キャッシュカード非一体型や家族カードが持てるデビットカードは便利?

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夫婦で共有口座を作り、生活費の管理をしている方も多いでしょう。

また、子供のお小遣いに銀行口座を利用するなんてご家庭もあります。

デビットカードは、そんな家族口座を共有するご家庭にとても便利になるカードとなり得るということをご存知でしょうか?

 

すべてのデビットカードが対象となるわけではありませんが、選んで使うことにより支払いをより快適にすることができる可能性があります。

そこで、「キャッシュカード非一体型」「家族が持てる」という特徴を持ったデビットカードについて解説していきます。

 

また、「家族カード」を手にするためにデビットカードという選択肢が最適なのかどうか、検証したいと思います。

キャッシュカードを別に発行してくれるデビットカード

まず、「デビットカードと」「キャッシュカード」を別々に発行してくれるデビットカードについて、いくつか解説していきます。

UFJデビットカード

まずは「UFJデビットカード」です。

日本の三大メガバンクの一角である三菱東京UFJ銀行が発行しているデビットカードで、信頼性と安全性が抜群のカードであるといえます。

国際ブランドは「Visa」であり、海外でも利用可能なところが多い国際ブランドなので海外旅行中の決済にも活用することができます。

最短で3営業日以内に発行することができます。

 

年会費は初年度無料、2年目以降は「23歳以下である」「前年度のショッピング利用10万円以上」のどちらかの条件を満たすことで年会費を無料にすることができます(条件を達成しなかった場合は1080円の年会費が発生する)。

「ショッピング保険」や「不正利用補償」なども付帯していますので、カードに関するさまざまな安心を安く利用することができます。

 

発行元である三菱東京UFJ銀行は、日本の三大メガバンクの一角であり、申し込み時点でメガバンクの口座を一つも保有していない場合だと何かと便利です。

三菱東京UFJ銀行はさまざまな金融商品を取り扱いしており、それらも三菱東京UFJ銀行の口座を紐付けすることが必要、もしくは保有することで何らかのメリットを得られることもあります。

楽天デビットカード

次は「楽天デビットカード」です。

大手企業の楽天が発行しているデビットカードであり、国際ブランドを「VISA」「JCB」から選択できるというメリットがあります。

なお、VISAの場合であれば「ゴールドカード」という選択肢もあります。

 

JCBの場合だと、独自のポイントサービスである「楽天スーパーポイント」を貯めることができて、その還元率はデビットカードでは珍しい1.0%という高還元率です。

VISAの場合でも楽天スーパーポイントを貯めることができ、通常は0.2%、優待デーの際には2倍の0.4%の還元率となります(ゴールドカードの場合は0.5%と1.0%)。

 

「楽天市場」などのインターネット上での決済にも使う機会が多くなるかと思いますが、その際には「本人認証サービス」のメリットを活かすことができます。

VISAでは「VISA認証サービス」を、JCBでは「JCB/Secureサービス」を、それぞれ利用することができます。

安心面だけではなく、一部の通販サイトや電子マネーのチャージでは本人認証サービスに登録していないと利用できないこともありますので、便利なメリットであると言えます。

 

さらに、海外旅行時には「国際キャッシュカード」として、紐付けしている口座のお金を現地通貨としてATMから引き出すことができます。

海外旅行先でデビットカードが使えない場面があっても、ATMから現地通貨を引き出すことができれば無事に決済することができます。

他にも、海外で暮らしている家族への仕送りなどにも活用することができます。

イオンデビットカード

次は「イオンデビットカード」です。

知名度の高いイオングループが発行するデビットカードで、国際ブランドは「VISA」です。

 

イオンデビットカードの利用によって、「ときめきポイント」を貯めることができます。

自社ポイントサービスである「WAONポイント」に交換できるだけでなく、「ドコモポイント」にも交換することができます。交換レートは1000ポイント=1000ポイント(1000ポイント以上、500ポイント単位)であり、還元率はショッピング金額の0.5%です。

一般的なデビットカードの還元率が0.2%~0.4%であり、十分に高い還元率であると言えます。

他にも、ポイントがお得に貯まるキャンペーンを毎月開催していますので、その際に利用するとさらにポイントを貯めやすくなります。

 

さらに、イオンデビットカードには「バックアップサービス」が付帯しています。

これは、デビットカードの特徴である「口座残高以上の決済はできない」という部分に関して、一時的に10万円を限度額として立て替え払いをしてくれるという特徴をもったサービスです。

例えば5万円の決済に際して口座に3万円しか入っていない場合、2万円を一時的に立て替え払いしてくれるのです。

若干ですがクレジットカードと同じような特徴を持つ代わりに「審査」が必要になりますので注意が必要です。

りゅうぎんVISAデビットカード

最後は「りゅうぎんVISAデビットカード」です。

琉球銀行が発行しているデビットカードで、国際ブランドは「VISA」です。カードデザインが6種類(一体型×3パターン+単体型×3パターン)と豊富なのが特徴の一つです。

年会費は2年目から500円かかりますが、前年度の利用金額が5万円以上の場合は無料になります。

 

利用金額の0.2%が、年に2回のタイミングで自動的にキャッシュバックされるという仕組みとなっています。

還元率は0.2%で最低クラスなのですが、自動的に決済口座にキャッシュバックされるのでポイントの有効期限を気にすること無く利用することができるのはメリットとなります。

 

さらに、琉球銀行に口座を保有する人が利用することができる「りゅうぎんポイントサービス」において、デビットカードの利用は10Pの付与の対象となります。

これだけで上位のコースに到達することは難しいのですが、「給料振込み」など他のポイント付与と合わせることで上位のコースにも届きやすくなります。

上位のコースに到達することで琉球銀行が提供するATMの手数料や金利において優遇を受けることができるようになります。

家族カードの発行ができるデビットカード

次に、デビットカードの「家族カード」を発行できるということについて解説していきます。

現時点ではスルガデビットカード一択

現時点では、家族カードを発行することができるデビットカードは「スルガデビットカード」だけになります。

 

スルガ銀行は、静岡や神奈川を中心に展開している銀行なのですが、「インターネット支店」があるので利用しやすいのではないかと思います。

全国に支店も展開しているものの、やはり静岡・神奈川以外だとそこまで展開していないのも事実です。

その場合でもインターネット支店であれば全国どこでも申し込みができます(自宅がスルガ銀行の支店から遠い場合だと、デビットカード発行のための口座開設を断られてしまう可能性がある)。

家族カードの発行には料金がかかる

ただし、スルガデビットカードの家族カードの発行には「発行手数料」がかかります。

家族カードは3枚まで発行することができて、1枚あたり540円の手数料を必要とします。

その費用はデビットカードに紐づけされている銀行口座から引き落とされるのですが、家族カードの発行申し込みに際して銀行口座に十分な費用(1枚あたり540円)が無い場合には発行までに時間がかかることになります。

 

なお、家族カードの「再発行」には費用がかかりません。

もちろん、なくす度に手続きは面倒になりますが、一度家族カードを発行してしまえばそれ以上の費用がかかることはないということになります。

家族カード発行の方法

家族カードの発行は、まずスルガデビットカードの会員専用ページにログインし、「各種登録・変更」から「郵送申込」へ、そこから「送信」の手続きをすることで必要な申込用紙が自宅住所に届きます。

 

郵送された申込用紙に必要事項を記入し、返送します。

申込用紙に問題がなければ、約2週間で自宅住所に家族カードが郵送されます。

 

郵送の手続きを2回ほど必要としますので、申し込みから家族カードの郵送まではそれなりに時間がかかります。

家族カードを必要とするタイミングがわかっている場合、それに間に合うように逆算して申し込みを済ませておくようにしましょう。

キャッシュカードの代理人カードを持つことと比べてどうなのか?

では、上記の内容と「キャッシュカードの代理人カードを持つ」ことと比べるとどのような違いがあるのでしょうか?

代理人カード発行にはほとんどの場合で発行料がかかってしまう

まず、代理人カードを発行する場合には「発行料」がかかる場合がほとんどです。

そう多くない金額ではありますが、デビットカードの場合であればキャッシュカードを発行しても発行料はかかりません。

 

多くのカード系のサービスでは、追加で何らかのカードを発行する場合には発行手数料が必要になります。

例えば「代理人カード」もそうですし、「カードの再発行」などでも手数料が必要になります。

大抵の場合は数百円で済むことが多いですが、キャッシュカードとデビットカードを発行する場合には費用がかからないことが多く、初期費用の面ではこちらの方が優秀であると言えます。

デビットカードには年会費が必要なものもある

次に、デビットカードの中には「年会費」がかかるものもあります。

もちろん、年会費無料のカードもありますが、キャッシュカードには代理人カードも含めて年会費等の費用はかかりません。

 

デビットカードは、その種類によっては年会費が必要なものもあります。

いわゆる「ゴールドカード」と呼ばれるものには年会費がかかるものがほとんどで、名称にそれらの単語がついていなくても年会費のかかるデビットカードは少なくありません。

ただし、「楽天JCBデビットカード」は年会費無料、「UFJデビットカード」は利用額によって年会費無料となるなどの特徴があり、この点については事前にそのデビットカードの年会費やそれに関わる条件等をしっかりと調べておく必要があります。

2者が入金する場合にはデビットカードからはできない

次に、キャッシュカードとデビットカードをそれぞれ別の人が持つ場合、デビットカードからは出入金ができないので、この場合は代理人カードに劣るという点です。

 

デビットカードがそのままキャッシュカードと同じ性能を持つということはなく、あくまでも決済機能を持つカードであると言うだけです。

そのため、キャッシュカードの持つ「ATMでの現金の入出金」の機能は持ち合わせていません。

複数の家族が同じ口座の入出金を必要とする場合だと、代理人カードを用意する必要があるのです。

家計管理の手間を減らすなら、デビットカードの家族カードが最適

最後に、「家計管理の手間を減らす」という観点では、デビットカードの家族カードのほうが優秀です。

デビットカードには決済の履歴が残りますので、家計管理の手間を減らすことにつながります。

 

デビットカードでの支払いの場合だと、決済の履歴が残ります。夫婦で家計管理に使う場合は、デビットカードの家族カードが最適なのです。

あくまでも「デビットカードで決済した内容だけ」ではありますが、家計管理のための重要ツールの一つとして活用することができますので、少しでも家計管理を簡略化したいというのであれば活用したいところです。

家族カードが欲しい場合にデビットカードにこだわる必要性はあるのか

これまでの話で家族カードの発行できるデビットカードがあることは理解していただけたと思います。

しかし、家族カードを発行できるデビットカードの種類が限られていることなど、制限の多い状況であることには代わりありません。

 

そこで、デビットカードとクレジットカードで、家族カードの利便性を比較してみたいと思います。

クレジットカードとデビットカードでの家族カードの比較

デビットカードは唯一の選択肢であるスルガ銀行デビットカード、クレジットカードは年会費無料で人気の楽天カードを元に比較をしてみたいと思います。

 

クレジットカード
(楽天カード)
家族カード
(スルガ銀行デビット)
本カードの発行費用 無料 無料
本カードの年会費 無料 無料
家族カードの発行可能枚数 最大5枚 最大3枚
家族カードの発行費用 無料 500円+(税)/枚
家族カードの年会費 無料 無料
ポイント還元率 楽天スーパーポイント1%
(本カードに付与)
キャッシュバック 0.2%
(登録口座に入金)
利用限度額 10〜100万円
(審査により決定)
無制限
(口座残高の範囲で)
ショッピング補償 無し 最高30万円
(負担金5,000円/件)
不正利用補償 60日前まで遡った範囲 61日前まで遡った範囲

表にまとめ比較すると、このようになります。

発行できる枚数や発行手数料など発行に関わる点や、ポイント還元率の高さでは楽天カードに大きく軍配が上がります。

限度額やショッピング補償という点では、スルガ銀行デビットカードに一見軍配が上がっていますが、「家族カード」という特性を考えれば、あまりに高い限度額 は不要でしょう。

また、ショッピング補償もブランド物といったものでなければ適応が難しいことから、日用品の購入を考えた場合に必須のサービスではありません。

 

これらのことから、筆者は無理にデビットカードにこだわって家族カードを発行するよりも、クレジットカードで家族カードを発行する方が選択肢も多いなどメリットが大きいと考えます。

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家族カードの利用目的や所有者数によっても異なりますが、家族カードが欲しい場合にはデビットカードにこだわらず視野を広げて検討されることをおすすめします。

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