LINEの格安SIMが遂に登場!「LINE MOBILE」についての詳細

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2016年夏、スマートフォンで高い知名度を誇る「LINE」から「LINE MOBILE」の提供がスタートします。

 

この記事の執筆時点では2016年の5月末ですので、あと数ヶ月というラインに立っていることになります。その中身についても、これから徐々に追加で公開されることが予想されます。

 

「LINE MOBILE」とは?

 

さて、そもそも「LINE MOBILEとは何か?」とお思いの方も多いと思いますので簡単に解説しますと、LINE MOBILEは「LINE株式会社がMVNOとして運営する『格安SIM』」のことです。

 

格安SIMは、スマートフォンの通信料が安くなるSIMの契約であり、それをLINEの運営会社が提供するという形になります。

 

LINE MOBILEの場合は、安さ以外にもさまざまな魅力を持っている格安SIMとして注目されています。

 

LINEに関する様々なメリットを中心として、既存のスマホユーザーだけでなく、非スマホユーザーも驚くような内容が予定されています。

 

LINEといえば、スマホユーザーでない人ですら「名前だけなら知っている」という高い知名度を持ったコミュニケーションサービスです。

 

スマートフォンユーザーであれば、ほぼ全員が知っているであろうサービスの運営会社が提供する格安SIMとなるので、LINEを利用している若い世代を中心に広く受け入れられるMVNOになるのではないかと予想されます。

 

「LINE MOBILE」の特徴

 

さて、この記事をご覧になっている方は、そんな注目のLINE MOBILEに興味をお持ちの方が多いのではないかと思います。

 

中には

「もし、自分にとってお得なら、契約しようかな?」

「LINEをよく使っているし、LINEが便利に使えるのなら…」

と本気で思っている人も多いでしょう。

 

長く利用することになるとすれば、その中身、特徴をしっかりと理解しておきたいものです。

 

そこで、LINE MOBILEの特徴を、以下の9つのポイントに分けて解説していきたいと思います。

 

LINEの多くのサービスの利用時に発生する通信量がカウントされない!?

 

まず、LINE MOBILEを利用するユーザーは、その契約プランに制限を設けている「通信量上限」に、LINEの利用に際して発生する通信量を含めないという特徴があります。

 

通常、スマートフォンの契約においては「毎月の通信量の上限」というものが設定されています。

 

この通信量を超える通信を行うと、その後は更新のタイミングまで低速の通信速度に制限されるという仕組みになっており、スマートフォンでの快適な通信の利用が制限されてしまうのです。

 

LINE MOBILEにも、これから発表されるプランに、この「通信量の上限」が必ず設定されます。

 

しかし、LINE MOBILEの場合はLINEの利用に際して発生する通信量を、この上限の範囲に含めないという特徴を持ちます。

 

つまり、実質的に通信量を気にすることなくLINEを利用できるというメリットを持つということになります。

 

まず、LINEでのテキストトークのやり取りに通信量が関係しない点は、分かりやすいメリットであると言えます。ただ、テキストを利用したトークというものは、もともと大きな通信量を持ちません。

 

「それが通信量に含まれないからと言って」、と思われるユーザーも多いかもしれませんが、そのLINEのテキスト通信を大量に利用している「LINEのヘビーユーザー」にとっては、これは大きなメリットになります。

 

1回の通信量は少なくても、回数が多くなれば総通信量は大きなものになるからです。

 

また、この「LINEの利用」に関しては、「LINEでのトークのやり取り」「タイムライン投稿」等だけではなく、なんと「LINEの無料通話機能」も含まれているのです。

 

どれだけ通信量の多くなる無料通話機能を使ってLINEユーザー同士でコミュニケーションを図ろうとも、これが毎月の通信量の上限に影響を及ぼさないというのは、大きなポイントとなります。

 

音声通話にお金をかけることもなく、その上に通信量の制限にも触れないということは、人によっては圧倒的な魅力となります。

 

しかし、LINEの無料通話は「IP電話サービス」に分類されるという点は無視できません。

 

そのため、LINEの無料通話機能は通信環境などに大きく依存し、場合によっては通話が途切れたり、音が遅れて聞こえたりする等の、分かりやすいデメリットが多いのも特徴です。

 

人によってはこの点を嫌い、あまりLINEの無料通話を使わないということもあります。

 

そんな人の場合だと、「LINEの無料通話が通信量の制限を受けない」と言われても、そこまで大きなメリットには感じないかもしれません。

 

しかし、MVNOは、一部を除いて「通話料金が高い」という特徴を持ちます。

 

「通話定額プラン」を提供している格安SIMを除けば、格安SIMで音声通話を利用するのはコストがかかるということです。

 

LINEの場合はLINEユーザー同士であれば無料の通話を、しかも通信量の制限なしに利用できると考えれば、決して無視できるメリットではないと言えます。

 

「LINE LIVE」はデータ通信量無料の対象外

 

LINE MOBILEは、LINEに関する多くの機能について通信量に含めないという魅力を持ちます。

 

しかし、LINE MOBILEは、「LINEのすべての機能」について、その通信量を毎月の制限に加算しないというわけではありません。このLINE MOBILEが、通信量に加えないものは、「LINE LIVE」という機能です。

 

「LINE LIVE」は、いわゆる「生放送」と呼ばれるサービスです。

 

「ニコニコ動画」「YouTube」「Ustream」などが有名ですが、機材や撮影環境を整えることでリアルタイムの映像や音声を配信するサービスです。

 

このLINE LIVEにおいても同様のサービスを提供していますが、これが膨大な通信量を必要とするサービスなのです。

 

これも「通信量制限に含めない通信」として扱ってしまうと、他のユーザーへの影響が大きくなると予想されます。

 

そのため、LINE MOBILEでは、LINE LIVEの通信量はサービスに含めていないのです。

 

FacebookやTwitterも使い放題!?

 

LINE MOBILEでは、LINE以外のサービスについても使い放題が出来ると発表しています。

 

そのサービスとは、大手のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)である「ツイッター」と「Facebook」です。

 

LINE MOBILEでは、これらのサービスとパートナーシップを結び、LINEの通信に加えてこれらのサービスについても使い放題になるというサービスを含むと発表しています。

 

実際に、これらのSNSの中でデータ通信量として含まれないものとして「閲覧」と「投稿」のみが対象となっています。

 

機能が制限されるものの、これらのサービスの中核となる機能ではあるので、多くのユーザーによっては実質的にこれらのSNSの機能を使い放題にできるということになります。

 

ただし、上記のSNSと同様に高い知名度を持つSNSである「インスタグラム」については、現在の段階では「通信量に含めないサービス」には含まれていません。

 

しかし、最大手のSNSであるツイッターとFacebookが含まれてインスタグラムが含まれないのであれば、一部のユーザーにとって魅力を失ってしまう可能性もあります。

 

事実、インスタグラムについては今後の検討次第ということが発表されています。インスタグラムのヘビーユーザーにとっては、今後の発表に期待したいところです。

 

LINE MUSICで発生するデータ通信をカウントしないプランも提供予定

 

LINE MOBILEでは「LINEの利用を通信量として含めない」というサービスを発表していますが、これや上記のSNS以外にも「通信量に含めない」サービスを予定しています。

 

その対象となるのは「LINE MUSIC」です。

 

「LINE MUSIC」は、LINE株式会社が提供する「定額制オンデマンド型の音楽配信サービス」です。

 

このサービスを利用する際にも、通信量をカウントしないという「プラン」の提供が予定されているのです。

 

ストリーミング再生アプリにおいては、長時間使用すると大量の通信量が発生してしまうので、少ないデータ容量では、これを十全に利用することが出来ませんでした。

 

低速通信に切り替える事のできる格安SIMの場合は、低速通信に切り替えることで制限量に含めないという方法もありましたが、高速では利用できないということには変わりません。

 

LINE MUSICの通信量が制限にカウントされないプランを選べば、通信量の多いストリーミングサービスを利用する上で、データ容量を気にすること無く使い放題出来ます。

 

ただし、全てのプランでこのサービスを適用できるわけではなく、当然ながら通常のプランに比べて、利用料が高くなることは予想されます。

 

この点は、LINE MUSICをどれだけ使いたいか、その需要の大きさと増額される利用料の高さとのバランスによって判断する必要があります。

 

なお、LINE LIVEと同様にストリーミングサービスとして「Google Play Music」や「Apple Music」なども有名ですが、現時点ではこれらのサービスについてLINE MUSICと同様のサービスは予定されていません。

 

しかし、LINEはこの機会に多くのユーザーを取り込もうと意欲を見せているため、今後これらのサービスにも同様のサービスが適用されるプランが登場することを期待したいものです。

 

料金プランは月額500円~

 

格安SIMといえば「毎月の利用料が安くなる」ということで、インターネット上でもその知名度が高いです。

 

では、MVNOとして名乗りを上げたLINE MOBILEの場合はといえば、その利用料として予定されている金額は「500円~」です。

 

月額料金が最安値でワンコインであるというのは、節約志向のユーザーにとって大きな魅力となることでしょう。

 

しかし、一つ気になるのは「他のプランは?」ということです。要するに、「月額500円~」の「~」の部分が気になるということです。

 

先程も「LINE MUSICが使い放題になるプランを用意」ということを紹介しましたが、最低で500円のプランが有るということ以外、その最大金額も何も公開されていないのです。

 

果たして、最低金額の500円のプラン以外には、どれくらいの価格帯になるのか、今後の発表に注目したいところです。

 

ひょっとしたら、500円のプラン以外は、値段的に大した魅力を持っていない可能性もあります。この点は、金額とプラン内容のコストパフォーマンスのバランスにもよりますので、一概には言えません。

 

しかし、仮に500円のプランを利用するとしても、このプランはLINE LIVEを除く機能は通信量を気にすること無く使えますので、LIVEを除くLINEの機能をとにかく使いまくりたいというユーザーの場合は、それだけでも十分に満喫できるのではないかと思います。

 

「LINE MOBILE」のサポート体制は、LINEのチャットを利用

 

さて、LINEはMVNOとして名乗りを上げたわけですが、気になるのは「サポート体制」についてです。

 

何かトラブルが生じた時に、どういった形でサポートを行ってくれるのか、特にスマートフォンやLINEに詳しくないユーザーにとっては死活問題となります。

 

LINE MOBILEでのサポート体制は、「LINEのチャット機能」を利用することが予定されています。

 

このサービスは「電話以外の方法でサポートを受けたい」というユーザーにとって大きなメリットとなります。

 

電話での音声通話によってサポートを受けるのは、どうにも気恥ずかしかったり、緊張して聞きたいことをきちんと聞けないという人も少なくありません。

 

しかし、テキストメッセージでの情報のやり取りとなるチャット機能でのサポートであれば、ゆっくりと情報のやり取りをしながら落ち着いてサポートを受けられます。

 

「LINEならでは」というパフォーマンス的な意味合いだけでなく、テキストメッセージによるサポートという利便性を含んだ、面白さと実用性を併せ持ったサポートサービスであると言えるでしょう。

 

格安SIMなのにLINEの「年齢認証」ができる!?

 

この特徴は、ひょっとしたら今まで格安SIMを利用してきたユーザーにとって「目からうろこ」のような特徴になるかもしれません。

 

LINE MOBILEは、格安SIMでありながら「年齢認証ができる」という特徴を持ちます。この特徴は、LINEユーザーにとっても大きなメリットになるのです。

 

そもそも「年齢認証」とは何かと言えば、簡単に言えばLINEの「ID検索」を利用したい時に必要になる操作です。

 

LINEを利用した犯罪の増加を受け、数年前に年齢認証を必要とする仕様に変わりました。年齢認証で18歳以上であると証明しないかぎり、ID検索を利用することは出来ません。

 

ここで問題となるのは、今までは「大手キャリア」の契約者しか、年齢認証をすることが出来なかったことです。

 

年齢認証の方法は、大手キャリアが保有する「顧客情報」を元に、そのユーザーの年齢を確認する方法をとっていました。

 

なので、顧客情報を大手キャリア以外の企業が保有している状態では、年齢認証を行うことが出来なかったのです。つまり、年齢認証が出来ない以上、ID検索機能を使って友だち追加をすることができませんでした。

 

しかし、LINE MOBILEの場合はこの問題を解消しているのです。ある意味では「当然なこと」ではあるのですが、LINE MOBILEの場合はSIMの契約対象がLINEの運営会社です。

 

したがって、LINEは自社の顧客情報からLINE MOBILEの契約者の情報を参照して、年齢認証をすることが可能なので、MVNOでありながら、年齢認証もできる格安スマホが誕生するというわけです。

 

現状、「裏ワザ」的な立ち位置で、いくつかの「格安SIMでも年齢認証を行う方法」や「年齢認証をしなくてもID検索機能を利用する方法」というものは存在しています。

 

しかし、結局は「裏ワザ」であり、安定性も安全性も確保されていない方法なので、どのような不具合が生じるかわかりません。

 

LINE MOBILEの場合は運営会社が公式にOKを出している方法なので、最初は何らかの不具合が生じるかもしれませんが、格段に安定かつ安全な方法で年齢認証およびID検索機能を利用することが出来ます。

 

もし、何らかの不具合が生じても、チャット機能を使ったサポートを利用できるので、速やかにトラブルシューティングを完了させることが出来る点も無視できません。

 

SIMカードとの端末セットも販売の可能性あり

 

確立した情報ではないのですが、LINE MOBILEはサービス提供と同時、もしくはサービス提供開始後に「SIMカード+スマートフォン」のセット販売をする可能性もあります。

 

現時点では、その点については明確な情報が公開されていません。

 

しかし、公式では「期待できる」というコメントが発表されています。つまり「可能性としては十分に考えられる」ということになります。

 

セット販売ではない場合、「SIMカード」と「スマートフォン(端末)」を別々に用意する必要があります。

 

そのため、SIMカードと端末の相性次第では、何らかの不具合が生じる可能性もあるのです。特にSIMカードのサイズを間違えると致命的で、余計な手間を必要とする事になります。

 

しかし、「セット販売」の場合は「これで問題なく使えます」というセット内容が手に入ることになります。

 

まさか、セットで販売しておきながらSIMカードと端末の相性が良くない、問題の発生する組み合わせのはずがありません。

 

セット販売で購入する以上、組み合わせによって何らかのトラブルが発生することは考えられません(機械の初期不良や最初期のトラブル等は発生し得るが)。

 

LINE MOBILEの契約を考える際に、この機会にガラケーから乗り換える、または今使っている端末から新端末に乗り換えようと思っているユーザーにとって、ベストマッチな購入方法となる可能性が高いのです。

 

また、別々に購入するよりも値段が安かったり、何か付属品が無料で入手出来たりするなどの特典がある可能性も考えれば、セット販売が採用されれば恩恵を受けられるユーザーも多いのではないかと思います。

 

通信回線はdocomo系MVNOとして

 

格安SIMは、自社で回線を保有するのではなく、大手キャリアの回線を利用する形になります。

 

LINE MOBILEの場合、利用する回線は「docomo」の回線です。ただし、直接の接続ではなく、他社のMVNOが利用する回線を借り受けてユーザーにSIMを提供するという形になります。

 

しかし、「どこのMVNOから回線を借りるのか?」ということについては、現時点では公表されていません。

 

ここが少しネックなのですが、「利用するMVNOによって通信速度に違いがある」という特徴があります。同じdocomo系回線を使っていても、MVNOから借り受ける場合は借り受け元となるMVNOによって通信速度に差が生じるのです。

 

LINE MOBILEは、月額500円から利用することが出来ます。しかし、現時点では上記の事情があり、詳しい通信速度について言及されておらず、確定した情報が存在していません。

 

なので、果たして500円という数字は、どれくらいの通信環境に対して支払うべき対価となるのか、未だにはっきりとしていないのです。

 

ユーザーとしては、可能な限り通信速度の安定するMVNOを選んでもらいたいものですが、この点ばかりはLINEの判断に委ねるしかありません。

 

まとめ

 

以上のように、LINE MOBILEは現時点でわかっている範囲においては、

 

「LINEを使い放題」

「ツイッターやFacebookも使い放題」

「年齢認証とID検索ができる」

 

など、さまざまな魅力を持った格安SIMであると評価できます。

 

月額500円からという安い料金体制に魅力を感じるユーザーも多く、できるだけスマートフォンの利用にお金をかけたくないユーザーにとって嬉しいサービスが提供されることが予想されます。

 

しかし、サービス提供まで数ヶ月を予定している現時点で、はっきりとしていない情報が多いことも事実です。

 

場合によっては、既存の情報で公表されているメリットを相殺するようなデメリットが隠されている可能性も十分に考えられます。

 

LINEを信用していないというわけではありませんが、わからない部分を無視してカタログスペックを決めることは危険過ぎます。

 

LINE MOBILEに魅力を感じる方、本格的に乗り換えを考えている方は、今後のLINEからの公式発表に注目するようにしましょう。

 

一気に情報を知ろうとするより、少しずつ情報を蓄積していったほうがしっかりと理解できます。公式サイトや情報誌などをこまめに確認し、LINE MOBILEの今後に注目しましょう。

 

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