残高不足時の自動立て替え機能がついたデビットカードがある!

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カード利用時に「即時引き落とし」の決済方法を採用しているデビットカードは、口座の残高分までしか利用ができないということが大きな特徴です。

口座残高以上に支払いをすることができないので、いわゆる「使い込み」を抑制することができますが、いざという時には不便に感じることもあるかもしれません。

 

クレジットカードであれば「信用取引」により、カード会社が「立て替え払い」をすることでその時点で口座残高が足りなくても決済できます。

しかし、中には不足分を自動立て替えして補ってくれるサービスのついたデビットカードもあるのです。そこで、「自動立て替え機能」が付帯しているデビットカードについて解説していきます。

自動立て替え機能のついたデビットカード

まず、自動立て替え機能が付帯しているデビットカードとして「イオンデビットカード」を紹介します。便利な機能である反面、デメリットも有ることは理解しておく必要があります。

イオンデビットカードなら「バックアップサービス」で自動立て替えが可能

「イオンデビットカード」には、最大10万円までの自動立て替え機能を持つ「バックアップサービス」が付帯しています。

これによって、クレジットカードに近いデビットカードとして活用することができるのです。

 

通常のデビットカードは「即時引き落とし」の決済方法を取ります。

デビットカードで1万円の支払いをしたら、そのタイミングで口座から1万円が即座に引き落としされます。

 

つまり、その時に1万円未満の口座残高である場合、カードでの支払いができないということになります。

クレジットカードの場合であれば、カード会社が立て替え払いし、後でまとめて請求する形になるので、カードでの支払い時にその金額が口座に入っていなくても、引き落とし日までに入金されていれば問題なく運用することができるのです。

イオンデビットカードの場合、それとは別に「最大10万円の与信枠」が用意されているのです。

 

例えば口座残高が5千円の時に1万円の決済をすると、不足している5千円を一旦立て替え払いしえもらうことができるのです。

10万円という与信枠はクレジットカードに比べると小さい規模ではありますが、そもそもこれが「通常であれば与信枠の設定されていないデビットカードである」ということを考えると少なからず意味を持つことになります。

イオンデビットカードの審査のハードルは他のデビットカードより高い

しかし、利便性が高まるだけではありません。

イオンデビットカードはバックアップサービスのために与信枠をつくる必要があるため、デビットカードでありながら「審査が必要なカード」なのです。

 

通常、デビットカードには与信枠は存在しません。

そのため、クレジットカードと違って与信調査のための審査は必要ないのです。そのため、そのカードの銀行口座を持っている、もしくは作れる場合であれば、誰にでも(年齢制限あり)デビットカードは作れます。

イオンデビットカードは審査があり、他のデビットカードよりもハードルが高いのです。

 

なお、バックアップサービスを付けずにイオンデビットカードを作ることはできないので注意が必要です。つまり、審査なくイオンデビットカードを発呼することはできないのです。

当座貸越機能が使えるカードもある

次は、「当座貸越機能」を利用できるデビットカードです。

これはデビットカードの利用規約の内容次第ではありますが、例えば「香川銀行」のデビットカードには、利用限度額の説明で「普通預金残高の範囲内(総合口座当座貸越を含みます)で、1日あたり50万円以内」と記載されています。

 

当座貸越とは?

「当座貸越」とは、個人向けの契約の場合は「定期預金」を担保として、その範囲内で口座残高以上の出金が可能になるサービスのことです。

総合口座を開設している必要があり、おおよそ定期預金の8割を上限としているところが多いです。

これは「貸付」の一環であり、「金利」が発生します。

金利は高額になるケースが多く、短期間の貸越であればまだ使いみちもありますが、長期間の利用には適していません。

 

これはデビットカード専用の機能ではなく、銀行口座を持っていれば備わっているサービスがデビットカードでも利用することができる、という見方もできますね。

カードローン枠から自動融資されるカード

当座貸越機能以外にも、「カードローン枠から自動融資」という仕組みを持つデビットカードもあります。

デビットTカード スルガバンク

カードローン枠を利用した自動融資が利用できるデビットカードとしては「デビットTカード スルガバンク」が挙げられます。

このカードはスルガ銀行が発行するデビットカードの中で、Tポイントが貯まるという特徴を持ったカードです。

 

カードローン枠を利用した自動融資は、そのデビットカードの発行金融機関でカードローンを申し込んで利用できる状態である場合、口座残高以上の決済に際して不足分をカードローンからの融資で決済するという方法です。

 

例えば1万円の決済時に5千円しか口座にない場合、不足分の5千円をカードローンでの借り入れの扱いにして決済するという仕組みです。

要するに、ATMからカードローンの借り入れをする手間を省き、不足分があっても1回のカード決済で済ませてしまうことができるのです。

「借金である」という認識がきちんとできていれば、非常に便利な方法です。

 

ちなみに、スルガ銀行デビットカードは申し込む支店によって特典が異なるので、申込時には注意が必要です。

カードローン融資を利用する際の注意点

この方法で決済する場合の上限金額は、カードローンの融資限度額に一致するので、カードローンの利用限度額が50万円であれば不足分について50万円を限度として決済することができます。

 

あくまでも「カードローンの利用枠を利用する」という仕組みであるため、例えば50万円の限度額のカードローンを利用できる場合で、既に40万円をATMから引き出して借り入れしている場合、自動融資で決済できるのは残額の10万円が上限となります。

既に限度額まで借り入れている場合、自動融資では決済できないということになります。

 

しかし、「自動融資」という特徴を活かし、例えば「毎月の料金をデビットカードで支払う」という場合に、うっかり口座残高が足りない状態であってもトラブルを起こすこと無く支払いを済ませることができます。

デビットカードは与信枠がなくて即時決済が原則になるので、いざという時の支払いで口座残高を多少なり気にしなくて済むというのは利便性が高くなります。

JNB Visaデビットは少し特殊!?

さて、先ほど「口座残高が足りないと決済ができない」ということを説明していますが、実は例外的に「口座残高が足りなくても決済手続きはする」というカードがあります。

ですがそのカードは上記の特徴を持っていないので、基本的に「緊急事態」であることには変わりません。

そのカードとは「JNB Visaデビット」です。

月々払いの引き落としには注意が必要

このカードの特徴として、カードの設定が「自動引き落とし」の場合、残高不足の場合でも「デビット払いを受理してしまう」という事例があります。

 

前述の通り、他社のデビットカードは何か自動融資系の特徴がなければ残高不足の場合、デビットカード支払い自体が行われないのです。

なので、引き落としがされない事以外には特に問題は発生しません。

 

ですが、JNB Visaデビットの場合だと、仮に残高が少ない状態になっていたとしても、引き落とし処理の受理だけは行われてしまいます。

引き落としが受理されてしまい問題が起こるケース

これの何が問題になるのかと言えば、例えば、もうデビットカードを利用しないようにして、何らかの「今までデビットカードで利用料を毎月支払っていたサービス」を利用しないようにするとします。

そのサービスおよびデビットカードの解約手続きが面倒だということで、口座の残高をゼロにして、引き落とし自体ができなくなるようにして勝手にサービスを解約してもらうという方法を取るとします。

 

通常のデビットカードであれば、この方法も利用できたかもしれません。

ですがJNB Visaデビットの場合だと口座残高が足りなくても「入金されれば引き落としできる状態」にしてしまうので、口座に入金して引き落としをしてもらわなければならない義務が発生するのです。

デビットカードを、通常のショッピングに利用しているだけなら問題ありませんが、利用料が毎月発生するサービスの料金支払にJNB Visaデビットを利用している場合は、こうしたトラブルが発生する可能性があるということを覚悟しておきましょう。

この問題が発生した場合の対処方法

なお、そういったケースが発生した場合、デビットカードの発行元である「ジャパンネット銀行」から催促のメールが届くことになります。

しかも、入金するまで継続的にメールが送信され、デビットカードの利用も当然ですが停止されている状態です。

請求されている金額を入金し、引き落とし処理が無事に完了したら、再びデビットカードが使える状態になります。

この点は、カードの管理だけでなく、そのカードで料金を支払っているサービス等に関しても十分な管理を行う必要があるということになります。

残高不足自動立て替え機能が無いデビットカードは不便なのか

「残高不足の時に自動で立て替え等してくれる機能」が便利であることは既に説明しています。

では、逆に言えば「立て替え機能がないデビットカードは不便なカードなのか?」ということになるのではないでしょうか。その点、どう考えるべきなのでしょうか?

使いすぎを防止できることをメリットと考えると、それほどデメリットではない

まず、そもそもの問題として「立て替え機能がない」ということはつまり「口座残高以上の決済は絶対にできない」ということになりますが、これ自体は実はデメリットだけでなく、メリットも存在します。

 

デビットカードを持つ目的の一つに、「クレジットカードの様に使い過ぎない」ということが挙げられます。

クレジットカードの場合、利用限度額を上限としてカード決済ができ、後日まとめて口座から引き落としがされます。

 

例えば利用限度額は50万円であれば、50万円まではカード決済ができ、返済した分だけ再び決済が可能です。

さて、貯金がほとんどない状態で収入が手取り30万円だとします。

この状態で50万円ギリギリまでカード決済すると、20万円分支払えないことになります。

 

それに加えて収入のすべてがカード代金の返済に充てられるということではないので、実際にはもっと足りなくなります。

クレジットカードは「分割払い」も可能ですが、金利も含めると相当な負担を強いられることもあります。

デビットカードの場合、カードで支払えるのは基本的に「口座に入っているお金だけ」です。

 

つまり、現時点での貯金以上の決済は出来ないということになります。

また、分割払いも出来ませんので、「将来的に払わなければならない借金」が発生しません。

 

このように、いわゆる「カード破産」を起こさないという仕組みで見ると、口座残高以上に決済できないという特徴は、決してデメリットだけではないということになります。

デビットカードを使うには、口座残高への意識は不可欠!

では、さらに逆に言えば「立て替え機能があると破産の原因になる?」ということにもなってしまいます。

 

この点は「利便性を如何に健全に活用することができるのか?」という点が重要になります。

立て替え機能は、きちんと活用できれば高い利便性と低いリスクで運用することができます。

 

ですが、残高以上の決済を「借金である」と認識できなければ、思わぬところで被害を被ることになる可能性もあります。

デビットカードの健全な運用を行うには、「口座残高への意識」をしっかりと持つ事が重要です。

立て替え機能が無くても、きちんと口座残高を維持できていれば「残高不足で支払えない」ということが起きなくなります。

立て替え機能がある場合でも「残高がこれだけあるから◯円を立て替えてもらって、いつまでに返済する」という計画を立てられれば破産の原因にはなりません。

 

口座残高に対する意識がしっかりとしている人であれば、立て替え機能の有無にかかわらず便利にデビットカードを利用することができるのです。

まとめ

デビットカードで残高不足時の建て替え機能があると、便利な半面、きちんと管理ができなければ極端な話破産に…なんて危険性もある、ということは理解できましたでしょうか?

 

残高不足時の自動建て替え機能は便利な半面、審査なしで持てるというデビットカードのメリットを活かしきれないカードと取ることもできます。

また、月々の支払いはやはりクレジットカードが便利であり、デビットカードはクレジットカードの補助カードとして2枚持つことをおすすめします。

 

そのような場合には「年会費無料」のクレジットカードを選べば負担なく2枚持つことができるため適しています。

初めてのクレジットカードでも、作り方を知れば簡単に作成することができます。こちらの記事も合わせて御覧ください。

【初めての人へ】クレジットカードの作り方をわかりやすく解説

 

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