FXで高金利の通貨を買って「スワップ金利」をもらおう!

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FXの取引手法は色々ありますが、コツコツと稼げる取引方法に「スワップポイントを狙う」という方法があります。

腰を据えて取引したい、コツコツ稼ぎたい方にぜひとも紹介したい取引手法です。難しい取引ではありませんが基礎知識は必要ですので、この記事を通して基本を学んでいただければと思います。

 

FXのもう1つの稼ぎ方である「スワップポイント」

FX取引中に外貨を「買う」または「売る」と、ほぼ毎日スワップポイントが付与されます。

後ほど詳しく説明しますが、通貨によっては買うことでスワップポイントが付与され、中には売ることでスワップポイントが付くものもあります。

いずれにしろ外貨を長期間保有し、毎日コツコツとスワップポイントを積み上げていく取引手法をスワップ運用と言います

 

「ロールオーバー」すると「スワップ金利」が発生

スワップポイントは、通貨を買った時点で付与されるわけではなく、「ロールオーバー」によって獲得できます。

ロールオーバーとは、直訳すると決済を先延ばしにすることで、今保有している通貨を決済せずに明日以降に持ち越すことを指しています。スワップポイントはポジションを翌日に持ち越した時点で付与されるわけですね。

一日の内、朝方通貨を買おうと夕方に買おうと変わりはありません。とにかく今保有している通貨を明日まで持ち越せば、1日分のスワップポイントを受取れると覚えておいてください。

 

高金利の通貨を買って「スワップ金利」をもらおう

スワップポイントは、どの通貨を保有しても付与されるわけではなく、通貨によって大きな差があります。言い換えると、低金利の通貨に対し高金利の通貨を買うことで高額のスワップポイントを受取れます

分かりやすいように、一つ例を見てみたいと思います。

 

具体例:円を売って1万ドル(豪ドル)を買った場合

メジャー通貨ながら高金利の豪ドルを低金利の日本円に対して1万通貨買ったケースを見てみます。

オーストラリアの政策金利を2.50%とします。日本の政策金利を0.1%とすると、2各国間の金利差は、2.40%となります。

 

豪ドル円レートが80円だとすると、1年間にどれほどスワップポイントを受取れるのでしょうか?

計算してみると・・・

  • 2.40%×80円×1万通貨=1万9200円(約52.6円/日)

・・・以上のような計算になります。

 

スワップ金利(スワップポイント)の仕組み

スワップ金利の仕組みを簡単にまとめると、高金利通貨を低金利通貨に対して買うならスワップポイントを受取れます

逆に、高金利通貨を低金利通貨に対して売るとスワップポイントを支払うことになります。

 

日本は政策金利がわずか0.10%の超低金利国

日本円は、政策金利が0.10%と超低金利国です。銀行にお金を預けるとほとんど金利が付かず悲しい思いをしますが、FXの場合はほとんど関係ありません。

特にスワップ運用の場合は、高金利通貨を日本円のような低金利通貨に対して売れば良いので、FXでは日本円をどんどん売りましょう

 

また、今は日本円よりもユーロのほうが低金利で、政策金利は0.00%です。ユーロ通貨を買うとスワップポイントはマイナスになるので、ユーロは売るほうがお得です。

スワップ運用をするなら、日本円やユーロといった超低金利通貨を売ることでスワップ運用を稼ぐことができます。よく覚えておきましょう。

 

各国の政策金利の推移(2000年~2015年)

日本だけでなく世界の政策金利推移に目を留めてみましょう。

世界的に流通の多いメジャー通貨に関して言えば、年々金利が低くなっているのが特徴で、金利が少しずつ上げられているのはアメリカくらいです。ですからメジャー通貨を買ってスワップポイントを狙うのは効率の良い取引とは言えません。

 

しかし、メジャー通貨の中で豪ドルは2.0%ほどの金利が維持されていますから、安定したメジャー通貨でかつ高金利の豪ドルでスワップ運用を手掛けるのは賢明な選択と言えるでしょう。

 

FXのスワップ金利は通貨ペアが重要

スワップ金利は通貨ペアによって差がありますので、選択する通貨ペアが肝心です

また、FX各社が提供するスワップポイントの比較がより重要となってきます。

 

政策金利は一緒でもスワップポイントはFX会社によって微妙に差がある

政策金利は同一、選択する通貨ペアも同じ、しかし利用するFX会社が違うとスワップ金利が微妙に変わってくるのです。

たとえば上でも例に挙げた豪ドル円スワップポイントが、A社で52.6円だったとしても、B社では55円、C社では50円というように、たいてい微妙な差があります。

 

大体、どのFX会社でも通貨ペアごとに表で確認できる

では、どうすれば高スワップ金利のFX会社を見つけられるのでしょうか?それは簡単です。ほとんどのFX会社が、通貨ペアごとのスワップ金利をホームページに掲載しているからです

その日のスワップ金利だけでなく、過去のスワップ金利一覧をカレンダーとして掲載してくれているFX会社もあります。

自分がスワップ運用で取引したい通貨が決まったならば、その通貨を基準にFX各社を比較しましょう。平均的に高スワップ金利を提供しているFX会社でスワップ運用すれば、効率よくスワップポイントを稼げます。

 

スワップポイントにレバレッジをかける

レバレッジを使えば

先の例で挙げたように、豪ドル1万通貨保有で約52.6円/日のスワップポイントが付与されるわけですが、そのためには1万通貨保有のための資金が必要となります。

 

そこでレバレッジに応じた必要証拠金を例で挙げてみると、

  • レバレッジ1倍:80万円
  • レバレッジ2倍:40万円
  • レバレッジ5倍:16万円
  • レバレッジ10倍:8万円
  • レバレッジ20倍:4万円
  • レバレッジ25倍:3万2,000円

以上の計算になります。

 

もし、80万円の資金で運用すれば低リスクなスワップ運用が可能ですが、80万円も用意できないなら半分の40万円、または16万円ほどの資金で同等のスワップポイントを獲得することが可能です。

 

レバレッジでスワップ金利は倍に

80万円の資金が必要なところ、レバレッジを2倍として40万円で取引すれば、もう1万通貨豪ドルを買うことができます。つまり、レバレッジをかけることで2倍のスワップ金利を手にすることができるわけです

 

効率よくスワップポイントを稼ぎたいなら、上手にレバレッジをかけることが大切です。

しかし、ご存知かもしれませんが、レバレッジが高いほどハイリスクな取引になりますから、効率差を求めてあまりにも高いレバレッジをかけるのは得策とは言えません。FX初心者ならばレバレッジを一桁で抑えるのが賢明です。

 

外国為替レートがスワップ金利に影響する

上述した豪ドルスワップ運用の例は、為替レート変動を考慮していません。しかし、為替レートは常に変動し、過去のリーマンショックや英国国民投票のときのように、為替レートが激しく変動することもあります。

それを踏まえてのスワップ運用が必須となるのです。

 

スワップ目的で買った外貨は為替レートの影響を受ける理解が必要

たとえば豪ドル円レートが80円だったときに2万通貨購入したとします。スワップポイントを変動なしで52.6円/日獲得としましょう。

突然豪ドル円レートが暴落し、1豪ドル70円になってしまいました。

 

1年間豪ドルを保有したならば、スワップポイントは3万8,400円付与されますが、為替差損として20万円を計上します。

すると為替差損額がスワップで出た利益を大幅に上回り、3万8,400円-20万円=16万1,600円の損失です。

 

高金利通貨でのスワップ運用は非常に魅力的ですが、為替レートの影響を受ける可能性があることを理解していなければなりません

 

スワップポイントで利益を出すためのテクニック

スワップポイントで上手に収益を上げたいならば、複数の通貨ペアでスワップ運用をするテクニックが必要になります。というのも、各通貨とも別々の動きをすることが多いからです。

たとえば米ドルとユーロは逆の動きをすることが多いので、米ドルとユーロの両方を買ってリスクを分散することができます。

 

逆に同じような動きをする通貨を買わないのも一つのテクニックです。オーストラリアとニュージーランドは経済的に依存し合っていますから、片方の景気が悪くなるともう片方の景気も影響を受けます。

ですから、豪ドルを買うならNZドルは買わない等のテクニックが必要となるでしょう。

 

スワップ3倍デー

スワップ運用は、スワップポイント3倍デーにあたる水曜日から始めることをおすすめします。この水曜日とはNYクローズ時のことなので、日本時間でいうと木曜日の朝までに通貨を買うことです。

 

スワップポイントの仕組みを簡単にいうと、取引の2日後にスワップポイントを受取れることになっており、木曜の朝のスワップポイントは週末に受取ることになります。しかし週末は市場はお休みですので、週末分のスワップポイントを先に受取れるのです。

 

スワップ金利を支払う場合について

気を付けなければいけないのは、高金利通貨に対し低金利通貨を売った場合です。

高金利通貨の豪ドルを日本円に対して買ったならスワップポイントを受取ることができますが、逆に豪ドルを日本円に対して売ってしまうとスワップポイントを支払わなければなりません

上述した例と同じ条件ならば、毎日約52.6円のスワップポイントを支払うことになりますので、高金利通貨を売るときは十分な注意が必要です。

 

スワップポイントを受取れるケース

  • 低金利通貨に対して高金利通貨を買うとスワップ受取
  • 高金利通貨に対して低金利通貨を売るとスワップ受取

スワップポイントを支払うケース

  • 高金利通貨に対して低金利通貨を買うとスワップ支払い
  • 低金利通貨に対して高金利通貨を売るとスワップ支払い

スワップポイント狙いの注意点

スワップ運用をする上での注意点はすでに挙げましたが、他にも気をつけなければいけない点がありますので、以下お伝えします。

 

高金利国の通貨を買った場合でもリスクはゼロではない!

スワップポイントを狙った運用をするなら金利の高い通貨を狙うのは鉄則ですが、高金利通貨運用にはリスクが伴います。

たとえば、日本のFX投資家「ミセス・ワタナベ」から人気が高い豪ドルやNZドルでのスワップ運用ですが、世界の為替流通量から見るとかなり流動性の低い通貨と言わざるを得ません。

流動性が低いと、ちょっとしたことがきっかけでレートが暴落することがあるのです

 

スワップ金利の恩恵が吹き飛ぶ可能性も・・・

レートが暴落すると為替差損が膨らみ、スワップ益よりも大きな損失を出すことになり、下手するとロスカットに引っかかることもあるかもしれません。

とはいうものの、スワップ運用に置いて豪ドルやNZドルは魅力的な通貨ですし、これ以上の通貨はないと言っても良いくらい最適な通貨です。

 

ですから、豪ドルやNZドルでスワップ運用をするなら、なるべくレバレッジを抑えて取引することにしましょう。レバレッジを1~2倍程度にしておけば、どんな相場でも腰を据えて取引できるはずです。

また、証拠金維持率も高めに維持することを意識すべきです。ポジション数を少なめにする、またはFX口座内の有効証拠金額を多めにすることで対処できます。

 

スワップ金利の恩恵が吹き飛ばないように、以上の対策を持ってスワップ狙いの取引をしましょう。

 

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