「WiMAXの速度制限」申し込む前に重要なポイントを確認しておこう!

ノートパソコンをはじめ、スマートフォンやタブレットを持ち歩いて、電車・バス・カフェなどで、インターネットを活用している方が多くなっています。

インターネットの検索で、ニュースや天気、外出先の飲食店情報など、いろいろな情報を検索することで、個人的な活動やビジネスをしています。

 

スマートフォンやタブレットは、通信キャリアや格安SIMなどの通信機能が備わっていますが、契約プランによって、いろいろな制限があります。

例えば、通話時間やデータ通信量の上限値が設定されており、その上限値を超えると課金されたり、データ通信が出来なくなったりします。

 

最近では、通信機能を使わずにWi-Fiスポットを利用して、通信機能の制限を受けないようなやり方で活用している方も多くなっています。

また、それ以外にWiMAXなどのモバイルルーターを活用して、大容量のデータ通信をしている方も大勢いらっしゃいます。

 

今回は、このWiMAXを利用する場合の速度制限について解説していきます。

WiMAXに申し込む前に「速度制限」について、きちんと理解しておくことが大切

スマートフォンやタブレットには、通信制限があることは周知されていることもあり、理解している方も多いと思います。

また、駅やカフェ、飲食店にあるWi-Fiスポットも、そのような通信制限がないことも知られています。

 

では、WiMAXの場合の速度制限はどうなっているのか、詳しく見ていきましょう。

速度制限とは

まず、通信制限とはどのようなものかであるかということから解説します。

 

スマートフォンやタブレットは、通信キャリアや格安SIMなどの通信機能の契約として、最大3GB、最大5GBなどといった契約プランで上限値を定めています。

その契約プランの内容により、上限値を超えると、データ通信ができなくなったり、通信速度が遅くなったりします。

この状態が速度制限です。

 

この速度制限は、通信機器の全利用者が共用して利用することがあるため、一部の利用者によりデータ通信を圧迫し、他の利用者が快適にデータ通信をできなくなり、全く使えなくなることを防止するために行っている仕組みです。

また、通信キャリアやプロバイダの収益構造としての背景もあります。

旧WiMAXには速度制限がなかったが、WiMAX2+は違う

WiMAXの場合は通信の種類によって、速度制限のルールが違います。

WiMAXの通信方式は、

  • 「WiMAX(旧WiMAX)」
  • 「WiMAX2+」
  • 「au 4G LTE」

の3種類があります。

 

「WiMAX(旧WiMAX)」は、2009年2月26日に東京23区、横浜市、川崎市で試験サービスが開始された日本初のWiMAXで、その当時モバイル環境として最高速40Mbpsでした。

2015年春からは、速度が40Mbpsから最大速度13.3Mbpsに変わっています。

この当時のWiMAXの一番の魅力は、「データ通信の使い放題」という点でした。

現在の通信機能が付いたスマートフォンやタブレットのような通信制限がありませんでした。

2018年3月頃にサービスが終了する予定ですが、現在でも通信制限はありません。

 

次に「WiMAX2+」は、サービス開始時の通信方式「WiMAX(旧WiMAX)」よりも、通信速度が格段に速くなり、利用者も急激に増えています。

しかし、一番の違いとして「データ通信の速度制限」があります。

契約後にWiMAXの速度制限について確認するのはナンセンス

インターネットを利用したい場合には、スマートフォンやタブレットの通信キャリアや格安SIMのような場合も含め、速度制限について確認をする必要があります。

通信制限という上限値も非常に大切ですが、それに伴うコストも違いがあるからです。

契約してしまった後に、「こんなはずではなかった」などと後悔しても始まりません。

WiMAXも同様で、契約する前に必ず速度制限について確認することをおすすめします。

先に速度制限をきちんと理解しておけば、「プランの選択」や「WiMAXの使い方」に役立つ

契約前に速度制限について確認することができれば、利用しようとする環境に合わせて、コストを踏まえた契約プランの選定、契約後のWiMAXの使い方も、賢くできるようになります。

例えば、月々のコストから上限値がある契約プランにした場合、会社の無線LAN環境や街中でWi-Fiスポットを利用し、それらの環境がない場所では、WiMAXを使うことにするなど、使い方も変わってきます。

重要ポイント1 速度制限がかかるケースをしっかり確認しておこう!

WiMAXの契約プランは3つあります。

  • 「通常プラン」
  • 「LTEオプション」
  • 「ギガ放題」

WiMAXの契約プランによって、速度制限の上限値や制限のかかり方に違いがあります。

それらの速度制限がかかるケースを解説します。

①全プラン共通(ギガ放題、通常、LTEオプション)

前日までの3日間のデータ通信量が3GB以上となった場合

WiMAXの契約プラン「通常プラン」「LTEオプション」「ギガ放題」で、共通する速度制限があります。

 

通信機器の全利用者が共用して利用するので、「ネットワーク混雑回避のための速度制限(3日で3GB)」という制限があります。

文字通りの「3日で3GB」という範囲の制限です。

 

例えば、一昨日0.9GB、昨日2.0GB、本日1.0GBのデータ通信を使ったとします。

この場合3日間で3.9GBになるため、翌日からデータ通信の速度制限がかかることになります。

通信制限は、具体的には翌日のお昼頃から制限されます。

 

その後、明日0.7GBを使った場合には、昨日2.0GB、本日1.0GB、明日0.7GBになり3日間で3.7GBになるため、明後日もデータ通信の速度制限がかかります。

②通常プランの上限

当月の「WiMAX2+」のデータ通信量が7GB以上となった場合

通常プランは、「WiMAX(旧WiMAX)」と「WiMAX2+」で通信制限に違いがあります。

「WiMAX(旧WiMAX)」は、2018年3月頃にサービスが終了する予定ということもあり、通信制限はありません。

通信制限があるのは「WiMAX2+」の通信方式の場合になります。

 

「WiMAX2+」の通常プランでは、データ通信量が「月間7GB」という通信制限があります。

この制限は、その月の1日~月末までの間で、7GBまでであれば速度制限がかからず利用できます。

月の途中で、データ通信量が7GBを超えた場合には、超えた時点で速度制限がかかります。

③LTEオプションに加入

当月の「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の合計通信量が7GB以上となった場合

「WiMAX 2+」には、「au 4G LTE」という通信方式の有料オプションがあります。

 

このオプションは、auの4GLTE通信に対応したルーターを使っている場合に、利用できる有料オプションです。

ここで注意したい点としては、「au 4G LTE」に非対応のルーター端末があることです。

 

このオプションの最大のメリットは、ビルが立ち並ぶ場所でWiMAX2+がエリア圏外の場合に、auの「4GLTE通信」に切り替えて通信することができることです。

WiMAXは、WiMAXの専用回線を利用しますが、このオプションでは、auのLTEという別回線を使うことになります。

 

別の回線を使うため、速度制限がないと思われがちですが、「WiMAX 2+」のオプションであるため、「WiMAX 2+」と合わせた合計通信量が7GBを超えた場合、速度制限が発生します。

これは、例え「ギガ放題」プランであっても、

  • 「ハイスピードプラスエリアモード」で、WiMAX2+とau 4G LTEの合計通信量が7GBを超えた場合

速度制限の発生条件となるので、間違えないように注意が必要です。

重要ポイント2 速度制限時の速度は?低速通信でどこまでできるの?

速度制限がかかるケースに続いて、速度制限になった場合の速度について解説します。

①WiMAXの速度制限は、「3日で3GB」「7GB」で制限される速度が異なる

WiMAXの速度制限の種類が、「3日で3GB」「7GB」という2点があることはわかったと思います。

上限値が違うだけで、速度制限のかかり方が同じであると思われがちですが、実は「3日で3GB」「7GB」で制限される速度が異なります。

 

「WiMAX2+」の回線を使う場合は、通常最大220Mbpsです。この速度が、速度制限がかかると以下のようになります。

  • 「3日で3GB」を超えてしまった場合は、公表されている情報としては「YouTube動画の標準画質が見られるレベル」となっています。このレベルは、概ね5~6Mbps程度の速度です。
  • 「7GB」を超えてしまった場合は、送受信最大128kbpsになります。

このように、「3日で3GB」「7GB」で制限される速度が異なります。

②3日間で3GB以上利用時

3日間で3GB以上利用した時の通信速度は、概ね5~6Mbps程度の速度ですが、この値がどの程度のものが解説します。

 

公表されている情報としては「YouTube動画の標準画質が見られるレベル」となっています。

概ね5~6Mbps程度の速度ということは、1秒間に5~6Mbitです。

バイトに換算すると1/8倍ですから、1秒間に0.75MB(750KB)となります。

 

このような動画の場合は、スマートフォンの標準画質360pを例にすると、5分間で約20MBの通信量になります。

この時間とデータ量で計算すると、1分間で4MBになります

。1秒間に換算すると66KB程度の速度があればよいことになりますので、1秒間に0.75MB(750KB)では十分ということになります。

③1ヶ月で7GB以上利用時

1ヶ月で7GB以上利用した時の通信速度は、128kbpsの速度ですが、この値がどの程度のものが解説します。

 

128kbpsということは、1秒間に128Kbitです。バイトに換算すると1/8倍ですから、1秒間に16KBとなります。

先ほどのスマートフォンの標準画質360pの例では、1秒間に66KB程度の速度が必要です。

比較すると、この速度制限では動画の視聴は不向きです。

1秒間に16KBは、インターネットの検索程度になります。

重要ポイント3 速度制限が解除されるのはいつ?解除する方法はあるの?

①速度制限を自ら解除させる方法はナシ=解除を待つしかない

速度制限にかかってしまった場合、どのようにすれば解除できるのかを一言でいうと、速度制限の解除は自らできないようになっています。

WiMAXでは、別途追加コストを支払うことや放題プランへの変更も、次に月にならないとできない仕組みになっているため、制限がかかってしまった場合には、解除を待つしか方法はありません。

この点を頭に入れて、プランを選定することをおすすめします。

②3日間で3GB以上利用時

重要ポイント1で、速度制限がかかるタイミングを解説しましたが、加えて速度制限が解除されるタイミングを、重要ポイント1の例を使い解説します。

 

重要ポイント1の例では、本日時点の過去3日間で3.9GBになるため、翌日からデータ通信の速度制限がかかります。

明日の時点では3日間で3.7GBになるため、明後日もデータ通信の速度制限がかかります。

 

速度制限が解除されるタイミングがどうなるかという点については、上記の例に引き続いて解説します。

上記の状態で、明後日0.3GBを使った場合には、本日1.0GB、明日0.7GB、明後日0.3GBですから、合計2.0GBとなり、明後日の次の日は、データ通信の速度制限が解除されます。

このような場合最終的には、2日間制限がかかったことになります。

③1ヶ月で7GB以上利用時

1ヶ月で7GB以上のデータ通信の場合には、7GBを越えた時点で制限がかかり、月末までは制限がかかったままの状態になります。

スマートフォンやタブレットの通信キャリアや格安SIMによっては、月の途中で追加料金を支払うことで、制限を解除できるものもありますが、WiMAXではそのようなことはできません。

このような通信制限状態になりたくない場合には、「ギガ放題」の契約をすることで「月間7GB」の制限がなくなります。

重要ポイント4 速度制限になってしまった場合の対策方法を考えておく

以上のように、速度制限になるケース、解除されるタイミングを解説しました。

毎日気を付けていても、ついつい使ってしまうこともあるでしょう。

ですから、このような制限に速度制限になってしまった場合を想定しておくことが大切です。

①ルーターによっては、旧WiMAXの回線が使える(ノーリミットモード)

WiMAXのルーター機器には、いろいろな種類があります。

その中で、ルーターによっては「ノーリミットモード」という機能がある機器があります。

「ノーリミットモード」とは、「WiMAX(旧WiMAX)」の回線を使い、速度制限なしで最大13.3Mbpsで利用できるモードです。

万が一に備えて、「ノーリミットモード」を使える機器にすることも良い方法です。

 

但し、2018年3月頃にサービスが終了する予定ですので、その点は注意が必要です。

②「au Wi-Fi SPOT」を活用

KDDIのグループ企業で、WiMAXを管轄しているUQコミュニケーションズが提供している「au Wi-Fi SPOT」というサービスがあります。

基本的にWiMAXを利用しているユーザーであれば、「au Wi-Fi SPOT」が無料で利用できますので、有効な方法です。

『WiMAX2+で速度制限された時は「au Wi-Fi SPOT」を活用しよう!』

 

但し「GMO」「3WiMAX」「Broad」のプロバイダでは、利用できません。

また、「Speed Wi-Fi NEXT WX02」「Speed Wi-Fi NEXT W02」「Speed Wi-Fi NEXT W03」のルーター機器でも、利用できませんので、その点は注意が必要です。

③「UQ Wi-Fiプレミアム」を活用

WiMAXの本家であるUQコミュニケーションズ株式会社では「UQ Wi-Fiプレミアム」というサービスを提供しています。

このサービスは、UQ Wi-Fiエリアに加えて「株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)」が提供する国内多数の公衆無線LANエリアを利用していることが特徴で、「WiMAX2+」の料金プランのオプションとして提供しています。

『WiMAX2+で速度制限された時は「UQ Wi-Fiプレミアム」を利用しよう!』

 

但し「UQ Wi-Fiプレミアム」は、「UQコミュニケーションズ」「@nifty」「シナジーパートナーズ」といったプロバイダ以外では、利用できませんので、その点は注意が必要です。

④スマホのテザリングを使用

WiMAX以外の通信手段としては、スマートフォンのテザリングを使用する方法もあります。

但し、スマートフォンのテザリングは、通信キャリアによっては、有料だったりしますので確認が必要です。

⑤制限が解除されるまで、最低限のネット利用で我慢する

以上の方法で代替利用ができない場合には、制限が解除されるまで、最低限のネット利用で我慢するしかありません。

「月7GB」の制限の場合は、制限になった日が月末に近い日だとすると、まだ耐えることができるかもしれません。

まとめ

「WiMAXを申し込む前に重要なポイントを確認しておこう」ということで、WiMAXの速度制限を解説いたしました。

通信制限のかかり方、通信制限にかかってしまった場合の解除のタイミング、代替方法もいろいろと解説しました。

インターネットの利用用途から通信環境の利用方法を検討し、何か一番コストがかからず、快適に利用できるのかを考慮したうえで、WiMAXの契約をすることをおすすめします。

この記事を書いたユーザー

Arima
2014年からデイトレーダーやってます。 FXと株で毎日コツコツ頑張ってます。 nanairoでは主にお金・節約術に関する記事を執筆しています。 Arimaの記事一覧

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