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無職でもカードローンの審査は通るの?お金を借りれるケースを紹介

無職の人の中には、お金に困ってカードローンの利用を考える人もいるでしょう。

けれど、無職の場合、通常はカードローンの審査に通りません。

ここでは、無職の人がカードローンの審査に通ってお金を借りる方法はあるのかについて説明します。

目次

無職でもカードローンでお金を借りれるか?

無職は原則借りられない

上述のとおり、カードローンを利用するには、継続的な安定した収入があることが必須条件になります。無職の人は、継続的な収入がない状態であることがほとんどだと思います。お金を借りても、収入がなければ返済できませんから、当然審査には通らなくなります。

また、消費者金融では総量規制の適用がありますから、借りられる額は年収の3分の1までになります。収入が0円であれば、借りられる額も0円となってしまうのはやむを得ません。

不動産収入がある無職は?

働いていないと言っても、実際には継続的な安定収入があるケースもあります。代表的なものは、不動産を保有していて、家賃収入を得ているケースでしょう。

総量規制の基準となる「年収」としては、貸金業法施行規則により、以下のものが認められています(貸金業法施行規則第10条の22)。

  1. 給与
  2. 年金
  3. 恩給
  4. 定期的に受領する不動産の賃貸収入(事業として行う場合を除く。)
  5. 年間の事業所得(過去の事業所得の状況に照らして安定的と認められるものに限る。)

上記より、総量規制では家賃収入も年収として認められていますから、不動産収入を得ている無職の人は、カードローンの審査に通る可能性があります。

もちろん、不動産収入があれば必ず審査に通るというわけではありません。実際には、賃貸状況や家賃額などを見て、ケースバイケースの判断がされることになります。

なお、銀行カードローンは総量規制の対象外となっており、家賃収入を安定した収入と認めるかどうかは各銀行の判断になります。と言っても、「家賃収入ならOK」「家賃収入はNG」と一律に決められているわけではなく、銀行でもやはり実際の状況を見て判断されることが多くなっています。

無職でも例外的に借りれる場合もある?

配偶者がいる専業主婦(夫)

働いていない専業主婦(夫)の場合には、総量規制により、消費者金融からお金を借りることは原則できません。しかし、総量規制対象外の銀行カードローンであれば、専業主婦(夫)でも利用できるところがあります。

専業主婦(夫)が銀行カードローンを利用する場合には、利用限度額の上限が30~50万円程度になっており、あまり高額を貸してもらえないのが一般的です。

仕送りがあるのでアルバイトをしていない学生

20歳以上の学生なら、カードローンの申し込みができます。

ただし、消費者金融のカードローンでは総量規制がありますから、アルバイトをしていない学生は借りられません。上にも書いたとおり、総量規制の基準となる年収には、仕送りは含まれないからです。

一方、総量規制の対象外の銀行カードローンでは、働いていない学生の利用を認めるかどうかは、銀行独自の判断になります。銀行カードローンの中には、アルバイトをしていない学生でも利用できるものがあります(バンクイックなど)。

なお、この場合にも、親の同意が必要であったり、利用限度額の上限が10万円程度と少額であったりします。

働いていない年金受給者

上述のとおり、総量規制の基準となる年収には、年金も含まれます。そのため、年金受給者は消費者金融のカードローンでお金を借りられる可能性があります。ただし、実際には年金収入だけでは貸してもらえないところもあります。

銀行カードローンでも、年金受給者が借りられるかどうかはケースバイケースになりますが、借りられる可能性はあると言えます。

職業欄が無職の不労所得者は借りれるの?

不動産・家賃収入の無職

上にも書いたとおり、不動産の賃貸収入は、総量規制の基準となる年収に含まれます。不動産収入や家賃収入のある人は、無職でもカードローンでお金を借りられる可能性があります。

株やFX収入のみの無職

株式投資やFXでの収入は、総量規制の基準となる年収には含まれません。

無職の人がこうした投機的な取引で収入を得ているという場合、継続的な安定収入とはみなされず、カードローンの審査に落ちてしまう可能性が高くなります。少額なら借りられるかもしれませんが、まとまった額を借りるのは難しいと言えるでしょう。

インターネット収入のみの無職

働いていないけれど、ネットオークションやアフィリエイトなどインターネットでの収入があるという場合、カードローンの審査に通るかどうかはケースバイケースです。

インターネット収入でも、開業届を出して個人事業主となり、税金の申告などもしていれば、事業とみなされてカードローンを借りられる可能性があります。

転職先が決まった無職

新しい就職先から内定をもらっている場合には、まだ就業していなくても、カードローンを利用できるケースが多くなっています。それぞれの会社で取り扱いが違いますから、事前に確認してみましょう。

カードローンの審査内容

カードローンの申し込み時には、氏名や住所のほか、勤務先、年収等、様々な情報を申告し、審査を受けることになります。カードローンでは、特に、以下のような内容を重点的に審査されることになります。

継続的な安定収入の有無

カードローンの申し込み資格としては、「20~69歳の安定した収入のある方」など、安定収入が条件になっているのが通常です。

継続的な安定収入の有無は、カードローンの審査において、最も重要視される項目になります。

なお、安定収入とは、毎月継続して入ってくるお金ということになります。収入が入ってくる月もあるけれど、入ってこない月もあるというような状況であれば、安定収入があるとは言えません。

パートやアルバイトを含め、どこかに雇用されて働いている場合には、少なくとも月に1回はお給料をもらっているはずですから、審査に通りやすくなります。

一方、自営業者は毎月一定の収入が保証されているわけではありませんから審査に通りにくくなってしまいますが、毎月継続的な売上があることがわかれば審査に通ります。

他社からの借入状況

貸金業法では、個人が貸金業者(消費者金融等)から借入する場合に、すべての貸金業者を合わせて借入の上限額を年収の3分の1とする「総量規制」が設けられています。

そのため、カードローン審査では、貸金業者は他社の借入状況を必ず確認します。借入額が少額の場合には基本的には申込者の申告した年収にもとづき審査が行われますが、借入額が1社で50万円を超える場合と、他社と合わせて100万円を超える場合には、法律上収入証明書の提出が義務付けられているため、収入証明書と照らし合わせた審査が行われます。

もし他社で既に年収の3分の1まで借りているようなら、審査に通らないことになります。

なお、たとえ総量規制に違反しなくても、他社からの借入件数があまり多いようであれば、審査には通りません。

また、銀行には貸金業法が適用されないので銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、他社からの借入状況は申込者の返済能力を判断するために重要な事項ですから、銀行でもやはりチェックされます。

他社借入状況は、信用情報機関に情報照会すればわかりますから、もし虚偽の申告をした場合にもバレてしまうことになります。

過去における利用実績

カードローンの審査では、申込者が約束どおりお金を返してくれる人かどうかを判断するために、過去の利用実績を確認します。

申し込みした会社と既に取引があれば、当然その実績を確認しますが、他社との取引についても、信用情報機関に照会をかけてチェックします。過去にどこかの会社で長期延滞などの金融事故を起こしていれば、審査には通らなくなってしまいます。

無職になる前にローンカードを作っておくのがオススメ

ここまで書いてきたとおり、無職の状態でカードローンの申し込みをしても、審査に通る可能性は非常に低くなってしまいます。

近々退職する予定があるという場合には、退職前にカードローンの申し込みをしておくのがおすすめです。在職中であれば、問題なく審査に通ることが多いからです。

たとえば、退職してから転職先を探す場合、一時的に生活費が足りなくなる可能性もあります。そのようなとき、ローンカードがあれば、何かと心強いでしょう。

もちろん、無理な借入は禁物ですから、カードローンだけを頼りにすることのないよう気を付けることも大事です。

無職でも借りれる闇金には注意!

上述したような一部の例外を除き、無職の人にお金を貸してくれるところはないのかと言えば、実際はそんなことはありません。

実際に、「無職でもOK」「誰にでも貸します」などの文句が書かれた広告やチラシを見かけることがあると思います。つまり、無職の人にもお金を貸してくれる業者も存在しているということです。

しかし、無職の人にも簡単にお金を貸してくれる業者は、闇金と思った方が良いでしょう。闇金は、貸金業の登録をしていない違法業者です。存在自体が違法ですから、当然法律を守った運営をしていません。

金利についても、闇金なら利息制限法の上限を超える高金利をとるのが通常です。支払わなければ、厳しい取立てで強制的に払わされることもあります。

無職でお金を貸してくれるところがなくても、闇金には決して手を出さないようにしましょう。お金を借りてすぐに返せば問題ないのではないかと思うかもしれませんが、かかわるだけでトラブルになることが多いのが闇金です。

合法的な貸金業登録業者かどうかは金融庁のホームページで調べることができますから、よくわからない場合には、借りる前に必ず確認しておきましょう。

まとめ

無職の人でも収入があれば、例外的にカードローンを申し込みできることがあります。

審査に通って実際にお金を借りれるかどうかはケースバイケースになりますから、事前に金融機関に問い合わせしたうえで申し込みした方が良いでしょう。

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