格安SIMのデータ通信が無制限のプランでおすすめは?無制限SIMを比較

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格安SIMを利用する際には、各MVNOが提供する「プラン」の中から選ぶことになります。

当然MVNOごとに提供しているプランの内容は異なりますが、基本的には

  1. 「SMS機能の有無」
  2. 「音声通話機能の有無」
  3. 「データ容量」

の組み合わせで契約するプランが決まります。

 

上記三つ目の「データ容量」は、基本的に「◯GB」と数値で記載されており、その中からあなたの使い方に合ったプランを選択します。

しかし、その中で、例外となるのが「データ容量が無制限」のプランです。

 

無制限という言葉だけ見ると分かりやすい表現ですが、そのせいか逆に中身が分かりにくかったりします。

スマートフォンや格安SIMにそこまで詳しくない方だと、「データ容量が無制限」のプランのどこに魅力があり、どういったユーザーに最適なプランなのか、イマイチ分からないかもしれません。

 

そこで、今回は「データ容量が無制限」のプランの特徴・メリットから提供しているMVNOまで徹底解説していきます。

 

なお、この記事での「無制限」の意味は、低速通信ではなく「高速通信」を指します。

通信制限がかかった状態のデータ通信は、どこも「低速通信(大体200kbpsが多い)」となるので、ここで説明していく内容は「速度制限がかからない高速通信の格安SIM」の紹介です。

 

また、無制限の格安SIMを提供しているMVNO業者は、そこまで多くはないですが、数社存在していることも前もって説明しておきます。

格安SIMの「無制限」のプランって本当にデータ通信が使い放題なの?

通常の格安SIMのプランと「無制限」のプラン

通常、格安SIMの高速通信は、契約したプランに定められているデータ容量の上限を1ヶ月以内に超えてしまった場合、通信制限がかかって、翌月まで低速通信に切り替わります。

一方、データ通信が無制限のプランの場合、1ヶ月のデータ容量の上限が定められておらず、この点では「無制限」「使い放題」と言えます。

 

例えば、「データ容量3GB」のプランの場合、ネットの閲覧やメールの送信、動画や音楽の視聴などで合計3GBを超えた場合には、翌月まで低速通信状態になります。

YouTubeなどの動画を頻繁に視聴してしまうと、3GBというデータ容量はあっという間になくなってしまいます。

ですので、それ以降の期間は、次の月になって通信量がリセットされるまで、通信速度が200kbpsなどの低速域で制限を受けてしまいます。

格安SIMの大容量プランと「無制限」のプラン

格安SIMのデータ容量に関しては、各MVNOで異なるプランが用意されており、中には

  • 10GB
  • 20GB
  • 30GB

といった大容量のプランも用意されています。

 

しかし、この大容量プランも、1ヶ月のデータ通信量に「上限」があることには変わりません。

「無制限」のプランの場合は、通常のプランに見られるような「データ容量の上限数値」が存在しないのです。

つまり、「1ヶ月以内に◯GB使ってしまったら通信制限にかかる」という心配がいらないということになります。

ただし、本当の意味での「高速通信が無制限」ではない

ですが、この格安SIMの「無制限」のプランで気を付けていただきたいのが、本当の意味での「高速通信が無制限ではない」ということです。

「無制限」のプランにも通信制限は存在する

まず、明らかに、特に短期間に、データ通信を多く行っている場合に速度制限の対象になったりします。

 

データ通信が無制限のプランでも

  • どのくらいの期間で
  • どれくらいのデータ通信量を使ったら

通信制限の対象となるかは、MVNOごとに異なりますが、基本的に 「他のユーザーと比べて明らかにデータ通信量が多い」という場合に適用されることが多いです。

 

なお、この措置に関しては、無制限のプランに限らず、通常の格安SIMのプランでも対象になる場合があります。

「高速通信」とは言いがたい速度だったり、割と遅めの「高速通信」だったり

次に「高速通信とは言いがたい速度、または割と遅めの高速通信」というケースです。

例えば、「無制限プラン」を提供するMVNOによっては、速度制限がかけられた際の200kbpsよりは当然速いですが、一般的な高速通信プランの理論値である225Mbpsに、

  • 遠く及ばない通信速度
  • 比べると割と遅い通信速度

だったりします。

 

ただし、中には、格安SIMの一般的な高速通信と比べて、

  • 少しだけ遅く感じる程度
  • たまに繋がりにくかったりする程度

で、普通に使える「無制限プラン」を提供しているMVNOも存在します。

ですので、こういった点も「どのMVNOの無制限プランにするか」の指標となります。

データ通信が「無制限」の格安SIMがおすすめの人は?

次に、大容量のプランではなく、「無制限」のプランがおすすめなのは、どういったユーザーであるかについて解説していきます。

「データ通信が使い放題」に魅力を感じる人は、以下の内容についても確認し、無制限プランを選ぶ一つの目安にしていただければと思います。

自宅がWi-Fi環境ではなく、データ通信をよく使う方

まず、自宅に「Wi-Fi接続」できる環境がなく、モバイルのデータ通信を多く利用する方です。

 

Wi-Fi接続を使用すると、データ容量の制限に影響を及ぼすことなくデータ通信ができます。

また、外出先でもWi-Fiスポットがあれば、Wi-Fi接続が利用可能であり、データ通信量の節約につながります。

 

しかし、自宅でも外出先でもWi-Fi接続ができないとなると、常に格安SIMのデータ容量を気にしなければならなくなり、使い過ぎると速度制限を受けてしまいます。

 

そのため、普段からデータ通信量が多過ぎる場合だと、大容量のプランを利用していてもデータ容量が足りなくなってしまいます。

なので、こういった方は「無制限」のプランがおすすめです。

テザリングをよく使う方

次に「テザリング」の機能を頻繁に使用する方です。

 

テザリングとは、スマートフォンを媒介に、パソコンやゲーム機をインターネットに接続する機能です。

特に外出先で、インターネットを利用してパソコンやゲームをプレイしたい場合に利用する機能です。

 

しかし、このテザリング機能は、親機となっているスマートフォン(格安SIM)のデータ通信を使用します。

なので、テザリングを利用すればするほど、その格安SIMのデータ容量をどんどん使うことになります。

 

そのため、

  • テザリングを頻繁に利用する
  • データ容量を気にすることなくテザリングを利用したい

といった場合には、無制限のプランがおすすめと言えます。

データ通信が「無制限」「使い放題」のプランを提供しているMVNO

ここでは、データ通信が「無制限」「使い放題」のプランを提供しているMVNOを紹介していきます。

無制限プランに興味を持っていたり、データ通信量が多いから無制限プランにしようか悩んでいる人は、ぜひ参考にして下さい。

DTI SIM

DTI SIMは、2016年5月より高速通信が無制限で利用できるプラン「ネットつかい放題」の提供を開始しました。

 

DTI SIMの「ネットつかい放題」の料金プランは、

  • データプラン 月額2,200円
  • データSMSプラン 月額2,350円
  • 音声プラン 月額2,900円

となっています。

※全て税抜です。

 

速度に関しては、「高速通信とは言い難い速度」ではありませんので、無制限SIMの選択肢としては十分にアリなMVNOだと思います。

詳しくは下記ページをご覧下さい。

DTI SIMの料金プランや速度を徹底解説!キャンペーンや評判は?

U-mobile PREMIUM

次に、U-mobileのネット使い放題のお得なプラン「U-mobile PREMIUM」です。

U-mobileのデータ通信量が無制限のプランは、通信速度の理論値が速いタイプの格安SIMです。

 

「U-mobile PREMIUM」の料金プランは、

  • データ専用 2,480円 最低利用期間なし
  • 通話プラス 2,980円 最低利用期間12ヶ月

となっています。

※税抜金額です。

 

通信制限に関しては、ある程度多くのデータ通信を短期間にすると、速度制限がかけられる可能性がありますが、はっきりと「◯GB使ったら制限がかかる」ということは明記されていません。

また、混雑時の速度制限や実効速度のバラつきなど、通信速度があまり安定しないという口コミがあったりもします。

格安SIMの「U-mobile」ってどうなの?料金プラン・申し込み方法・口コミ

UQ mobile

次に紹介するのはUQ mobileの「データ無制限プラン」です。

このMVNOの無制限プランの特徴としては、「高速通信とは言いがたい通信速度」であり、その理論値は「送受信最大500kbps」と高速通信としてお馴染みのMbpsクラスの速度を出すことができません。

 

音声通話が可能なプランが選択可能で、au回線のMVNOの中では唯一の無制限プランの選択肢となっています。

料金もそこそこ安いので、それなりに需要はある格安SIMです。

 

UQ mobileの「データ無制限プラン」の料金は、

  • データ無制限プラン 1,980円 最低利用期間なし
  • データ無制限+音声通話プラン 2,680円 最低利用期間12ヶ月

となっています。

※全て税抜です。

 

この無制限SIMの問題となるのはやはり通信速度であり、500kbpsという決して速いとは言えないスピードをどのように活かすかがポイントになります。

格安SIM「UQ mobile」の評判や速度は?料金プランや申込方法を解説

@モバイルくん。

次に紹介するMVNOは、まだそこまで認知されていない「@モバイルくん。」の「3G使い放題」プランです。

 

「@モバイルくん。」は、3G 通信を提供という少し特徴的なプランを提供しているMVNOです。

この「3G使い放題」プランの場合だと月次制限だけでなく日次制限もかからず、最大通信速度も14.4MBとそれなりに速いのも特徴です。

 

ただし、少し気になるのは料金で、「3G使い放題」プランだと月額4,000円(SMS付き4,120円)もかかるのです。

とは言え、月次も日次も完全に通信制限ナシで、データ容量を全く気にしなくていいという点は非常に魅力的とも言えます。

 

スマホのヘビーユーザーの場合だと、無制限SIMの選択肢の一つに入れて悩んでもいい格安SIMではあると思います。

格安SIMの「@モバイルくん。」とは?料金プラン・申込方法・評価

ぷららモバイルLTE

次は「ぷららモバイルLTE」です。

NTTぷららが提供する格安SIMであり、定額の無制限プランは通信速度3Mbpsであり、速度制限については特に明記されていません。

 

料金はそれなりに高いのですが、3Mbpsの通信速度で無制限のデータ通信が可能な点はメリットが大きいといえます。

しかし、無制限プランに人気が集中しすぎたせいか、実効速度は低下傾向にあります。

 

特にユーザーが集中する平日の夜になると、動画の閲覧に支障が出るほどに通信速度が低下するケースもあります。

安定性に欠けているため、この点の改善が期待されます。

※ぷららのMVNOサービス「ぷららモバイルLTE」は、2017年11月30日をもって終了することが発表されました。

「ぷららモバイルLTE」サービス終了のお知らせ

b-mobile

最後に紹介するのは「b-mobile」です。

割と安い料金でデータ通信が無制限のプランが利用でき、最大通信速度の理論値も高めとなっています。

データ通信量が多いユーザーにとっては、魅力を感じる格安SIMの一つではないか思います。

 

しかし、一方で実効速度に関しては、理論値を大幅に下回る速度となっており、ネット上での評判は悪い格安SIMとなっています。

特に動画視聴においては、通信速度が必要なのにもかかわらず、期待通りの速度が出ないことで、多くのユーザーを失望させているようです。

※「b-mobileSIM 高速定額」は、利用開始手続きが2016年11月30日(水)をもって終了しました。現在「高速定額SIM」を利用中の方は、継続して利用できます。

b-mobileSIM 高速定額の利用開始手続き終了についてのお知らせ

データ通信が「無制限」の格安SIMを比べてみよう!

最後に、データ通信が使い放題のプランで人気のある格安SIMを比べてみたいと思います。

比較対象は「DTI SIM」と「U-mobile PREMIUM」です。

「DTI SIM」と「U-mobile」の無制限プランを徹底比較

比較する項目は、

  1. 月額料金
  2. 最低利用期間と違約金
  3. 通信制限
  4. 実行速度

の4項目です。

①月額料金

まずは、2つの無制限プランの「月額料金」を比べてみましょう。

料金の安さは、格安SIMを利用するにあたって、大きな指標となる項目の一つです。

特に、節約志向で格安SIMに乗り換える際にも、コスト面を重視する場合、ここに注目したいところです。

 

「DTI SIM」「U-mobile」の無制限プランには、両社とも

  • 「データ通信のみSIM」
  • 「音声通話付きSIM」

があり、それぞれ料金が異なります。

「データ通信のみ」

  • DTI SIM 2,200円
  • U-mobile PREMIUM なし

「データ通信のみ(SMS付き)」

  • DTI SIM 2,350円
  • U-mobile PREMIUM 2,480円

「音声通話付き」

  • DTI SIM 2,900円
  • U-mobile PREMIUM 2,980円

※全て税抜表示です。

上記を見てもらったら分かるように、DTI SIMの方が少し安いですね。

また、「データ通信のみSIM」でSMS機能がなくてもいいという方の場合、U-mobile PREMIUMにはSMS付きプランしかないので、DTI SIMの方が料金が安い分おすすめです。

②最低利用期間と違約金

次に「最低利用期間」と「違約金(解約金)」に関してです。

違約金(解約金)とは、契約したプランに定められている最低利用期間を過ぎずに、格安SIMを解約する場合に支払わなければならないお金です。

 

まず、どちらのMVNOでも、「データ通信のみSIM」の場合には最低利用期間は設定されていません。

つまり、最低利用期間内の解約に伴う違約金は発生しないということです。

 

一方、「音声通話付きSIM」に関しては、どちらのMVNOでも最低利用期間と違約金が設定されていますので、比べてみましょう。

「音声通話付きSIM」の最低利用期間と違約金

最低利用期間

  • DTI SIM・・・利用開始月から12カ月を経過した月の末日まで
  • U-mobile PREMIUM・・・契約開始月を1ヶ月目とした12ヵ月経過後の末日まで

違約金(契約解除料)

  • DTI SIM・・・9,800円
  • U-mobile PREMIUM・・・残月数×1,000円

最低利用期間は、どちらのMVNOも「12ヶ月間」で同じですね。

一方、違約金(契約解除料)には大きな違いがあります。

DTI SIMでの最低利用期間内の解約は、どのタイミングでも9,800円の違約金が発生するのに対して、U-mobile PREMIUMの場合は、最低利用期間の残り日数に×1,000円なので、よりユーザー目線のシステムと言えます。

 

契約してすぐに解約する場合は、U-mobile PREMIUMの方が違約金が高くはなりますが、基本、格安SIMを解約するのは何ヶ月か経ってからの人の方が圧倒的に多いと思います。

ですので、解約時の違約金は、DTI SIMよりU-mobileの方が安いケースの方が多いと言えるでしょう。

 

なお、解約時のその他の費用として「MNP転出手数料」や「SIM再発行手数料」が挙げられますが、それぞれ3,000円で両者に違いはありません。

③通信制限

次に「短期間にデータ通信を使い過ぎた場合」に発生する通信制限について説明します。

 

冒頭でも述べていますが、無制限プランは「月次のデータ通信量が無制限」なのであって、「日次のデータ通信」に関しては別です。

たとえ無制限プランであっても、短期間でデータ通信量を大量に使用した場合は、速度制限をかけられるケースがほとんどです。

 

これは、「DTI SIM」でも「U-mobile PREMIUM」でも同じです。

参考に、それぞれの公式サイトに記載されている、無制限プランの通信制限についての説明を紹介します。

DTI SIM

公式サイト引用

「※2 通信量が他の利用者の平均利用容量を著しく超えるときは、通信速度が一時的に遅くなることがあります。(制御後の速度は上り下りともに200kbps以下)制御は毎日23:00に解除されます。」

U-mobile PREMIUM

公式サイト引用

「※1 お客様の端末環境含む通信設備やネットワークの混雑状況等により、規格上の最大速度に対して実効速度が著しく低下することがあります。また、他のお客様のご利用に影響を与えるような短期間での大容量データの送受信は、公平なサービス提供のため、一時的に通信速度の制限を行うことがあります。」

④実行速度(スピードテストで計測)

最後に、格安SIMを選ぶ上で、重要視される指標の一つ「実行速度」について比較してみます。

各MVNOの公式サイトでは、通信速度の「理論値」が提示されています。

これは言い換えれば「理論上の最高通信速度(ベストエフォート)」であり、その速度が実際に出ることはほとんどありません。

 

しかし、このベストエフォートの数値が高ければ高いほど、実行速度が速くなる傾向にあるのは確かです。

なので、実際に使用してみて、どれだけの通信速度が出せるかということが重要になります。

 

そこで、スピードテストアプリによって、ダウンロード速度の検証を行ってみました。

通信速度を計測する時間は、最も混雑する(データ通信する人が多い時間帯)「昼・夕方・夜」にしました。

DTI SIM
  • 12~13時 0.46Mbps
  • 17~18時 5.16Mbps
  • 20~21時 3.47Mbps
U-mobile PREMIUM
  • 12~13時 0.42Mbps
  • 17~18時 3.94Mbps
  • 20~21時 2.15Mbps

今回の結果だけで見ると、「DTI SIM」の方が速いですね。

ただし、速度は通信環境に大きく左右されるので、あくまでも一つの目安、参考程度に捉えて下さい。

※常にその通りの通信速度になるという保証はありません。

まとめ

ここまで、格安SIMの「データ通信が無制限のプラン」について解説してきましたが、単純に「大容量のプランの上位プラン」ではないことはお分かりいただけたかと思います。

基本的に、大容量プランよりも高い月額料金が必要になりますので、使い方によっては、大容量やそれ以下の容量のプランの方が効率よく格安SIMを運用できるケースも少なくありません。

 

しかし、やはり「1ヶ月間データ容量を気にすることなく、携帯でデータ通信ができる」という点は、大きなメリットとなります。

特にWi-Fi接続ができない環境下にある場合だと、上限のあるプランでは、どうしてもデータ通信量の大きさが気になってしまい、快適にスマートフォンを利用することができなくなってしまいます。

 

あまり多くのMVNOで、ネットが使い放題のプランが提供されているわけではありませんが、データ通信量をたくさん使うユーザーにとって、上記で紹介した「無制限SIM」は検討する価値のあるプランと言えるでしょう。

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