「格安SIMデータ容量選び」大容量の『10GB』以上のプラン

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格安SIMへの乗り換えを考えている方は、各MVNOの提供するプランの中から「◯GB」という制限のあるプランを選ぶことになると思います。

 

毎月、その容量までのデータ通信量であれば高速通信が可能で、それ以上の場合は次の月まで低速通信になるというのがその内容です。

 

では、「10GB以上のデータ容量」を必要とする人は、どんな人なのでしょうか。

 

10GB以上の大容量プランでできること、大容量プランがおすすめのユーザーについてまとめてみました。

 

また、大手キャリアで10GB以上の大容量プラン契約者で格安SIMへの変更を考えている方は、是非ともこの記事を参考にして下さい。

 

10GBのデータ容量でできること

 

この記事の題名は「10GB以上」となっていますが、ここでは「10GB」を基準としてまとめています。

 

10GB以上の大容量となれば、基本的なデータ通信(Web閲覧、メール、LINE等)は大抵不自由なくできます。

 

そのため、この記事では「データ容量を多く使うと思われるアクション・アプリ等」を中心に検証していきます。

 

以下に述べる内容を端末で行う頻度が高いという方は、大容量プランを検討してみるのが良いかと思います。

 

①動画の視聴

 

まずは「動画の視聴」に関してです。動画の視聴とデータ通信量については「画質」「生放送の場合は配信者の通信環境」といった違いでデータ通信量の違いが生じます。

 

特に「画質」に関してははっきりと違いが生じますので、データ通信量を節約したい場合には低画質で視聴されることをおすすめします。

 

いくつかの環境要因なども加味しなければなりませんが、当方で計測した通信量としては、約4分の動画を画質720pで再生した場合の通信量は36MB、画質半分の360pで再生した場合には18MBほど通信量が発生しました。

 

720pの場合にこの動画を再生できる回数は約280回、1日あたり9~10回の再生が可能ということになります。360pの場合であれば、およそ2倍の回数を再生することができます。

 

常に画質と通信量の一定の相関関係が一致するわけではありませんが、画質を落とした分だけ通信量が落ちるということは確かです。

 

さまざまなサイトで「動画再生の通信速度」を公表していますが、どれも完全に一致することはありません。

 

どうしても通信環境などに左右されてしまいますので一概には言えませんが、「10GBでも無尽蔵に再生できるわけではない」とだけ理解しておけば、大容量の格安SIMプランで動画視聴に困ることはないとも言えます。

 

②音楽の再生またはダウンロード

 

次に「音楽の再生」および「音楽のダウンロード」について解説していきます。

 

音楽鑑賞(楽曲聞き放題系のサービス)

 

まずは「音楽の再生・視聴」に関してです。動画と同様に、「音質」がデータ通信量の大きさを左右することになります。

 

一般的な邦楽の長さが4分ほどであり、音質にもよりますが10MBほど必要であると見積もったほうが良いでしょう。

 

もちろん、音質を低下させることで必要な通信量を下げることもできますが、音質の低い楽曲を好き好んで聞きたい人は少ないでしょう。

 

可能な限り快適に聴きとるために必要な音質を確保するとなると、1曲あたり10MBが必要であると見積もることが正しいのです。

 

4分の楽曲1曲を10MBとすると、10GBは1,000曲でいっぱいになるということになります。毎月1,000曲も聴くかどうかは人によって異なりますが、1日あたり33曲ほど聞けるとなると判断しやすいのではないでしょうか。

 

音楽は電車通勤での暇つぶしや、ちょっとしたリフレッシュのために聴くということが多いですが、1日2時間もスマートフォンで音楽を聴くかどうかが判断の分かれ目となります。

 

この辺りは個人差が大きいですが、10GBあればそこまで困ることもないということはわかります。

 

ダウンロード

 

音楽のダウンロードの場合、「音楽のファイルサイズ」の大きさに左右されることになります。

 

ファイルサイズは音質と楽曲の長さに依存しますので、高音質かつ長時間の楽曲をダウンロードする際にはそれなりの通信量が必要になります。

 

スマートフォン用の音楽をダウンロードする場合には、「パソコンでダウンロードしてから端末に同期する」という方法もあります。

 

これならばスマートフォンの通信量を消費することがないので、通信量がピンチの時にも音楽を購入してダウンロードすることができます。

 

以降は端末内のデータを読み込んで音楽を再生するので、データ通信量を消費することがありません。

 

何度も聴く音楽は、購入して端末内に保存しておくという方法がおすすめです。

 

③IP電話

 

次に「IP電話」についてです。格安SIMは「通話料が高い」という弱点があり、通話アプリの使用が経済的です。

 

しかし、通常の電話に比べて「通話に通信量がかかる」という特徴がありますので、これも毎月のデータ通信量を測る際には考慮する必要があります。

 

「LINEの無料通話機能」の場合だと、通話1分あたり約300KBのデータ通信量を必要とします。

 

つまり、10GB全てをIP電話に費やす場合だと、1ヶ月あたり33,333分、時間換算で約555時間になります。1日あたり18時間も通話ができるということになります。

 

どこの世界に1日の4分の3を電話に費やす人がいるのでしょうか?

 

10GB以上あれば余裕だということになりますね。電話をする機会が多いけど通話料を削減して節約したいという人は、料金が高くなっても大容量のデータ通信プランを選択することがおすすめなのです。

 

④ビデオ通話

 

通話にはもう一つあります。それは「ビデオ通話」です。音声通話だけでなく、映像も送信することができますので、役立つ場面も少なくありません。

 

これは、使用するアプリによって違いがあります。ビデオ通話の使用頻度の多い「Skype」「LINE」について解説していきます。

 

Skype

 

まずは会議などでも用いられる機会の多い「Skype」です。Skypeの場合だと、10GBの容量をいっぱいにするためには30時間以上必要になります。

 

もう少し厳密に言えば2,000分で10GBに達すると言えます。1日あたり1時間ほど使用することができますので、余程毎日のようにSkypeを使用してビデオ通話を利用しないかぎりは10GBの容量で困ることはありません。

 

LINE

 

次は「LINE」についてです。LINEの場合はSkypeよりも通信量が少なく、10GBあれば5,000分ほどビデオ通話を利用することができます。

 

時間にして約83時間、1日あたり2時間以上はビデオ通話を行うことができます。帰宅してからの暇な時間を友人とのビデオ通話に費やすという場合に、1日2時間もあれば十分な時間が確保できるのではないかと思います。

 

格安SIMで10GB以上のプランがおすすめの人は?

 

次に、10GB以上の大容量プランで格安SIMを利用することがおすすめなユーザーがどんな人であるのかということについて解説していきます。

 

以下の項目で該当する項目が多い、心当たりがあるという場合には大容量のプランを提供しているMVNOを探してみることがおすすめです。

 

スマートフォンのヘビーユーザー(よくデータ通信する人)

 

まずは、スマートフォンをよく使用する人、つまり「ヘビーユーザー」です。

 

スマートフォンを使って動画を何回も再生する、聴き放題の音楽サービスを利用する、IP電話やビデオ通話をよく利用するという場合には、大容量のプランが必要になります。

 

「制限なし」というプランもありますが、「高速通信」を前提にするとなると、やはり大容量のプランを契約することがおすすめです。

 

大手キャリアのデータ容量プラン8GBでは足りなかった人

 

次に、「大手キャリアの8GBプランでは足りないという人」です。現在、大手キャリア(docomo、au、SoftBank)のデータプランは、標準が「5GB」で、その一つ上に用意されているプランが「8GB」です。

 

もちろん、大手キャリアでもこれ以上のデータプランは用意されているのですが、そうなると料金が一気に跳ね上がってしまいます。

 

容量の少ないプランではすぐに通信速度に制限がかかるとはいえ、大手キャリアの大容量プランはお金がかかります。

 

なので、多くのユーザーはある程度であればコスパも気にならなくなる5GBや8GBのプランに集中するわけですが、これらの容量では通信量の制限が厳しいというユーザーも少なくありません。

 

せっかく料金の安い格安SIMに乗り換えるのですから、8GBで足りないと感じているユーザーや、それ以下のプランで圧倒的に通信量が不足するという場合には、やはり大容量のプランに乗り換えられることをおすすめします。

 

通信量の制限を増やし、料金も下げられるとなれば一石二鳥です。

 

よくテザリングを使う

 

最後に「テザリング機能を頻繁に使う人」です。

 

テザリングとは、スマートフォンを親機として、子機となるパソコンやゲーム機をインターネットに接続する機能です。

 

パソコンやゲーム機がインターネットに接続できないような環境下にあっても、スマートフォンを媒介とすることでネットワークに接続することができます。

 

この機能もまた、データ通信量を必要とする行動なのです。

 

もちろん、そう頻繁に使用しないというのであれば良いのですが、有線・無線どちらも使用できないという環境下においてパソコンを使用する機会の多い人にとっては、テザリングによるデータ通信量の発生を考慮する必要があります。

 

ここでも大容量のプランが真価を発揮します。

 

スマートフォン事態もモバイル通信を行う機会が多く、かつテザリングにも通信量を割かなければならないという場合においては、制限量を高くしておく必要があります。

 

10GBや、それ以上のデータプランを契約することで、外出先でテザリングを使用する際に通信量を気にしなくても良くなります。

 

10GB以上のSIMカードを提供しているMVNOを紹介

 

次に、10GBやそれ以上のデータプランを提供しているMVNOについて個別に解説していきます。

 

大容量プランは(細かい数字を考慮しなければ)それなりに選択肢が多くなりますので、希望するデータ量だけでなく、各MVNOそのものの魅力についても知っておくことで、自分に最適な格安SIMを探すことができます。

 

楽天モバイル

 

まずは「楽天モバイル」です。楽天モバイルで提供されている大容量の格安SIMは「10GB」のみとなります。

 

提供元が知名度の高い企業であることによる安心感がありますし、機能面で見ても有名プロバイダの提供するサービスと遜色ない内容となっています。

 

楽天モバイルの強みとしては「楽天スーパーポイント」との兼ね合いです。楽天モバイルの契約中は楽天市場でのポイント獲得が常に2倍になり、毎月の利用量100円ごとに1ポイント貯まります。

 

また、端末の購入費用にも充てる事ができるなど、楽天スーパーポイントとの関連サービスが充実しています。

 

mineo

 

次に「mineo」について解説します。mineoの特徴としては「auとdocomoの2種類から回線を選べる」と言った点が挙げられます。

 

大容量のプランとしては「10GB」が提供されています。

 

データを家族や友人と分け合えるプランが有り、割引なども充実しているMVNOです。

 

回線を選べることもそうですが、サービス内容で選ぶべき格安SIMであるとも言えます。

 

DMM mobile

 

次に紹介するのは「DMM mobile」です。業界最安値を維持し続けるMVNOであり、料金の安さが目立ちます。

 

それだけでなく、提供されているプラン数が多いのも特徴であり、大容量のプランとしては「10GB」「15GB」「20GB」と3つのプランから選ぶことができるという特徴があります。

 

大容量プランには「シェアコース」が用意されていることも魅力の一つです。

 

大容量を最大3人までと共有することができ、しかも個別の契約に比べて料金が安くなるという特徴もあります。

 

特に「15GB」「20GB」の容量だと家族で分け合うことで節約にもつながりますので、是非とも考慮してみてください。

 

FREETEL

 

次は「FREETEL」についてです。FREETELでは変わった料金プランが用意されていて、「使った分だけ料金が発生する」という方式です。

 

この方式は、一定の通信量までで区切りをつけて、毎月の通信量から料金帯を算出してその月の利用量を計算するという方法になります。

 

この方式だと10GBまでのプランが有りますが、それ以上のプランはありません。

 

FREETELには「定額プラン」も用意されています。

 

定額プランの場合は10GBの上に「20GB」というプランも追加されています。「10GBも使わないかも」という場合には使った分だけのプランで、20GBの大容量で契約したい場合には定額プランがそれぞれおすすめです。

 

BIGLOBE

 

次に紹介するのは「BIGLOBE SIM」です。

 

大容量のプランとしては、他には見られない「12GB」というプランが用意されています。

 

既にBIGLOBEの接続サービスを契約中の場合だと、料金が安くなります。

 

また、12GBのプランの場合だと最大で4枚までのシェアSIMを追加することもできます。ご家族で利用したい場合にも最適のプランとなっています。

 

IIJmio

 

次に解説するのは「IIJmio」です。通話SIMは「みおふぉん」の愛称で親しまれています。MVNEとしてもサービスを提供しているという特徴があります。

 

大容量のプランは「ファミリーシェアプラン」という名称であり、容量は10GB、最大で10枚までのSIMカードでシェアすることができます。

 

そこまで通信をしない大家族でのシェアにも最適の格安SIMカードでとなっています。

 

データの高速通信を「クーポン」を使ってオンオフ切り替えるという特徴もあります。

 

余ったクーポンは翌月に持ち越すことができますので無駄が少なく、適切な場面で高速通信を利用することができるという魅力があります。

 

NifMo

 

次は「NifMo」です。大容量プランとしては「10GB」のプランが用意されています。

 

各種付加サービスが特徴的な格安SIMであり、割引や追加サービスなどが充実しているMVNOです。有名プロバイダの確かなサービス品質を満喫できる格安SIMとなっています。

 

OCN モバイル ONE

 

最後に紹介するのは「OCNモバイルONE」です。

 

「NTTコミュニケーションズ」が提供するMVNOであり、高いシェアを持つ格安SIMです。大容量プランとしては「10GB」「15GB」の2種類の格安SIMを用意しています。

 

やはり最大手の一角であることから、サービス内容も非常に優れたものになっています。自社サービスとの組み合わせのサービスも豊富で、容量の追加、SIMカードの追加などのオプションサービスも豊富になっています。

 

ユーザーにとって使い勝手の良いサービスやオプションを備えている格安SIMであり、今後も高いシェアを誇るものと思われます。

 

10GB以上のプランを選ぶ際に気を付けるべきこと

 

さて、大容量のプランには何かと魅力を感じるポイントも多いかと思いますが、「多ければ良い」というものでもないのが世の中です。

 

10GB以上の大容量プランを選ぶ際には、以下のポイントについて注意しておきたいところです。

 

毎月データ容量が多く余る場合はもったいない

 

まずは「毎月のデータ容量が残る場合には料金がもったいない」ということです。大手キャリアに比べて大容量プランの料金も控えめとなっている格安SIMですが、当然ながら同じMVNOで容量の少ないプランに比べると料金は高くなってしまいます。

 

MVNOによっては毎月のデータ容量の残りを翌月に持ち越せることもありますが、毎月のように余ってしまえば無意味です。その場合は、容量の少ないプランにすることをおすすめします。

 

データ容量10GB以上は余裕があるが、無制限ではない

 

次に「無制限ではない」ということです。

 

10GBという数字はそれなりに大きなものですが、冒頭あたりで解説した「10GBでできること」の中の「動画」などの通信量を必要とするアクションは、10GB以上の大容量といえども心配になります。

 

「使い放題」のプランとは違って「高速通信が可能」というメリットが有る代わりに毎月の通信量の上限を定めているのですから、この点は勘違いしないようにしましょう。

 

まとめ

 

10GB以上のプラン、それも15GBや20GBなどの大容量となるとどんなことでもできそうなイメージが有ります。

 

しかし、実際には上限が高くなっただけであり、限度というものは存在しているということは十分に理解しなければなりません。

 

料金は下位のプランに比べて高くなりますが、ヘビーユーザーのように毎月の通信量がそれに見合うものであるのなら、選ぶ価値は十分にあります。

 

加えて、大容量のプランにはシェアが可能なものも多く、家族でどれだけ容量を使うのかを性格に把握していれば、シェア可能な大容量プランを提供しているMVNOを選ぶという選択肢もありです。

 

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