FREETELが目指す 「SIMフリーで日本一」

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格安SIMに乗り換えるにあたっては、その格安SIMを提供している「MVNO」を選ぶ必要があります。そして、MVNOは会社の違いだけでなく、「提供する格安SIMサービスの内容の違い」ももたらします。

 

そして、その違いを理解することが、格安SIMを便利に利用する切り札となる可能性もあります。

 

この記事では、格安SIMや端末を販売している「FREETEL」というブランドについて掘り下げていこうかと思います。2015年は、「SIMフリーキャリア」を目指してブランドの刷新を行い、MVNOとして、端末販売者として、魅力的な商品開発を行ってきています。

 

市場でのユーザーのウケも良く、これを足がかりとして海外展開も進行中です。そんなFREETELは、2016年も半ばに差し掛かっている7月現在以降、どういった動きを見せてくれるのでしょうか。

 

FREETELブランドにとって「基礎を築いた年」だったという2015年

 

まず、FREETELが2015年の1年間でどういったサービス展開や会社の変化を見せたのかを振り返ってみましょう。そこに、今後のFREETELの動きのヒントが隠されているかもしれません。

 

通信(L2接続と「安かろう悪かろう」を避ける施策でより充実)

 

まずは、格安SIMを利用するにあたって最も気になる「通信」についてです。

 

通信サービスにおいては、「FREETEL SIM」を展開し始めたFREETELですが、ヨドバシカメラではサービス提供開始した2015年7月からの6ヶ月間で格安SIMの売上ナンバーワンを誇っています。

 

その特徴として「L2(レイヤー2)接続」と「爆速」へのこだわりが見えることが挙げられます。日本における「安かろう悪かろう」の風潮を避けるべく、安さだけでなく、通信サービスの品質の高さにもこだわりを見せていました。

 

また、L2接続によるサービス設計の自由度をフル活用し、いくつかの派生製品も登場していました。

 

さらに、「Prepaid Data for Japan」は、訪日外国人向けのプリペードSIMカードとして売りだされ、特定の通信に課金をしないことが特徴となっています。

 

これがウケてか海外メディアでも多数取り上げられて、12月に発売してからすぐにヨドバシカメラで訪日外国人向けのプリペイドSIMカードの売上ナンバーワンに輝いています。今後、世界中の支店や支社での販売強化がうかがえます。

 

端末(SIMフリーで週次シェア1位、カンボジアでも好調な売れ行き)

 

次に、FREETELの「端末」について振り返ってみます。端末についてはローエンドからハイエンドまでラインナップの拡充を行う戦略が目立ちました。

 

また、海外での販売についても本格始動しています。特に「SAMURAIシリーズ」の「雅(MIYABI)」や「極(KIWAMI)」については、初回入荷分が先行販売開始日に完売するという人気ぶりを見せつけてくれました。

 

また、BCNランキングの11月発表の週次売上データでは、日本メーカーとしては初となる「日本メーカーのSIMロックフリー端末トップシェア」を達成したという記録も目を見張ります。

 

海外の販売では、カンボジアで通信事業者「seatel」に供給した「Priori2 LTE」の発売が、発売3週間で完売するほどに高い人気を誇っています。

 

今後はさらに市場を拡大させる期待が持たれます。海外においては、海外メディアでのFREETEL端末の露出が増えている傾向にもあります。

 

店舗(MNP即日対応と「FREETELコーナー」を整備)

 

次は「店舗」について解説していきます。

 

店舗展開においては「ヨドバシカメラ」「ティーガイア」「ビックカメラ」での計24店舗でのMNPの即日対応の体制を整え、一部のヨドバシカメラにおいては大手キャリアと同レベルの売り場面積を持つ「FREETELコーナー」を設けるなどの動きがありました。

 

現在、MVNOで自社のショップを持つ企業は少ないです。

 

店舗や人件費などのコスト面での問題があるので、経営地盤の弱いMVNOではそうしたところにコストを掛けることができず、格安SIMとしての低料金を維持するためにコストは抑えなければなりません。

 

FREETELにおいても同様ですが、FREETELコーナーの拡大によって大手キャリア並のサービスを提供できるようになると予想されます。

 

サポート(端末とSIMカードを一体でサポート)

 

次は「サポート」面での解説です。コールセンターを自社内に設置し、自社スタッフがユーザーからの問い合わせに対応できるような体制を整えています。

 

コールセンターにおいては端末とSIMを一体的にサポートしており、いわゆる「たらい回し」をしないような体制となっています。

 

さらに、FREETEL SIMを初めて使用するユーザーに対して無料の冊子を配布して、格安SIMの難しさのイメージを払拭することにも取り組んでいます。

 

こういったサポート面の拡充は、「売るまでが重要」ではなく、「売ってから使ってもらうこと」を重視していることがうかがえます。

 

販売後のユーザーへのサポートを充実させていく姿勢は、今後のFREETELのサポート体制にも大いに影響することでしょう。

 

サービス(製品の補償サービスやリモートMNPサービス)

 

次は「サービス」についての説明となります。

 

サービス面では「製品の補償サービス」や「リモートMNPサービス」といった、利便性と安心感を併せ持ったサービスの開始が目立ったポイントとなっています。

 

どうしても格安SIMを初めて利用するユーザーにとっては、さまざまな点で不安に陥ることになると思われます。

 

なので、サービスに安心面が付加される物がある場合、ユーザーが安心して大手キャリアからの乗り換えを行うことができるという側面があります。格安SIMは未だに競争が激しいため、今後のサービス拡充にも期待したいものです。

 

企業(本社移転、海外拠点設置、増資で体質強化)

 

最後に「企業」全体について振り返ってみます。新橋への本社移転により、事業規模の拡大への対応の素地を整えています。

 

さらに、海外展開を拡大する目的で、世界7カ国に子会社を設立しています。200人の従業員は11カ国の国籍が入り混じり、グローバル展開への地盤を整えつつあります。

 

資本は、21億3,000万円の第三者割当増資を実施することで、安定した事業運営のための環境を整えています。

 

このように、FREETELにとっての2015年というのは、今後のさらなる事業展開のための下地つくりを行うために費やした1年であると評価することができます。

 

単純な事業の拡大ではなく、「今後を見据えている」というところがポイントになります。今後の事業拡大のための下地としての事業拡大とサービスの拡充、各地の支店や支社の増強がその現れとなります。

 

2016年のFREETELは 「SIMフリー日本一」を目指す

 

2015年の動きから見て、2016年のFREETELは海外市場を拡大させつつ「日本でのシェア」の拡大を目指すのではないかと見られています。

 

今後、格安SIMの国内需要は更に高まり、既存のユーザーの確保と他者からの乗り換えなどを視野に入れてMVNO間での熾烈なサービス合戦が予測されます。

 

その中で、FREETELはどういった動きを見せるのでしょうか?

 

主にWeChatの利用者が多い中国人をターゲットにしたプリペイドSIM

 

まず、SIM製品において「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」の「WeChat版」が発売されています。

 

これは、WeChatのユーザーが多い中国人をターゲットにしているプリペイドSIMであり、WeChatの通信においてパケット通話料が無料となる特徴があります。

 

FREETELコーナーの拡大

 

次に国内市場においてはFREETELコーナーの拡大が行われます。ヨドバシカメラ全店への設置さけでなく、ビックカメラにも設置することが予想されます。

 

さらに、FREETELコーナーでできることを拡大していくことも予想されます。サービス拡大に伴い、大手キャリアと遜色ないサービス提供ができる見通しです。

 

海外展開では、北米・アジア・中東での販売を本格化させる

 

海外展開においては、北米やアジア、中東などの市場を拡大して本格的に展開していくことが予想されます。

 

「CES 2016」では「極」「MUSASHI」の人気が高かったようで、アメリカの家電量販店での供給拡大が見通されます。

 

さらに、前述のカンボジアの「seatel」においては、追加投入する機種を含んだ50万台の販売契約が結ばれています。

 

2016年で50万台ですから、今後はさらに良好な関係を継続し、市場拡大への足がかりとすることが予想されます。

 

端末を60分以内で届けるサービスを可能なエリアから提供する予定

 

サービス面においては、購入した端末を60分以内に届けてくれるサービスの提供があります。さすがに全国どこでも1時間以内に届けることは難しいでしょうから、今後エリア拡大していくことが予想されます。

 

急にスマートフォンが故障して使えなくなり、仕事にも差し支えるという事が起こりえます。そう言った際に60分以内にスマートフォンを届けてくれるサービスというのは非常に役立ちます。

 

そうでなかった場合でも配送は最短でその日のうちに、翌日には手元に配達されるため、手早くFREETELのスマートフォンを手にすることができます。

 

サービス面では「スマートフォン買取サービス」も目を見張ります。特にFREETELで格安SIMに申し込むにあたって、端末も同時に購入する際には古い端末は不要になります。

 

不要になる端末をFREETELに買い取ってもらうことができます。

 

買取方法は2種類あって、FREETELの端末を購入した際に同封されている専用の箱に入れて送るか、集荷日を指定してスタッフに渡すという方法があります。送料などはかからず、手軽に不要になった端末を買い取ってもらうことができます。

 

最後に

 

FREETELは、2015年に行った地盤作りを活かした戦略を展開していくことが予想されます。既に実行されている戦略内容も多く、それがユーザーに提供されるサービスの品質向上に繋がるものであるのなら、ユーザーとしては嬉しい限りとなります。

 

2015年のブランド刷新時に、FREETELの運営会社の社長は「10年以内に世界一になる」という目標を掲げています。世界一である以上、日本一でもある格安SIMとなるということになります。

 

もちろん、そのためには数あるMVNOや大手キャリアに負けないようなサービスを打ち出す必要があります。FREETELが日本一を目指すように、競合他社もまた座して待つことはせず、自社サービスの強化を図ることになります。

 

それをかいくぐってなお日本一を目指すということは、それだけユーザーにとって魅力的な格安SIMが提供されるということに他なりません。

 

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