認証ができない以上、LINEのID検索機能も利用できないということになります。

このポイントの解決方法はいくつかありますが、真っ当な方法としては「QRコード」「ふるふる(LINEの機能)」といった方法で登録を行う必要があります。

決してTONEだからということはありませんが、格安SIMを利用する以上はこの点についても十分に理解しておく必要があります。

格安SIMではLINEの「年齢認証」ができない?

TONE(m15)で写真撮影するなら設定が重要

次は、TONE(m15)での「写真撮影」に関してです。

写真撮影が好きな母が撮影機能を利用しようとして気が付いたことですが、TONE(m15)での写真撮影に関しては「設定」が重要なポイントとなります。

TONE(m15)のカメラ機能としては、背面の1,300万画素の撮影能力を使用することができます。

コンパクトデジタルカメラに比べると若干レベルが落ちますが、TONE(m14)に比べると大幅に画素が上昇していることが分かります。

問題はその設定であり、初期設定のままで撮影を行うと赤みがかったり青みがかったような状態で撮影されてしまいます。

これは「ホワイトバランス」が崩れていることが原因であると考えられます。

加えて、初期設定のままでは「手ブレ補正機能」もオフの状態になっています。

初期設定のままでは美しい写真を残すことは実に困難です。

撮影の前に、まずはカメラ設定を開いて必要な部分を改善しておきましょう。

設定さえきちんと行っていれば、スマートフォンでの写真撮影としては十分なクオリティの撮影が行えます。

また、TONE(m15)には多彩なカメラ機能が搭載されていることも魅力の一つです。

中には「撮影者がポラロイド写真風の枠に収まって、撮影対象と一緒に写真に収めることができる」なんて機能も搭載されています。

他にもパノラマなどの機能もあり、写真撮影が好きな人にとっては嬉しいポイントであると言えます。

「Air Knock」の正しい使い方と注意点

次は「Air Knock」の機能についてです。

要するに「ドアノック」と同じことであり、TONEの画面にドアが表示され、画面をノックすることで、任意のTONEに対してノックの音が送信される仕組みとなっています。

何に使うのかといえば的確なことは言えませんが、例えば「3回ノックしたら呼び出し」「4回ノックしたら電話して欲しい」みたいに、家族間での特定の回数による連絡機能として活用することができます。

メールや電話を使うまでもない、ちょっとしたコミュニケーションツールとして活用することができれば、それなりに利便性は確保されます。

ただし、場合によっては対象者が辟易してしまいます。

今回、4人の家族に対してこのアプリの機能について説明し、私が管理者となってアプリの性能についてテストするつもりでした。

しかし、教えた途端から鳴り止まないノック、もう嫌になります。

誰だって面白半分で自室や玄関をノックされたらストレスが溜まるように、面白半分でこの機能を使ってしまうと、対象者に鬱陶しく思われてしまう可能性があります。

また、機能面においても少し問題が生じました。

まずは「5回以上のノック」に関してです。

このアプリの機能の一つとして「5回以上鳴らすとマナーモードが解除されて『緊急連絡モード』になってしまう」というものがあります。

電車のようにマナーモードにしておくか電源を切っておかなければならないようなところでスマートフォンが鳴り響くのはマナー違反ですし、恥ずかしいものです。

今回は母がその犠牲となりました。

次に「バッテリーの消耗が激しい」ということです。

父から相談された内容は「1日ほどで充電がなくなってしまった」ということなのですが、定年退職して暇をしていた父は1日中この機能を使いまくっていたのです。

メーカーに問い合わせてみたところ、このアプリはバッテリーの消耗が激しい作りになっているとのことなのです。

元々、このアプリはメインのコミュニケーションツールとして制作されているのではなく、あくまでも「補助的なコミュニケーションツール」として作られているので、バッテリーの消耗までは考慮していなかったようです。

そんなアプリを使いまくれば、そりゃあバッテリーがすぐになくなってしまうものです。

一番の問題は「面白半分で使用すること」なのです。

仕事で忙しい義理の弟以外の3人は、目新しい機能であるこのアプリを何度も使用していました。

結果、母はマナーモードが解除されて恥をかき、父はバッテリーの消耗がすぐにやってくるという始末です。

そもそも、ノックオンを送信するという単純な機能ですので、そこまで使用頻度が高まることはないはずです。

原因は、目新しさと面白半分での使用によるものです。

もちろん、この機能は上手く活用することができれば、家族間のコミュニケーションをより円滑にすることだって不可能ではありません。

しかし、無意味にノックをしても相手は辟易するだけであることについては十分に理解しておきましょう。

メディア管理アプリ「One」

次は、TONE(m15)に内蔵されているアプリ「One」について解説します。

これはメディア管理のためのアプリであり、撮影した写真などもこれに含まれます。

TONE(m15)の内蔵メモリは16GBと、前の世代に比べて大幅に容量が増加しています。

しかし、最新世代のスマートフォンでは32GB以上の内蔵メモリを持つ端末が多く、16GBという容量は決して大きい物であるとは言えません。

なので、写真以外にも「動画」「音楽ファイル」など、容量を必要とするデータが増えてくると、これを管理する必要があるのです。

Oneの機能は、写真や動画など、異なるファイルをこのアプリだけで再生することができます。

メディアに応じた複数のアプリを使用しなくても閲覧することができます。

それだけではなく、パソコンと同期することでパソコンでメディアを開いたり、パソコンからファイルの管理を行うこともできます。

複数のメディアを扱う上では必須のアプリであると言えます。

さらに、撮影した写真をプリントして送付する有料サービスも利用することができます。

写真は1枚6円でプリントしてもらえて、指定の住所まで発送してもらえます。

指定する住所を遠方に住む親戚の住所にすることで、撮影した家族の写真を簡単に送ることができるのです。

また、基本的な機能だけなら無料で利用できるところもポイントが高いです。

TONE(m15)から加わった新サービス「家族サポート」

TONE(m15)には、前の世代には無かった「家族サポート」という機能が搭載されています。

これが家族向けの格安スマホと呼ばれる所以でもあります。

この機能は、「TONEファミリー」の機能の一つであり、先ほどの「Air Knock」もその一つです。

まず、TONEファミリーでつながっている端末の操作の不明なポイントや設定に関して、遠隔操作を行うことができるという機能です。

パソコンからTONEファミリーにログインして設定を行います。

ログイン後はサポートしたい端末の「家族サポート開始」をクリックするだけでOKなのです。

実際に私のパソコンからTONEファミリーにアクセスし、父の端末の遠隔操作を行ってみました。

すると驚いたのは、パソコンでの操作と父の端末の画面操作がほとんどタイムラグが発生せずに連動しているところです。

まあ、流石に何もかも家族に委ねるというのもアレなのですが、「わざわざコールセンターに聞く程でもない」と感じる程度の悩みであれば、家族に連絡してパソコンから遠隔操作して必要な設定を済ませるという選択肢もあります。

使い終えての感想まとめ

家族が最も気になったポイントとしては「Air Knock」のようでした。

面白半分で使用していたようですが、上手く活用すれば面白いだけではない機能面でのメリットも十分に感じてもらえることでしょう。

また、「月額1,000円から」というのも、家族が驚いていたポイントです。

これにさまざまな機能を追加することで、好きな機能だけを備えた格安スマホとして利用することができるのです。

もちろん、TONE(m15)には今回の家族での実験で紹介した以外の機能も多数搭載されています。

  • 購入時の箱の上に置くことで不具合を検知・修復する「置くだけサポート」
  • 登録した場所に家族が訪れると知らせてくれる「ジオフェンス」
  • 内蔵カメラのライトに指を当てるだけで心拍数などを測ることができる「ライフログ」

など、生活に直結するさまざまな機能を搭載しています。

興味がある方は、一度TONEの公式サイトを訪れてみると良いかと思います。