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Skypeのビデオ通話はWiMAXで快適に使えるの?途中で切れたりしない?

 

インターネットを介して電話のような音声通話や、テレビ電話ができるSkype。

電話代が無料で国内・国外問わず無制限に使えるSkypeは非常に便利なものです。

しかし、Skypeは回線速度によって通話品質が左右されることも事実です。

果たしてWiMAXの回線速度でSkypeは快適に使えるのでしょうか。

目次

Skype(スカイプ)とは

Skypeは、マイクロソフトが提供するP2P技術を活用したインターネット電話サービスです。

といってもよくわかりませんよね。

簡単に言うと、インターネット接続を使ってあたかも電話と同じように世界中の相手と通話をすることが出来るツールです。

しかもこのサービスは大変有難いことに基本的に無料で利用できるのです。

この便利なSkypeで出来ることは大きく分けて、以下の3つです。

①通話

インターネット回線を使って、電話と同じように相手と通話をすることが出来ます。

同じようにインターネット回線を使って通話するサービスにIP電話がありますが、IP電話が有料であるのに対して、Skypeでは世界中の相手と無料で会話をすることが可能です。

②ビデオ通話

通話に加えて、PCやスマートフォンにカメラがついている場合はビデオ通話をすることも出来ます。

相手と映像を送受信することになるので、音声通話と比べてインターネット回線の速度が必要になりますが、十分な回線速度があれば、相手の顔を直接見ながら話せるとても便利なサービスです。

もちろん、このサービスも無料で利用できます。

③メッセージ機能

いわゆるチャット機能です。

チャットはLINEなどでよく知られていますが、インターネット回線を使って相手とメッセージをやりとりしながらおしゃべりを楽しむというものです。

ファイルの送受信などの機能もあり、ビジネスツールとしても使える便利なものです。もちろん無料のサービスです。

このようにSkypeは通話だけでなく、さまざまな便利な使い方が出来ます。

これらの機能はビジネスでも十分活用することが可能です。

これだけの充実した機能を持ちながら、基本的に無料で使えるというのはとても大きなメリットです。

次の章では、Skypeを使うときにどれくらいの通信速度があれば良いのか見てみましょう。

どれくらいの速度があれば、音声や映像が途切れずに快適に利用することが出来るのでしょうか。

Skypeを使うのに必要な通信速度は?

インターネット接続を利用した通話サービスであるSkype。

当然ですが、ネットワークを介して音声データや映像データ(ビデオ通話の場合)をやり取りするので、回線速度がその品質に大きく影響します。

では、Skypeを快適に使うためにはどれくらいの回線速度があれば良いのでしょうか。

と、このまま回答に行きたいところですが、まずはその前に、回線速度がその品質に大きく影響するSkypeの各サービスの内容を以下で簡単に説明しておきたいと思います。

音声通話

通常の電話と同じように音声での通話ができるサービスです。

インターネットの回線を利用してあたかも電話をしているかのように相手と会話をすることが出来ます。

また、ビジネスでの便利な機能として電話は1対1ですが、複数人で会話をする「グループ通話」の機能も持っています。

これは電話会議などで非常に便利な機能です。

ビデオ通話

音声だけでなく映像を伴った会話も出来ます。

いわゆるテレビ電話と呼ばれるものですが、カメラのついたPCやスマートフォンではこの機能を使うことが可能で、相手の顔を見ながら会話をすることが可能です。

ビジネス目的で、テレビ会議などをするのにも使うことができます。

ビデオ通話(高画質)

通常のビデオ通話に比べて、より高画質になった映像を相手とやりとりするもので、相手の顔がよりはっきり見え、映像が滑らかでよく見えるというメリットがあります。

ビデオ通話(HD)

さらにビデオ通話の画質を高精度のものにしたもので、非常に高画質なフルHDの映像で相手と話すことが出来ます。

インターネットを使った映像配信などでもそうですが、映像の画質が上がれば上がるほど送受信されるデータのサイズは大きくなります。

それぞれのモードについて必要な回線速度をまとめると、以下のようになります。

通話モード 最小のダウンロード

アップロードの速度/

推奨ダウンロード

アップロードの速度/

呼び出す 30kbps/30kbps 100kbps/100kbps
ビデオ通話/画面の共有 128 kbps/128 kbps 300kbps/300kbps
ビデオ通話(高品質) 400kbps/400kbps 500kbps/500kbps
ビデオ通話(HD) 1.2Mbps/1.2Mbps 1.5Mbps/1.5Mbps
グループ ビデオ通話

(3 人)

512kbps/128kbps 2Mbps/512kbps
グループ ビデオ通話

(5 人)

2Mbps/128kbps 4Mbps/512kbps
グループ ビデオ通話

(7 人)

4Mbps/128kbps 8Mbps/512kbps

これを見ると、とくにビデオ通話では画質を上げれば上げるほど速い通信速度が必要となることが分かります。

ただ、7人程度のグループによるビデオ通話でも8Mbpsの回線速度があれば十分快適に使用できることがわかります。

ただし、皆さんがお使いの環境によっては、なかなかこれだけの速度が得られないケースもあるでしょうから、普段使っている環境の通信速度と比べて十分に快適に使えるものを選択するようにしましょう。

次の章では、ここで挙げたSkypeを使うために必要な回線速度の要件を踏まえて、WiMAX2+の速度と比較し、WiMAX2+でSkypeは快適に利用できるのかそうでないのかを検証してみたいと思います。

WiMAX2+が出せる通信速度

先の説明で、Skypeを快適に利用するために必要な通信速度が、大体どれくらいかお分かりいただけたと思います。

画質などのサービスによっても違いますが、おおむね8Mbps程度あればSkypeを快適に利用できます。

では、この8Mbpsという速度、果たしてWiMAX2+では十分出せるのでしょうか。

WiMAX2+は、規格としては最大370Mbpsのサービス提供をうたっています。

これだけの速度が出るのであればSkypeの利用には何の問題もありません。

しかし、ポイントは実効速度、つまり実際にはどれだけの速度が出ているのかというところにあります。

別記事でも挙げましたが、UQ WiMAXではWebサイトの以下のページで、実際の実行速度がわかるようにしています。

こんなに速い!実測マップ:UQ WiMAX

この中から、東京・名古屋・京都・大阪といくつかめぼしい地点をピックアップして速度を挙げて見ると以下のようになります。

 

  • 東京駅:121Mbps
  • 羽田空港:137Mbps
  • 名古屋駅桜通口周辺:78.5Mbps
  • 京都駅周辺:81.7Mbps
  • 梅田駅周辺:50.7Mbps

これを見ると、大阪の梅田駅周辺は若干数字が低いとは言え、それでも概ね70Mbps程度は速度が出ているケースが多いことが分かります。

これをSkypeの必要速度と見比べて見ると、十分過ぎるほど高速であることがわかります。

また、WiMAX2+にはもう一つの大きなメリットとして、特に「ギガ放題プラン」に当てはまることですが、「1ヶ月どれだけ使っても速度制限がかからない」というものがあります。

(※別に「3日で3GB以上」の速度制限は存在します。)

普通の携帯電話キャリアであれば、1ヶ月で一定量の通信を行うと、速度制限がかかってしまい、128kbpsという非常に低速な回線で利用せざるをえなくなります。

しかし、WiMAX2+のこのプランでは、そういったことがありません。

この「速度が速い」という点、そして「1ヶ月の速度制限がない」ということを考えてみても、WiMAX2+でSkypeは快適に利用でき、しかも非常におすすめだと言えます。

とは言え、ときには「うまく繋がらない」「速度が出ない」など問題のあるケースもあるでしょう。

最後に次の章では、速度が出ないなどといったトラブルの際にどうすれば良いのかということについて見ていきます。

WiMAXの速度が出ないケース

など、WiMAX2+を使っていて、回線に関するトラブルにあった方もいらっしゃると思います。

回線がうまく繋がらないとインターネットの利用はできないし、非常に困ったことになりますよね。

こういった時はどうすれば良いのでしょうか。

回線のトラブルについては、他の記事でも何度も取り上げていますので、詳しい説明はそちらをご覧いただくとして、今回は簡単にポイントだけを取り上げて見たいと思います。

WiMAXで速度が出ないケースとして、ここで取り上げて見たいのは以下のケースです。

いずれも見落としがちですが意外とよくあるのです。

エリア外は使えない

当然ですがWiMAX2+のエリア外になるとサービスは利用できません。

また、エリア外になる境い目あたりでは当然ながら電波は不安定になります。

「繋がらない」と感じた場合に、意外にエリア外になっているケースがありますので、確認しましょう。

サービスエリアは。以下のUQ WiMAXのWebサイトで確認することができます。

エリア:UQコミュニケーションズ

屋内だと繋がりづらいことがある

WiMAXの電波は、障害物にはそれほど強いわけではありません。

また、一方向に進む指向性のある電波のため、どうしても屋外より屋内の方が繋がりにくいという問題が出てくる場合があります。

こういった問題が発生した場合は、

などといったことを試してみるのもおすすめです。

これ以外にも「繋がらない」「速度が遅い」といった問題が出る場合の対策は、いろいろとありますので、詳しく知りたいという方は別記事を参考にしてみてください。

きっと解決に糸口が見つかることでしょう。

さいごに

Skypeと言えば、世界中のユーザーと電話のように音声で会話をしたり、テレビ電話のように映像付きで話をしたりすることが出来るとても便利なツールです。

しかもこのサービスは、基本的にすべて無料というとても魅力的なものです。

このSkypeは、インターネットを介して音声や映像を相手とやりとりするので、ある一定の速度以上の回線を必要とします。

特に高品質モードやフルHDモードの場合は、データサイズが大きくなりますので、高速な通信である必要があります。

具体的な速度としては先に詳しく説明しましたが、だいたい8Mbps程度あればすべてのサービスが快適に利用できるはずです。

8Mbpsの回線が必要ということに対して、現行のWiMAX2+がどれくらいの速度が出るのか、SkypeはWiMAX2+で使い物になるのかということを考えてみました。

UQ WiMAXの公式サイトにある情報を元にすると、実際、WiMAX2+では、おおむね70~100Mbpsの速度が出ているケースが多いことがわかります。

このWiMAX2+の70Mbps程度という速度は、Skypeで推奨されている最大値である8Mbpsという速度を遥かに超えています。

また、WiMAX2+は、「ギガ放題プラン」であれば月額3500円程度の比較的低料金で、1ヶ月いくら使っても速度制限がかからないという魅力的なサービスがあります。

(※別に「3日で3GB以上」の速度制限は存在します。)

これは、当月で一定以上の通信量を越えると、速度制限がかかってしまう大手キャリアなどとは大きな違いです。