WiMAXの速度制限「月7GB」でできるデータ通信ってどれくらい?

自宅のノートパソコン、会社のノートパソコン、スマートフォン、タブレットなどのIT機器は、どんなものでもインターネット通信機能として、電話回線、有線LAN、無線LANのいづれかが装備されています。

他にも、ゲーム端末、デジタル家電にも通信機能が装備され、IoTといった使い方をしています。

 

外出先というロケーションでは、スマートフォンの場合は電話回線、その他の機器ではモバイルルーターや無線LANスポットなどにより、インターネット通信をしているのが一般的です。

 

しかし、インターネット環境を使うためには、スマートフォンでは電話契約、モバイルルーターや無線LANスポットでも利用契約が存在します。

その利用規約の中に、「データ通信の容量」速度制限が伴います。

 

ここでは、いろいろな通信サービスの中で、特にユーザー数を増やし、利用者が増えているWiMAXの速度制限について解説します。

WiMAXの速度制限「月7GB」とは?

WiMAXは、いろいろなプロバイダから提供されています。契約プランもいろいろありますが、最近では「ギガ放題」プランが多く使われ始めています。

この「ギガ放題プラン」には、1ヶ月のデータ量の上限設定はありませんので、通信制限もないことになります。

一方、「通常プラン」には、速度制限「月7GB」の上限が設定されています。

 

WiMAXは、データ通信専用の回線を使ってサービスを提供していますが、利用者全員が大容量のデータ通信をしてしまうと、通信インフラとしては、圧迫されてシステムダウンにもなりかねません。

そこで、多数の利用者に快適なサービスを提供するために、このような制限を設けられているのです。

通常プランで当月のデータ通信量が7GB超えた場合→速度制限

速度制限「月7GB」とは、どのような意味かを解説します。

スマートフォンやタブレットなどにもありますが、それらの機器と同様に月間のデータ量の上限があります。

WiMAXの場合は、月間7GBまでは、高速通信が使えるという意味です。

 

1ヶ月の間にデータ量が7GBを超えてしまった場合は、その時点から月末までの通信速度を最大128kbpsに制限されます。

「WiMAX2+」と「au 4G LTE」の合計通信量が月7GB超えた→速度制限

WiMAXのサービスは、現在

  • 「WiMAX(旧WiMAX)」
  • 「WiMAX2+」
  • 「au 4G LTE」

という3種類の通信方式があります。

 

「WiMAX(旧WiMAX)」は、最大速度13.3Mbpsの通信速度でサービスを提供していますが、WiMAXの初期バージョンであり2018年3月頃に終了する予定です。

 

「WiMAX2+」は、2013年10月31日から開始されたサービスで、開始当初は速度制限なしでした。

通信速度も、その当時は「WiMAX(旧WiMAX)」の速度を超える110Mbpsでしたが、現在では最大速度220Mbpsになっています。

 

「au 4G LTE」は、auの4GLTE通信に対応したルーターを使っている場合に利用できるオプションプランです。

ビルが立ち並ぶ場所でWiMAX2+がエリア圏外の場合に、auの4GLTE通信に切り替えて通信できる仕組みになっています。

通常WiMAXはWiMAXの専用回線を利用しますが、「au 4G LTE」はLTEという別回線を使うことになります。

 

このようにWiMAXには、3つの通信があることが分かったと思いますが、それらを利用するために重要なものとして、ルーター端末があります。

このルーター端末は、種類を問わず「通信モード」という概念があります。

  • 「ノーリミットモード」
  • 「ハイスピードモード」
  • 「ハイスピードプラスエリアモード」

の3種類です。

 

「ノーリミットモード」は、「WiMAX(旧WiMAX)」の回線を使うモードで、最大13.3Mbpsです。

「ハイスピードモード」は、「WiMAX2+」の回線を使うモードで、最大220Mbpsです。

 

「ハイスピードプラスエリアモード」は、「au 4G LTE」というLTEオプションで別料金が発生します。

また、このモードでのWiMAX2+通信は、「ギガ放題」プランでも、「月7GB」の通信制限がかかります。

 

WiMAX2+の「通常プラン」では、当月のデータ通信量が7GBという上限がありますが、「au 4G LTE」でも同様に通信量が7GBという上限があります。

なので、ハイスピードプラスエリアモードで、「WiMAX2+」と「au 4G LTE」の合計通信量が月7GBを超えてしまうと、通信制限がかかってしまうので、特に「ギガ放題プラン」を選択した方は注意が必要です。

旧WiMAX回線が使える端末のノーリミットモード→速度制限の対象外

ルーター端末の通信モードで「ノーリミットモード」がありますが、このモードは「WiMAX(旧WiMAX)」の回線を使っていることもあり、速度制限の対象外になっています。

2018年3月頃に終了予定ですが、まだまだ利用ユーザーも多いこともあります。

 

ルーター端末によって、使える場合と使えない場合がありますが、使えるルーターを利用しているユーザーは、「ハイスピードモード」で通信制限になってしまった場合、「ノーリミットモード」に切り替えて活用しているパターンがあります。

このWiMAXの「7GB」で、一体どれくらいのデータ通信ができる?

スマートフォンやタブレットの通信キャリア単独の利用の場合では、Web閲覧、メール、アプリなど、使い方によって個人差はありますが、一般的な調査データによると90%の利用者は、1日100MB未満となっています。

 

そこで、個人やビジネスの両方で活用されているWiMAXでは、「7GB」の通信制限がありますが、その7GBを目安にした場合、利用するサービスがどれぐらいのデータ量を使うのかを解説します。

スマートフォンの場合

例えば、MiMAXをスマートフォンで活用する場合の主なサービスについて、データ量の一例を紹介します。

1.Web閲覧

スマートフォン用に加工されたホームページでは、パソコンに比べてデータ量は若干少なくなっています。

例えば、スマートフォン版のYahooトップページでは、約240KBになります。

広告の種類によって、広告画像に多少データ量が違いますが、数十KB程度の差でしかないため、結果的には300KB程度になります。

これは、もしこのページを繰り返し表示させたとしても、23,000回以上も表示できる計算になります。

2.動画

目安としては、スマートフォンの標準画質は360pで、5分間動画を表示させると約20MBの通信量になります。

低解像度の画質の場合には、標準画質の約半分になりますので、同じように5分間動画を表示させると約10MBの通信量になります。

 

例えば、youtubeの動画では通常の動作サイトと違い、インターネットの接続速度に準じて、低解像度~高解像度の画質を調整しているため、WiMAXでは高解像度の画質になります。

その場合には、高解像度の画質になり、5分間動画を表示させると約40MBの通信量になります。

3.アプリのダウンロード/アップロード

スマートフォンやタブレットでは、必ずといってよいほど、アプリが利用されています。

そのアプリを利用するには、当然ダウンロードをしなければなりません。また、アップデートが随時ありますので、それに伴うアップロードも必要です。

 

アプリ本体の一例としては、

  • ヤフーアプリ 約41MB
  • youtubeアプリ 約64MB
  • CHOMEアプリ 約66MB
  • Acroba t約28MB

などになっています。

アップデートは、アプリ自体を上書きしてしまうため、ダウンロードと同じデータ量になります。

 

アプリのダウンロードやアップデート以外で、注意が必要なアプリがあります。

一例ですが、スマートフォンで撮った写真をクラウドにアップロードするためのアプリです。

この場合は、アプリ自体のデータ量ではなく、アップロードする写真のデータ量が加算されることになります。

スマートフォンで撮影された写真1枚は、約1~2MBぐらいのデータ量です。

10枚をアップロードすると20MBになり、それを毎日アップロードしたとすると、20MB×30日で600MBとなります。

4.ゲームアプリ

ゲームアプリの場合は、インストール時にはアプリのデータ量は小さいですが、起動後にダウンロードするデータが数百MB~数GBであったり、アプリの利用時にデータのやり取りも発生します。

 

例えばパズドラの場合には、アプリ本体で約1MBですがデータは150MBあります。

それ以外に、ゲーム中のデータ量があり、毎回のデータ量の差はありますが、平均的なデータは1時間で約1MBです。

 

LINEのディズニーツムツムでは、アプリ本体とデータで約100MBで、ゲーム中のデータ量平均では1時間で約3MBです。

5.SNS

LINEやSkypeといったSNSアプリは、アプリの利用時にデータのやり取りの画像、動画の投稿が最もデータを使います。

通信データ量も多くなるだけでなく、スマートフォンやタブレットのストレージを圧迫することになるため、空きストレージも少なくなります。

パソコンの場合

次は、WiMAXをパソコンで活用する場合の主なサービスについて、データ量の一例を紹介します。

1.Web閲覧

1995年からWindows95が普及し、インターネットが爆発的に進化しました。

その影響からスマートフォンに比べ、ホームページ自体のデータ量が多いことがあります。

広告の画像や広告動画も頻繁にホームページに使われているだけでなく、オンラインショッピングでは仕組みによりホームページが動作しているサーバにデータベースを構築して、個人情報や購入履歴など、いろいろな情報やりとりがされていることもあります。

 

例えば、パソコン版のYahooトップページでは約300KBになりますが、広告画像や動画がある場合には500KBになることもあります。

また、楽天の広告がある場合には、約2MBのデータ量になる場合もあります。

2.動画

スマートフォンに比べ、高解像度の動画が表示できる機器のスペックである理由から、データ量も多くなっています。

パソコンの動画サイトでは、youtubeの場合、標準画質で5分間視聴すると約90MB、高解像度画質で5分間視聴すると約320MBになっています。

一例ですが、ニコニコ生放送の動画でも、youtubeの約1/4のデータ量になっています。

3.アプリのダウンロード/アップロード

Windows10では、ソフトウェアというもの以外に、アプリというものも利用できるようになっています。

このアプリでは、スマートフォンやタブレットのような機能とは違い、クラウドにデータ保存することや、表計算のオンライン更新なども頻繁にあるため、データ量も多くなっています。

 

例えば、

  • Microsoft Edge 約80MB
  • Google Update 約45MB
  • OneDrive 約10MB
  • Twitter 約10MB
  • CHROME 約8MB
  • ストア 約7MB
  • firefox 約6MB

のデータ量になっています。

4.ゲームアプリ

Windows10のパソコンゲームアプリでは、昔から利用されている「ソリティア」をはじめ、「Ultima Reversi」「Microsoft Mahjong」などが提供されています。

ソリティアはダウンロードで約50MB、Ultima Reversiは約8MB、Microsoft Mahjongは約290MBのデータ量になっています。

 

特にWindows10では、OSと密接な関係としてOneDriveの機能があります。

このOneDriveはオンラインストレージです。

Windows10のOneDriveは、ファイルの存在について同期させて、必要に応じて不足分をダウンロードするような仕組みではなく、すべてのファイルがダウンロードされてしまいます。

そのため、例えばゲームアプリをOneDriveに置いてしまうと、外出先のノートパソコンに、全データが再びダウンロードされてしまいます。

5.SNS

SNSについては、アプリを使う場合には、ゲームアプリと同様のデータ量になります。

しかし、ブラウザを使った場合には、アプリのようなデータ量はありません。

ブラウザ利用のSNSは、スマートフォンやタブレットと同じで、利用時のデータのやり取りの画像、動画の投稿が主なデータ量になります。

「月7GB」の速度制限が解除されるのはいつ?

「WiMAX 2+」「au 4G LTE」には月間7GBの制限があります。それを超えた場合には、当月末までの間速度制限がかかります。

制限される速度通信は、送受信最大128kbpsになり、その月の残り期間で制限を解除することはできません。

 

速度制限の解除は、翌月1日に順次解除されますが、この制限にかからないようにするために、「ギガ放題」のプランに変更するユーザーも多くなっています。

WiMAXのデータ通信量を確認する方法を紹介

月間7GBの速度制限にならないためにはいろいろな方法がありますが、どんなユーザーでもデータ通信量の確認はした方がいいでしょう。

そのデータ通信量の確認もいくつか種類があります。

WiMAXルーターの中には、データ通信量を表示してくれる端末がある

WiMAXルーター本体のディスプレイから確認できます。

また一部のルーター機器には、パソコンの無線LANを利用したブラウザによる確認ができます。

また、ルーター機器のうち、以下の機器が本体でデータ通信量が確認できます。

  • Speed Wi-Fi NEXT WX02
  • Speed Wi-Fi NEXT WX01
  • Speed Wi-Fi NEXT W02
  • Speed Wi-Fi NEXT W01
  • Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11
  • Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15
  • Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14

以上の機器に液晶画面が装備されており、タッチパネルの操作で、すぐに通信量を確認できます。

My UQにログインして、データ通信量の照会

スマートフォンやタブレットの通信キャリアでは、会員サポートとして利用者個人のページがありますが、WiMAXでも同様のサービスがあります。

 

例えば、UQコミュニケーションズでは、UQ WiMAX契約者を対象に、会員サポート「My UQ」という利用者個人ページがあります。

このページにログインすると、ご契約内容の確認や変更、各種お申し込みなどができるようになっています。

 

このページで「ご利用料金、ご利用通信量の確認」というサービスがあり、前日までの通信量が翌日の12~13時頃より確認が可能になっています。

このサービスは、WiMAX契約の利用に限られており、プロバイダのページでは確認できませんので注意が必要です。

またGMOでは、このような会員サポートページが提供されていませんので、そのような場合はルーター機器で確認することになります。

まとめ

WiMAXは、速度制限が無いサービスでありません。

「月間7GB」という制限があり、一度制限にかかってしまうと、月末まで通常の速度で利用できなくなります。

 

  • どんな場合に通信制限がかかるのか
  • 日々どのようなサービスを利用することによって、どの程度のデータ量を使っているか
  • 通信制限にかからないためにしなければならないデータ通信量の確認の方法

など、お分かり頂けたと思います。

月間のデータ通信量を把握することも大変必要ですが、まずは日々のデータ通信量の確認をしてみてはいかがでしょう。

この記事を書いたユーザー

Arima
2014年からデイトレーダーやってます。 FXと株で毎日コツコツ頑張ってます。 nanairoでは主にお金・節約術に関する記事を執筆しています。 Arimaの記事一覧

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