「LINEショッピング」「LINEデリマ」でLINE Payカードの利用はお得になるの?

LINEが、ショッピングサービスである「LINE ショッピング」と、デリバリーサービスである「LINEデリマ」の事業展開をすると発表し、話題になっています。

LINEショッピングは2017年6月15日リリースされ、LINEデリマは2017年夏のサービス開始を予定しており、LINEユーザー6800万人を擁するメリットを最大限に生かす、新しい取り組みです。

それでは、今注目を集めている「LINEショッピング」と「LINEデリマ」について、詳しく見ていきましょう。

LINEが2つの新サービスを発表

新サービスLINEショッピングとLINEデリマ

LINEショッピングは2017年6月1日にサービスが開始され、LINEデリマは2017年夏頃にリリース予定です。LINEショッピングは、サイトで商品の売買をするのではなく、数あるオンラインサイトの「入り口」として機能します。

また、LINEショッピング経由で買い物をした利用者にLINEポイントを付与するのが特徴で、ポイント付与率が最大で20%と設定されているため、利用者には大きなメリットがあります。

 

オンラインサイトの「入り口」となることで、多くのユーザーを抱えているLINEならではの強みを生かし、ECサイトを運営しているネット通販企業の集客を応援します。このように、LINEのユーザーにも、ECサイト運営者も、どちらもメリットがあるように作られているのがLINEショッピングです。

 

LINEデリマはフードデリバリーサービスです。LINEが2016年に出資した宅配ポータルサイトである「出前館」が掲載するお店で提供する約1万5000店舗の料理を、利用者の位置情報やカテゴリーの中から選び、簡単に注文することができるようにしています。

ケンタッキーやピザーラ、銀のさらなど、様々なお店の料理を、家までデリバリーしてもらうことができます。まだ正式発表はなされていませんが、LINEデリマも、利用額に応じてポイントが貯まったり、支払いをLINEポイントで行ったりといったことができると思われます。

LINEは生活インフラを担うサービスとして拡大を狙っている

LINEはこのように、多くのユーザーを抱えているというメリットを生かし、生活インフラを担うサービスを中心とした事業に力を入れています。

 

LINEショッピングとLINEデリマが発表された2017年6月15日に、LINEが「マイナポータル」と連携するということも同時に発表されました。マイナポータルとは、政府のマイナンバー管理サービスのことで、LINEを使って、マイナポータルの各種サービスを検索できるようになります。

 

2017年にリリース予定の、マイポータルのLINE公式アカウントである「マイナちゃん」とのメッセージのやり取りを通じ、全国の行政サービスを自由に検索できます。

また、そこに表示されたURLをタップするだけで、マイナポータルに移動し、色々な電子申請を行うことができるようになるので、大変便利です。政府としても、6800万人ものユーザーを持つLINEと提携することで、マイナポータルをより身近なものにし、多くの人に利用してもらいたいという思いがあります。

 

また、LINEはLINEショッピングやLINEデリマ、マイナポータルとの提携の他にも、LINEマンガの100倍以上の充実、LINE Payの570%以上の成長、カメラの新機能リリース、LINE LIVEの視聴を充実させ、より手軽に視聴できるようにするなど、利用者の生活がより快適に、便利になるようにという視点で事業拡大を行っていくようです。

LINEショッピングとは?

様々なショッピングサイトの商品を紹介するサービス

LINEショッピングには大きな特徴があります。それは、LINEショッピングのページ自体で実際に商品を売るのではなく、ファッションや雑貨、インテリア、家電、コスメなどあらゆるECショップの「入り口」となるサービスを目指しているということです。

LINEショッピングを経由してユーザーが買い物をすると、1~20%のポイントが付与されます。LINEショッピングで買い物をした方が、ユーザーにとってもお得になるので、今後LINEショッピング利用者がどんどん増えると予想されます。

 

LINEは多くのユーザーを抱えており、彼らに「ショップの入り口」を提供することで、ユーザーと店舗の新しい出会いを創造していくことを目的にしています。

LINEショッピングは、オンラインの販売サイトやショッピングモールではなく、あくまでも店舗とユーザーをつなぐ役割を提供していくサービスなのです。また、通販ECサイトを運営している企業にとっては、LINEユーザーを効果的に集客できる可能性が高く、このシステムに大きな期待を寄せています。

 

例えば、Amazonや楽天は知名度が高く、誰でも知っているサイトですが、中小の、名前が知られていないECサイトが集客をするには、困難が伴います。

多大な広告費をかけても、それに見合う利益が得られるかどうかは不透明ですし、小さなECショップでの購入は、「きちんと商品が送られてくるのか」「商品の品質は大丈夫なのか」といった不安を感じ、買い物をしてくれない人も出てきます。

 

しかし、こういった中小の店舗がLINEショッピングに参加すれば、LINEショッピング内の検索でお店が表示されます。商品名の検索に加えて、30以上に細分化されたカテゴリーやショップ名などで絞込みが行えるので、ECサイト自体が小さくて知名度がなくても、検索にきちんと表示され、ユーザーの目に留まることができます。

 

中小ECサイトにとっては販路を切り開く大きなチャンスになる可能性

また、LINEのショッピングサイトで扱われているということで、信頼性も高まります。特に中小のECサイトにとっては、このLINEショッピングへの参加が集客の起爆剤になる可能性があり、期待を持って見守っているところです。

 

LINEショッピングはあくまでもショップの紹介のため、実際に商品の詳細を確認したり、決済をしたりするのは、販売元のサイトで行われます。

ユーザーはあれこれと色々なお店の商品を比べながら楽しく買い物ができ、ショップ側も、決済は自社のサイトで行われることにより顧客データなどを蓄積することが可能なため、それらの情報を今後のマーケティングに生かすこともできます。

LINEショッピングを経由すれば最大購入金額の20%のLINEポイント

LINEショッピングに掲載されたECサイトで買い物をすると、購入金額に応じて1~20%のLINEポイントを獲得することができ、それがLINEユーザーにとっての最大のメリットとなっています。

ポイント還元率が高いクレジットカードでも、1~2%がほとんどですから、最大で20%のポイントが貯まるということが、ユーザーにとってかなり大きなメリットとなります。

 

LINEポイントはユーザーにとって利用しやすいポイントと言えます。LINEの電子マネーである「LINE Pay」を通じて現金化することができますし、Amazonのギフト券やJALマイレージ、nanacoポイントへの交換が可能です。

また、LINEポイントを使って、新しいLINEのスタンプを購入したり、LINEゲームやLINEミュージックなどのサービスを利用することもできます。

LINEショッピングにはどんなショッピングサイトが参加しているの?

LINEショッピングのスタート当初は、115社が参加しており、大手ECサイトとしては「楽天市場」、「Yahoo!ショッピング」、「千趣会」、「ディノス・セシール」、「ディーエイチシー」、「ユナイテッドアローズ」、「オンワード」などが挙げられます。

 

また、LINEショッピングでは、これらの企業との公式アカウントとの連携も可能となっています。まず、参加企業は、LINEショッピング専用の詳細ページを作成するときに、その詳細ページに「友だち追加」というボタンを設置することができます。

そして、それをクリックすると、利用者は企業の公式アカウントを簡単に友だち追加できる、という仕組みです。

 

このように、企業としても、LINEショッピングを通じて新規の利用者を獲得し、LINEのメッセージを通じて直接利用者にお得な情報を送るなど、効果的なマーケティングを行うためのアクションを起こすことができます。

LINEショッピングの利用方法は?

LINEショッピングの利用方法は、とても簡単です。LINEアプリを開き、「・・・(その他)」の中にある「LINEショッピング」を選択し、アクセスするだけです。

そして、検索をしたりして商品を探し、気になった商品が見つかったら、その商品をタップします。すると、その商品を売っているECサイトへ飛びますので、そこで商品の詳細を確認し、決済を行います。

LINEショッピングでのテスト運用では、高い商品購入率に

LINEショッピングをリリースするにあたり、2016年12月よりテスト運用を続けてきました。ベルメゾンネット、ディノスオンラインショップ、LOHACOなど有名サイトが参加したのですが、集客効果は想定よりも良く、またLINEショッピングから訪れたユーザーの商品購入率が22.8%と高い数値を記録したということです。

企業から見ても、LINEショッピングへ登録することが魅力的なことがわかります。サービス開始当初でも100を超える企業が参加していますが、これからますます参加企業が増え、ユーザーにとっても選択肢が増え、より利便性が高くなるでしょう。

LINEデリマとは?

LINEが提供するフードデリバリーサービス

LINEデリマとは、LINEでデリバリーのサービスから支払いまでができるサービスです。

 

最初は出前館の掲載店舗のみですが、将来的には、生鮮食料品や日用品、医薬品も注文し、配達できるようにしたいと考えており、ゆくゆくはオンラインで注文し、実店舗で受け取るといったようなことも見据えて事業展開を進めていくようです。

 

また、出前館は、新聞販売店である「ASA」と配達代行事業を展開していて、ASAの配達員が、LINEデリマで注文された料理を届けてくれます。

LINEデリマの事業が拡大していくと、出前館以外の店舗、たとえば町の小さなパン屋さんや洋食やさんなど、配達サービスを行っていないお店の商品も、配達員が配達してくれるようなサービスも検討しているようです。

LINEデリマにはどんな店舗が参加するのかを予想

LINEデリマは、最初はLINEが出資した出前館の加盟店ネットワーク「出前館」を中心にして進められていく予定です。

出前館の加盟店では、ピザ、お寿司、お弁当、中華、洋食、カレー、ハンバーガーなど様々な種類のお店がそろっており、ピザーラやドミノ・ピザ、銀のさら、ほっかほっか亭、大阪王将、CoCo壱番屋、ケンタッキー・フライド・チキン、モスバーガー、ファーストキッチンなど、選ぶのが楽しくなるような、充実したラインナップとなっています。

LINEデリマの利用方法は?

LINEデリマは2017年夏にリリース予定で、詳しい利用方法などは正式に発表されていません。しかし、LINEユーザーが利用しやすいサービスになると思われるので、LINEアプリを使った検索や注文、到着予定時間のメッセージにおける通知などが考えられます。

また、利用額に応じてLINEポイントが貯まるような、利用者にとってお得になる仕組みも盛り込まれるかもしれません。サービスの内容が正式に決まりましたら、詳しく追記したいと思います。

LINEの新サービスでLINE Payカードはお得になるのか

LINE Payカードを使うことでのポイントアップはない

同じLINEの提供するサービスなので、LINEショッピングやLINEデリマでLINE Payカードを利用した際にお得になるのかが気になる所です。

しかし、残念ながらLINEショッピングを利用した買い物でLINE Payカードを使っても、楽天市場で楽天カードを使ったときのような、特別なポイントアップは今のところありません。

 

LINE Payカードは、利用金額の2%がポイントとして貯まります。あらかじめチャージした金額をJCBの電子マネーとして決済するため、JCBの加盟店であればオンラインショップでの決済ができることとなり、その場合、2%のLINEポイントをしっかりと貯めていくことが可能です。

他のクレジットカードを使ってもクレジットカードのポイント自体は貯まりますが、ポイント還元率は0.5%~1%のところがほとんどですので、LINE Payで決済を行ったほうが、多くのポイント貯められるということになります。

 

LINE PayはJCB加盟店のみが使えますので、使えるお店、使えないお店が出てくる場合がありますが、日本ではJCBを使えるお店は多いため、不便を感じることはなさそうです。

 

LINEショッピングの支払いをLINE Payで行うと、LINEショッピングを経由して買い物をしたということで1~20%のポイントを貯めることができ、なおかつLINE Payの利用額に対して2%のポイントも貯まりますから、合計のポイント還元率はとても高くなります。

LINEデリマでLINE Payカード決済をした場合

LINEデリマでの決済方法は、また正式に発表されていないため、はっきりとしたことはわかりません。おそらくは店舗ごとの決済になるため、LINEショッピングと同じような仕様になることが考えられます。

また、ローソンでは「コード決済」と呼ばれる、スマホの画面にバーコードを表示して、それを読み込んでもらうことで決済をすることができるサービスがありますが、そのような決済方法が導入される可能性もあります。今後の正式発表が楽しみですね。

まとめ

LINEとしては、生活に関わる様々なサービスを提供し、LINEポイントを貯められる場を増やすことで、LINEポイント自体の流通額を増やしていきたいという狙いがあります。

LINEショッピングの利用者が増え、皆の獲得ポイントが貯まり、それを様々な場所で使えるようになると、人々の生活にLINEがなくてはならないものとなり、「LINE」が存在する意義も高まることになります。

ユーザーにとって嬉しい、お得になるようなサービスをどんどん提供してくれるようですので、LINEやLINEが提供してくれるサービスを上手に利用して、毎日を便利に、快適に過ごしたいものですね。

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