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過去の値動きが現在の為替レートに与える影響を見るためのピボット

 

ピボットという指標は設定が基本的にないので、このピボットを使ってFXトレードをする人は、実は全員が同じラインを見ていることになります。

そのようなことからフィボナッチに似ていると思われますが、それはフィボナッチにもパラメーターの設定がないからです。

ただし、フィボナッチなら安値・高値を使ってラインの位置が変わりますが、ピボットは裁量が入る余地がありません。

ここではそのピボットについてご紹介します。

 

目次

前日高値+安値+終値を3で割ったものがピボットポイント

過去の値動きが現在の為替レートに与える影響を図るために存在する指標です。

これは、前日の高値と安値と終値を足して3で割り、当日の抵抗帯・支持帯を割り出します。

そのため長期相場というよりも短期売買向けの指標です。

ピボットポイントが出たら、そこから以下のように、第一支持線S1と第一抵抗線R1を出します。

つまり、以下のようになります(P=ピボットポイント)。

 

  • S1=P-(前日高値-P)
  • R1=P+(P-前日安値)

S1は、ピボットから下落したレート、R1は上昇したレートということになります。

その次に、ピボットから前日1日分の高値と安値の差だけ下落したものがS2、上昇したところがR2として算出します。