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妊娠中にうなぎやレバーは食べてはいけない!?量が少なければ大丈夫?

よく「妊娠中にうなぎやレバーを食べてはいけない」と言われますが、本当でしょうか?うなぎやレバーは栄養価が高く、妊娠中はよく選ばれるおかずの一つですよね。

でも、本当に妊娠中は食べてはいけないのでしょうか?全く食べてはいけないのか、それとも少しなら大丈夫なのか、迷ってしまうと思います。

うなぎやレバーの過剰摂取の影響や、摂取する時の注意点について、詳しく見て行きましょう。

妊婦はうなぎやレバーを食べられる?

精がつく料理といえばうなぎやレバー。

妊娠中は特に栄養満点の食品を食べなきゃ!と思ってしまうものです。

土用の丑の日といえばうなぎですし、鉄不足が心配な妊婦さんにとってレバーは定番おかずですよね。

でも妊娠中にうなぎやレバーを食べ過ぎると、赤ちゃんに悪影響を及ぼすことがわかっています。

その問題になるのが、うなぎやレバーに多く含まれるビタミンA。

ビタミンと聞くと体に必要なもの、と思ってしまいがちですが、ビタミンAは毎日の食事の中で十分摂取できていて不足する心配はありません。

むしろ妊娠中でなくても過剰摂取に気をつけたい栄養素なんです。

ビタミンAは赤ちゃんへの影響以外にも、多量に食べると腹痛やめまい、嘔吐が現れたり、関節痛や皮膚乾燥、骨粗しょう症になる恐れがあります。

そもそもビタミンAとは?

ビタミンAにはレチノール、レチナール、レチノイン酸の3種類があり、一般的にビタミンAといえばレチノールのことを指します。

ビタミンAは動物性食品に存在するビタミンで、特に鶏や豚のレバー、うなぎ、あんこうの肝などに多く含まれています。

ビタミンAは視覚や聴覚、生殖機能等に関わり、体の成長を促します。

皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあり、ウィルスなどの外的から体を守る役割があります。不足すると慢性的な下痢や夜盲症(とり目)の原因になります。

ビタミンAの過剰摂取の問題とは?

ビタミンAは吸収率が高く、脂溶性で体内に蓄積されるので、過剰摂取の影響が懸念されています。

妊娠中の女性がビタミンAを摂りすぎると赤ちゃんに奇形が起こる危険性があります。特に影響を受けやすい妊娠初期(妊娠4~12週)には注意が必要です。

ちなみにニンジンなど野菜や果物に含まれるβ-カロテンもビタミンAの仲間で、体内でビタミンAに変換されます。

β-カロテンはプロビタミンAとして普通のビタミンAとは区別されています。

体内でビタミンAに変わるプロビタミンAは、体にビタミンAが十分にあると変換されません。

つまり野菜や果物で食べる場合は、過剰摂取の心配はないので安心してください。

妊婦のビタミンA摂取量の上限は?

厚労省では赤ちゃんの奇形が生じるリスクを減らすために、妊娠初期の女性または妊娠を希望している女性はビタミンAの過剰摂取をしないよう呼びかけています。

具体的には成人女性の1日のビタミンAの推奨量である650μgを超える過剰摂取に対し注意喚起しています。

妊娠中はビタミンAの摂取量を1日650μgに押さえておくようにしましょう。

この数値には野菜や果物由来のプロビタミンAは含まれないので安心してください。

ちなみにビタミンAの摂取の上限は2700μgまでとしています。

ビタミンAを多く含む食品(μg/100gあたり)

  • 鶏レバー(生) 14,000
  • 豚レバー(生) 13,000
  • 牛レバー(生) 1,100
  • やつめうなぎ(生) 8,200
  • ほたるいか(ゆで) 1,900
  • うなぎ(かば焼) 1,500

圧倒的に多いのが鶏レバーで、焼き鳥のレバーを1本(30g)食べただけでビタミンAの量は約4200μgになります。貧血予防のために毎日のように食べていた人は、見直したほうがよさそうですね。

うなぎのかば焼きは一切れが100gとすると、1回食べただけで1500μgになるので2日分の推奨量に相当します。

レバーやうなぎなどビタミンAの多い食品を食べる時は、週単位、月単位での摂取をチェックするようにしましょう。

サプリメントでの摂取にも注意して!

うなぎやレバーはビタミンAを多く含んでいる食品ですが、あまり毎日食べる人は少ないのではないでしょうか?

食品からのビタミンAの摂取は、あまり神経質になる必要はないと言えそうです。

なぜなら、赤ちゃんに奇形が生じた過去のケースは、サプリメントとして摂取した場合が多いと言われています。注意したいのが、ビタミンAを含む医薬品やサプリメントです。

厚労省では、妊娠初期及び妊娠を希望する女性に医薬品としてのビタミンAを1日5000IU(1500μg)以上処方してはいけない、としています。

ビタミンAは皮膚や肝臓の治療のビタミン剤として使われています。

また、ビタミンAは視力に関わる栄養素です。パソコンをよく使う人は疲れ目対策や視力アップのサプリメントを飲んでいる人も多いでしょう。

目に効くサプリメントの中にはビタミンAを多く含んでいるものもあるので気をつけてください。

サプリメントの中にはビタミンAの含有が1日の上限をはるかに上回るものもあります。

また、うなぎの仲間ではありませんが、うなぎ同様ビタミンAを多く含むやつめうなぎにも要注意です。

やつめうなぎはあまり身近な食材ではありませんが、滋養強壮や疲れ目防止でサプリメントに多く使われています。

サプリメントをよく飲む人は一度含有成分をチェックしてみてください。

長期間食べ過ぎなければ大丈夫!

妊娠初期についうなぎやレバーをたくさん食べていた!貧血予防に鶏レバーをよく食べていた!これって大丈夫?

そんな人はこれから少し控えめにしてみましょう。全く食べてはいけない、というのではなく、うなぎやレバーばかりを長期間に渡って摂取すると影響がある、ということなんです。

普段から色々な食材をまんべんなく食事に取り入れるようにすれば、過剰摂取につながることはありません。

「体にいいから」と同じ食品ばかり食べていると栄養が偏り何らかの弊害をもたらしてしまいます。

サプリメントも同じく、健康にいいからと独断で摂取するのは良くありません。

今までに飲んでいるサプリメントがあれば、医師に確認をとってから摂取しましょう。

参考文献:厚生労働省 妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する女性におけるビタミンA摂取の留意点等について

参考文献:食品安全委員会 ビタミンAの過剰摂取による影響

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可愛いものに目がない♡猫大好き♡食べるの大好き♡ROCK女子!! nanairoでは美容・健康・妊娠・育児・グルメなどを執筆しています。