デビットカードで二重引き落としが起きてしまう場合と対処方法について

目次 ※クリックで開閉します

デビットカードがあれば、キャッシュレスで手早い決済を行うことができます。とても便利なカードですが、「二重引き落とし」が発生する可能性があるということはデメリットとして知られています。

カードの性質上、どうしても二重引き落としをされてしまうことは免れないのです。

 

可能性をゼロにすることはできないにしても、前もって知っておけばいざという時に対処に困ることも無いはずです。

そこで今回は、デビットカードで二重引き落としがされる場合や、その対処法について解説していきます。

デビットカードの「二重引き落とし」って何?

デビットカードの二重引き落とし

まず、そもそも「デビットカードの二重取りって何?」というところから解説していきます。

名前からなんとなく意味を理解できるとは思いますが、ここを正しく理解していないと困ることになるケースもありますので注意しましょう。

口座からお金が二重に引き落とされてしまうこと

まず、二重取りとは「デビットカードで支払いをした場合に、お金が二重に引き落とされる」ということです。

そう毎度のように起こるようなことではありませんが、「そういった事態が起こる可能性がある」ということです。

例えば、デビットカードで1万円の決済をしたとします。

その場合、即時引き落としのデビットカードであればその時点で1万円が1回引き落としされるだけです。

なので、当たり前のことですが銀行口座からは1万円が引き落としされます。

ですが、二重取りの場合は、1万円の引き落としが1回の決済で2回行われるので、銀行口座からは2万円が引き落としされることになるのです。

二重取りによる損害は、二重取りになった決済がどれだけ高額な決済だったかによって異なります。

数千円の決済であればまだ大問題になる可能性は少ないですが、何万円もの決済が二重取りになってしまった場合は大きなダメージになります。

二重取りによる損害については後述しますが、少なからず悪影響を受けることには変わりません。

なぜ二重引き落としが発生するの?

では、なぜデビットカードの決済で二重取りが発生してしまうのでしょうか。

例えば、クレジットカードを店舗で利用する場合、その店舗からクレジットカード会社へ「そのカードが使えるのか」という「オーソリ」が届きます。

ですが、実際に決済されるのは、店舗からカード会社に「売上情報が届いてから」になります。

つまり、カード会社から締切日に、利用者へ届くという仕組みとなります。

ところがデビットカードの場合、「オーソリが届いた時点」で口座から「利用額」として引き落としがされるのです。

そして、実際に「売上情報が届いた時点」で再度引き落としがされることがあるのです。

これがよく発生するものとしては「ネットショップ」があります。

ネット上では「Amazon」で頻繁に起こるという口コミがあります。

クレジットカードとデビットカードの大きな違いとして「決済のタイミング」が挙げられます。

クレジットカードの場合はカードの利用から引き落しまでの時間が比較的長いのですが、デビットカードの場合はカードを利用したその時に口座から該当金額が引き落としされます。

「即時引き落とし」というデビットカードならではの理由で二重取りが発生するメカニズムなのです。

どんな時に「二重引き落とし」が発生する可能性があるの?

二重引き落としが起きるケース

それでは、具体的に「こんな時は二重取りが発生する可能性が高い」というケースをいくつかピックアップしてみたいと思います。

これら以外にも、何らかの理由で二重取りが発生する可能性もありますので注意しましょう。

予約して商品やサービスに支払いをした時

まずは「商品を予約してカードで支払いをした時」です。

商品やサービスの購入に際して、その予約のための決済にカードを使った際、「オーソリ」がカード会社に送られ、その後、売上情報が届いた際に二重引き落としになるのです。

例えば「ホテル予約」のように、購入から決済までの間に時間が空く場合に二重引き落としが起きやすいのです。

ネットショップでは販売予定の商品の予約を受け付けて、代金を先に支払うような仕組みになっています。

そのため、カード利用と実際の引き落としまでにラグが発生し、二重取りになってしまうのです。

最終的に商品の金額が変更された場合

次に「商品の金額が最終的に変更された場合」です。

サービスの利用前に、事前にデビットカードで決済をした場合だと、その時点で一度引き落としがされます。

その際に、サービス利用後になって最終金額が変更になる場合だと、店舗は「最終的な金額」を売上情報としてカード会社に送ります。

この際に、二重引き落としが発生するのです。

理論としては、商品の予約と同じパターンです。

「カードでの支払い」と「売上情報のカード会社への送信」に時間が開いてしまうため、二重取りが発生してしまうのです。

しかもこの場合だと金額が前後で変化しているので、ぱっと見は商品予約の際の二重取りよりもややこしく見えてしまいます。

キャンセルをした場合

最後に、「デビットカードで支払った商品・サービスの予約をキャンセルした場合」です。

一度デビットカードで購入した商品をキャンセルした場合、カードで支払いをした時点で引き落としがされています。

キャンセルの連絡を受けて、店舗がキャンセル処理をしたとしても、既に一度引き落としをされてしまっているのです。

「二重取り」とは少し事情が異なりますが、クレジットカードとは違って商品の受け取り・サービスの利用をしていない状態でも既に決済をしているという点で厄介です。

クレジットカードの場合は引き落としがされる前にキャンセルの連絡が行くことで引き落としそのものが行われませんが、これも即時引き落としの決済方式であるデビットカードならではの弊害であると言えます。

二重引き落としをされた後はどうなるのか

二重引き落とし後は?

さて、「二重取り」ということは、対象となった決済の金額の分だけ余計に出費が発生しているということになります。

もし、利用するサービスの仕組み上、二重取りが頻繁に発生してしまうと、何度も二重取りが発生して相当な金額を損することになります。

では、二重取りが発生してしまった場合、そのまま放置するしか無いのでしょうか?

ちゃんと後日返金がある

まず安心して頂きたいのですが、先ほど説明したどのパターンであっても、二重取りの後にきちんと返金処理が成されます。

上で挙げたどの場合であっても、店舗からキャンセル処理がカード会社に対して送られます。

カード会社はその取引が無かったことだとわかると、その分引き落とされた金額については後日、該当の口座に返金がされます。

実際の二重取り発生から返金までの仕組みと流れ

仮に、1万円の商品を予約して、受け取った後に二重取りが発生したとします。

すると、予約した日に1万円、商品を販売した日に1万円で二重取りが発生します。

この場合、2回目の決済、つまり二重取りが行われた後にカード会社は「これは二重取りになっている」と判断することができます。

その際に、複数回行われてしまった決済を、正しい回数である1回の決済に戻すべく、余計な決済を無効にしてから引き落としてしまった分を返金処理します。

これにより、最終的に口座から引き落としされた金額は1回分の決済の分だけになり、利用者は金額的な損失を全く被ること無くデビットカードを利用し続けることができます。

ただし、システム上どうしても二重取りは継続してしまいます。

普通、「一度失敗したら、次からは気をつけてくれるだろう」と思われるかもしれません。

ですが、デビットカードの性質と決済の性質の兼ね合いで、どうしても「システム的に二重取りが発生してしまう」という場合だと、これを改善するということはできないのです。

なぜなら、これを改善するためにはデビットカードの仕組みそのものを見直さなければならなくなり、おそらくクレジットカード寄りの仕組みになるでしょうから、現状の「審査無しで利用できる」という特徴も失われてしまうことになります。

とにかく、利用者としては「二重取りはどうしても発生してしまう」ということと「何をしなくても二重取りは解消される」ということを覚えておけば、怖がること無くデビットカードで決済することができるのではないかと思います。

いつ返金額は戻ってくるの?

ただし、上記の仕組を理解しても一つ問題が発生します。

問題になるのは「返金のタイミング」です。

返金のタイミングは、利用しているデビットカードや利用したショップによって大きく異なります。

早ければキャンセル処理の後、1日か2日で返金処理がなされることもありますが、遅い場合だと数カ月かかるということもあります。

これに関しては個別の事情が関与しますので、一概には言えません。

同じネットショップを利用し続けるというのであれば、複数回の二重取りの発声と返金処理から「このショップでこのカードを使って決済すると、◯日くらいで返金処理がされるな」ということがわかってくると思います。

一定期間であっても2重の支払いをしていることで問題になる場合がある

なぜ、これが問題になるかと言えば、「一時的とは言え、2倍の料金を支払っている」ということが問題になるのです。

先ほど「最終的に二重取りの分は返金される」ということを説明していますが、それまでは2倍の金額が銀行口座から引き落とされている状態になっています。

例えば、10万円の残高がある状態の口座から1万円のデビットカード決済を行うと、通常は残高9万円になります。

二重取りになるとさらに1万円の引き落としで8万円になり、返金処理がなされると1万円が返ってくるので正常な状態である9万円の残高になります。

口座の残高が十分量確保されている状態であれば、あまり問題にはならないかもしれません。

ですが、「口座残高を気にしなければならない場合」だと、時に致命的なダメージを受ける可能性があります。

例えば「給料の振込先口座ではない」とか「口座残高が常に少ない」という場合だと、二重取りされて返金処理がなされるまでのラグの長さによっては大きな迷惑を被る可能性があります。

最終的に何もしなくても返金されはしますが、例えば残高2万円の状態で1万円の決済をします。

これが二重取りになると口座残高がゼロになるのですが、「確か2万円の状態で1万円使った、なら残り1万円が口座に入っているはず」と思い込み、カード決済しようとしても口座残高はゼロの状態なので何も決済できません。

場合によっては継続的に支払うサービスをデビットカードで決済し、信用取引がないことでトラブルに発展することも十分に考えられます。

口座残高に余裕が無い場合の対応策

この対策としては「連絡して返金してもらう」という方法があります。

銀行口座の残高を確認して、二重取りの存在が確認されたら、銀行窓口に問い合わせを行い「二重取りされた分をすぐに返金して欲しい」と依頼することで、本来であれば返金までに時間がかかるような場合でもすぐに口座に二重取りされた分が返金されることになります。

口座残高が心もとない時には、こまめに口座残高を確認し、二重取りされている分を優先的に返金処理してもらうようにすることも必要になるということです。

まとめ

デビットカードとクレジットカード

デビットカードは、15歳から持てたり、審査が無かったり、使いすぎる心配が無い等、メリットの多い決済手段です。

しかし、今回紹介した二重取りのケースのようにデビットカードならではのデメリットがあることも理解しておくことが大切です。

他にも、紛失や盗難による補償に上限があったり、クレヒスが作れないなどのデメリットがあります。

クレジットカードのデメリットが気になって、デビットカードを利用している人がいるように、デビットカードのデメリット気になる人はクレジットカードを利用する傾向にあります。

デビットカードの二重引き落とのようなことはクレジットカードでは起こりません。

デビットカードの二重引き落としが気になる方は、デビットカードとクレジットカードのメリット・デメリットをそれぞれ再確認し、今後どちらを利用していくのかを検討してみてもいいかもしれません。

PICKUP CONTENTS

トップへ