MENU

「NAD11」の特徴や設定方法は?バッテリーから不具合まで解説

 

NECプラットフォームズ製のWiMAXルーター「NAD11」は、「WiMAX2+」と「WiMAX」に対応した機種です。

本記事では、この「NAD11」について特徴やスペック、メリット・デメリットについて見ていきます。

現行機種から比べると、速度など見劣りする面もありますが、その使い勝手はどうなのでしょうか。

 

目次

「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」の詳細

「NAD11」は、現行のNECプラットフォームズ製のWiMAXルーターである「WX03」と比べると、かなり以前の機種になりますが、現在でも中古市場での取り扱いがあるなど人気の機種となっています。

そのため、利用している人も多いのではないでしょうか。

ここでは、「NAD11」の特徴やスペックを見てみましょう。

「NAD11」の概要

NECプラットフォームズ製のWiMAXルーター「NAD11」は、WiMAX2+の下り最大110Mbpsに対応した機種です。

併せて「WiMAX」にも対応しているので、ノーリミットモードを利用することが出来ますが、「au 4G LTE」には対応していません。

基本スペック

機種名 Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11
製造元 NECプラットフォームズ(株)
重量 約81g
サイズ 約W109xH65xD8.2mm
Wi-Fi規格 IEEE802.11a/11b/

11g/11n/11ac

5GHz対応

利用電波 WiMAX2+

下り最大110Mbps

WiMAX(ハイパワー)

下り最大13.3Mbps

連続通信時間 WiMAX:10.5時間

WiMAX 2+:7時間

本体の色 ホワイト

ブラック

レッド

バッテリー交換 可能
バッテリー容量 2100mAh
最大接続台数 Wi-Fi: 10台

注意事項

  • 下り最大220Mbpsには対応していない。
  • 「au 4G LTE」は使えない
  • 旧WiMAXを利用することが出来るので、ノーリミットモードが使える

「NAD11」にはここで紹介したような特徴があります。

これらを踏まえたメリットやデメリットについては後ほど述べるとして、次の章では「NAD11」の特徴の一つであるファームウェアのアップデートについて説明します。

ファームウェア・アップデートに関して

「NAD11」では、ファームウェアのアップデートを行うことで、さまざまな問題の解消や性能の向上を実現することが出来ます。

ファームウェアのアップデートは、以下のサイトで提供されています。

「NAD11:NECプラットフォームズ」

このページの「最新の更新」という項目からアップデートサイトにリンクが貼られています。

リンク先のページ(UQ WiMAXのサイト)では、アップデートの情報や更新方法などが書かれているので、更新作業を行う場合はそちらを参考にしてください。

不具合や接続に関することなど問題がある場合は、ファームウェアのアップデートによって解決できる場合もあるので、こういった問題がある場合はトライしてみるのも良いでしょう。

次の章では、先ほどの「NAD11」のスペックを踏まえて、特徴やメリットをより詳しく見ていきます。

WiMAX2+端末「NAD11」の特徴やメリット

先の章で、「NAD11」の機能などを一通り確認しましたが、それを踏まえて、ここでは特徴やメリットについてもう少し掘り下げてみていきます。

果たして「NAD11」にはどういったメリットがあるのでしょうか。

①2つのネットワークが選べる

「NAD11」が「WiMAX2+」と「WiMAX」の2つのネットワークに対応しているということは説明しましたが、さらにこれには続きがあります。

「NAD11」は、この2つのネットワークを自由に切り替えることが出来るのです。

これは「WiMAX」に固定しておいて「ノーリミットモードを使う」ことが出来るメリットがあります。

ノーリミットモードでは3日間で10GBを超えると速度制限される「WiMAX2+」とは異なり、速度制限がないので使いたいだけ使うことが出来ます。

②最短約8秒のクイック起動

「NAD11」は休止状態にしておくと、最短約8秒で使える状態になる「クイック起動」と呼ばれる機能があります。

使いたい時にすぐに起動が完了して使えるというのは非常に大きなメリットです。

また、休止状態は約300時間という長い時間の待ち受けが可能になっていることも嬉しい性能です。

③専用アプリを使えば、スマホからリモート操作ができる!

外出先などでWiMAXルーターを使いたい時にバッグから取り出して電源を入れることが面倒になることがあると思います。

「NAD11」は「Aterm WiMAX Tool」という専用アプリを使って、スマホからリモートで電源を投入することが出来ます。

WiMAX2+端末「NAD11」のデメリット

先ほどは「NAD11」のメリットについて見てきました。

「WiMAX2+」と「WiMAX」の2つの電波が使えることや、休止モードをうまく使うことで起動が非常に速くなることなど、利用するにあたって大きなメリットとなることがお分りいただけたのではないでしょうか。

しかし、何も良いことばかりはありません。

ここでは逆に「NAD11」のデメリットについて見ていきたいと思います。

①「WiMAX2+」の速度が下り最大110Mbpしか対応していない

現行の「WiMAX2+」は下り最大220Mbps(あくまで単回線。4×4 MIMO技術などを使えば440Mbpsなどもあります。) ですが、「NAD11」では下り最大110Mbpsまでしか対応していないので、かなり速度的に見劣りがします。

②「au 4G LTE」に対応していない

「NAD11」は「au 4G LTE」には対応していないので「LTEオプション」が使えません。

地方などで「WiMAX2+」「WiMAX」が使えない場合に対応エリアが広い「au 4G LTE」に対応していると高速なインターネット接続が利用出来て助かるのですが、この機種ではWiMAXが使えない地域ではまったく通信できないので宝のもちぐされになってしまいます。

地方などで使うことを想定している場合は注意が必要です。

③バッテリーの持続時間がそれほど長くない

「NAD11」はバッテリーの持ち時間がそれほど長くありません。

例えば、ファーウェイ製の「HWD15」と比較すると「WiMAX2+」の差が一目瞭然です。

機種名 Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11 Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15
製造元 NECプラットフォームズ(株) ファーウェイ・ジャパン株式会社
連続通信時間 WiMAX:10.5時間

WiMAX 2+:7時間

WiMAX 2+:約10時間50分

WiMAX:約9時間40分

4G LTE:約10時間

WiMAX2+端末「NAD11」の設定方法

ここまで「NAD11」の特徴やメリット・デメリットといった内容について見てきました。

さて、実際にこの機種を使う時に大切なことは「どうやって設定するか」ということではないでしょうか。

購入しても設定方法がわからなければ利用することが出来ません。

この章では、「NAD11」の設定方法について見ていきたいと思います。

①新規接続設定

 

  • 「NAD11」の電源を入れる
  • 設定用のURLにアクセスする
  • パスワードの設定をする

「詳細設定TOPへ」から[パスワード]と[パスワード再入力]に任意のパスワードを設定する。

「詳細設定TOPへ」を押し、ログインする。ユーザ名:admin, パスワード:先ほど設定のもの

  • 「ネットワーク設定」-「プロファイル設定」を開く
  • 「プロフィルリスト」で「no setup」を選択
  • プロバイダから受け取った情報を入力して「設定」を押す
  • 「接続設定」-「プロファイル選択」から作成したプロファイルを選択し、「設定」「保存」で完了

②APNの変更

 

「詳細設定TOPへ」を押し、ログインする。ユーザ名:admin, パスワード:任意

プロバイダから受け取った情報を入力して「設定」を押す