格安SIMに乗り換えた場合「キャリアメール」は引き継ぎできるの?

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MVNOに乗り換えた場合キャリアメールは使えなくなる!

大手キャリアでの契約でスマートフォンを使うと、毎月の基本料金だけでそれなりの金額になってしまいます。長く使い続けることになる以上、可能な限り毎月の出費を抑えたくなるはずです。

その打開策として「格安SIM」という方法があります。

 

格安SIMに乗り換えることで、毎月のスマートフォンの料金を「半分~3分の1」まで下げることもできます。ですが、格安SIMも万能ではありません。

いくつかのデメリットがありますが、その中に「キャリアメールが使えなくなる」ということが挙げられます。

 

docomoやau、SoftBankで契約している場合、各キャリアが提供しているメールサービスを利用することができます。

しかし、格安SIMに乗り換えることで契約先はMVNOになり、大手キャリアとの契約は解約されていますので、キャリアが提供しているメールサービスは利用できなくなるのです。

当然ながら、メールサービスに登録されているデータの引き継ぎもできません。個別の設定については、後述の代替案を実行する上で、設定し直す必要があります。

 

格安SIMを利用する場合はフリーメールで代用しよう

格安SIMでは、キャリアメールを利用することができなくなります。ですが、メールの送受信そのものができなくなるというわけではありません。

キャリアメールが使えないのであれば、別の方法でメールを利用すればよいのです。その方法こそが「フリーメール」です。

 

フリーメールとは

フリーメールとは、メールアドレス等の登録だけで利用することができる、無料のメールサービスのことです。

キャリアメールが「そのキャリアに契約していることが条件」となっているのに対して、フリーメールは無料登録をするだけで利用することができます。

 

一般的に、メールアドレスを登録することで認証を行い、登録することで利用を開始できます。そのため、格安SIMに乗り換える前に、つまりキャリアメールが使えるうちにフリーメールに登録しておくことがおすすめです。

また、キャリアメールのアドレスに連絡してくる知人がいる場合、その人達にフリーメールのアドレスを通知すると共に、キャリアメールのアドレスは使えなくなるのでフリーメールの方に連絡するように通知しておく必要があります。

 

Gmail

フリーメールとしてまず思い浮かぶのは、おそらく「Gmail」でしょう。インターネット最大手のGoogleが提供しているフリーメールサービスであり、フリーメールの代名詞とも呼べます。

利用者が多いということで、迷惑メール対策などのユーザー向けのサービス向上が目立つフリーメールです。フリーメールに悩んだら、とりあえずGmailを選んでおけば間違いないといえます。

 

Yahoo!メール

Gmailに次いで人気が高いフリーメールは、「Yahoo!メール」であると言えます。

Gmailが海外企業提供のメールサービスなのに対して、Yahoo!メールは日本企業の提供しているメールサービスであり、日本人向けのサービスを提供しているところが特徴です。

他サービスとの提携や容量の点ではGmailに劣りますが、複数のアドレスを持つことができるという点も大きなメリットとなります。

懸賞の応募など、後のメール受信が多くなるサービスの利用を考えて、サブメールとしてアドレスを保有しておくこともおすすめです。

 

Outlook

上記の2サービスに比べると知名度は劣りますが、「Outlook」もフリーメールとして優秀なサービスであるといえます。

最大のメリットは、これがマイクロソフト社の提供しているメールサービスであり、マイクロソフトが提供している表計算ソフト等との連携がスムーズに行えるという点です。

仕事等でワードなどを多用し、それをメールで送信する機会が多いのであれば、選択肢として十分に機能してくれるはずです。

 

選択しとしての優先順位は、上記の「Gmail」と「Yahoo!メール」の方が高いと言えます。知名度が高く、ユーザー数が多いことで不具合の修正も素早く、安心感があります。

だからといって「Outlook」が劣っているということではありません。前述の「マイクロソフトのソフトとの連携」というメリットは、特に仕事でスマートフォンおよびメールを利用する機会が多い人にとっては有益なサービスと言えます。

 

格安SIMでフリーメールを活用する際の注意点

格安SIMでフリーメールを利用するにあたっては、注意しなければならないポイントが有ります。

それは「送信先の端末での設定」によるものです。具体的には「PCメールの受信拒否」をしているユーザーに対してはメールが送れない可能性があるということです。

 

この点は、一時から流行し始めた「迷惑メール」による影響であり、ユーザーの中にはパソコンからのメールの受信を拒否する設定にしている人がいます。

ここで疑問に思うことは、なぜパソコンからのメール受信を拒否する設定をしているユーザーに対して、同じくスマートフォンから送信するはずのフリーメールが届かないのか、とういうところです。

 

この点に関しては、フリーメールのアドレスが、キャリアメールのドメインに含まれていないメールアドレスであることが原因です。

要するに、大手キャリアのメールサービスであれば、パソコンからのメールであるとは言えません。なので、docomoやauのメールアドレスであれば、PCメールの拒否設定を行っているユーザーにも受信してもらえます。

しかし、フリーメールはキャリアメールとは異なるメールアドレスであるため、端末がパソコンからのメールであると勘違いしてしまうのです。

 

この点は、前もってPCメールの受信拒否の設定をしていないユーザーであれば問題ないのですが、受信拒否の設定をしているユーザーに対しては厄介となります。

なぜなら、「メールアドレスが変わりました」という連絡をするためには、「受信拒否の設定を解除してください」という連絡を先に行っておく必要があります。

しかし、解除要請の連絡もフリーメールで行うとすると、そのメール自体も受信拒否されてしまっているので、解除してもらうための連絡自体ができなくなってしまいます。

 

対処法としては、口頭で相手に解除の要請を行うことです。電話が使えるのであれば、解除要請を行った後にメールを送信すれば、迷惑メールではないと認識してもらえます。

しかし、この方法は、自分と相手の両方が通話SIMを利用している、もしくはIP電話やLINEのようにインターネット通信を使って通話を行うサービスが利用できない、と伝達することができません。

もう一つの対策としては、SMSを使った方法が有ります。これは、電話番号からショートメールを送信する方式なので、相手先の携帯番号さえ知っていれば、伝えることが可能です。

 

いずれにしても何らかの方法で、相手に迷惑メールの設定を解除してもらわない限りは、メールを受信してもらえません。加えて、連絡相手が複数存在する場合だと、一斉送信することもできず、個別対応となりますので手間がかかってしまいます。

 

Y!mobileはキャリアメールが使えるようになった!

上記のように、格安SIMでフリーメールを利用するにあたっては、受信側の端末の設定によって受信してもらえなくなるという問題点を抱えています。

大手キャリアがメールの設定をより厳密にすることでこの問題は解決できなくはないと思いますが、現状ではユーザーが個別に設定を変更して対応するしか方法がありません。

 

しかし、MVNOの中にキャリアメール(と同等のメールサービス)を利用できるものがあるのです。その一つが「Y!mobile」です。

Y!mobileでは以前から独自のメールサービスを持っていたのですが、以前まではキャリアメールに対応していませんでした。

Googleのアプリ「ハングアウト」を利用することが一般的でしたが、このアプリは使い勝手が悪いことで有名でした。しかし、2015年10月、ついに「Y!mobileメール」のバージョンアップによってキャリアメールに対応しました。

 

また、バージョンアップにともなって、さまざまな機能面での改善も行われています。「用途に応じた表示形式の変更」「複数のアカウントを一つのアプリで管理できる」「アドレス帳に登録しているメールを自動仕分け」といった、実用的な機能が搭載されており、非常に使い勝手も良くなっています。

 

UQ mobileの有料オプションで利用できるメールアドレス

もう一つ、キャリアメールが利用可能な「UQ mobile」を紹介します。こちらのMVNOでは「有料オプション」として、「○○○○@uqmobile.jpのメールアドレス」が提供されています。

 

この有料オプションで提供されるメールアドレスは、docomoのメールサービスに対してキャリアメールとして認識されるという特徴があります。

そのため、格安SIMへの乗り換えによるメールアドレスの変更も、このアドレスを利用して連絡することができるのです。

 

その理由は、UQ mobileの回線がau回線であることだけでなく、特殊性として「回線のバックボーンとなるネットワークがau回線である」ということが挙げられます。

どういうことかといえば、有料オプションによるメールアドレスが、auのメールアドレスである「◯◯◯◯@ezweb.ne.jp」と同じ扱い、つまりauのキャリアメールとして認識されるということなのです。

 

デメリットとして、これが「有料オプションである」ということが挙げられます。ですが、それでも毎月200円追加するだけです。

もし、大手キャリアから格安SIMへの乗り換えにおいて「メールを受信してもらえなくなる」ことを危惧して乗り換えを実行できないというのであれば、200円プラスされてもUQ mobileの方が大手キャリアよりも料金が安くなります。

そのため、200円プラスについては、さほど大きなデメリットにはならないのです。大手キャリアのほうがよほど高い料金となるのですから。

 

まとめ

格安SIMに乗り換えるにあたって、キャリアメールは利用できなくなります。しかし、メールそのものを利用できなくなるというわけではなく、どのMVNOであってもフリーメールを利用することでこの問題を解決することができます。

 

しかし、フリーメールにも問題が残されています。この点に関しては今後の大手キャリアの対応や、各MVNOが個別にキャリアメール対応のメールサービスを提供することで解消されることを期待するしかありません。

それまでは、PCメール受信拒否の設定を個別に解除してもらい、フリーメールの受信をしてもらうことで対応していきましょう。

 

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