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格安SIM「ぷららモバイルLTE」の速度や評判は?料金や申込方法も解説

 

格安SIMを利用するにあたっては、各MVNOの特徴を把握して、比較することが大切です。

なぜなら、格安SIMサービスを展開するMVNOは、大手キャリアのように3社(docomo・au・SoftBank)から選べばいいというわけではありません。

20をゆうに超える数のMVNOから1社を選ぶことになります(利用法によっては複数のMVNOを選択することになる可能性もありますが)。

もちろん、各MVNOすべての特徴を把握することは大変です。

しかし、基本的な情報だけでもきちんと把握しておかないと、せっかく格安SIMに乗り換えても、その恩恵を十分に受けられなくなる可能性もあります。

そこで今回は、まだそこまで知名度の高くない「ぷららモバイルLTE」について徹底解説していきます。

 

※ぷららのMVNOサービス「ぷららモバイルLTE」は、2017年11月30日をもって終了することが発表されました。

終了するサービスは、「ぷららモバイルLTE」と「ぷららモバイルLTE for Business」です。

また、サービスの終了に伴い、新規の申し込み受付も2017年5月2日で終了しました。

なので、「ぷららモバイルLTE」の契約を考えていた方は、他の格安SIMを探すしかありません。

 

 

>nanairoでは、格安SIMの基本知識から各MVNOの特徴まで、たくさんの記事を執筆しています。

>昨今のMVNO業界は群雄割拠の戦国時代であり、格安SIMの選択肢は無数にあります。

>ですので、「ぷららモバイルLTE」が終了したからといって、あなたに合った格安SIMは他にも必ずあります。

>本記事の最後にnanairoがおすすめする格安SIMを紹介していますが、他のMVNOサービスの解説記事も多数執筆しています。

>どのMVNOサービスにしようか迷っている・悩んでいる方は、下記ページをクリックして、あなたに合った格安SIMを見つけるための参考にしていただければと思います。

各MVNOの解説記事一覧

目次

ぷららモバイルLTEのおすすめポイント

まずは「ぷららモバイルのこのポイントがおすすめ!」という部分について紹介していきます。

データ通信が使い放題のプランがある!?→「定額無制限」

まずは、ぷららモバイルLTEには「インターネットが使い放題のプランが有る」というポイントです。

「定額無制限」は、Wi-Fi環境下以外で、

  • 「スマホで動画を多く見る」
  • 「SNSでたくさん写真を投稿する」
  • 「スマホゲームをよくする」

などの使い方をよくする人にとって最適のプランです。

データ通信量を気にすること無く、インターネットを行うことができるので、ストレス無くスマートフォンを利用することができるようになります。

通常、格安SIMを利用するにあたっては、プランを選ぶことになります。

プランごとに「データ容量」や「料金」が異なり、データ容量が多いプランであるほど、その分月額料金も高くなります。

コストを抑えたい場合はデータ容量の少ないプランを選ぶことが必要なのですが、そうなると「高速通信が可能になるデータ通信量が少なくなる」ということになります。

基本的には、格安SIMのプラン別のデータ容量は「高速通信が可能なデータ通信量」のことです。

例えば3GBのプランであれば、1ヶ月で3GBまでスマートフォンでのデータ通信が高速通信で利用することができます。

しかし、3GBを超えた場合は追加チャージを利用しない限り、通信速度に制限を受けることになります。

そのため、あらかじめデータ容量が多いプランを契約しておくことで予防することはできます。

ですが、データ容量が設定されている以上、いつかは底を尽いてしまうことになり、追加のチャージ代もかさんでしまいます。

ただし、今回紹介するぷららモバイルLTEには「定額無制限」という、データ通信を使い放題のプランが用意されています。

このプランでは通信速度が上下最大3Mbpsと、他のプランよりも遅い速度になりますが、Mbpsクラスの通信速度でネットが使い放題であるという特徴は非常に珍しいものです。

なので、動画の視聴のようなデータ通信量が多くなるアクションを頻繁に利用する場合には、データ通信が無制限となるこのプランが最適なのです。

いくら大容量のプランを契約したとても制限自体はあるので、この無制限のプランは、ヘビーユーザーにとって非常に魅力的な特徴と言えます。

他のMVNOではあまり見られない珍しいプランが用意されている

次に、他のMVNOでは見られない「珍しいプラン」が用意されているというポイントです。

ぷららモバイルでは、前述の「定額無制限」のプランの他にも、「二段階定額」という変わったプランも用意されています。

詳しくは下記で解説していますのでご覧下さい。

契約プランの変更が翌月から適用される

契約プランの変更を行った場合に、それが翌月から適用されるという特徴です。

契約するプランを選択後、「それが自分好みのものである」「ライフスタイルに合っている」という確証は当然ありません。

実際に利用してみないとわからないポイントも多いので、契約前に知らなかったことを知り、それが自分向きではなかったとすれば、別のプランを契約する必要があるということになります。

それが「同じMVNOの別のプラン」であれば、格安SIMの乗り換えをすること無く、プランだけ変更することができます。

ただし、MVNOによってはプランの変更が「一旦解約してからの再契約」となる場合もあり、変更費用が嵩んでしまいます。

しかし、ぷららモバイルの場合は、いつでもプランの変更を受付していますし、しかも変更手続きをすれば翌月からプランの変更が適用されるのです。

素早く自分好みのプランに変更することができますので、利便性が高いというわけです。

「ひかりTVエントリープラン」を無料で利用することができる

最後に「ひかりTVエントリープランを無料で利用できる」というポイントです。

ひかりTVエントリープランは、NTTぷららが提供する動画視聴サービスであり、約6,000本の動画コンテンツが見放題になります。

このひかりTVエントリープランは、本来は有料のサービスなのですが、ぷららモバイルLTEを利用する場合には「NTTぷらら会員」となり、このサービスを無料で利用することができるのです。

このサービスは、もちろんスマートフォンで利用できます。

つまり、ぷららモバイルの「定額無制限」プランを契約すれば、動画コンテンツをいくら見ても、通信速度を制限される心配がないのです。

※ただし、ぷららモバイルLTEの「定額無制限」プランは、速度が上下最大 3Mbpsとそこまで速いわけではないので、動画を快適に見れない可能性があることに注意しましょう。

※ひかりTVエントリープランでは、一部利用できないサービスがあります(上位のサービスが存在する)。

ぷららモバイルLTEの料金プランの詳細

次に、ぷららモバイルLTEの料金プランについて解説していきます。

ぷららモバイルでは、4種類のデータ通信プランと、3種類の音声通話プランが利用可能になっています。

データ通信(データ専用SIM)

 

定額ライト

  • 月額利用料金 900円
  • 通信量 110MB/日
  • 通信速度 上り最大 50Mbps下り最大 150Mbps

定額(7GB)

  • 月額利用料金 1,886円
  • 通信量 7GB/月
  • 通信速度 上り最大 50Mbps下り最大 150Mbps

定額無制限

  • 月額利用料金 2,760円
  • 通信量 制限なし
  • 通信速度 上下最大 3Mbps

二段階定額

  • 月額利用料金 362円~2,362円
  • 通信量 100MB/日
  • 通信速度 上り最大 50Mbps下り最大 150Mbps

※全て税抜き表示です。

データ通信+音声通話(音声通話付きSIM)(20円/30秒)

 

定額ライト

  • 月額利用料金 1,600円
  • 通信量 110MB/日
  • 通信速度 上り最大 50Mbps下り最大 150Mbps

定額(7GB)

  • 月額利用料金 2,586円
  • 通信量 7GB/月
  • 通信速度 上り最大 50Mbps下り最大 150Mbps

定額無制限

  • 月額利用料金 3,460円
  • 通信量 制限なし
  • 通信速度 上下最大 3Mbps

※全て税抜き表示です。

データ通信SIMでは、1日110MBの上限が設定されている「定額ライト」を900円で、7GBの容量が設定されている「定額(7GB)」を1,886円で、前述の「定額無制限」のプランを2,760円で利用することができます。

さらに、データSIMには「二段階定額」というサービスが有り、毎月30.5MBまでであれば月額362円で利用可能であり、それ以上は1日100MBまで高速通信で月額2,362円で利用することができます。

音声通話SIMは、定額ライトを1,600円で、定額(7GB)を2,586円で、定額無制限を3,460円で利用することができます。

二段階定額のプランは、音声通話プランでは利用することができません。

ぷららモバイルLTEで現在実施中のキャンペーンは?

次に、ぷららモバイルで開催中のキャンペーンについて解説します。

ぷららモバイルでは現在、新規加入者を対象として、利用開始月の利用料を最大で1ヶ月分、無料にするというキャンペーンを開催しています。

ぷららモバイルLTEで販売しているおすすめの端末は?

次に、販売している端末についてなのですが、現時点ではぷららモバイルLTEでスマートフォンやタブレット端末を販売している形跡はありません。

「ぷららモバイル」「端末」「販売」で検索した結果、元は端末を販売していたページらしい場所があることは確認できています。

また、他の格安SIM紹介サイトでも、2015年には端末を販売していたらしい情報が掲載されているので、ひょっとしたら今後は端末の販売が再開される可能性もあります。

しかしながら、現時点では特にそれらしい情報も無く、未定ということになります。

申し込み方法

次に、ぷららモバイルで申し込みを行う際の、利用開始までの一連の流れについて解説していきます。

①ホームページを確認し、必要なものを確認する

まずは、ぷららモバイルのホームページにて、申し込みに必要な書類等について確認を行います。

ぷららモバイルのホームページの、下の方に表示されています。

具体的には、

の3種類が提示されています。

MNP予約番号は「MNP転入する場合」のみ必要になります。

②申し込み手続きを行う

次に、ぷららモバイルのホームページから申し込み手続きを開始します。

ホームページの下部のメニューバーに黄色い枠で「新規入会」のボタンが用意されていますので、クリックします。

その後はページをスクロールして「ぷららモバイルLTE お申し込み」と書かれたボタンがありますので、クリックして申し込み手続きを進めていきます。

③SIMカードの受け取りと初期設定

申し込み手続きが無事に完了したら、申込時に登録した住所にSIMカードが郵送されます。

受け取り後、中身を確認しましょう。

中身に問題がなければ、SIMカードを取り出し、SIMカードを端末に挿入します。

挿入が完了したら、端末の操作を行い、「APN設定」を行います。

なお、APN設定に必要な情報や、その他にも申し込みの流れや準備物などに関する詳しい情報は、申し込みの流れの下部分に表示されている「詳しく見る」というボタンをクリックすると、より詳細な情報が掲載されているページに移動することができます。

申し込みに関する情報をより詳しく確認しておきたい、という場合には必ずチェックしておきましょう。

ぷららモバイルLTEの注意点

次に、ぷららモバイルLTEを利用する上で注意したいポイントについて解説していきます。

端末のセット販売を行っていない

まず、ぷららモバイルでは前述の通り、端末のセット販売は実施していません。

セット販売をしていないというのは、ガラケーから格安SIMに乗り換えするにあたって、大きなデメリットになりかねません。

もちろん、他の場所で購入した端末を利用することはできますが、ある程度の知識がないと、場合によっては「SIMカードと端末の相性が悪い」という大きな失敗に繋がる可能性もあります。

つまり、セット販売が利用できるということは、「SIMカードと端末の相性を考えなくても良い選択がある」ということなのです。

ちなみに、SIMカードと端末の「相性」が悪いと、最悪利用できないという事態に陥る可能性もありますので注意しましょう。

MVNOのセット販売は「そのMVNOで提供されているSIMカードを利用できない端末」は取り扱っていることは絶対にありません。

なのでセット販売は、あまりMVNOやスマートフォンについて詳しくない人でも、安心して格安SIMデビューできる仕組みなのです。

ちなみに、端末代金の「一括払い」だけでなく「分割払い」に対応しているMVNOも多く、一時的な高負担を避けることもできます。

以上のことから、「ぷららモバイルLTEがセット販売を行っていない」デメリットについて理解していただけたかと思います。

プラン数が少ない(特にデータ容量別)

次に、「プラン数が少ない(特にデータ容量別)」というポイントです。

ぷららモバイルLTEには、「データ専用SIM」「音声通話付きSIM」合計で7種類のプランが提供されています。

それぞれ特徴的なプランであり、さまざまな需要を満たすことができると思いますが、やはりデータ容量という点で見ると、プラン数の少なさは目立ってしまいます。

何せ

というプランが基本になるので、例えば「1ヶ月3GB」とか「1ヶ月5GB」といったように、数字だけ異なるプランのバリエーションがないという点が気になってしまいます。

また、ある程度の容量は欲しいけれど、高速通信である必要があるという場合には、定額無制限プランの3Mbpsの通信速度では、些か不満を感じてしまうことも十分に考えられます。

また、「OCNモバイルONE」では、1日あたりで制限が設けられているプランが複数のデータ容量別で提供されています。

しかし、ぷららモバイルでは「110MB/日」しか選択肢がないこともデメリットと言えます。

1日の制限があるプランの場合、超過しても翌日には制限が解除されるというメリットがありますが、「1日110MBでは少なすぎる」と感じるユーザーも少なくありません。

格安SIM業界最大手のOCN モバイル ONEの料金プラン・申込方法・口コミ

無制限プランの最大3Mbpsの実感速度は遅い

最後に、「無制限プランは通信速度が遅い」というポイントです。

無制限プランを利用している人は、公称値である3Mbpsという速度を体感したことは一度もないのではないかと思われます。

ぷららモバイルはNTTグループの老舗通信事業者ではありますが、通信速度に関してはそこまで期待することはできません。

元々この「定額無制限」の場合、

の2点が合わさり、どうしても通信速度の高さを期待することが出来ないのです。

当然データ通信をする環境によっては、0.1Mbpsも出ないという状況も全然考えられます。

そのため、無制限プランを利用するにあたっては、「そこまで通信速度を重視しないデータ通信」を前提とする必要があります。

ただし、それこそ各々のネット環境に大きく左右されます。

例えば、1~3Mbpsの通信速度が安定して出れば、最低限の動画視聴(画質にもよりますが)くらいは大丈夫だと思います。

もし、実際に利用してみて通信速度が全然出ない場合は、他の安定して速度の出る格安SIMに乗り換えた方が良いかもしれません。

無制限SIMを比較!格安SIMのデータ通信が無制限のプランがおすすめの人は?

ぷららモバイルLTEの「3Mbps」という速度は、通信量の多い高画質な動画をスラスラと視聴するということは難しいかとは思いますが、通信速度をそこまで重視しなければ(※特に画質)、なんとか使えるというレベルであると言えます。

ぷららモバイルLTEの通信速度

次に、ぷららモバイルLTEの通信速度に関してですが、前述の通り、このMVNOで通信速度の速さを期待することは難しいと言えます。

定額無制限ではなく通常の高速通信のプランでも、他社が発表している通信速度に比べると遅くなっており、やはり通信速度の速さを期待することは難しいと言えます。

利用する格安SIMを選ぶにあたって、通信品質の高さを重視することはかなり大切です。

MVNOによって、通信速度の速さやユーザー数の増加に対する通信速度の変化に関する安定性などが全く異なります。

体感速度が遅かったり、通信速度が速いときと遅いときの差が激しかったりすると、ユーザーにとっては大きなストレスとなりかねません。

二段階定額は、どういった使い方をするのが良いのか?

次に、料金プランで少し触れた「二段階定額」のプランについて少し解説してきます。

MVNOの中には、こうした「特定の条件によって料金が変化する」という特徴を持ったプランが提供されていることがあります。

ぷららモバイルでは、「30.5MB」をボーダーとして、2段階の料金設定が行われています。

30.5MBというデータ通信量の少なさ

さて、30.5MBというデータ通信量は、極めて小さいものであると言えます。

よく考えてみてもらいたいのですが、一般的なデータ通信容量として、平均的なものは3GBもしくは5GBであるとされています。

30.5MBという容量は、3GBと比較すると約100分の1の容量です。

つまり、3GBのプランを利用する場合と比較して、100分の1のデータ通信しか行えないということになるのです。

二段階の料金に大きな乖離がある

もう一つ、注意しておきたいポイントは「二段階である」というポイントです。

さらに付け加えるのであれば「二段階の料金設定に大きな乖離がある」ということです。

30.5MBをボーダーとして、

という、2,000円もの差が生じるのです。

前述の通り複数段階の料金体制のプランを提供しているMVNOはいくつかありますが、ここまで明確な乖離が発生するようなプランは珍しいです。

また、30.5MBを超えた場合は、1日100MBまでは高速通信が可能で、超えた場合は翌日まで200Kbpsの通信速度でのデータ通信となります。

「定額ライト」プランとの比較

さて、同じような特徴をもったプランとして「定額ライト」というプランがぷららモバイルでは提供されています。

こちらは1日110MBで900円の利用料なので、1,000円以上も安く利用することができます。

ということは、二段階定額のプランを有効活用するためには「いかにして毎月の料金を30.5MB未満に抑えられるか?」ということになります。

一つの考え方として「通話用のデバイスとして割り切る」ということもできますが、このプランは通話SIMでは利用することができません。

また、データSIMでも利用することができる「IP電話」に関しては、通話によってデータ通信が発生します。

どちらにしても、あまり実用的とも言い切れません。

具体的な使い方は?

そのため、具体的な利用法としては

ということになります。

Wi-Fi接続時は、データ通信を利用しても、そのプランのデータ容量を圧迫することはありません。

外出時も可能な限りWi-Fi接続を心掛けておけば、30.5MBでもなんとかやりくりすることは不可能ではありません。

ただし「モバイル端末として、それはどうなのか?」という疑問は残ることになりますが。

「ぷららモバイルLTE」を実際に利用した人の口コミを紹介

次に、ぷららモバイルLTEを実際に利用しているユーザーの口コミについて解説していきます。

目立つのは「定額無制限」のプラン