格安SIMではLINEの「年齢認証」ができない?

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LINEでは、「ID検索」という機能があり、ユーザーを探すことが出来ます。

 

こうすることでLINEのコミュニケーションの相手を探して登録することで、いつでも相手に連絡をとることができます。

 

しかし、この機能を利用するためには「年齢確認」を行う必要があります。

 

LINEの「年齢確認」って?

 

なぜ、検索に年齢確認を行う必要があるのか、それは「未成年への犯罪を防ぐため」にあります。スマートフォンの普及が進む中で、未成年もスマートフォンを保有する人数が増えています。

 

スマートフォンユーザーの多くはLINEを利用していますので、未成年のLINE利用者も多いということになります。実に100万人以上もの未成年ユーザーが、LINEの世界には含まれているのです。

 

残念な話ではあるのですが、世の中にはLINEを利用している未成年を利用して犯罪を行おうとしている人がいるのです。LINEのID検索を用いて未成年に狙いをつけ、お金の話などを含めて罠にかけようとするのです。

 

実際に、LINEを悪用した犯罪の手口は、当時のニュースや新聞を騒がせていたものです。

 

相次ぐ「LINEを利用しての未成年を狙った犯罪」の増加を受け、未成年のID検索を行えなくするために年齢確認をしなければID検索を利用できないようにしたのです。

 

LINEの「年齢認証」と「ID検索」の関係

 

LINEのID検索機能は、年齢確認が行われた状態でないと利用することが出来ません。これには2つの見方があります。

 

まず、「こちらからID検索をかける立場」での影響です。例えばインターネットを利用してWEBサイトを探す際には、検索ボックスにキーワードを入力して、そのキーワードに対応したWEBサイトをズラーっと表示します。

 

この時、WEBサイトが表示されているものをLINEのIDに置き換えるとイメージしやすいと思います。年齢確認ができていない状態では、検索の機能自体が使えないのです。

 

もう一つは「ID検索の結果に自分のIDが表示されない」ということです。上記の例で言えば、例えば「スマートフォン」で検索をかけると、スマートフォンに関するWEBサイトが羅列します。

 

年齢確認ができていない場合には、検索結果に自分のIDが表示されません。つまり検索結果に表示されるWEBサイトから、自分の運営するホームページやブログを表示しないようにするようなものです。

 

自分が検索をかける立場でも、検索をかけられる立場であっても、年齢確認が行われていない場合にはどちらも自分がそこから除外されるのです。こうすることで、未成年のLINEユーザーを守っているのです。

 

格安SIMではLINEの「年齢確認」ができない?

 

さて、未成年を犯罪から守るという観点において、この機能は十分に役立っています。では、そもそもどのようにして年齢確認を行っているのでしょうか。その鍵を握るのは「大手キャリア」です。

 

LINEの年齢確認は、大手キャリアが間に入っています。格安SIMのユーザーは大手キャリアと契約していないので、ここで躓いてしまいます。ユーザーが18歳以上であったとしても、年齢確認の手続きを利用できないのでID検索が利用できないのです。

 

LINE自体は使える

 

とは言え、LINEそのものは利用することが出来ます。別記事でも解説していますが、格安SIMでもLINEの機能はほぼ十全に利用することが出来、追加料金を取られたり一部の機能に制限がかけられるということはありません。

 

しかし、ID検索の機能だけは別です。格安SIMのユーザーは、LINEのID検索機能だけは絶対に利用することが出来ないのです。格安SIMのユーザーだけ対象としてID検索の機能にロックをかける、そのような芸当は現時点では出来ません。

 

実際にID検索機能を使うためのボタンをタップすることは出来ます。

 

しかし、その「入り口」の部分で問題が発生するのです。

 

「年齢認証」はできない

 

通常、LINEでID検索を行う際には、年齢確認のために大手キャリアのログインを求められます。LINEに直接ではなく、大手キャリアがユーザーの年齢を証明するという形をとります。

 

大手キャリアはユーザーの情報を保有しているので、IDとパスワードさえ確認できれば、年齢確認も出来るのです。

 

この「ユーザー」→「大手キャリア」→「LINE」という年齢確認の仕組みは、格安SIMにとって問題が生じる方法なのです。格安SIMはいわゆる「MVNO」であり、大手キャリアとの契約ではありません。

 

ということは、大手キャリアの認証に必要なIDとパスワードを保有していないことになるので、年齢確認を行えないのです。要するに「身分証明書」を発行してもらえない状態であるということなのです。

 

最近だと、ドコモIDがオープンになっており、ドコモの契約者ではないMVNO利用者でもドコモIDを持つことが出来るようになりました。実際に、そのIDで年齢確認の画面をパスすることは出来ます。

 

しかし、その後の接続先がMVNOサーバーになるため、エラーが発生してその後の手続が継続されないのです。

 

「ID検索」が使えない

 

ID検索を利用するためには、年齢確認を行う必要があります。しかし、LINEとユーザーの間で直接の情報のやり取りを行うことはなく、大手キャリアを間に挟むことで年齢確認を行っています。

 

格安SIMの場合は大手キャリアと契約していないので、年齢確認を行うことが出来ずに、ID検索の機能を利用することが出来ないのです。

 

実際に18歳を超える年齢のユーザーであっても、それをLINEに直接照明する手段は、現時点では存在しません。

 

大手キャリアが、IDとパスワードを確認することで顧客情報からその人が18歳以上であることを証明し、SMSに認証番号を送ることでLINEが年齢確認を行えるという仕組みです。

 

現実世界では、様々な場面で身分証明書によって年齢確認を行えることが多いです。この場合で言えば、年齢確認のための書類を確認してくれる「受付」のような役割を、大手キャリアが行ってくれているのです。

 

確認が完了したら、認証番号という「鍵」をユーザーに渡し、その鍵を使ってID検索に賭けられているロックを解除するというイメージでしょうか。

 

格安SIMの利用者は、身分証明書を持っていない、もしくは大手キャリアの受付まで辿りつけないから、鍵をもらえずにID検索のロックを外せないのです。いくら身分証明書を持っていても、大手キャリアの受付をクリアできないから、その後の手続きも出来ないのです。

 

この一連の仕組みに回り道や裏ワザは存在せず、そのため格安SIMのユーザーはID検索を利用できないのです。

 

長くなりましたが、要するに「格安SIMのユーザーは、18歳以上であってもID検索は利用できない」ということになります。

 

格安SIMでLINEの「ID検索」の代わりとなる方法

 

しかし、ID検索をかけられないと、それを利用してユーザーを探すことができなくなります。そうなると、LINEを利用してコミュニケーションを利用することが難しくなります。

 

なので、「普通にID検索を利用して」という方法以外で、この問題を解決する必要があります。

 

①PC版LINEの旧バージョンを利用する

 

まず、最初の方法として「PC版LINEの“旧バージョン”を利用する」という方法です。具体的な方法等については下記で説明していきますが、「普通の方法ではない」ということは十分に理解しておきましょう。

 

方法

 

まず、パソコンに旧バージョンのLINEアプリをインストールします。LINEを起動し、設定の画面にある「IDによる友達追加を許可」の部分にチェックを入れます。

 

この操作、大手キャリアであればスマートフォンでも当然ながら可能です。ここにチェックが入っていることで、「他人がID検索をかけた時に自分のIDが表示される」という状態になります。

 

つまり「受け身」の方のID検索の立場を有効にするということになります。しかし、年齢確認が行われていない状態だと、ここにチェックを入れようとしてタップすると「年齢確認の画面」に移動してしまうので、チェックを入れることは出来ないのです。

 

チェックが入っている状態なら、友人や知人があなたのIDを検索し、友達登録することが可能になります。

 

相手が友達登録してくれたら、自分のLINEのアカウントで「知り合いかも?」の部分に相手のアカウントが表示されているので、これでこちらも友達登録することが可能になるのです

 

この操作によって変化した部分は、スマートフォンでLINEにログインしても継続しています。つまり、パソコンのLINEにログインしている状態で登録した友達が、スマートフォンでもそのまま残っており、チェックも入ったままです。

 

これによって、年齢確認なしでもID検索によって友達登録が可能になるのです。

 

条件

 

この方法を実践するためには、「パソコンをしばらく起動し続ける」ということが必要になります。同時に、旧バージョンのLINEも起動し続けなければなりません。

 

PC版のLINEで行った操作は、スマートフォンでLINEにログインした後でも反映されています。

 

「IDによる友だち追加を許可」のチェックも入っている状態にはなっているのですが、PC版のLINEを終了した後に一定時間経つと勝手にチェックが外れてしまう可能性が高いのです。

 

もちろん、この状態ではこちらからID検索をかけることはおろか、相手に自分のIDを検索してもらうこともできなくなってしまいます。

 

なお、パソコンとPC版LINEをずっと起動していても、数時間ほどで勝手にチェックが外れてしまうようです。

 

こういった問題があるので、外出先でスマホ版LINEを起動する際には、チェックを入れておくことが難しくなってしまいます。

 

対抗策としては、スマートフォンでパソコンを遠隔操作できるアプリ等で、PC版LINEをインストールしているパソコンを外出先で操作出来るようにしておきます。これなら、任意のタイミングでパソコンの画面を操作してチェックを入れることが出来ます。

 

しかし、この方法は「PC版LINEをインストールしているパソコンをずっと起動し続けておく」ことが必要になります。もしくは、操作するタイミングで自宅に居る家族に連絡を入れてパソコンの電源を入れてもらうという方法もあります。

 

どちらにせよ、条件が限られてしまうため、あまり使い勝手の良い方法とも言えません。

 

もちろん、方法としては有効な手段ではあるので、「どうしても」という時には使ってみても良いかもしれません。

 

理由

 

さて、先程から「旧バージョンのPC版LINE」という単語を何度か使っています。ソフトウェアやアプリには、バージョンアップという要素があり、その一番新しいバージョンが「最新のアプリ」ということになります。

 

PC版LINEの場合、最新のバージョンのLINEを使って上記の方法を実践することは出来ないのです。

 

なぜなら、最新バージョンのPC版LINEでは、ID検索に関する許可の項目自体がなくなっている、つまり操作できない状態にあるからです。そのため、旧バージョンのPC版LINEをパソコンにインストールする必要があるのです。

 

公式サイト以外の場所でしたら、最新バージョンだけでなく旧バージョンのLINEをダウンロードすることも出来ます。つまり、この方法は公式では認められていない方法ということになるのです。あくまでも「自己責任」で実践するようにお願いします。

 

②LINEの「自分専用URL」を発行する

 

他人に自分のLINEのIDを教えて検索してもらっても、許可がなされていないので検索結果には表示されません。

 

これでは、どんな方法を使っても友達登録できないように思えるかもしれませんが、上記のPC版LINEを使わない方法で友達登録を実行することも出来ます。それは「自分専用URL」を発行することです。

 

LINEの機能の中には、招待用のURLを発行する方法があります。これをSMSやメールで送信することで、他人に自分を友達登録してもらい、自分はその後に友達登録をするという方法があります。

 

しかし、この方法はあくまでも「電話番号(SMS用)」もしくは「メールアドレス」を知っている人にしか利用できません。URLの記載されているテキストを送る必要があり、そのためには電話番号かメールアドレスを知る必要があります。

 

それに、相手が目の前にいるのに、わざわざ相手の番号やアドレスを聞き、そこ宛にメッセージを送信し、というのは手間です。しかし、この手順を一つ飛ばすことが出来ます。

 

この方法は、「相手にURLを知ってもらう」という方法を第一に行います。つまり、SMSやメールでURL付きのテキストを送信することです。この手順、実はそのURLを相手に直接教えて、そこにアクセスしてもらうことでスキップすることが出来ます。

 

相手はそのURLにアクセスすれば良いだけなので、SMSやメールでメッセージを受け取る必要が無いのです。

 

もう一つ、この「自分用のURL」ですが、同じアカウントの場合は何度発行しても同じURLになります。

 

なので、そのURLを何らかの媒体に記録して持ち歩けるようにしておけば、外出先で友達登録の必要性がある場合にLINEのIDの代わりにそのURLを教えることで、友達登録が可能になります。

 

こうすることで、相手は「LINEのIDを入力する」という手順が「URLを入力する」という手順に変わるだけなので、労力や使い勝手があまり変化しないのです。

 

上記のパソコンを使った方法に比べて、パソコンや家族の強力を必要としないので非常に取り回しが良い方法であると言えます。

 

別に大手キャリアのSIMカードを用意して、それで「年齢認証」する

 

上記の方法とは異なる、もう一つの方法があるのですが、これについては本当に「自己責任」でお願いします。

 

方法があるということで解説させていただきますが、この方法は決してまっとうな方法とは言い難いため、本当に「最後の手段」として実践するようにお願いします。

 

また、この方法は他のスマホユーザー(大手キャリアのSIMを契約している人)の協力が不可欠です。

 

そのため、その人には事前にきちんと「こういった目的で使用する」ということを説明してから実践してください。ただ単に「貸して欲しい」と言うだけでは、後のトラブルの原因にもなります。

 

これらを十分にご理解いただいた上で、以下の内容を読んでいただければと思います。何度も言いますが「自己責任」でお願いします。

 

①大手キャリア(docomo/au/SoftBank)のSIMカードを用意する

 

まず、大手キャリアのSIMカードを用意する必要があります。用意といっても、今回は「18歳以上の〈LINEを使わない家族の人」もしくは「LINEをFacebook認証で済ましている友達」から、大手キャリアのSIMカードを借りる方法になります。

 

もしくは、大手キャリアがドコモの場合だけ、SIMカードを借りなくても、「ドコモID」と「パスワード」だけで年齢認証をクリアできます。上記とは異なり、ドコモが契約者情報を保有しているので、年齢認証のエラーが生じません。

 

LINEをアンイストールしたり、データを消去しないかぎりは、ずっと格安SIMのままでID検索を行うことが出来るようになります

 

②格安SIMカードを抜いて、借りたキャリアのSIMカードを端末に差す

 

まず、格安SIMを差した状態でLINEにログインします。ログインしている状態で、一旦スマートフォンの電源をオフにします。電源が切れたことを確認したら、借り受けたキャリアSIMを格安SIMと差し替えます。

 

③LINEの「年齢確認」手続きをする

 

次に、いよいよ年齢確認の場面になります。方法としては、「設定」「年齢確認」「年齢認証結果」の順で操作するか、もしくは「プロイール設定」「IDによる友だち追加を許可」をタップするという手順で、年齢確認の画面へと移行します。

 

年齢確認のウインドウが表示されたら「年齢認証する」をタップします。表示された画面に指示に従い、必要事項を入力します。その情報はSIMカードを借りている人しか知らない情報ですので、入力してもらうか、教えてもらって入力しましょう。

 

問題なく認証が完了すれば、ID検索を有効化することが出来ます。念のため、「年齢認証結果」が「ID検索可」、および「IDによる友だち追加を許可」にチェックが入っていることを確認しましょう。

 

④借りたSIMカードを返却する

 

確認が完了したら、再びスマートフォンの電源をオフにします。電源が切れたことを確認したら、差していたキャリアSIMカードを取り出して返却します。その後、格安SIMに差し替え、スマートフォンの電源を入れます。

 

その状態でも、年齢認証結果やIDによるの部分のチェックが入っていることを確認しましょう。また、可能であればその場でその機能を実際に使えるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

 

一連の作業には2回のSIMカード差し替えが生じるので、その際に落としたり紛失したりしないように、細心の注意を払って作業しましょう。

 

大手キャリアのSIMカードを返却後、格安SIMを差している状態でもID検索の機能は使い続けることが出来ます。

 

しかし、この状態は実に不安定です。いつ、どんなタイミングで再度、年齢認証を求められるか分かりません。その時になって再度、大手キャリアのSIMカードを借りられるとも限りません。

 

実際の所、MVNOの契約には「クレジットカード登録」が必要なことがほとんどであり、クレジットカードを持っているということは「18歳以上」であると証明できているはずなのです。

 

つまり、格安SIMを契約しているということは、その時点で年齢確認は済んでいると言えるのです。

 

この点に関しては、今後の「年齢認証制度」の変更を待ってみるのも良いでしょう。上記の方法は企業が推奨しているような方法ではなく、「裏ワザ」もしくは「脱獄」といった方法です。

 

決して当方がオススメしている方法ではないということだけは、十分にご理解ください。

 

「格安SIMでも年齢認証をする方法」というものは、どれも基本的には「まっとうな方法ではない」ということを念頭に置いてください。

 

どんな方法であれ、それは「自己責任」であり、どんな不具合が起きるか分かりません。他人を巻き込んだ場合、その人も何らかのデメリットが生じる可能性があることも理解しましょう。

 

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