電力自由化で注目されるスポーツとの意外な関係

目次 ※クリックで開閉します

4月から一般家庭での電力自由化がスタートしていますが、スポーツと電気の意外なコラボが関心を集めています。

Jリーグのクラブやプロ野球の球団などが地元の電力会社に出資したり、大手と組んでポイントの優遇制度を設けたりしています。

相次ぐ参入の背景には、スポーツチームと電力会社、互いの思惑の一致があるようです。

それぞれが目指すものは、電力会社によるファン獲得と収益の多角化でしょう。

でもなかなか広がらない電力自由化なので、これが吉と出るか?凶と出るかはもう少し盛り上がりが進まないとなんとも言えないところです。

水戸電力&サッカーJ2水戸

電力小売り事業を手がけるスマートテックは、サッカーJ2リーグの水戸ホーリックと共同で水戸電力を設立しました。

元サッカー日本代表の鈴木隆行氏を地域貢献アドバイザーに招き、「水戸ホーリック応援プラン」なる電気料金サービスを提供しています。

1年間契約を続けた人には試合の入場券を贈るほか、抽選で選手のサイン入りユニホームなどをプレゼントするなど、地元ファンから根強い支持を受けているみたいです。

同社の電力の3割は再生エネルギーでである太陽光発電です。

その理由は、水戸電力の運営母体の株式会社スマートテックが、太陽光発電の設計・施工を行っていて、敷設した発電所から電力買取・卸売りを行い、電力源として活用しているからです。

また、バイオマス発電、小型水力発電にも取組み、あくまでも電力供給源には再生可能エネルギーで電力を供給していくことにこだわった取組みを続けています。

湘南電力&サッカーJ1ベルマーレ

サッカーJ1リーグの湘南ベルマーレは、新電力のエネリスと共同で湘南電力を設立し、今年10月から一般家庭向けのサービスを始める計画です。

既に大口需要家向けには電気を販売しており、湘南電力からの購入で削減できた電気代の3分の1相当をベルマーレの地域貢献活動に充当する事業を展開中です。

「湘南電力」は電力事業を展開することで、湘南地区で生まれた電力を同地区の皆様に供給して電力の地産地消を促進するほか、事業収益の一部を「湘南ベルマーレ」に還元し、

地域活動・活性化資金として活用することで、湘南地域への貢献を図っていくようです。

中国電力&野球広島カープ

中国電力は全面自由化とともに開始するポイントサービスにおいて、広島東洋カープと提携し、「広島カープ応援メニュー」を設定しました。

カープの公式戦勝利や年間成績に応じて追加特典ポイントを付与したり、抽選でナイターや始球式に招待したりするなど、まさにカープづくしで、ファンにとってはとても魅力的な電気料金プランとなっています。

地域密着型のサービスを強化して、顧客確保につなげる狙いでしょう。

一回の勝利のポイントは、わずかなものですが、ファンの人にとっては応援にも熱が入りますよね。

プロ野球好きは、かなりの数がいます。このサービスのおかげで、かなり顧客流出に歯止めがかけられるんじゃないでしょうか。

九州スポーツ電力

九州スポーツ電力は、九州地方のスポーツ振興という社会貢献的な目的を持ち、地域に根ざした電力小売業を展開しています。

全世界空手道連盟新極真会 福岡支部、リーフラス、日本ライフサポート株式会社、スマートテックの4社は、共同出資により地域振興を目的に設立しました。

設立の背景には、新極真会と教育事業やヘルスケア事業を行うリーフラスの、地域に根ざした安全な電力の販売を通じて、九州地方における空手やサッカーをはじめとするスポーツを、

さらに普及・促進させたいという構想があったみたいです。

電力事業を通じて、スポーツファンやサポーター、地域企業などに対しスポーツの普及啓発活動を展開する狙いです。

エゾデン&サッカーJ2コンサドーレ

サッカーJ2北海道コンサドーレ札幌を運営する「コンサドーレ」はエゾデンを設立しました。

エゾデンは新電力大手「F-Power」から電気を買って、私たちの家に届けてくれます。

北海道電力より安くし、北海道内の400店舗以上で利用できるエゾカポイントを付与します。

コンサドーレ札幌が作った電力会社ということもあり、契約件数が1万世帯になるとコンサドーレ札幌のホーム戦チケット1,000枚をプレゼントするそうです。

なお、収益の一部はコンサのスポーツ振興やサツドラの子育て支援など地域貢献活動に還元していきます。

eo電気&阪神タイガース

ケイ・オプティコムの電気プラン「eo電気」は、阪神タイガースとコラボを行なっており、試合前イベントや観戦チケット・グッズなどのプレゼントが行なわれています。

タイガースファンにとっては嬉しいサービスですね。

eo電気は「ウル虎の夏」キャンペーンを行っており、2016年7月19日までに「eo電気」に新規申し込みをした人の中から抽選で「阪神タイガース観戦チケット(50組100名)」「ウル虎の夏2016オリジナルジャージ(100名)」が当たるそうです。しかも当選する観戦チケットは7月31日の中日ドラゴンズ戦で阪神甲子園球場の3塁アルプス指定席。この席実は既に売り切れているみたいです。

さらにeo電気では、従来行っていた年間15,552円割引になる早割キャンペーンの期間を9月30日まで延長することも発表されました。

1年以内に解約した場合の解約精算金3240円も無料、契約事務手数料3240円も無料になるダブルキャンペーンを展開中です。

eo電気の契約はeo光ネットとセットで使うことが条件になっているので、eo光ネット・eo光電話・eo光テレビを既に使っている人には十分なメリットが有ります。

今だけのダブルキャンペーンで、申し込むあなたのリスクは最小限です。

このタイミングを上手く活用してお得に電力自由化の契約を行うのも良いかもしれません。

奈良電力

知的障害のある人のスポーツ活動を支援するÑPO法人スペシャルオリンピックス日本・奈良が、県内初の電力会社として昨年設立された奈良電力と「プリンシパルスポンサー」契約を締結しました。

奈良電力は電力の地産地消を掲げ、今年5月に一般家庭向け電力販売を開始しました。同時に創設した「ならでん基金」の第一号寄付として、同法人と複数年のパートナーシップ契約を結びました。

「ならでん基金」は売上の一部を県内の様々な分野に寄付することにより、企業と顧客がともに地域貢献する仕組みです。

スペシャルオリンピックスとは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。

スペシャルオリンピックスは非営利活動で、運営はボランティアと善意の寄付によっておこなわれています。スペシャルオリンピックスでは、これらのスポーツ活動に参加する知的障害のある人たちをアスリートと呼んでいます。

一見関係なさそうなスポーツと電力ですが、実は地域密着、地域活性化という面では共通点があります。

両社のコラボにより、チームファンの関係が一層深まることが期待されます。

ただ、電力の全面自由化で他社へ乗り換えた人は思った以上に少なく、電力ビジネスの新たなモデルとして定着するかはまだ不透明なところがありますね。

結局はファンの動向次第となるでしょうか。

PICKUP CONTENTS

トップへ