格安SIMのデータ容量『1GB』プランでできること

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格安SIMに申し込みをする際には、各MVNOごとに「プラン」が用意されています。そしてそのプラン名には「◯GB」というように、データ容量が記載されていることが多いです。

 

当然ながら、プラン名に記載されているデータ量は、プランの内容に関わります。

 

そして、プランの内容はユーザーの「スマートフォンをどんな風に使いたいのか」という需要によって決めるべきです。

 

では、「1GB」のプランの場合だと、どんなことができるのでしょうか。

 

格安SIMの料金プランとデータ通信容量について

 

格安SIMを利用する際には、各プランに設定されている「データ通信用量」を考慮する必要があります。

 

基本的に「◯GBプラン」等で表現されていることが多く、この数字が大きくなるほどに、毎月の利用料金は高くなります。

 

では、GB数が低いプランほどお得なのかといえは、その限りではありません。確かに、1GBのように低いデータ容量のプランを選択するほどに、毎月の利用料は安くなります。

 

格安SIMに乗り換えするくらいですから、料金が安くなるほどに意味が強まります。節約志向の人であるほどに、安い料金プランであるほうが魅力を感じるでしょう。

 

しかし、そもそも「◯GB」という数字が何を表しているかといえば、「毎月のデータ通信量がその容量を超える場合、通信速度に制限がかかる」という内容です。

 

つまり、1GBのプランの場合だと、毎月1GB以上のデータ通信を行うと通信速度に制限がかかり、多くの場合で「200kbps」という低速のデータ通信速度で利用しなければならなくなります。

 

そのため、スマートフォンで快適なデータ通信を行うためには、「自分が普段からどれくらいの通信量を利用しているか」ということを性格に把握し、それと料金プランとのバランスを考えることが重要です。

 

余裕をもたせすぎると、毎月の料金が無駄に高くなりますし、余裕が無さ過ぎるといざというときに低速の制限がかかってしまいます。

 

格安SIMの1GBプランでできることを徹底検証(高速通信)

 

「1GBのプランは少なめ」という印象は、誰もが簡単に持つことができます。

 

しかし、実際に「1GB」という要領を与えられたとして、その容量内でどれくらいのことができるのか、ということが最も重要です。

 

1GBでできる範囲で1ヶ月分のデータ通信がまかなえるのであれば、料金の安いプランである1GBプランは格安SIMとしての魅力も向上します。

 

そこで、スマートフォンを利用してのデータ通信アクションで、頻繁に使われる可能性の高いものに必要な通信量を調べてみました。

 

格安SIMのプラン選びに悩んでいる、特に「自分が普段から使用している通信には、それだけの通信量が必要なのかわからない」という人にとっては、是非とも参考にしてもらいたいデータです。

 

データ通信量の測定に使用したアプリ

 

今回の記事で使用したのは、Google Playの「通信量・通信速度モニター」というアプリです。

 

以下の「Web閲覧」「メール」「動画・音楽」「人気アプリ」「地図アプリ」の5つのジャンルに分けて解説していきます。

 

①Web閲覧

Google

 

Googleアプリを使用してのGoogleへのアクセスは、約43KBの通信量が必要になりました、1GBに対しては、約23,000回以上は開ける計算になります。

 

Yahoo!

 

Yahoo!アプリでYahoo!のトップ画面を開いた際には、約358KBが必要でした。1GB全てをこれに費やすと、約2,800回ほど開ける計算になります。

 

ニュースアプリ(Smart News)

 

ニュースアプリ「Smart News」の場合だと、トップページ全ての読み込みに約3MBの容量が必要でした。

 

つまり、1GB全てをこのアプリを開くのに使うと、約330回ほど開ける計算になります。もちろん、各ニュースのページを開くのにはさらに通信量が必要になります。

 

②メール

 

「K-9Mail」を使用して、100文字のテキストを送信した場合には、約15.5KBの通信量を使用しました。

 

1GB全てを100文字のメール送信に使用した場合には、66,600回以上送信できる計算になります。

 

③動画・音楽

YouTube(画質720p)

 

720pの画質で4分の動画を再生した際の通信量は約36MBであり、1GBには27回ほどで達してしまいます。

 

YouTube(画質360p)

 

動画の場合は「画質」の要素が強く現れます。前述の半分になる「360p」で同じく4分再生すると約18MBになりますので、1GBは約55回で埋まります。

 

LINE MUSICのストリーミング再生

 

LINE MUSICのような音楽再生についても、その「音質」が通信量を大きく左右します。

 

4分半ほどの音楽を再生した場合、低音質だと約4MB、中音質の場合は約10MB、高音質の場合は約16MBとなります。低音質なら約250回、中音質なら100回弱、高音質だと60回ほどで1GBに達します。

 

④人気アプリ

LINE(メッセージ)

 

次に「LINE」でのやり取りに際してのデータ通信量について解説していきます。

 

LINEで100文字のテキストを送信した際の通信量は約3.5KBであり、これなら1GBでも29,000回以上は送信することができます。

 

LINE(写真送信)

 

LINEで「写真(画像データ)」を送信する場合には、テキストのみの場合に比べて通信量を必要とします。

 

写真1枚あたりに必要な通信量は100~200KB程度であり、200KBだと5,000回で1GBに達します。

 

Twitter

 

次に「Twitter」についてです。まず、トップ画面を開く際には183KBほど必要になります。

 

これだけなら大した通信量にはなりませんが、タイムラインを10個さかのぼるだけで約2MBの通信量が発生します。タイムラインをさかのぼる機会が多いほどに、1GBの容量では心もとなくなってきます。

 

cookpad

 

最後に「cookpad」についてです。これはトップ画面を開くだけでも約500KBの通信量が必要になります。

 

1GBであれば2,000回は開ける計算になりますので、そう不便は感じないかもしれませんが、あまり無駄遣いはできませんね。

 

⑤地図アプリ

 

次は「地図アプリ」なのですが、これは「検索する場所」によって通信量が異なるという特徴があります。

 

「建物」「ランドマーク」などの、表記するデータが密集するような都心部などの場合には、1回の検索で500KBほど必要になります。

 

一方、そうでもない場所であれば、1回あたり100KBほどで検索できます。500KBなら2,000回、100KBならば10,000回は検索できる計算になります。

 

このように、各種アプリなどの使用においては、単純にその種類ごとに通信量の目安があるだけではなく、使用する条件(動画の画質や音声の音質など)によっても異なるということがわかります。

 

この点も、使用量の目安にしたり、通信量を節約するための方法として活用することができます。

 

格安SIMのデータ通信量節約術 「低速通信」

 

上記までのデータで、今まで自分が利用していた通信方法やアプリの使用などに必要な通信量がある程度は理解できたと思います。

 

しかし、スマートフォンを利用するたびに「これは何分で◯KB」「これは1回あたり◯KBだから」というように、複数のアプリ等を使用するにあたってはその都度その通信量を把握することなど不可能です。

 

単一の目的のためだけにスマートフォンを持つということは現実的ではなく、どうしても通信量のことを把握しきれない上に、堅苦しくなってしまいます。

 

その対策として「低速通信への切り替え」という通信量の節約術があります。これは手動で通信速度を高速から低速に切り替えることで、毎月のデータ通信量の制限量に関係しない通信を低速で行うことができるという機能です。

 

これを使い分けることによって、高速通信が必要な場面では思う存分高速通信で、そうでもない場面では低速通信に切り替えて通信量の制限量を節約するという方法が利用できます。

 

ただし、全てのMVNOでこの機能が利用できるわけではありません。

 

主要なMVNOの中では「BIGLOBE SIM」「DTI SIM」「NifMO」「U-mobile」「ぷららモバイルLTE」には、通信速度を切り替える機能が利用できません。

 

逆に、通信速度の切り替えを行えるMVNOとしては、「b-mobile」「BB.exiteモバイル」「DMM mobile」「FREETEL」「mineo」「IIJmio」「OCNモバイルONE」「楽天モバイル」といったMVNOがあります。

 

ただし、この中で「b-mobile」は、追加購入した分のみ切り替えが可能という特徴があります。

 

通信速度の切り替えには専用のアプリを使用するのですが、BB.exiteモバイルだけは公式のアプリがなく(非公式ならある)、Webでの切り替えを行う必要があります。

 

もう一つの方法として「バースト転送」という方法があります。

 

これは、「低速制限がかかっている状態でも通信の開始数秒間だけ高速通信ができる」という機能です。

 

この機能に関しては、公表しているのが「DMM mobile」と「IIJmio」の2社、公表こそしていないものの「mineo」でもこの機能が利用できるとされています。

 

読み込み時間の長くなる動画などの通信には適しませんが、通信量がもともと少ないネットサーフィン時にはそれなりに重宝する機能となります。

 

動画視聴などの通信量の多くなるアプリなどの使用頻度が高いヘビーユーザーでない限りは、この機能を使うことで要領の少ない1GBプランでもある程度は快適な利用が可能になります。

 

おすすめのMVNO(1GBプラン)を紹介

 

次に、1GBでの契約をする際におすすめのMVNOとプランを、簡単にですが紹介していきます。

 

上記までで「1GBでも十分に使っていけるな」と思ったら、これらのMVNOを視野に入れて見てはいかがでしょうか。

 

DMM mobile

 

まずは、業界最安値をずっと守り続けてきた「DMM mobile」です。

 

このMVNOは「MVNE」としてIIJを利用しており、機能面においてIIJに酷似しているという特徴があります。

 

また、前述の「バースト」の機能が利用できるMVNOであるというポイントも無視できません。

 

また、1GB以外にも数多くのプランが用意されているMVNOでもあります。その全プランで業界最安値を目標とすることを宣言しているため、値段面で見れば1GB以外のプランにも魅力を感じるMVNOでもあります。

 

ただし、低速通信時には3日間で366MB以上を使用すると、さらに通信速度が低下するというデメリットが有ります。

 

FREETEL

 

次に紹介するのは「FREETEL」です。FREETELは使用したデータ量に応じて月額料金が変化するという特徴があります。通信速度が速めであることも魅力の一つです。

 

FREETELには、DMM mobileのような「バースト転送」の機能が存在しないので、1GBギリギリにならないような、それ未満の通信量を維持できる場合にはおすすめできるMVNOです。

 

なお、毎月の通信量が高速モードで100MB未満の場合には、月額300円程度で済むので経済的です。

 

mineo

 

次に紹介するのは「mineo」です。このMVNOは「au系」「ドコモ系」の両方の格安SIMを提供していることでも有名です。

 

通信速度は速い部類です。1GBのプランでの毎月の料金は他のMVNOに比べると割高になりますが、「家族割」などの各種割引サービスを利用することでお得に利用することができます。

 

また、家族での利用であれば、データ容量を家族間で共有することのできる「パケットシェア」を利用できます。

 

家族以外でも「パケットギフト」などの機能もあり、他にもさまざまなサービス内容が充実しています。単純な通信速度と料金の安さでは測れないメリットが有る、サービス面で選びたいMVNOであると言えます。

 

U-mobile

 

最後に紹介するのは「U-mobile」です。このMVNOは月額料金が高めですが、利用したデータ通信量に応じて料金が変化する「ダブルフィックス」というプランで1GB未満の利用だと少しお得になります。

 

なお、上記のMVNOに比べると通信速度は遅めになります。

 

このMVNOの強みは「プラン内容」です。音楽配信サービス「スマホでUSEN」がセットになっているプランや、LTE使い放題のプランなど、サービス内容にオリジナル性が強いプランが多数用意されています。

 

データ容量1GBプランを選ぶ際の注意点

 

格安SIMの契約を1GBのプランで行う場合には、いくつか注意しなければならないポイントが有ります。

 

月額料金を安くするためには、他のプラン以上に気をつけなければならないポイントが多いのです。

 

音声通話はデータ通信量に影響しない

 

各種プランには「通話SIM」と「データ通信のみのSIM」という2種類があります。通話SIMでないと音声通話ができませんが、この「音声通話による通信」は、データ通信量には影響しません。

 

音声通話にはそれ専用の料金設定が存在しますが、いくら電話をしようとも1GBのデータ通信量の制限には影響しません。

 

ただし、「LINEの音声通話」や「電話アプリ」などのように、通常とは異なる音声通話手段を用いた場合には、データ通信量を消費します。

 

なので、データSIMを契約した場合でこれらの方法で音声通話を行う場合には、データ通信量がそれなりに必要になるということを理解しておきましょう。

 

データ容量を使い切った場合の解決方法を確認

 

次に「データ容量を使いきった場合の解決方法」について、きちんと確認しておくことです。

 

この点は、契約するMVNOや格安SIMをのプランによって異なりますので、契約前にしっかりと確認しておきましょう。

 

具体的な方法としては「データ容量を追加で購入する」「バースト転送機能で凌ぐ」「Wi-Fiを駆使する」といった方法があります。

 

特に、MVNOに固有の条件については、契約後に個人の努力ではどうしようもありません。

 

低速通信になっても良いというのであればまだしも、高速通信でないとストレスが溜まるようなスマートフォンの運用方法を行っている場合だとせっかくの格安SIMも魅力が半減しますし、困る場面だって多くなります。

 

なるべく「Wi-Fi接続」を心掛けよう!

 

前述の、スマートフォンの通信で利用するさまざまなデータ通信量の目安で、すでにご理解いただいていると思います。

 

今まで何気なく使ってきたアプリや通信に、それなりの通信量が必要であることにおいて、格安SIMでの最低水準の「1GB」という要領は、往々にして不足してしまう可能性が高くなります。

 

今はそうでないとしても次第に通信に対する需要が変化することで1GBでは足りなくなる可能性があります。

 

特に、バースト転送機能が利用できないMVNOの場合だと、低速になった際に不便が生じる可能性が高くなります。

 

その対策として「Wi-Fi接続」という方法があります。Wi-Fi接続を行っている場合だと、その間のデータ通信はプランの通信量制限に影響しません。

 

つまり、Wi-Fi接続をしている状態での通信は、いくら動画や音楽、ページ表示を行っても1GBの制限には全く影響しないのです。

 

自宅でのWi-Fi接続だけでなく、外出先でもWi-Fiスポットを提供している店舗や施設が数多く存在します。

 

何か膨大な通信量を必要とするアクションを行う際には、Wi-Fiスポットを見つけて通信を行うように心がけましょう。

 

まとめ

 

1GBというプランは、ほとんどのMVNOのプランの中で最安値となり、値段の面だけで見れば格安SIMの醍醐味であると言えます。

 

しかし、モバイル通信が1GBまでしか高速通信できないというポイントは、ヘビーユーザーにとってはストレスとなる可能性もある点には注意が必要です。

 

ヘビーユーザーでない場合でも、うっかり1GBに達してしまって、しばらく低速通信しかできなくなってしまうと何かと不便です。

 

なので、自分が使用するデータ通信がそれぞれどの程度の通信量を持つのか、通信量を節約するためにはどんなことが必要なのかということを、あらかじめ十分に理解しておくことが、1GBプランとの上手な付き合い方と言えます。

 

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