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むさし証券の「トレジャーネット」の手数料は?口座開設やキャンペーン・評判を解説

 

むさし証券は、さいたま市に本社を置く証券会社です。埼玉県を中心に、東京都・神奈川県・千葉県・大阪府に支店を持ち、また「トレジャーネット」というインターネット証券サービスを持ち、ネットトレードにも進出しています。

今回は、むさし証券の中でもこの「トレジャーネット」に絞ってご紹介していきたいと思います。むさし証券の対面取引よりも取扱商品の幅が広く、手数料も安いのが特徴です。その他キャンペーンや口コミ評判などもご紹介していきます。

 

目次

むさし証券のインターネット証券サービス「トレジャーネット」

トレジャーネットは、むさし証券のインターネット取引サービスです。トレジャーネットを利用したければ、むさし証券のトレジャーネット用ホームページ(http://www.treasurenet.jp/index.php)から口座開設申込を行う必要があります。

むさし証券本体では取り扱っていない信用取引や先物・オプション取引もありますので、投資家からするとより幅広く取引が可能です。また、とにかく手数料が安いのが特徴となっています。もちろん、NISAやジュニアNISA口座の開設も可能です。

今回は、このトレジャーネットの概要についてご紹介します。

むさし証券の「トレジャーネット」のおすすめポイント

まず、むさし証券の「トレジャーネット」のおすすめポイントです。

①現物・信用手数料が安い

トレジャーネットにおける現物と信用の取引手数料は、業界でも大手やネット証券に負けないくらい安く設定されています。例えば、1取引ごとに手数料を決める「トレジャースタンダード」という手数料体系だと、約定代金10万円以下なら75円(税別)です。

また、1日の約定代金合計額で手数料を決める「トレジャーボックス」という手数料体系を選択すると、300万円取引しても手数料は1,200円(税別)となっています。

したがって、初心者はトレジャースタンダード、デイトレーダーなど取引回数・金額の多い肥土はトレジャーボックスを選択すると、手数料を抑えられます。

ちなみに、トレジャースタンダードとトレジャーボックスは16時までに申し込めば翌営業日から変更できます。今日はトレジャースタンダード、明日はトレジャーボックスという使い方も可能です。

②信用取引は金利も安い

信用取引は、取引に必要な株式をあらかじめ証券会社から借りて売買を行う取引です。したがって、信用取引を行う際は、取引手数料以外に借りた株式の金利の分の費用がかかってきます。

むさし証券では、この金利が1.35%と業界最安水準。前述の通り取引手数料も抑えられますから、お得に信用取引ができるというのはトレジャーネットの大きなメリットと言えるでしょう。

むさし証券の「トレジャーネット」の基本情報

取引手数料 ※すべて税抜

現物・信用取引手数料(トレジャースタンダード:1回の注文ごとの手数料)
約定代金 指値・成行
10万円まで 75円
10万円超~20万円まで 95円
20万円超~50万円まで 175円
50万円超~100万円まで 320円
100万円超~150万円まで 380円
150万円超~300万円まで 440円
300万円超~600万円まで 750円
600万円超~900万円まで 1,320円
900万円超~1,200万円まで 1,760円
1,200万円超~1,500万円まで 2,200円
1,500万円超~1,800万円まで 2,640円
1,800万円超~2,100万円まで 3,080円
現物・信用取引手数料(トレジャーボックス:1日の約定代金合計の手数料)
約定代金 指値・成行
300万円まで 1,200円
300万円超~600万円まで 2,400円
600万円超~900万円まで 3,600円
900万円超~1,200万円まで 4,800円
1,200万円超~1,500万円まで 6,000円
1,500万円超~1,800万円まで 7,200円
1,800万円超~2,100万円まで 8,400円
2,100万円超~2,400万円まで 9,600円
2,400万円超~2,700万円まで 10,800円
2,700万円超 12,000円
先物・オプション取引手数料
取引商品 指値・成行
日経225先物 500円
JPX日経400先物 50円
ミニ日経225 50円
日経225オプション 約定代金の0.50% ※最低手数料500円
その他
手数料
投資信託 銘柄ごとに異なります
単元未満株 540円

取扱商品 ※法人は口座開設自体できません。

取扱商品 個人 法人 ※口座開設不可
国内株式現物取引 ×
国内株式信用取引 ×
REIT ×
IPO・PO ×
国内ETF・ETN ×
単元未満株 ×
立ち会外分売 × ×
貸株サービス × ×
米国株式 × ×
海外ETF × ×
投資信託 ×
MRF × ×
外貨建てMMF × ×
ラップサービス × ×
国内債券 × ×
転換社債 × ×
外国債券 × ×
日経225先物・日経225ミニ ×
日経225オプション ×
FX × ×
金/プラチナ × ×

取扱市場

東証
名証
福証 ×
札証 ×
TOKYO PRO Market ×
マザーズ ×
ジャスダック ×
セントレックス ×
Q-Board ×
アンビシャス ×
海外株式
NYSE ×
NYSE arca ×
NASDAQ ×
香港 ×
上海A ×
SGX(シンガポール) ×
IDX(インドネシア) ×
SET(タイ) ×
KLSE(マレーシア) ×

入金手数料が無料の銀行

三菱東京UFJ銀行
三井住友銀行
りそな銀行
埼玉りそな銀行
近畿大阪銀行
ゆうちょ銀行
住信SBIネット銀行
楽天銀行
ジャパンネット銀行
イオン銀行

注文機能

指値
成行
逆指値
IFDONE注文

テクニカルチャート

トレンド系
一目均衡表
移動平均
MACD
ボリンジャーバンド
パラポリック
ポイント・アンド・フィギア
ペンタゴン・チャート ×
オシレーター系
RSI(相対力指数)
ストキャスティクス
移動平均乖離率
サイコロジカルライン
CCI ×
DMI ×
その他
ヘッドアンドショルダーズ ×
ダブルトップ&ダブルボトム ×
トライアングル ×
エンベローブ ×
モメンタム ×
ROC ×
レシオケータ ×
ヒストリカル ×
ボラティリティ ×
戻し値推定チャート ×
日柄カウンター ×

モバイル対応

Android
iPhone
iPad
Windows Mobile
ガラケー

むさし証券の「トレジャーネット」では口座開設キャンペーンをやってる?

むさし証券では、2017年6月現在で「信用取引手数料キャッシュバックキャンペーン」を実施しています。

信用取引手数料キャッシュバックキャンペーン

キャンペーン期間中に以下の2点を満たすと、制度信用取引で新規に建て、返済または品受品渡までが終わった建玉にかかる税込手数料が10万円までキャッシュバックされます。

・キャンペーン期間中に他社からの移管入庫株式増加額が100万円以上

・キャンペーン期間中に新規に信用取引口座を開設、もしくはすでに信用取引口座を開設済み

対象期間は2017年4月17日(月)~9月29日(金)までです。

むさし証券の「トレジャーネット」のその他の機能

夜間取引

むさし証券では、夜間取引(PTS取引)の取扱はありません。

会社四季報の活用

トレジャーネットで四季報情報を見ることはできません。

スクリーニング

トレジャーネットにスクリーニング機能はありません。

ランキング機能

値上がり率(幅)・値下がり率(幅)・出来高など、12種類の項目でランキングを表示させることができます。

株価ボード

1ページ20銘柄×10ページで、最大200銘柄を登録して株価をチェックすることができます。リストから銘柄を2回クリックすると、個別銘柄の情報表示画面へ遷移します。

サポートサービスとWEBセミナー

トレジャーネットのホームページでは、投資初心者を対象として株式取引の始め方についてのサポートサービス(コラム)を掲載しています。こちらを読むと、そもそも「株取引とは何か?」という基本的なところから、決算情報の読み方、確定申告の仕方などまで理解できるようになっています。初心者のみならず、有価証券取引を行っている人は一度読むとよいでしょう(口座がなくても読めます)。

また、信用取引・先物取引・オプション取引・ETF/REITについて解説したYouTube動画もあります。かなり詳しく一から説明されていますので、こちらを見れば取引に必要な範囲は理解できるでしょう。

口座開設~利用開始までの流れ

①口座開設

トレジャーネットで口座開設するためには、「ホームページから申込」→「申込書が郵送されてくる」→「申込書に署名・捺印して返送」→「口座番号・パスワードが郵送されてくる」→「ログイン画面からログイン」という流れで手続きを進めます。

ホームページ上部の「各種お取引お申込みはこちらから」ボタンをクリックし、「新規口座開設」から必要情報を入力します。

入力が完了すると、本申込のための「総合取引口座申込書(顧客カード)」がむさし証券から郵送されてきます。こちらに署名・捺印して、本人確認書類を添えて返送しましょう。

②むさし証券で手続き

返送された「総合取引口座申込書(顧客カード)」を基に、むさし証券で口座登録手続きを行います。

③口座開設完了の連絡

口座登録が完了すると、今度は「口座番号・パスワードのご案内」が本人限定受取郵便で郵送されてきます。本人以外受け取れないようになっているので安心です。

その後、記載されている口座番号とパスワードに従ってログイン画面からログインします。

④入金

必要な資金を他の銀行などから入金すると、取引を開始することができます。

むさし証券の「トレジャーネット」の口コミを紹介

株式取引手数料と信用取引金利が安い

前述の通り、株式の取引手数料や信用取引の買方金利が安い点には高い評価が見られます。

また、トレジャースタンダートとトレジャーボックスを毎営業日切り替えられる点も好評です。投資スタイルによって、効率的に手数料を低く抑えることが可能となります。

IPO取引の穴場

むさし証券は埼玉県を中心とする地場証券の一つで、規模はそれほど大きくありません。しかし、IPO(新規公開株式)の取扱実績が2015年13件、2016年9件と2年続けて10件前後となっています。規模に比べて引受数があるため、当選する確率も期待できます。

また、2017年6月26日(月)からは事前入金が不要になり、手続きが簡便になっています。

トレード画面はシンプル?機能不足?

他の証券会社は、トレードツールがどんどん多機能化し、多くの情報が盛り込まれるようになってきました。それに対して、むさし証券のトレジャーネットはシンプルな画面で、四季報情報がないなど機能も絞り込まれているところがあります。

評判としては、これを「シンプルで見やすい」と好意的に捉えるものと、「分析ツールや情報が不足している」と見るものに分かれています。初心者であればシンプルである故におすすめできますが、デイトレーダーレベルになると物足りないかもしれません。

まとめ

むさし証券は、埼玉県に地盤を築いている証券会社です。規模はあまり大きくありませんが、株式取引手数料の安さで一部の投資家に知られています。手数料体系を毎日切り替えられるのもポイントで、業界の中でもかなりユニークな存在と言えそうです。

取り扱う商品や銘柄数は少ないので、国内株式や先物・オプションを中心に取引を行う人にはおすすめです。一方、外国の商品(外国株式、海外ETFなど)を積極的に購入していきたい場合は他社も併用するとよいでしょう。